みなさん、おはようございます。
「日本の漁業が崩壊する本当の理由」を読んで、昨夜は悔しくて、寝たような寝ないような気分だ。
さっそくこの本を紹介してくれた人から、「獲って獲って獲りまくるのが漁師の仕事」と思っている人が大多数ではないか、と指摘された。
ますます悔しくなって、眠れなくなった。
「
日本の漁師は大バカものだ」と書いたが、そう感じる人間と感じない人間の両極端な気がする。
感じない人間というのは、自分以外のことを考えることのない人間だ。
社会生活を営むにあたって、周りの人間を無視できるわけもなく、みんなと仲良くやっていこうとするのは、義務である。
「オレには関係ない」というのなら、すべての社会制度を利用するな。
トランプ大統領ならば、「自分のことは、自分で全部やれ。自分の周りのインフラは、自分でペイしろ」と言うだろう。
生まれたときから、社会制度を無意識に利用してきた私たちにとって、自分勝手な行動など許されるものではない。
漁師も、公共の海面を利用しているのだから、自分勝手など許されないし、「獲って獲って獲りまくる」影響というのも、考えなければならない。
漁業先進国ノルウェーでは、漁師に試験を課しているそうだ。
勝川俊雄さんの発言を引用する。
ノルウェーだと漁業者が漁業免許を更新するときに水産資源のテストを受けるんですよ。漁業者たる者、水産資源について勉強して知っておかなくてはいけないよねっていうことなんですね。
(「日本の漁業が崩壊する本当の理由」p106)これは、いい方法だと思う。
まずは、漁師に、魚の管理は、漁師自らがやるんだよ、という意識を植え付けなければならない。
各漁業許可の更新の際でいいだろう。
ついでに、魚類資源増大を目指すため、どうやっていったらいいのか、ということを書かせて提出させる。
もう資源を管理するなどという生ぬるい感覚ではダメだ。
資源の増大を目指すべきである。
posted by T.Sasaki at 05:25|
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今後とも、よろしくお願いします。