みなさん、こんばんは。
ちょっと嫌なニュースです。
http://www.asahi.com/business/update/0204/TKY201002030498.html(「
asahi.com」)
ドル札をジャンジャン刷っているアメリカの国債を、ゆうちょ銀行が買わせられるのかなあ、と。
それには裏があって、小沢一郎氏の不起訴と関係あるとか、ないとか。
「
気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」[1493](「
副島隆彦の学問道場」)
私流に要約すれば、どこの国にも敬遠され始めた米国債を日本に売るため、アメリカは、小沢一郎氏を攻撃し、それをやめる交換条件として、米国債を買わせたわけだ。
つまり、自民党、検察、マスメディアは、うまい具合に利用されたわけだ。
一般国民とすれば、4億円という数字は、巨額に感じるかもしれませんが、しかし、それほどのものではないと、私は思います。
よく考えてください。
小沢一郎氏、自民党時代、バリバリの利益誘導政治家でした。
そこで、5億や10億、貯め込んでいたとしても不思議ではありません。
しかも、彼は、世襲議員なのですから。
彼は、その後、自民党を飛び出し、二大政党制を目指します。
そのきっかけは、何だったのか?
政治資金規正法違反の中身より、私は、そっちのほうに興味があります。
さて、今日は、「高速増殖炉」について。
高速増殖炉とは、“高速”中性子を利用して、燃料を“増殖”しながら、発電する原子“炉”のことです。
一般の軽水炉では、高速中性子ではなく、“低速”中性子を利用していますが、この中性子を、熱中性子と言うんだそうです。
速中性子とは、平均秒速二万キロメートルという高速の中性子で、核分裂に伴なって発生する。中性子は電荷をもたないので、電子とは相互作用をもたずに原子核と衝突して散乱される。実験的に速中性子を照射するには、気送管という長い管を通して空気圧で試料を原子炉照射孔に一定時間送り込むか、加速器を利用する。
速中性子が鉄や鉛のような比較的大きい原子核にあたっても跳ね返ったときの速度は遅くなる。したがって水やポリエチレンのような水素を多く含む物質が中性子の減速材として使われる。速中性子を減速材中で何回も衝突させて平均秒速二キロメートルまで遅くしたものを熱中性子という。熱中性子は原子核に吸収されやすくなる。熱中性子はとくに原子炉の重水設備などで得られる。速中性子や熱中性子の照射は、通常は研究用原子炉でおこなわれる。
(植物が語る放射線の表と裏」p31)
つまり、高速中性子=速中性子、低速中性子=熱中性子。
簡単に言えば、そうなります。
ということは、高速増殖炉に合わせるならば、軽水炉は、低速中性子炉、あるいは、熱中性子炉と呼ぶべき。
高速増殖炉の冷却剤は、取扱いの厄介なナトリウム。
一方、普通の原発である軽水炉の冷却剤は、水。
ここで、軽水炉に合わせて呼ぶならば、高速増殖炉は、「ナトリウム炉」と呼ぶべき。
ところで、高速増殖炉は、超低速に燃料を増殖する、ってこと、みなさん、ご存知ですか。
http://sky.geocities.jp/nuclear_faith/dream/3-2-1.html(「
核発電の憂鬱」)
その辺の普通の人は、高速増殖炉を、“高速”に燃料を“増殖”する原子炉だと思っています。
本当ですよ。
だから、「増殖」という言葉をどうしても使いたいのならば、“超低速増殖炉”とでも呼ぶべきです。
そうすれば、勘違いせずに、みんなが“理解”するのですが。
ちなみに、燃料が増殖するかどうかは、その再処理に運命が賭かっています。
http://sky.geocities.jp/nuclear_faith/dream/3-2-2.htmlhttp://sky.geocities.jp/nuclear_faith/dream/3-2-3.html大丈夫?
電事連さん!
みなさんに、「もんじゅ」を理解してほしいなら、まず、理由をつけて、「高速増殖炉」の名称変更をしましょう。
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:49|
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