日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2016年11月03日

岩手を救った大阪の女子

みなさん、こんばんは。

岩見ヒサさんという方をご存知ないかもしれないので、ここで紹介させていただきます。
彼女は、昨年9月に亡くなった市民運動家です。

「人生の半ばを燃えて働きし開拓保健婦我が青春」

彼女の生まれは、岩手ではなく、大阪です。
大阪から、はるばる田野畑村にやってきて、岩手を救いました。
彼女が反原発ののろしを上げなかったら、そして、福島原発のように、地下に非常用電源を設置していたら、岩手も福島と同じようになっていたのは確実なのですから。

先日、「豊かな三陸の海を守る会」で、「岩見ヒサさんをしのぶ会」というのを開催しましたが、私は、会券だけ購入して、出席しなかった。
私は、最初から彼女を知っているわけではなかった。
わからない人は、わからないのです。
それほど反原発でもなかったから、わからなかった。
ただ、六ヶ所村で、放射性物質をたくさん海へ流す、というから、それが許せなかった。
それがきっかけで、市民運動に片足を突っ込んで、岩見ヒサさんを知った、ということです。

「豊かな三陸の海を守る会」は、しつこいんです(笑)。
今回初めて、「豊かな三陸の海を守る会 ニュース」が発行され、その中に、岩見ヒサさんのことが、見開き2ページにわたって紹介されていました。
いずれも岩手日報からの転載ですが、これを読んで感動した(いか釣りの漁期中は、新聞を読むということは、ほぼない)。
非常にローカルな話題ですが、オリンピックとは異次元の、社会を変える行動であると思います(ますます。オリンピックは、カネの無駄遣いではないか、と思うようになってきた)。

まずは、日報新聞のWeb版に、彼女のことが掲載されています。

http://www.iwate-np.co.jp/kikaku/sengo/sengo150422.html(「岩手日報 Web News」)

次に、畠山吉郎さんという方が、投稿した文章を転載します。

 1950年4月7日、私が中学1年生のとき、小笠原ヒサさんは養護教諭として田野畑中学校に赴任した。当時33歳、私ども1年生28人は12歳で、教諭と生徒の年齢差は21であった。
 大阪という大都会から田舎の小さな中学校に赴任した女子先生に私ども生徒はときめきを感じた。ふくよかで、ことばはきれい、こんな人を天女と呼ぶのだと後で知った。天から降りてきた美人の女子先生は、村に新しい風を運んできてくれたのである。
 養護教諭とは何を教えてくれる先生なのか生徒はよく分からなかった。ある日、小笠原教諭は、俳句の作り方を教えてくれた。ことばを、五・七・五と並べて一つの句になると黒板に書いて丁寧に説明してくれた。養護教諭とは、俳句の先生なのかと生徒は錯覚した。
 その後、小笠原教諭は、中学校近くの宝福寺の住職と結婚し「岩見ヒサ」となる。そして、間もなく村の開拓保健婦となる。激動の時代、保健活動の実践の中から感性豊かな句や詩を多く詠まれている。いずれも生活とのたたかい、社会の趨勢と真正面に向き合い、正直に訴え、心に伝えるものが多い。
 「人生の半ばを燃えて働きし開拓保健婦我が青春」「金欲のまつわる事業多くして湾埋め不要の土地造らるる」
 この歌は、2004年10月30日発行の歌集「銀色の杖」にある140首のうちの2首である。岩見さんは歌集の後記で語る。「開発による自然美の激変は悲しい。でもやはり私は、この村が好きだ。長い間私をはぐくんで呉れた夢が、この村の空に満ちている。夜空の星の美しさが澄んだ空気の存在を証明しているように思われる。明日も早朝より庭に来て鳴く鶯を聞こう」
 かつて本村で原発立地の重大な問題が浮上した時代がある。岩見さんは、ひたすら原発立地を拒み、平和で安心、安全なふるさと田野畑村を築こうと果敢かつ情熱的に旗振り役に徹し、その思いを貫いた。輝く女性であり母であった。
 去る9月19日、98歳(満97歳)で眠るように逝去された。岩見さんの思いは千の風となり、地域や村の行く末を見守ってくれていると信じてやまない。
 今、世相は、政治、経済とも難解なものが多く「浮き草の政治」との批判もある。その中で、岩見ヒサさんから学ぶことは多い。心からご冥福をお祈り申し上げたい。
 「大慈久照禅尼」享年98歳 合掌
(2015年10月19日付「岩手日報」日報論壇)


これはコピー文書で、しつこい「豊かな三陸の海を守る会 ニュース」(笑)にあったものです。
こういう書き方を、私はできません。
羨ましい。
文学的要素があって、理系的思考しかない私には、絶対に書けないものです。
これだから、女子を口説けないのだと思います(「女子」=「おなご」と読むそうです。WindowsのIME辞書にちゃんとある!)

「豊かな三陸の海を守る会 ニュース」編集者の岩間さんの話のよれば、岩手県北上高地は、使用済み核燃料地層処分の最有力候補地の一つになっています。
あれだけの地震でも、建物が壊れないくらいの揺れしかなかったことからもわかるとおり、岩手県は、強固な岩でできている(だから、県名に岩が付くの?)。
これが、狙い目。
岩手は、高レベル放射性廃棄物の処分地に、適地なのかもしれない。

私の考えは?

あきらめモードに入っています。
子どもいないし、子どものいる親の体たらくを静観していると、非常に幻滅を感じます。
だから、「危険だ」を連呼し、「超」の次に「々」がたくさんくらい「安全」な施設を作ってもらって、青森県を上回るカネを、この岩手県に落とさせる。
一人5億円くらい(宝くじの1等)。
もし、そうなったら、4億円くらいは岩手県に寄付し、未来の子どもたちのために、何ができるか考え使う。
個人に1億円もあれば、普通の岩手の生活なら、まず不自由しません。
だから、4億円は未来の子供たちへ寄付すべき。

ヒジョーに飛躍して書きましたが、たぶん、反感を買ったと思う。
岩見ヒサさんの行動を否定するみたいですから。

しかし、自分の周りの人間をを見ていると、エネルギー消費に関して、鈍感すぎる。
そう感じる。
みなさんは、自分の生活を見て、そう思いませんか?
私は、自分のでさえ、そう思う。

ここで、一発、地層処分地の誘致!
こんな考えが、頭に浮かびます。

どうせ、1億年先には、人間は地球で生きていない。
未来の子どもたちに、オリンピックはどう映るのか」にあるとおり、近未来の2085年でさえ、大変な環境になります。
日本で健康に生活できるのは、いつまでなのか?

最終的に判断するのは、恐らくは、私の子どもの世代。
子どもがいなくても、つまりは、現在20代の社会人。
彼らに、そういうことを考える力があるかどうかにかかっていると思う。
だから、その親の世代は、教育の点で、非常に責任が重い(つまり、私の世代ということ。でもね、言って聞かせても、無理みたい)。

「金欲のまつわる事業多くして湾埋め不要の土地造らるる」

これは、自民党の利益誘導主義を批判したものです。
現在でも変わっていません。
津波の復興事業をみて、本当にそう思う。
「不要の土地」が、「不要の閉伊川水門」に置き換わっている。

スクエアの「Forgotten Saga」を聴きながら、書いています。
平和な曲だなあ、と思う。
岩見ヒサさんの話が、「Forgotten Saga」になるんかなあ。
posted by T.Sasaki at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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