ちょっと書き足します。
前にも書いたと思うんですが、どこで書いたか、探すのが面倒です。
そこで、再び、ここで取り上げます。
大工さんたちのいう屋根の勾配から、屋根の傾斜角を計算してみます。
大工さんたちは、屋根の傾斜を「○寸勾配」と表現します。
これは、水平方向1尺(10寸)に対して、垂直方向に何寸上がるか、ということを表しています。
例えば、水平方向1尺に対し、2寸勾配だと、2寸高くなり、5寸勾配だと、5寸高くなる、ということです。
私の家の屋根は、3寸勾配ですから、10寸に対し、3寸上がります。
ここで三角関数を使います。
三角関数は、「sin 」「cos 」「tan」ですね。
その中でも、直角三角形の直角をまたいでいる辺がわかっているので、使うのは「tan」。
直角三角形の辺が分かっていますから、求めたいのは、角度です。
そこで、アークタンジェント(「atan」または「atn」)という関数を用います。
式は、
atan(3/10)
ここで、関数電卓のページを紹介します。
http://tomari.org/main/java/dentaku_kansuu.html(「
TOM's Web Site」)
この電卓画面に数式を打ち込めば、次のようになります。
atan(3/10)=16.69924423399362
つまり、私の屋根の傾斜角は、16.7度、およそ。
ガス屋さんの屋根は、5寸5分勾配だそうで、これを同様に計算すると、
atan(5.5/10)=28.810793742973065
およそ、28.8度です。
ガス屋さんの屋根のほうが、明らかに好条件です。
今度は、逆に、理想の傾斜から、屋根の勾配を求めてみます。
宮古市の中心(宮古市役所)は、北緯39度39分に位置します(「
北国の屋根の傾斜 2」。
ということは、ここでこそ、普通の三角関数「tan」を使います。
10×tan(39.39)=8.211170098477323
つまり、8寸2分勾配です。
屋根を作る大工さんたちは、大変ですね。
ところで、さきほど紹介した関数電卓は、数式記入式であり、昔、シャープ製のポケットコンピュータを使っていた私としては、非常になつかしく、また、うれしくもあります。複雑な計算式では、こっちのほうの電卓が使いやすいんですよ。
で、実は、電卓ソフトを検索してみたら、数式記入式がたくさん出てきました。
使いやすいのをさっそくゲット!
慣れれば、普通の電卓より使いやすいですよ〜。
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 19:54|
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