みなさん、こんばんは。
こんな写真を掲載するのは気分悪いのですが、いか釣り最終日の魚探映像です。

両側海底に、ポツンとした反応がありますが、たぶん、これはするめいかの反応。
いかの食欲の旺盛な年は、これで、やなであるワイヤーが音をたてて上がってくるほど、食いついてきます。
それが、今年は、まるっきり食ってこない。
何度チャレンジしても、たまに1匹か2匹。
2そう曳きのトロールは、映ったものを全部獲っているのではないか、と思われる(と慎重に書いておきます)。

2そう曳きのトロールは、レーダー映像からもわかるとおり、前のトロールが曳いた場所より微妙にずらして、曳く場所を変えています。
解説すると、前のトロールが曳いた場所には、獲物が残っていないから、沖側か陸側へずらして曳きざると得ない、ということなのです。
1年10ヶ月、時間を決めて、こんな感じで岩手沖を曳いているわけですから、魚がいなくなるわけです。
彼らには、魚種を特定して獲る、という考えは、微塵もない。
ましてや、魚のサイズを特定するなど、漁法の時点で無理。
小さい魚を、仮に一網、1トン漁獲したとします。
2そう曳きは、当日売りなら、2回網を使って、2トン。
掛ける25日(1ヶ月の仮定操業日数)、掛ける10ヶ月で、500トン!
数百グラムしかない魚が、育って10倍の目方なったら、その生産量は、10倍の5000トン!(例えば、マダラなど、とんでもなく大きくなる)
しかも、大きくなってから獲れば、成熟する割合が大きくなり、その相乗効果は非常に大きく、魚類資源は確実に増大します。
トロールの2そう曳きは、やめたほうがいい。
次に、開口板(オッターボード。日本語で言ったほうがいい。日本人なんだから)トロールが良くない。
今一度、すべてのトロールは、かけまわしにすべきです。
大学の水産学系や水産研究所は、はっきり言うべきだ。
君たちが、それをはっきり提言しないのは、ずるい。
(強烈だなあ)
(嫌われて、結構)
(
勝手にやれば〜)
posted by T.Sasaki at 19:28|
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魚類資源の減少について
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