日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2016年05月10日

八戸からバックしてしまった

みなさん、こんばんは。
お久しぶりです。

実は。

5月5日に宮古を出港しまして、八戸で天候待ちし、日本海へと回航する予定でした。
そして、今朝が新潟初水揚げの予定でした。

ところが、いろいろあって、戻ってきました。
総合的な判断です。
目先のことよりも、将来のことを考えて。
この判断が正しかったかどうかは、後で評価されます。

帰ってきて、リモコンライトの電球が切れているため、カバーをはずして交換しようとしたら、4本のビスのうち、1本が取れない。
しかたがないので、ビスの頭を削り取って、外そうとしても、取れない。
いよいよ、マイナスドライバーで、こじ開けようとしたら、カバーと中の鏡が壊れてしまいました。

壊したリモコンライト.JPG

伊手屋電機さんに行って相談したら、社長がじきじきに出てきて、機種を調べ始めました。
これは、二十数年前のSANSHIN(三信舶用電具株式会社)製で、カタログもなし。
電話で問い合わせたところ、ファックスが送られてきて、機種を特定。
カバーや鏡などの部品があるかどうかを調べるには、ちょっと時間がかかるらしく、何と!ライト本体の在庫がある、とか。

買うかどうか悩みながら、ライトの各部にテスターを当てたら、電球が切れているのではなく、電球を差し込むソケット側のほうに問題があるみたい。
こうなると、交換部品があるのかどうか。
「どうせ、あと15年もやったら、引退だろうなあ」「20年以上も壊れなかったから、あとあと何も気にしないで使えたら、まあいいか」ということで、思い切って、新品注文。
これで、20年は使えるだろうということで。
社長とも話をしてきましたが、外装がアルミだと、ビスがアルミとくっ付いてしまうため、いったんビスを抜き出し、グリスをひいてから、元通りに組み立てたほうがいいみたい。

このリモコンライトの騒動は、八戸に行った時に発覚したもので、帰ってきた理由の一つ。
でも、本当の理由は、乗組員を乗せ忘れて行ったこと(笑。まさか)。

それにしても、前回の投稿アップから、非常に忙しかった。
朝5時に起きて、5時半くらいから仕事をし、帰宅が夕方7時や8時はザラ。
いか釣りの準備のため。

電機屋さん(私)の仕事。

集魚灯トランス配線.JPG

機械屋さん(私)の仕事。

いか釣り機配線.JPG

いか釣り機結線.JPG

その他、秋のたら縄の準備やかごの後始末などなど。

その前に、宮古漁協造船工場に上架。

散水配管に亜鉛をつけてもらいました。

散水配管亜鉛.JPG

二十数年使った鉄配管に効果があるかどうかはわかりませんが、付けないよりは長持ちすると思うのです。
無理に配管の下側に付けたのには、理由があります。
たまに亜鉛だけが、腐り落ちて、配管の中をゴロゴロと転がるから。
摂待鉄工所の社長さんからのアイディアです。
しかし、溶接工事が難しい。
そこで、私が提案。
最初に、15センチくらいの鉄管に、亜鉛ソケットを付けてしまう。
そして、それに合わせて、船の配管を切り、亜鉛ソケットの付いた鉄管を溶接する。

エンジン循環水の排水側の銅配管に、ほんの少し水漏れがあり、電蝕の恐れがあったので、これをステンレスに変え、もちろん亜鉛を。
ステンレスは、経験的に、ピンホールがあくことが知られているので、今の新造船では、ステンレス配管に亜鉛をつけているようです。
私もやってみました。

循環水排水側.JPG

船が古くなると、一番恐いのは、水漏れ関係と電気接触関係。
これに気を使わないと、漁船保険を使う破目になります。

あまりの忙しさにイライラし、予定通り、注文したものが入らないと、ますますイライラ。

でも・・・。
みんな忙しいんですよね。

新潟のはしりの漁は、あきらめました。
帰ってきてからは、のんびりと仕事をするようにしています。
posted by T.Sasaki at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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