みなさん、こんばんは。
昨日のニュースですが、私は、やっぱりこの人、大嫌い。
http://jp.wsj.com/article/JJ12600384546065024054019945219221480700987.html(「
ウォール・ストリート・ジャーナル」)
この人が東京都知事であったと時、東日本大震災が起き、福島支援を一生懸命やろうとした姿に、一応まともな感性があるんだなあ、と少し見直しました。
しかし、やっぱりこの人は違う。
石原慎太郎氏が、同じ日本人なら、私は日本人として恥ずかしいと思います。
原発が安全に稼動できると仮定しても、核廃棄物の管理が難しい。
これを安全に何万年、いや、ちょっとゆずって、何千年も管理できるものなのでしょうか。
つまり、原発のライフサイクルは、システムとして欠陥そのもの。
そんな欠陥システムを平気で輸出しようとするなんて、私は信じられない。
日本は、欠陥品を、平気で売るようなことをしてこなかった。
トヨタ自動車の対応からもわかるとおり、発見された欠陥に対しては、真摯に対応してきました。
私たち日本人も、それが当たり前だと思っていた。
そして、その日本人の態度そのものが、国際的に評価され、「made in japan」ブランドは、確立された。
ところが、欠陥システムを外国に売りつけるとなれば、それは、今まで培ってきた日本人の信用を裏切ることになります。
かなり以前に私が書いた「
核発電の憂鬱」に、「
4-2-1. 驚きの地質構造」を読んでほしいと思いますが、この中にある(参照3)のリンクに、特に注目。
日本の地質は亀裂だらけであり、これだけでも地震国である理由が理解できます。
とてもじゃない、地層処分に適しているとは言えません。
「
4-2-2. 地層処分の現実」を読んでもわかるとおり、技術的にクリアしなければならない問題がたくさんあります。
原子力協定の相手国であるトルコは、日本と同じ地震国です。
そのような国に、原発を売りつけようとするなんて。
石原氏は、本当に、日本人なのでしょうか。
「60すぎたら、保険はいらない」という見出しで、つい手を出した「週刊現代」2月22日号。
自民党の政治資金団体である国民政治協会という組織に、原発関連企業が献金していることが書かれています。
各電力会社はもちろん、プラントメーカーなど、ゾロゾロ。
ゴキブリゾロゾロの世界。
東芝、日立製作所、三菱重工業、IHI、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、三菱商事、新日鉄住金、神戸製鋼所、JFEスチール、明電舎、中電工、四電工、日本電機工業会、日本鉄鋼連盟、日本商工連盟。
もっと知りたい方は、「
原子力村の住民一覧」へ、どうぞ。
彼らは、「
福島へ遷都すべし」で書いたとおり、本社とすべての工場を、福島へ移すべきです。
それが、福島への本当の償い、というもの。
それより、石原慎太郎氏は、「維新の会」から出て行く、というよりも、日本を出て行ったほうがいいんじゃないですか?
滅多に書かない「
私の嫌いな人」シリーズに再登場ですしね(笑)。
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:28|
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