みなさん、こんにちは。
「
うまいもの」シリーズ第3弾。
どんこ。
http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Donko.htm(「
食材事典」)
どんこのはたき。
これは、どんこを身だけにし、包丁ではたいたものです。
好みにより、どんこの油(肝)を混ぜ、ネギを混ぜ、味噌を混ぜ。
私の場合、ネギを使い、はたくのではなく、小さくぶつ切り、というか、千切り?
アジのはたきを食べたことがある人はわかると思いますが、あんな感じで切ります。
油(肝)は使いません。

これをわさび醤油で食べれば、最高!
なぜ、ネギを使うか、というと、どんこ特有の臭みを取るためです。
「生で食べられるのに、なぜ、刺身で食べないの?」というのは、良い質問。
何度もチャレンジしましたが、はっきり言って、美味しくない。
だから、「はたき」なんですね。
どんこ料理といえば、どんこ汁。
魚汁は、私の場合、大根、ニンジンに魚を入れ、味噌汁。
そして、ここでもネギ。
魚汁を美味しくするコツは、火を止めてから、ネギを入れること。
ネギが死んでしまったら、美味しくありません。
どんこ汁の場合、もちろん、油(肝)を入れます。
これだけでも美味しいのですが、コショーを加えると、なお濃厚な味になります。
コショーは、あのテーブルコショーで十分!
これらの美味しいどんこ料理は、日本酒に非常に合い、はたきなどは、少々たくさん作っても、全部食べてしまいます。
消費拡大のため、友達に作ってプレゼントしたら、「美味しい!」って言ってくれました。
今まで、彼は、火を通してしか食べたことがなく、「こんなに美味しいとは知らなかった」と。
どんこは、市場に、ちょっと揚がれば、すぐに値崩れします。
今、宮古市内のホテルなどの宿泊施設はどこも満杯で、本当のところ、魚の値段は、高くなってもいいと思うのですが、安い。
たぶん、他所から買ってきているんでしょうね。
今年の冬、宮古魚市場が休日で、釜石魚市場が開場したとき、釜石へ毛がにを持って行った時のことです。
仲買人さんに「花巻温泉へ行く毛がにだね」と言ったら、「花巻温泉は、ここの毛がには使わないよ。たぶん、安い北海道産じゃないのかなあ」と答えていました。
地産地消には程遠い商売のやり方。
復興には程遠い商売のやり方。
ところで、コショーを入れるのを教えてくれたのは、お世話になっている神林港の
ゆたか丸の奥さん。
船主と一緒によく沖へ行く奥さん。
その奥さんに、「これから、船頭の訓練をして、舵を旦那から奪いなさい」と言ったら、ダメダメ、というふうに、手を横に振りました。
そこで、「もし、旦那ががんになったら、それでも、ご飯食っていけるでしょ!」と言ったら、旦那と一緒に笑っていました。
本当は、その後に、付け加えようとしましたが、やめました。
「旦那が亡くなっても、船を動かしながら、次の旦那を見つければいいじゃないの?」
自営業の奥さんは、これが強み。
忙しいけれど、ちゃんと、事業内容を知っておけば、事業のやり方を覚えておけば、旦那が死んでも大丈夫。
次の男なんて、どうってことない!
?
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 17:22|
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うまいもの
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3月に講師できてくださった方が、宮古には良い食材がありますね! って、話されてました。
調理して、都内などのお店に販売できたら、お客さんは驚いて、おいしいってたべてもらえるんでしょうね〜
作田丸さんのほうが、ずっとず〜っと、すごいですよ。
http://sakuta.qee.jp/blog/
彼は、天才肌。
私は、我慢強く、努力派。
良い食材は、どこにでもあります。
売れるかどうかは、宣伝する人たちの手腕です。