みなさん、こんばんは。
宮古は大雪で、昨日の朝からぶっ続けで今日の午前中まで雪かき。
最初に、近所の道路や駐車場をやり、その後は倉庫。
私の場合、雪をトラックに運んで海へ捨てる作業なので、時間と労力がかかります。
宮古の場合、そんなに降らないので、雪をなくしたほうが仕事をしやすいので、私はそうしています。
倉庫まではやりましたが、家の前は放置。
やってられない。
その前日、獲ってきたスイ(クロソイのこと。宮古では「すーこ」と言う)を分解して食べました。


どうせ、過剰な放射能騒ぎで、安いのがわかっているのですから、食べたほうがいい。
昨年までのスイは、あまり美味しくなかったのですが、今年のは、うまい。
魚は、その年によって、味が違います。
ドンコも今が旬。
脂(肝)がたっぷり。
そして、毛ガニ。
先日、岩手県のローカル民放で、浄土ヶ浜パークホテルの料理人が言っていました。
宮古の毛ガニは日本一の味なんだそうですよ。
で、この方、ちゃんと知っています。
小さいのもうまいことを。
いや、「小さいのも」じゃなく、「小さいのが」うまい。
戻って、クロソイの話から、もっと戻って、1月19日に行われた「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」主催の学習会に招かれ、行ってきました。
秋田大学の村上東教授と環境ジャーナリストの青木泰さんの講演で、村上教授の講演は、まあ、放射能過剰反応派と申しますか、私が勉強したことから、ぜんぜん進歩していない感じの話でした。
例えば、肥田舜太郎・鎌仲ひとみ共著「内部被曝の脅威」を取り上げていたのですよ。
私はすでに、「
放射能に負けるな!」シリーズで、ダメな本として、「内部被曝の脅威」と取り上げていますから、ね!、村上教授の話は、進歩していない、と感じても不思議がないでしょ!
一方、青木さんの話は、聞く価値ありでした。
瓦礫処理予算の流用問題から、宮古の焼却施設での鉛検出問題、そしてセシウム捕獲がうまくいっていない問題などなど、けっこう中身がある内容でした。
青木さんのブログがあるみたいなので、リンクを貼っておきます。
たぶん、そこにも書いてあると思う。
http://gomigoshi.at.webry.info/講演の後は交流会が開かれ、最初に各自自己紹介(自己紹介できるくらいの人数でした)。
そこで、私は、「豊かな三陸の海を守る会」の会員であることを告げ、初期の中心メンバーで、その後は運動のブレーキ役をやっていることなどを話ました。
こういう反対運動って、反対する対象のあら捜しばっかりやるようになり、盲目的に信じやすくなります。
私の場合、逆の立場の主張なども勉強し、「どっちが真実かなあ」と自分で考えるようにしています。
そういう理由もあるためか、「豊かな三陸の海を守る会」の事務局長さんには、この会の飲み会にだけは誘われ、私も飲み会にだけは行きます(笑)
わからないことの一つに、ベータ線をカリウム40という体内に4000ベクレルも持っていながら、なぜ、人間は生きているのか、がんにならないのか、という疑問がありました。
これに対する答えを一生懸命探すのです。
今はいい時代です。
ネットで調べても、結構な収穫があります。
それを私は、「
放射能に負けるな!」シリーズに書いています。
反対運動をする人たちには、こういうことをする人が少ない。
体重60キロの成人男性で、4000ベクレルのカリウム40で内部被曝している、ということは、体重50キロの妊娠している女性だって、4000ベクレルではないにしろ、かなりの内部被曝をしているのです。
カリウム40は代謝物質ですから、ずっとぐるぐる体内を回って、あちこちでベータ線を出しています。
もちろん、おなかにいる赤ちゃんも、10ヶ月間も。
それなのに、なぜ、赤ちゃんは、ちゃんと生まれてくるのか。
この疑問は、どうやっても消えません。
反対運動をしている人たちは、疑問が消えますか?
