日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2017年01月10日

放射線ホルミシス療法

みなさん、こんばんは。

再び、「研究室の同期と飲んできた〜」の話題。
飲んだ場所は、鶯宿温泉の「赤い風車」というところであるが、壁やエレベーターなど、いろんなところに、放射線ホルミシスの本のポスターが貼られていた。
売店で少し立ち読みしたところ、「まあ、買って読んでみるか」ということで、「医師も認める!!健康&美容の最新療法」という本を買った。
赤い風車」のサイト内にリンクが貼られていた「ホルミシス臨床研究会」というところで、この本が紹介されている。

反核燃運動に参加し、放射線のことを勉強してきた私にとって、内容は意外であった。
低線量の放射線は、人体にとって、有益である、という結論であるからだ。

がんの原因には、いろいろあって、はっきりとわかっているわけではない。
主に、細胞を攻撃する活性酸素にあることは、以前に勉強している。
その攻撃陣には放射線も加わっているらしい、ということも。
しかし、放射線については、そうではないようだ。
その部分をこの本から少し紹介する。
まずは、活性酸素について。

 活性酸素とは、「酸化させる力が強い酸素」のことです。生物は、食べ物などから得たブドウ糖を細胞内で燃焼させ、エネルギーを取り出しますが、この際、必ず活性酸素が発生します。また、呼吸によって取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になるといわれています。さらに、ウイルスや細菌、毒物などが体内に侵入したときやストレスを受けたとき、紫外線にさらされたとき、過剰な運動をしたとき、飲酒や喫煙をしたときにも、活性酸素が発生します。
 酸化力が強いということは、殺菌力が強いということでもあり、活性酸素は、体内に侵入した異物の駆除に、絶大な力を発揮します。しかし一方で、活性酸素は、その強い酸化力や攻撃力により、身体のDNAや細胞、組織をサビさせたり傷つけたりします。
 それを防ぐため、身体にはもともと、抗酸化酵素や抗酸化物質を活性化させ、活性酸素を除去する「抗酸化系」とよばれるシステムが備わっています。ところが、活性酸素が増えすぎたり、加齢などによって抗酸化酵素の働きが弱くなったりすると、活性酸素を制御しきれなくなってしまうのです。
(「医師も認める!!健康&美容の最新療法」p16)


次に、低線量の放射線が体にいい理由も引いておく。

 活性酸素の活動を抑制するためには、ビタミンCやビタミンEの摂取が効果的ですが、実は低線量の放射線には、それらとはけた違いの抗酸化作用があることがわかっています。
 人が低線量放射線に被ばくすると、体内の水分が分解され、瞬間的に大量の活性酸素が発生します。すると身体は、あわてて抗酸化系のスイッチを入れ、活性酸素に対抗しようとします。その結果、抗酸化酵素が次々と発生し、余計な活性酸素を除去してくれるのです。
 また、低線量放射線には、DNAの修復力を強化する効果もあります。
 DNAにはもともと、自己修復機能が備わっており、活性酸素などによって多少傷つけられても、自力で治すことができます。
 強い放射線を浴びてしまうと、放射線のエネルギーや過剰に発生した活性酸素により、DNAの周囲の原子が壊されたり、つながりが切断されたりするため、修復できなくなり、細胞は死んでしまいます。しかし低線量の放射線を浴びた場合には、その刺激により、かえってDNAの修復能力が高まることが、実験などによって確認されています。
(前掲書p18)


オーストリアに、ガスタイナー・ハイルシュトレンというところがある。
ここはもともと金山坑道であった。
鉱山労働者のリウマチなどの関節痛が良くなる、という現象が発生し、原因を調べたところ、坑内に充満していたラドンガスによるものであった。
ラドンの半減期は、3.824日と短く、これが体内に作用する。
ラドンガスを吸い込んでも、ほぼ2時間で排出されてしまうから、長時間にわたって、放射線にさらされるということはない(といっても、体内にある自然放射線で被ばくしているのだが)。

ホルミシス臨床研究会」が正式に発足したのは2007年であり、東日本大震災のたった4年前である。
それ以前、ホルミシス効果がある、という程度のことしか知られていなかった。
広島、長崎などの例から、放射線は、常に危険視されてきたのは、しかたがないことである。
私は、この本を読んで、少しは救われたと思う。
がん治療の臨床例などが紹介されていたり、日本全国のホルミシスルームやホルミシスグッズも紹介されている。

最近、小林麻央さんが、乳がんから全身へ転移しつつあるニュースでもちきりである。
その乳がん転移の腫瘍が消えてしまったケースも紹介されている(「医師も認める!!健康&美容の最新療法」p52)。
タカラクリニック

ただし、低線量の放射線が、抗酸化系のスイッチを入れるとか、DNAの修復能力を高める、というのは、実験的にわかっているだけであり、なぜそうなのか、ということまではわかっていないのではないか。
だから、すべての人がそうだというわけではなく、遺伝子的に欠陥のある人もいるかもしれない。
このあたりは注意すべきである。

以前「がんになっても望みはある」で、超高濃度ビタミンC点滴のことを書いたが、そこで引いた「ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!」の筆者である西脇俊二医師は、なぜビタミンCが効くかについて、まだわからない、としていた。
しかし、ここで引いた文章に、理由があるように思う。
活性酸素の活動を抑制するためには、ビタミンCやビタミンEの摂取が効果的ですが、実は低線量の放射線には、それらとはけた違いの抗酸化作用があることがわかっています。」から考察するが、ビタミンCは、経口摂取だとあまり効率よく体内に取り込むことができない。
だから、超高濃度ビタミンC点滴という方法が考えられ、この場合も、けた違いに抗酸化作用ができるのではないだろうか。

昨年、八戸のおばから、黒にんにくをプレゼントされた。
「いつまでも男として使えるように」という理由があるかもしれない(笑)。
あまり食べ過ぎて胸焼けを起こしたら、「バカじゃないの?」と言われた。
なにせ、抗酸化力が通常のにんにくの10倍もあるから、たくさん食えば効く、と単純な思考。
何でも過剰摂取はよくない。

今のところ、体をがん化させない安全な方法は、断糖、ビタミンC、黒にんにく、といったところか。
放射線ホルミシスから、がんの話になってしまったから、ついでに。
がん治療最前線のことが、「週刊ポスト」12月9日号に書いてあった。
NHKスペシャル“がん治療革命”が始まった 〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」である。
要約ページがあるので、参照してもいいと思う。

http://yonta64.hatenablog.com/entry/NHKSPECIAL/2016-1120-Precision-Medicine(「yonta6eのテレビ番組ブログ
posted by T.Sasaki at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック