日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2010年04月12日

「エコ」って?

みなさん、こんばんは。

イサダ漁宮古船団は、今年“も”危機的状況です。
沿岸地域には、全くと言っていいほど、魚群がありません。
先日は、綾里崎まで、往復90マイル航海しました。
こうなると、悲惨!
今日も、宮古から、そこまで行った船もあり、結局、そこでも資源がなく、戻ってきたらしいのです。

で、私は?というと、天候も良さそうなので、ずっと沖合いを調査しました。
宮古沖20マイルに、薄い魚群を発見。
仲間の船が操業し始めたので、私も一緒に操業しました。
何とか、194カゴ(1カゴ30kg)。
明日は休みの予定。



地球温暖化問題が、またまた、もめていますねえ。
ちょっと前に、田中宇さんが、いろいろ書いています。
この時の記事は、私もあまり支持できないような内容でした。

地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(1)
地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(2)

これは、英国のイーストアングリア大学(UEA)にある気候研究所(CRU)が槍玉にあがった事件ですが、しかし、どうも、“反”温暖化側の策略だったみたい。
そのことを、さくらぃさんが、紹介しています。

CRUメール盗難事件、決着(「壊れたら直そう日記」)

田中さんは、いったい、どうするんでしょう?



話は変わって、先週の日曜日、私は、ヤボ用で、盛岡へ行ってきました。
行ったからには、冷麺を絶対食べてくる。
私の学生時代、一緒に(といっても、私はアルバイト)働いた人が、「次郎長」という店を出しているので、盛岡へ行った時は、必ず、そこへ食べに行きます。
盛岡一うまい冷麺は、駅前の「盛楼閣」なんですが、麺のコシはちょっと落ちるけど、「次郎長」のもおいしいです(と宣伝しておきます)。

宮古から盛岡まで自動車だと1時間半でいくので、ドライブとしては比較的簡単なほうです。
でも、私は、バスか山田線。
やっぱ、資源のない日本人にとって、ドライブは贅沢ですよ。
だから、できるだけ、公共交通利用しましょうね、みなさんも。
誰かに運転してもらえれば、その間、睡眠できるし、本も読める。

ハンドル握って、おもしろかったのは、せいぜい30歳前まで。
今や、運転は、面倒くさい。
30過ぎてもハンドル握るのがおもしろい、って人は、ちょっと考え物。
だと、思いません?

長距離移動では、公共交通を利用するのが最も省エネですが、自動車を利用する場合は、やっぱり低燃費のもの。
その販売促進政策が、エコカー減税やエコカー補助金。
しかし、その対象車を見ると、唖然とするものがあります。
ここでホンダの車を例にします。

ホンダのハイブリッド「INSIGHT」の燃費は、10・15モード走行で30km/l。(http://www.honda.co.jp/INSIGHT/environment/index.html
「FIT」1300ccが、24km/l。(http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/ecology/
軽自動車の「Life」で、22km/l。(http://www.honda.co.jp/LIFE/ecology/

ところが、エコカー対象車に、何と!SUVやミニバンが入っているのです。
これには、驚いてしまいます。
きっと、低燃費を実現しているんだろうなあ、と思い、調べてみると、やっぱりダメ。

SUVの「CROSSROAD」は、12.4〜13.8km/l。(http://www.honda.co.jp/CROSSROAD/webcatalog/grade-data/
ミニバン「STREAM」は、15km/l。(http://www.honda.co.jp/STREAM/ecology/
「ODYSSEY」が、13.2km/l。(http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/ecology/
「ELYSION」2400ccタイプが、10.2km/l。(http://www.honda.co.jp/ELYSION/spec/index.html

リッター10kmしか走らない車も、エコカー?
ミニバンの中で、最も燃費の良い「STREAM」。
それに比べて、「ODYSSEY」や「ELYSION」は燃費が悪いのに、、なぜ、減税額や補助額が大きいの?

http://www.honda.co.jp/green-tax/subsidy/13-new/index.html

エコカー促販政策は、ツッコミどころ満載ですなあ。

ホンダをダシにしましたが、たぶんトヨタも似たようなものでしょう。

私なら、SUVやミニバンみたいな、でかい車には、逆に税金かけて、その税金を公共交通機関補助します。

ダメですなあ、民主党。
そして、この制度を作った自民党も言うまでもない。

特にSUVなんか、もってのほか。

http://fish-archives.hp.infoseek.co.jp/tubuyaki-kankyo3.html
http://fish-archives.hp.infoseek.co.jp/tubuyaki-kankyo4.html
http://fish-archives.hp.infoseek.co.jp/tubuyaki-kankyo5.html

ついでなので、家電エコポイント制度についても。

液晶テレビの省エネ度は、誰もが認めます。
しかし、液晶だからといって、でかいテレビにまで、エコポイントを与えるのは、ちょっと違うでしょう。
家電販売店で観察すると、でかいテレビほど、エコポイントが大きい。
小さいテレビほど、環境にやさしいと思うのですが、民主党や自民党の考えは、違うんですね。
こりゃ、ダメだ。

結局、民主党だけがダメなのではなく、もともと自民党もダメだったのです。

え?

今頃、気づいたのか、って?

そう。
結局、エコカーやエコポイントは、大手メーカーだけを儲けさせる手段だったんですね。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック