再び、こんばんは。
「
研究室の同期と飲んできた〜」の席上で、東北大学の人たちは頭がいい、と徳美先生は言っていた。
私は、「そんなに頭がいいんですか?」と尋ねたら、「そうだ」と。
「頭がいい」にもいろいろあると思うのだが、私流の解釈で「頭がいい」というのは、頭の回転の速い人。
私の知っている人に、すばらしく頭の回転の速い人、というのは、あまりいない。
学校教育や研究現場などの過去の経験から、あまりそういう人にめぐり合ったことがない。
ほんの数年前のことだが、そんな人と話をする機会があった。
私が何か言うと、先回りして、というか、もっとよい解釈で表現する、といったらいいのか、とにかく、頭の回転の速い人だった。
一を聞いて十を知る、とは、こういうことなのだろう。
しかし、知識が間違っていた。
大元の知識が間違っていたら、宝の持ち腐れである。
もったいない。
彼が、若い時代にちゃんとした知識をもっていたならば、きっと出世したと思う。
それほど頭の回転の速い人だった。
今は、その人は音信不通であり、生きているのか死んでいるのかわからない。
たぶん生きているとは思うのだが。
私のいとこに、医者のはしくれがいるのだが、そいつは、本を速く読む能力がある。
そのためか、頭の回転が速い。
それに比べて、私は、少し鈍いほうだと思う。
後になってから、「そういうことだったのか」と気付くほうだから。
漁に関しても、これで何度も失敗している。
年をとれば、もっと鈍くなっているから、今はちゃんとノートするようにしている。
きっと星の数だけある船頭の中にも、とんでもない頭の回転に速い人がいるだろう。
そんな人が羨ましい。
若い人も羨ましい。
どんなに頑張っても、CPU速度では、若い人に敵わない。
話を戻して、東北大学。
学生時代にも、私はヨット(今はセーリングという)をやっていたのだが、インカレの東北予選では、全国インカレ出場を目指して、東北大学と競った。
3年生の時、岩手大学は、初めて東北予選を突破した。
4年生の時は、東北大学に負けた(というより、勝ったとしても辞退する気でいた。そんな気持ちで勝てるわけがない)。
対戦してみて、私の直感は、「勉強できるわりに、少し足りないんじゃないの?」というものだった。
特に、スタートなんか、ヘタクソ!
何考えて、練習していたんだか。
ヨット競技の基本は、スタートとセールハンドリング。
どちらもミスをしないことが、勝つことの前提条件であり、「ミスしない」という表現からわかるとおり、減点法のスポーツである。
いかにミスしないか(大門未知子よ!笑)。
次に、コースを読みながら、戦術を練る。
これが、体操競技でいえば、加点部分。
だから、非常に、クールなスポーツだと思う。
当時の東北大学のヨット部は、頭の回転の速さという点では、私並みだった(と書かれたら、くやしいだろうなあ)。
posted by T.Sasaki at 16:49|
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日記
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自己肯定と他者批判
学歴コンプレックスをこじらせてますなあ
こういう大人にはなりたくない
たぶん、最後の一文がおもしろくなかったのでしょうね。
この意味は、一つは、学歴社会のトップにいる人たちへの嫌味です。
もう一つは、私がレース中に嫌味を言われたことにあります。
私も性格が悪いんですよ(笑)。
>こういう大人にはなりたくない
と書くからには、たぶん、若い東北大生なのでしょうか。
こんなブログを読んでくれて、ありがとうございます。
私の場合、学歴コンプレックス→反骨精神、ですね。
ほかの文章を読んでいただければ、そのことはわかると思います。
もっと応援してくださいね。
家業を継ぎたくて大学卒業後に家に戻って漁師やってるのですが、周りの漁師からは「漁師やってねぇで、サラリーマンやってればいいのに」と言われ続け、変に学歴を意識するようになりましたね。
妻も大卒で漁師の仕事を手伝っているのでやはり変わり者だと言われます。
こうやって拗らせるていくんだなぁと思いました。
ブログ書いてる佐々木さんはどうか分からないです。最初なた断った上で、私の考え。
私は世間ではおっさんと言われる年齢。それなりの年月生きていれば良い事も悪い事もいろと経験する。昔は凄いと思っていた事も今となれば全然大したことないなぁと感じることも正直ある。
ただ、『色々と経験した今』だからそう思う事は忘れてはならないと肝に銘じてるつもり。
ただ、私は独り身のおっさん。世間から色々言われるわけ。その雑音に負けないよう自己肯定をするんです。
家に帰ってもスマホかテレビか本くらいしか相手がおらず、誰もおっさんを認めてくれる人がいないんです。
他人に認めてもらえるのは尊い事。身に染みて実感します。そんな大人目指して下さいね。