日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2012年07月15日

どんこのはたき

みなさん、こんにちは。

うまいもの」シリーズ第3弾。

どんこ。

http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Donko.htm(「食材事典」)

どんこのはたき。

これは、どんこを身だけにし、包丁ではたいたものです。
好みにより、どんこの油(肝)を混ぜ、ネギを混ぜ、味噌を混ぜ。

私の場合、ネギを使い、はたくのではなく、小さくぶつ切り、というか、千切り?
アジのはたきを食べたことがある人はわかると思いますが、あんな感じで切ります。
油(肝)は使いません。

どんこのはたき.JPG

これをわさび醤油で食べれば、最高!

なぜ、ネギを使うか、というと、どんこ特有の臭みを取るためです。

「生で食べられるのに、なぜ、刺身で食べないの?」というのは、良い質問。

何度もチャレンジしましたが、はっきり言って、美味しくない。
だから、「はたき」なんですね。

どんこ料理といえば、どんこ汁。

魚汁は、私の場合、大根、ニンジンに魚を入れ、味噌汁。
そして、ここでもネギ。
魚汁を美味しくするコツは、火を止めてから、ネギを入れること。
ネギが死んでしまったら、美味しくありません。
どんこ汁の場合、もちろん、油(肝)を入れます。

これだけでも美味しいのですが、コショーを加えると、なお濃厚な味になります。
コショーは、あのテーブルコショーで十分!

これらの美味しいどんこ料理は、日本酒に非常に合い、はたきなどは、少々たくさん作っても、全部食べてしまいます。
消費拡大のため、友達に作ってプレゼントしたら、「美味しい!」って言ってくれました。
今まで、彼は、火を通してしか食べたことがなく、「こんなに美味しいとは知らなかった」と。

どんこは、市場に、ちょっと揚がれば、すぐに値崩れします。
今、宮古市内のホテルなどの宿泊施設はどこも満杯で、本当のところ、魚の値段は、高くなってもいいと思うのですが、安い。
たぶん、他所から買ってきているんでしょうね。

今年の冬、宮古魚市場が休日で、釜石魚市場が開場したとき、釜石へ毛がにを持って行った時のことです。
仲買人さんに「花巻温泉へ行く毛がにだね」と言ったら、「花巻温泉は、ここの毛がには使わないよ。たぶん、安い北海道産じゃないのかなあ」と答えていました。

地産地消には程遠い商売のやり方。
復興には程遠い商売のやり方。



ところで、コショーを入れるのを教えてくれたのは、お世話になっている神林港のゆたか丸の奥さん。
船主と一緒によく沖へ行く奥さん。
その奥さんに、「これから、船頭の訓練をして、舵を旦那から奪いなさい」と言ったら、ダメダメ、というふうに、手を横に振りました。
そこで、「もし、旦那ががんになったら、それでも、ご飯食っていけるでしょ!」と言ったら、旦那と一緒に笑っていました。

本当は、その後に、付け加えようとしましたが、やめました。

「旦那が亡くなっても、船を動かしながら、次の旦那を見つければいいじゃないの?」

自営業の奥さんは、これが強み。
忙しいけれど、ちゃんと、事業内容を知っておけば、事業のやり方を覚えておけば、旦那が死んでも大丈夫。
次の男なんて、どうってことない!



ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 17:22| Comment(2) | TrackBack(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どんこ料理
3月に講師できてくださった方が、宮古には良い食材がありますね! って、話されてました。
調理して、都内などのお店に販売できたら、お客さんは驚いて、おいしいってたべてもらえるんでしょうね〜
Posted by ゆう at 2012年07月22日 07:03
私のは、自己満足です。

作田丸さんのほうが、ずっとず〜っと、すごいですよ。

http://sakuta.qee.jp/blog/

彼は、天才肌。
私は、我慢強く、努力派。

良い食材は、どこにでもあります。
売れるかどうかは、宣伝する人たちの手腕です。
Posted by T.Sasaki at 2012年07月24日 22:24
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