日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2017年09月02日

岩手にもインドネシア人労働者を

再び、再び。

そんなわけで、水産庁が無策なら、捨てられる運命の小型船だから、私もあまり悩まなくなっている。
今後、日本の国に、岩手県に、宮古市に、「小型船漁業者も必要だ」などと言われることもないだろうから、自分の船を、以前のように維持する努力をしなくてもいい。
乗組員の心配もしなくてもいい。

あ〜、すっきりした。
あとは、その辺の仕事に就けばいい。

「就職は、そんな簡単じゃないよ」と忠告されそうだが、そうだろうか。

私以外にも、若い乗組員にドロンされた、という話は、よく聞く。
それが、船でなくても、オカの仕事でも、少なからずあるそうだ。
そんな人たちに比べれば、不断の努力をしてきた小型船の漁師は、はるかに使いモノになるのである。
我慢強さが違う。
ここまで書いたら、若い人たちはいい気分がしないだろう。

何が悪いか、といえば、私の同年代の親たちの教育も悪い。
自虐的に言うならば、私の同年代が、日本を滅ぼすかもしれない。

そういう若者たちは、社会のことなど「どうでもいい」と考えているのだろうか。
それならば、年配の人たちの気持ちがキレてしまってもしかたがない。

「勝手にしやがれ!」

私のような年代で、私のような独身者が、「勝手にしやがれ!」と言っても害はない。
害があるのは、自分のことしか考えず、社会のことなど「どうでもいい」と考える若者と育てた親たちだ。



今、日本の漁船漁業の乗組員は、インドネシア人が多くなっている。
やる気が違うらしい。
八戸では、インドネシア人をたくさん見かける。
目が合えば、知らなくても頭を下げる。
こっちのほうがビックリしたりする。
インドネシア人は自転車に乗っているが、自転車に乗っている私のような日本人が珍しいのもしれない(笑)。
小型船の業界でも、インドネシア人をあちこちで見かけるし、宮城県の定置網でもインドネシア人を雇っているらしい。
岩手県でも、各漁業に、インドネシア人を割り振るよう考えてもらいたいと思う。

私は、日本人の若者を育てる意味合いも兼ね、外国人労働者をあまりよく思っていなかったが、これほどドロンされると、もう日本人の若者の味方をしなくてもいいと思うようになった。
若い人より年をとった人のほうが、体力もあるし、根性もある(情けねー話!)。
今の私の乗組員は、10歳も年上で、短気だが根性がある。
そういう人たちは、やがて引退するから、今から、インドネシア労働者を大事にするほうが、岩手の漁業にとって、いいように思う。
漁業でいいのだから、向き不向きもあるだろうが、オカの仕事も大丈夫だろう。

普通の日本人は、初めて仕事をする場合、仕事をできるかどうかをまず心配する。
どこでも聞く話なのだが、今の若者たち、先に、給料と休みを心配するそうだ。
私と同年代の八戸の乗組員(ほかの船)は、「仕事をする前に、カネの話ができるのか。仕事をできるようになってから、カネの話をしろ」と。
カネの話ばっかりする渡り鳥乗組員は、インドネシア人労働者によって淘汰される。
posted by T.Sasaki at 10:05| Comment(2) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
よく読ませて頂いています。

小型漁船は本当に難しいですね。
規模と人数で無茶がきく大型のまき網船などと違い、個人経営で乗組員の心配までしなきゃならないですから。

自分は19歳から定置網に乗っていますがやはり人の出入りが激しいです。
仕事を覚える前にやめてしまう人を本当にもったいないと思ってしまいます。
結婚したこともあって去年から収入がいい宮城県の定置に乗っていますがインドネシア人労働者は確かに一生懸命です。しかし3年周期でメンバー入れ替えがあるので仕事を覚えて来た頃にいなくなってしまうのが現状です。

地元にいる時は定置網に乗りながら父親が持っていた3トンちょっとの船でカゴやハモ胴、鮭延縄などをしてました。しかし昔からやってる人のたちの邪魔をせずに満足出来る漁をするのはなかなか厳しく小遣い稼ぎ程度しか稼げませんでしたね。

2月3月は定置は休みなので震災前はイサダの船にを手伝ったりしていましたが、今はカニやカレイの刺し網を手伝っています。
正直、漁船に比べれば定置網がかなり体的には楽です。
しかし、やりがいとゆうかモチベーションが保てません(笑)切り上げの精算以外は固定給ですからね。

金ばかり考えてと怒られるかもしれませんが、
イサダにしても刺し網にしても、漁次第でカネが違うわけですから、やる気が違いますよね(笑)
極端な話、漁があるなら休みなんていらないです。
不漁なら操業日数や、上げる本数を増やすのも当然だと思います。チリも積もれば…ですから。
船首から給料として貰っていますが、自分たちの力で稼いでる感が楽しいです。まぁ、船首の技量があってこそなんですけど。
家族を持って安定してる定置網から抜け出せなくなっていますが…

またちょくちょく見させています。

独立を夢見る未熟者でした。
Posted by やま at 2017年09月07日 17:25
やまさん、
はじめまして。

いろいろとありがとうございます。
独立するにはタイミングがあると思います。

私は、今は、事故を起こさないことを、特に気をつけています。
こんな不漁だと一発の事故で辞めたくなりますから。
Posted by T.Sasaki at 2017年09月10日 13:43
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