再び、こんばんは。
それでは、フェミニストが、顔を引きつらせそうな文章を紹介します。
男と女が仕事か家庭かを選ぶ際、もしその選択に一貫した違いがないのなら、仕事に対してより多くの時間とエネルギーを投入する者が多くの報酬を得ても何ら問題はない。仕事に対して投入するエネルギー量が違うのに同じだけの報酬を要求されたとしたら、ほとんどの人はショックを受けるに違いない。ところが、フェミニストの多くが言っているには他でもない、そういうことなのである。献身的に働かなければ高い報酬を得られないというのでは女に不利だ、という理屈で労働市場は批判されているのだが、不利になるのは誰であろう、献身的に働くことを選択しなかった個々の女なのである。その事情は個々の男でも同じことなのだ。
(「女より男の給料が高いわけ」p94)
「その事情は個々の男でも同じことなのだ」とは、全くその通り!
真面目に仕事をしようとしない人たちへ、この引用文を贈ります(要らないでしょうけれど。笑)。
女の人が働いているいろいろな局面で、「この女はできる」「きっと出世するだろう」と思うのは、よくありますが、本当のところ、出世できているかはわかりません。
能力のある人なら、それは、仕事に対するエネルギー投入量と同じ見方で、男であろうと女であろうと、高い報酬をもらうべき。
そのようにならないから、フェミニストの攻撃を受けるのです。
私の職場には、女はいませんからわかりませんが、実のところ、どうなのでしょう。
生まれ変わったら、たくさんの女がいる職場を目指します(笑)。
「パラダイムの変換」が必要だというフェミニストもいて、社会は「主夫」をもっと認めるくらい広い視野をもつべきだという。社会がお墨付きを与えさせすれば、稼ぎ頭の半分は女で、家事をする者の半分は男になるだろうと言うのである。
進化心理学でわかったことからすると、多くの家庭がそういう道を選ぶだろうとは、とても考えられない。それはあまりにも無邪気で世間知らずというものだろう。男が地位を望み、目に見える形の報酬を欲しがるのは持って生まれたものであって、ただの社会の「パラダイム」よりもずっと深いところで作用している。それは女が地位の高い男を好むのと同じことである。地位が高い、あるいは専門職にある女の多くが家庭に入って子どもの世話をする男を好んで夫にするなどという話は、空想の中にしかありえない。成功している女は夫が働くことを望むだけでなく、同じように成功している男と結婚したいと思っており、その思いの丈は男よりもずっと高いのだ。家庭に入って子どもと過ごし、長期にわたって妻に養われたいという男は滅多にいないだろうが、そういう男を喜んで養い、男として魅力があると感じる女はもっと少ない。「男こそ変わるべき」と言うのは「女こそ変わるべき」と言うのと同じくらい実りがないし、妥当なことでもない。
(前掲書p95)これなどを読めば、フェミニストたちは、きっと泡を噴いて倒れる(笑)。
基本的に、女の要求は、凄い!かも?
男と女は同じであるという信仰のために、賢明とは言えず、その効果のほども疑わしい政策がいくつも生まれてきている。経営者は生産性を犠牲にしてまでも、労働力に占める男女の比率の格差をなくすようにという圧力を受けている。学校は男女は同じだというプロパガンダの機関に成り果てており、子どもたち自身の経験とはまったく相容れないことを言って学校及び教師の信用を失墜するかもしれないということなどまるで気がついていない。軍備の面でも、大勢に従って女をほとんどすべてのポジションに採用しなければならず、またその目標を成し遂げるために必要な基準も変えなければならない。事態は深刻なのである。
これまでとは違う、もっと実りのある水準で議論できるよう我々が変わるべき時が来ている。生物学的な見方は、現状の変化が適当かどうかとか、望ましい変化が起こるにはどういう政策をとったらいいかとかいうことを指図しているのではない。そういう問題の存在を告げているのである。政策を決定する立場からすれば、人間の本性に沿っても、またそれに反しても物事をすすめることができるだろう。だが、人間を取り巻く環境を人間の本性に沿って手直しする方が、本性そのものを変えるなどという土台無理なことをしようとするよりも、ずっといい解決に至るのではないだろうか。そう私は考えている。
(前掲書p108)この「女より男の給料が高いわけ」の著者は、キングズレー・ブラウンというアメリカ人であり、これら「進化論の現在 DARWINISM TODAY」シリーズは、イギリス発です。
「日本の経営体では、女性のトップ採用が少ないから、欧米を真似しなさい」とはいうものの、欧米の論文がこれに反旗を翻しており、それも反論できないほどの内容です。
「日本人って、やっぱり模倣民族の代表?」と言われそう。
最後の引用は、安倍首相に贈ります。
女性票にしっぽばっかり振っていないで、この本を読んでください。
税金の無駄遣いはよくない。
posted by T.Sasaki at 21:34|
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