みなさん、こんばんは。
ようやく鮭が釣れるようになってきました。
初漁から、1尾、0尾、0尾、0尾、と4日続けて無駄足を運びまして、今の時期としては、史上最低の話にならない漁です(漁というより、何をやっているんだか)。
こんなのは、記憶にございません。
11月末日に、ようやく180尾獲り、なんとかなりそうな気配でしたが、そううまくいかないんですね。
もう、参っています。
瓦礫仕事にでも就職しようかなあ。
で、その瓦礫です。
災害がやってきて、大儲けするのは、土建業。
津波襲来直後は、みんな唖然としたでしょうが、しかし、笑顔を隠していたのが土建業界。
そして、瓦礫撤去作業にまつわる話には、ドロボー話がいっぱい。
その当事者が、このワタシ。
宮古川に船を係船して、イカ釣りの艤装をしていた時のことです。
FRPペンキの刷毛をシンナーで洗うため、どうしても、その容器がほしかった。
自転車で、ヒーコラヒーコラとホーマックまで行くのも大変だったので、出崎埠頭の瓦礫の山へ、容器を探しに行きました。
瓦礫の山、といえば、使えないぼろ屑みたいなものだけある、と思いきや、そうではありません。
使えるものまで、みんな捨ててしまっているのです。
もったいない。
洗えば使えるのに。
瓦礫の山では、陸中建設の重機が、ガチャガチャと何やらやっています。
そこの運転手が、私をにらみつけていました。
「何か?」
「あぶないから、あっち行け」
それから、重機から離れた方へと探し、立派なプラスチック製の容器を見つけ、持って行こうとしましたが、まだその運転手がにらみつけていました。
「そんなににらみつけて何か言いたいの?」「降りてきて話すっぺーす」
しかし、彼はワーワー何か言って、降りてはこなかった。
私は、頭にきて、自転車に積んだその容器を、瓦礫の山へ再び投げてきました。
帰りに、瓦礫事務所みたいなところへ立ち寄って、「ゴミを再利用しちゃいけないんですか」と言っていたら、その運転手が、瓦礫の山から下りてきて、ご対面。
で、彼に、「ドロボー」と言われちゃった。
「ゴミの再利用のどこが悪い」
というのが私の言い分。
ゴミの減量にもなるだろうし、再利用は、エネルギーの節約にもなります。
この理には、負けると見え、次は、「危ないんだよ」
「一度注意され、それに反し怪我した場合、それは私の自己責任。何もそんなに血相変えて言うことじゃないでしょう」
「そういう奴に限って、実際怪我したとき、他人のせいにするんだよ」
「藤原埠頭や高浜にいる瓦礫処理業者は、持っていってもいい、と言っているよ」
「そんなら、あっち行け。藤原や高浜へ」「お前みたいなのは、相当おかしい。普通の人は、注意されれば、引っ込む」
これには、負けた。
でもね、「ドロボー」はないと思うんですが。
それに、土建業者は、仕事がなくなれば、「仕事くれ〜」と行政なんかに泣きつき、税金にたかろうとするんだから。
仕事がないのは、自分の責任じゃないの?
自己責任の放棄もはなはだしい。
あの運転手って、本当に自己責任というのを理解しているのかしら。
結局、ペンキの刷毛は、使い捨てになり、頭にきて、その瓦礫の山に捨ててきました。
再利用を否定されたため、逆にゴミが増えてしまった悪例。
あ〜、つまらない。
陸中建設全体が、ああいう態度ではないと思いますが、彼は、ちょっと言いすぎじゃありませんか。
瓦礫撤去作業は、ご存知の通り、税金で行われています。
なおかつ、識者たちは、「復興はスピード、スピード」とスピードばっかり。
税金で、家の瓦礫の撤去してくれるから、もうそりゃ、住めそうな家も、「壊してください」と願い出る人が続出。
喜んでいるのが、その請負業者である土建業。
中には、撤去作業中、家から出てきた現金などをポケットに入れているとか(全部とは言いませんが、どうなんだか)。
田老あたりを請け負った業者は、その疑いが濃厚との噂。
はて?
これって、はっきりしたドロボーですよね。
税金で、役に立たない箱物を作ってきた土建業界と行政組織。
そして、災害の瓦礫撤去では、カネをかすめるわけだ。
公のカネと個人のカネに手をつけて、あとは、手につけるものは何もなし。
土建業界には、この世の春が訪れています。
ではでは〜。
