みなさん、こんばんは。
「
未来の子どもたちに、オリンピックはどう映るのか」は、あまり人気がなかったみたいで、アクセス数が少なかった。
やっぱり、こんなオリンピックでもいいと思うんですね。
私は、ひねくれ者の少数派か。
岩手国体が開催されて、経済効果があったかどうか、というと、思ったほどではなかったらしい。
昨日の日報新聞に書いてありました。
岩手日報社は、岩手国体と全国障害者スポーツ大会の経済波及効果について、県内の主な観光、物産、交通など20団体・施設にアンケート調査した。「とてもあった」「まずまずあった」が計13団体・施設に上ったが、当初予想との比較は「予想以下」の回答が半数近くあり、特に物産や観光で期待を下回る所が目立った。国体を契機とした商品・サービス力の充実や他企業、行政との連携態勢を今後の事業活動に生かすことが求められている。
(2016年11月1日付「岩手日報」25面)こんなものですよ。
東京オリンピックが開催されて、岩手の世界遺産に、たくさんの人が来るでしょうか?
たぶん、来ないと思う。
それほど岩手県が魅力的なものとは思えません。
どちらかと言えば、福島原発ツアーをやったほうのインパクトが大きいような気がします(やるならばの話ですが)。
平泉の金色堂と福島原発ツアーと比較したら、私は、福島原発ツアーに軍配を上げます(ひどいですね、私も)。
でも、選手たちは、競技で力を出し切るのが目的で来るのですから、彼らがたくさん日本にカネを落とすのを期待すること自体、間違っていると思う。
そして、それを応援する人も、応援が目的なのだから、彼らに期待するのは、どうかと思う。
オリンピックのついでに観光に来る、という場合にのみ、瞬時に経済効果が現れますが、日本の場合、良い国であることは、みんなわかっています。
だから、いちいちオリンピックを開催して、それを契機に観光客を誘致する、という考えは、もう古すぎるし効果はあまりないと思います。
これを書いたずっと前に、Facebookのほうで、私がシェアした記事がありました。
キャスター・セメンヤは、オリンピックに出場する (そして優勝する) 資格がある(「
ハフィントンボスト」)
最近の私は、この記事の主旨とは、違った考えを持つようになりました。
シェアした時、感動したわけではありませんが、確かにそうだよな、と。
例えば、次の記述などは、まさにその通りだと思います。
アンドロゲン過剰症に関するCASの裁定は、スポーツ界にいる女性と、スポーツ界の外にいる女性の問題だ。セメンヤのケースは、彼女がずば抜けて速く走ることができなかったら、起こらなかった問題だ。ところが、「
未来の子どもたちに、オリンピックはどう映るのか」で紹介した記事などを読んでから、考えが変わりました。
オリンピックとは、運動能力に関して、優れた遺伝子を持つ人たちの競技会である。
メダルを獲った人に対して、圧倒的多数の敗者たちは、その功績を称える。
「それでいいじゃないか」
国体やインターハイは、それでいいけれど、それで収まらないのがオリンピック。
オリンピックとは、運動能力を国同士で争っているのである、と言い切っていい。
どの国も、金メダルを獲らせるために、設備にカネを掛ける。
だから、開催国は、それ以上に、競技会場を豪華にしなければならない空気になっている。
巨額のカネは、ごく少数の、運動能力に優れた遺伝子ために費やされることになる。
オリンピックは、運動能力に関する優生思想が、どんどん大きくなっているような気がします。
逆に、学力などの優れた人を優遇しすぎると、人権を盾に、強烈に批判されたりします。
身近には、例の「差別だ」と。
この辺は、少し考えもの。
オリンピックだけを特別扱いして、カネを掛けるのは、間違っている。
例えばの話ですが、内村航平さんは、体操選手として初めてプロ選手になります。
そんな天才でさえ、社会に対して、何ら貢献しているわけではありません(「夢」を与える、というのは、たぶんマスコミのやらせ)。
大リーグで大活躍したイチローさんでさえ、そう。
それと比べて、青色LEDを開発したとされる人々、そう、彼らは、照明に関するエネルギー消費を飛躍的に少なくしました。
カネを、経費をかけるなら、どちらにかけるべきか?
オリンピックは、ほどほどに。
私は、オリンピックが戦争の代わりになっているのではないか、と思う。
オリンピックの発祥はどうかわかりませんが、メダル争いやテレビ番組を観ていると、まるで、国同士の戦いだ。
政治とスポーツは、互いに介入しないはずなのに、どの国も、国家予算でオリンピックの予算を設けてます。
これって、やっぱり、国境線を全世界で意識していことになる。
オリンピックがある限り、国境はなくならない。
考えてみれば、国のトップたちにとって、戦争しないで、国同士で争えるのがオリンピック。
いい顔をできる絶好の機会!
私など、「
勝手にやれば〜」と言いたくなります。
結局は、面子を保つことの好きな人たちが、オリンピックでメダルをたくさん獲りたいのだ(いわゆる国威発揚)。
日本では、安倍総理やその他大勢!
しかし、意気込みでは、きっと中国には負けます。
最後の最後は、中国。
これから、中国だけでオリンピックをやればいい。
開催国も、金メダルも、みんな中国。
「世界(宇宙)の中心」という中華思想が、きっと充たされて、東アジアは平和になるかもしれない。
(タイトルからして、これは、きっと炎上ネタですね。マイナーでよかった)