NHKで見たくもない震災関連のリバイバル番組などをやっている。
「見たくもない」という理由の一つには、自分の涙もろさもある。
今日、ボーっとしてテレビを見ていたら、若い女の子が涙したシーンで、思わず、もらい泣きしてしまった。
津波のことで、いつも冷たく言い放ってはいる私であるが、ここで、プラス思考的に行ったほうがいいよ、と書いておく。
もうかなり前に書いたことだが、いつもお世話になっている機械屋さんに、「リセット」と励まされた。
肉親や家、倉庫などを失い、元気のないところで、リセットなのだ。
今まで不自由のない生活ができたのは、親のすねかじりのおかげなのであり、これからは、自分の力でやるしかない。
自分の力を試す機会を、天に与えられたのだ。
そう教えてくれた機械屋さんは、エライと思う(摂待鉄工所の社長です)。
それと同じ思考方法で、震災をプラスに考える。
特に若い人たちにとって、震災は、通過点の一つにすぎない。
千年に一回の規模の津波だったのだから、千年の一度しか経験できないことに遭遇した、と思えばよい。
今、20代の若者たちは、いずれ年老いて、私くらいの年齢になれば、あの時はこうだった、と子どもたちや若者たちに伝えることができる。
その頃には、苦労した経験が、きっと生きると思う。
苦労を乗り越えるかどうかは、気持ちの問題だと思う。
苦労と思えば疲れるだけだし、苦労を肥やしだと思えば、ぜんぜん平気。
私自身、苦労したと思ったことがあまりない。
なぜそうなのか、というと、今みたいにいろいろな製品がなかった時代を思い浮かべ、「昔は大変だっただろうなあ」と考え、それに比べれば、「今は楽だよな」と思うから。
自分より厳しい環境にいる人たちと自分を比較し、恵まれていることを自覚したほうがいい。
posted by T.Sasaki at 21:15|
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大震災・復興
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