みなさん、再び、こんばんは。
食べようと思って、魚を箱に置いていたら、この通り。

犯人は、カラス、そして、猫。
生き物だから、しょうがないか。
穴が開いてない分、まだ幸せ。
「
ねずみは、どこへ?」で書いたカラスたちは、やっぱり戻ってきたんですね。
猫は、津波の時は、いったん、山へ隠れたそうですが、戻ってきました。
ねずみは、私のところでは、相変わらずいませんが、やっぱり、崎山あたりの山には、けっこういるらしい。
最近、カラスは非常に元気で、魚市場で水揚げしていると、船のマスト類に、カラスがたくさん止まっていて、船に残っている魚を食べようとしています。
その魚市場岸壁には、一応、係船時のクッションの役割を果たすゴムが付いています。

この写真だと、縦に付いていて、問題ありません。
が、下の写真のように、横に付いていると、さあ、大変。
潮の干満により、小型船を係船していたりすると、このゴムの下に、舷側が入ってしまい、知らないうちに船が傾いたりします。
最悪の場合、そのまま転覆。
水揚げ中に波が来た時も、舷側や防舷材を壊したりします。

せっかく、岸壁のかさ上げ工事で、一度、このゴムを全部取っ払ったのだから、横のゴムを縦のゴムに換えればいいのですが、しかし、国や県は、飽くまで現状復帰をするようなのです。
このことは、宮古魚市場で言っていました。
いくら、「縦ゴムにしてください」とお願いしても、県が耳を貸さないそうです。
せっかく、カネをかけるんだったら、ダメなものは、改善すべきです。
いつまで経っても、税金を使う人たちって、成長しないのね。
ついでに、宮古漁協の製氷工場の写真。
津波後の壊れた製氷塔と、復活した製氷塔。


昨年の8月、これが復活する時、私は、試運転の実験台になりました。
「製氷塔が使えますよ」という甘い言葉に誘われ、その岸壁に着岸したら、やっぱりダメです。
2トンもの氷を「ワッセ、ワッセ」と、ヨコダ(万丈カゴ)で船に積みました。
これが何日か続き、再び「製氷塔が使えますよ」という声。
いよいよ、製氷塔から氷が落ちてきましたが、しかし、機械の調整がうまくいかず、時間がいつもの3倍ぐらいかかりました。
「外来船は、短気な人が多いから、怒られるよ」と言って、その後、1週間ぐらいだったかなあ、正常になったような気がします。
この製氷工場は、大船渡港のサンマにも貢献しているんですよ。
大船渡港には、大型のサンマ船が水揚げに来ましたが、氷がまだ出来ないなくて、そのため、宮古へ回航し、氷を積んでから出港していきました。
もし、宮古製氷工場の復活が遅かったら、大船渡魚市場での水揚げは、ちょっと遅れたでしょう。
しかし、この製氷工場も、他の製氷工場のお世話になっています。
氷が足りなくて、他県の製氷工場から、氷を融通してもらったからです。
みんな、譲り合って、ここまできたんですね。
譲らないのは、岸壁復旧で見るとおり、行政機関。
何とかしてくださいね。
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 22:01|
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大震災・復興
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私の見立てでは宮古魚市場の宮古漁協も製氷工場の宮古漁協も上には何も言ってないと思いますよ。漁協幹部は市や県や国の官僚に支配されて(言いくるめられて)何も言えなくなっています。漁協の中堅の人がどうにか土下座してお願いするしかないですね。漁協の幹部は市、県、国のどちら様が管轄しれるかももう分からなくなっているでしょう。私も分からねが…
港湾づくり協議はこれからは市民主体で行うべきです。ジョークではないです。漁師も港湾関係者も役人もいらないのです。原発0%か15%か20〜25%かのあの公聴会の醜い人選を見てますか?ドイツ辺りでは煮詰まった段階でも電力関係者はもちろん科学者や技術者もシャットアウトなそうです。それが本当の姿だと思います。
少なくても国や県のやまごの言いなりにはならないぞ、というより(段階を踏んで)現場の漁師と現場の港湾従事者それに一般宮古市民でもって海洋市民主体の港湾づくりを進めたいものです。
漁業に関しても素人のゆうですが
何かできることありますか?
中堅の方たちは、方向を持っているんですね
だったら、チャンスなのにね。
高浜港の復旧工事説明会でも、現状復旧のみ、という話だそうです。
例えば、港内の海水循環ができるよう、鍬が崎の防波堤のように切れ間を作るよう提案しても、無理だったそうです。
結局、「復旧してやるんだから、言うとおりにしろ!」ということかもしれませんね。
3割自治体、しかも、復興増税やら復興国債やらで、復旧してもらうだけで、ありがたいのかも。
そう、本当にありがたいと思います。
でも、どうせ同じカネを使うなら、改善する方向でいけば、もっとありがたい。
詳しくは、宮古市産業支援センター、港湾振興室に聞いてください。」
とのことなので、何かのときに聞いてみます。