私は、この答えを知りたい。
私は、たぶん「
DNA修復」に書いたことが答えだと思う。
ところで、その交流会で、イカにストロンチウム90が含まれる、というびっくりする話を、村上教授から聞かされました。
ストロンチウム90は、体内の骨細胞がカルシウムと間違え、吸収するものだと思っていましたが、本当のところ、どうなのか。
私が獲っているスルメイカは、1年魚です。
つまり、寿命が1年しかなく、これに、ストロンチウム90が、本当に蓄積するのか。
これに関して、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」世話人の永田先生に訊いてみました。
すると、「初耳であり、ちゃんとしたデータがあるのかな」と言っていました。
「イカ ストロンチウム」で検索してみると、具体的に書いてあるのが、次の2件。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2393.html(「
みんな楽しくHappy?がいい♪」)
http://touten2010.exblog.jp/15606735/(「
放射能に向き合う日々」)
特に2件目のほうには、普通の魚類、貝類、イカ類の濃縮係数が書いてあり、勉強になります。
その他は、中国からの報道の受け売りで、それを信用できるのかどうか。
村上教授は、どういうデータから、ああいう話をされたのか、もう一度会う機会があったら聞いてみたいと思う。
あの場に居合わせた人たちは、おそらく、「イカも危険だよ」と思って、他言するでしょう。
もし、いい加減な受け売り的なデータなら、それが風評被害を生む原因なのです。
その責任は非常に重い。
それから、またまた村上教授の話からですが、太陽光発電も公害を生むと。
私は、「どんな公害ですか」と質問したら、低周波騒音、そして、発電設備の原料生産地の話。
原料生産地の公害問題ならば、携帯電話やその他、ハイテク製品はみんなそうなってしまいます。
これでは、一方的なリスクだけを取り上げた子どもじみた話になります。
低周波騒音、これは個人による差が非常に大きい。
私や同居している父などは、こんな騒音とは無縁。
私の近所の人たちも同じです。
ある特定の人がそうだから、という理由で、全部禁止しようというのは間違っています。
例えば、私は、エビアレルギー。
ところが、エビは誰が食べてもいい。
当事者が気をつければいい話なのです。
最後は、セシウム焼却などに対する提言です。
焼却施設のバグフィルターは、青木さんが指摘したとおり、放射能を99%など捕獲しておらず、結構な量のセシウムを周辺に撒き散らしているらしい。
これを逆手にとって、「ちゃんと99%捕獲できるフィルターを作れ」とハッパをかけるのです。
「やめろ!」ではなく、「作れ!」。
そうすれば、セシウムを固定でき、環境中に循環させることが少なくなります。
固定させることこそ、放射性物質に必要なこと。
これは、以前、永田先生にも言ったことです。
交流会では、福島へ自動車で行けば、エンジンのエアフィルターには、セシウムがいっぱいになる、ということを指摘する人がいました。
これも逆手にとって、福島へ旅行し、エアフィルターにたくさんのセシウムを捕獲し、それを固定処理すればいいのです。
福島を嫌うのではなく、どうやったら、福島も助けられるのか、そういうものの考え方を反対運動をする人たちも考えなければならない。
と思いませんか。
放射能に負けられない!
