日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2017年04月08日

岩手の2そう曳きは操業日数も多い(魚類資源減少について 10)

再び、こんばんは。

八戸のトロールが全船かけまわしであることは、すでに記述していると思うが、彼らは、悪天候が予想される場合、すぐに休む。
私たちが、八戸にスルメイカの昼釣りに行っている時でも、あの独特の地鳴りのするエンジン音をたてて帰ってきたりする。
そんな中、小型のいか釣り船は、操業することもある。
トロールが出ない日は操業しやすいし、はやり網を使われる場合と使われない場合とでは、釣り針にスルメイカも乗りも違う。
冬は、1週間に1回か2回ぐらいしか出ないそうだ。
北ほど季節風が強いからしかたがない、ということである。

一方、岩手沖は、北上山地が迫っているせいか、八戸沖と比べて季節風は弱いし、南北に長い海岸線を擁するため、季節風が強い時には、県南を操業することができる。
小型船が操業できる日は、間違ってもトロール船が休むことはない。

したがって、八戸沖と岩手沖とを比較すれば、操業日数の点でも、魚類資源に脅威なのは、明らかに岩手沖のトロールである。
その上、全船かけまわしの八戸と違って、岩手は、ほぼ2そう曳きなのだから、資源増加など見込めるはずもない。
posted by T.Sasaki at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚類資源の減少について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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