日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2014年03月07日

私の嫌いな人 3

みなさん、こんばんは。

昨日のニュースですが、私は、やっぱりこの人、大嫌い。

http://jp.wsj.com/article/JJ12600384546065024054019945219221480700987.html(「ウォール・ストリート・ジャーナル」)

この人が東京都知事であったと時、東日本大震災が起き、福島支援を一生懸命やろうとした姿に、一応まともな感性があるんだなあ、と少し見直しました。
しかし、やっぱりこの人は違う。
石原慎太郎氏が、同じ日本人なら、私は日本人として恥ずかしいと思います。

原発が安全に稼動できると仮定しても、核廃棄物の管理が難しい。
これを安全に何万年、いや、ちょっとゆずって、何千年も管理できるものなのでしょうか。
つまり、原発のライフサイクルは、システムとして欠陥そのもの。
そんな欠陥システムを平気で輸出しようとするなんて、私は信じられない。

日本は、欠陥品を、平気で売るようなことをしてこなかった。
トヨタ自動車の対応からもわかるとおり、発見された欠陥に対しては、真摯に対応してきました。
私たち日本人も、それが当たり前だと思っていた。
そして、その日本人の態度そのものが、国際的に評価され、「made in japan」ブランドは、確立された。
ところが、欠陥システムを外国に売りつけるとなれば、それは、今まで培ってきた日本人の信用を裏切ることになります。

かなり以前に私が書いた「核発電の憂鬱」に、「4-2-1. 驚きの地質構造」を読んでほしいと思いますが、この中にある(参照3)のリンクに、特に注目。
日本の地質は亀裂だらけであり、これだけでも地震国である理由が理解できます。
とてもじゃない、地層処分に適しているとは言えません。
4-2-2. 地層処分の現実」を読んでもわかるとおり、技術的にクリアしなければならない問題がたくさんあります。

原子力協定の相手国であるトルコは、日本と同じ地震国です。
そのような国に、原発を売りつけようとするなんて。

石原氏は、本当に、日本人なのでしょうか。

「60すぎたら、保険はいらない」という見出しで、つい手を出した「週刊現代」2月22日号。
自民党の政治資金団体である国民政治協会という組織に、原発関連企業が献金していることが書かれています。
各電力会社はもちろん、プラントメーカーなど、ゾロゾロ。
ゴキブリゾロゾロの世界。

東芝、日立製作所、三菱重工業、IHI、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、三菱商事、新日鉄住金、神戸製鋼所、JFEスチール、明電舎、中電工、四電工、日本電機工業会、日本鉄鋼連盟、日本商工連盟。

もっと知りたい方は、「原子力村の住民一覧」へ、どうぞ。
彼らは、「福島へ遷都すべし」で書いたとおり、本社とすべての工場を、福島へ移すべきです。
それが、福島への本当の償い、というもの。

それより、石原慎太郎氏は、「維新の会」から出て行く、というよりも、日本を出て行ったほうがいいんじゃないですか?
滅多に書かない「私の嫌いな人」シリーズに再登場ですしね(笑)。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | イイカゲンにしなさい! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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