ではでは〜。
「みんな楽しくhappyがいい」さんの市川定夫さんの記事にコメントを入れているところからやってきました。
いくつか記事を興味深く拝見しました。
もう一年も前の記事にコメントしてしまい申し訳ないけど、「私はこの答えを知りたい」と書かれていたのにひかれてコメントさせていただいております。
私はおそらく逆の考えからこの問題を考え続けてきたので、面白いなあと思って。
私の場合は、こう考えています。元素の化学的性質がそれぞれ違うのであるから、体内でその元素が、非常にミクロな目で見た時に、どこにどんな状態で存在していて、周囲をどのような物質で取り囲まれているか、など、KとCsでまったく違うのですから、それぞれの1ベクレルが体内で人間に与える影響はまったく別、と。
上のホームページアドレスに書かせていただいた記事も、少しだけ関係があるので、もしよかったらご覧いただければ幸いです。とてもつたない文章ですがバンダジェフスキーさんをどう考えるという問題とは切り離して考えても、この様なミクロの視点からの元素の差というのはいくらでもありえると考えられるということが、重要と思っています。
たまたま何の因果か、学生時代にカリウムとセシウムの化学的性質の違いを学んだので、原発事故の後にこの二つの元素の混同され具合に驚いている次第です。
では夜中に失礼しました。読んでいたら夜中になってしまいました。。。
>それなのに、なぜ、赤ちゃんは、ちゃんと生まれてくるのか。
似たようなことを私もよく考えたのです。
仮にK40がまったく存在しない空間を人工的に作ってその中で生活するという壮大な、やりたくもない、実行不可能な実験でもやらない限り、とも思います。
逆に、K40比率を人工的に増やす化学テロがあったら?など。
私は、この環境の中で人間という性物が繁殖を繰り返しながら生き延びてきて、その結果今存在して、生まれる赤ちゃんが、今の世の人に、「ちゃんと生まれてくる」という言葉で表現されている状態である、という事かなと。
それがちゃんとしているのかちゃんとしていないのかは、ちゃんとしていると思った人しか判断できないんでしょうが。(ちょっと遊んでいます)
私は市川定夫さんは、大筋、同じ元素であれば違う同位体でも体内挙動はほぼ同じであると考えていると思います。(生物の中にはちがう例もあるようですが)
解かりやすさを優先してか、突っ込まれ易い表現だし正確さの問題もあるけど、貴重な存在、こんな問題を考えるときにもとっかかりを与えてくれる貴重な考えと思います。(貴ブログが興味深いブログさんだったのでちょっと雑談失礼しました)
「カリウムとセシウムの化学的性質の違い」に関して、私も、放射性毒性よりも、化学毒性のほうが注目すべきなのかなあ、と感じています。
もう忘れましたが、どこかのWebサイトだったか、ブログだったかに、セシウムの性質に関する記述で、確か、激しく反応することが書かれてあったと思います。
それかなあ?
最近、西脇俊二さんという医師の方が書いた本を読みましたが、がん細胞の大好きな栄養素は、ブドウ糖だそうです(この感想文をアップしようと思いますが、まとめる時間が・・・)。
これを摂取している限り、がん細胞とは闘えない。
近藤誠さんは、がんとは闘うな、と言っている。
ところが、西脇さんは、断糖とビタミンC点滴で、がんは治せるものもあると。
西脇俊二さんに本によると、人間への進化の過程では、本当は炭水化物は必要なかった。
肉と魚だけでも人間は生きてこれた。
しかし、人間が人間を支配するには、農業がその道具となった(http://platinum-room.seesaa.net/article/119153100.html参照)。
炭水化物を道具にされた。
もしかして、炭水化物すら、毒かもしれない。
ということで、「タラの芽天ぷら」さんの言われるとおりだと思います。
私たちの体内では、さまざまな物質は、元素レベル、化学反応レベルでは、きっと大きな影響があるのかもしれない。
しかし、 まあ、私事ですが、私は、ホント、いっぱいセシウム魚を食べたり、肺から吸い込んだりしていると思います。
自分でそう思います(ということは、そうでないかもしれない)。
落としたものも「もったいない」と平気で食べる人間ですから。
「タラの芽天ぷら」さんの「ちゃんと生まれてくる」表現を借りれば、私は、現代人と比較するなら、「ちゃんと生きていない」。
それでも、何ともない。
セシウムの放射性毒性よりも化学毒性に注目するなら、害のないベクレル数を求めても意味がありません。
それならば、化学毒性の影響のあるモル数かな?グラム数かな?そういう単位を教えてください。
それにより、福島や三陸の海の魚は危険だ、と判定できます。
「私はこの答えを知りたい」です。