日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2014年04月20日

秋鮭は、絶望的かも

みなさん、こんばんは。

漁民組合が「鮭を刺網で獲らせろ!」と叫んでいますが、それどころでないのが、今年度と来年度の秋鮭です。
こんなことを共産党に頼み込んでいては、誰にも相手にされなくなります。
もちろん、共産党にも相手にされなくなるでしょう。

というのも、私は、ある共産党議員を知っていて、彼は、漁民組合の人たちから、あまり詳しいことを教えられていないようなのです。
「気をつけたほうがいいですよ」と忠告しておきました。

さて、今年は、秋鮭が帰ってくるでしょうか。
震災時にふ化放流される予定だった鮭の稚魚が、4年魚として帰ってくる年が、今年なのです。
大部分の鮭回帰は、4年魚、5年魚です。
もちろん、3年魚も回帰しますが、それは、ほんの一部分。

震災時にふ化した稚魚の3年魚は、昨年秋に回帰しています。
が、その割合は惨憺たるもの。
早期群はまだ見込みがあるものの、盛漁期の後期群は壊滅的です。
特に、わが宮古の津軽石川の回帰でみれば、後期群は、ほぼゼロに近く、今秋の回帰も絶望的な状態です。

岩手県で見込みのある河川は山田町の織笠川で、3年魚はほぼ例年並みの回帰となっています。
理由は、織笠川のふ化場が津波による浸水を免れたため。
緊急放流したものが、たくましく生き残ったらしい。

以上、詳しくは、岩手県水産技術センターから昨秋出された秋鮭回帰情報を読んで下さい。

http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/gyokyou/gougai-13/akisake-kaiki-jouhouNo.1.pdf
http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/gyokyou/gougai-13/akisake-kaiki-jouhouNo.2.pdf
http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/gyokyou/gougai-13/akisake-kaiki-jouhouNo.3.pdf

私は、年末、何をやろうか、非常に悩んでいます。
今年は、何をやってもダメな年かもしれない。
すでに、毛ガニとイサダは、史上最低の漁で、秋鮭延縄も望み薄。
これでイカ釣りがコケたら、あ〜、来年、エンジンのオーバーホールが・・・。

水で走るエンジンが開発されないかなあ。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック