日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2014年09月10日

新潟産ばい貝と様似産マツブは、同じ

みなさん、こんばんは。

ついに、ついに、宮古前沖で、スルメイカの漁が切れました。
日曜日あたりから、小規模な群れの南下が始まり、月曜日は重茂沖で100箱。
昨日は、大槌沖で40個で、12時頃にはその群れも消滅。
今日は、黒埼沖まで調査し、その後、摂待沖くらいで操業。
たったの6箱で、午前中で切り上げ。
明日は、ちょっと風も吹く予定なので、休みます。
したがって、例のごとく、毛ガニ漁の幹縄作り。
あと2日で終わるつもり。

八戸沖から黒埼沖にかけての海域は、昼いかの好漁場です。
昼いかの魚探反応は、南下すればするほど小さくなり、宮古沖では、ほぼ一発のみ。
一発というのは(勘違いしないでね、笑)、1回針を下げてすぐに移動するもの。
一発反応ばっかりになると、漁がない証拠であり、それが小さい反応になればなるほど旅の船はいなくなります。
当てるのが難しいですから。
だから、今は、宮古、山田などの地元船しかいません。

ここからは、食べ物の話プレイバック(山口百恵さんを知っている若い人は少ないんですよね。仲間の船の若者は知らないそうです。「海のトリトン」も知らないそうです)。

「うまいもの食べたい人」は、以前、「様似ツブ」を紹介しまいたが、実は、新潟にもあったことを思い出したので、3ヶ月前にちょっとバックします。

新潟に行って、前出「一代目あべ」のあべさん(「史上初めての風景」参照)が居酒屋「舫」をやっていた頃、私の定番メニューは、「ばい貝」でした。
とても美味しいツブ貝です。
このツブが大好物で、様似ツブに出会う前から、この味を知っていました。
と、書いてしまったので、先を読めた読者はいるでしょうね。
題名の通り。

今年、新潟漁協近くの鮮魚売り場(名称を忘れた)に、殻のままの「ばい貝」を売っていました。
大きさは違えど、同じ形なのです。
結論は、様似産のマツブと新潟産のばい貝は、同じだったのです。

私は、これを岩手沖で放流したら育たないのかなあ、とヨダレを垂らして考えたりします。
もちろん、私は売らずに、自分で食べます。
売るなんて、もったいない。

「うまいもの食べたい人」の欲求は、留まるところを知らないのです。
posted by T.Sasaki at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック