日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2010年01月20日

身近な放射線利用

みなさん、こんばんは。

本県選出の小沢一郎代議士、どうなるんでしょう。
私は、どっちでもいいですけれど。

ただ、小沢一郎氏、及び、民主党には、もうちょっと、頑張ってもらいたいですね。
たとえ、小沢氏が悪い人であっても、です。

というのは、今日の「週間メールジャーナル」を読んで、そう考えたからです。
「小沢・民主」Vs.「検察・マスコミ」という構図での批判文は、ネット上の巷間に腐るほどあります。
その中で、最も、読みやすく、分かりやすく、読み応えがあるなあ、と私が感じた文章は、川崎明さんのものですね。

http://www.mail-journal.com/20100120.htm(「週間メールジャーナル」)

冒頭の「これまでは政治家の逮捕は、世間がまだかまだかと待ち望み、検察庁の看板にペンキがぶちまけれられるような騒ぎになって、やっと重い腰を上げていたものなのに、今回はやけに検察の動きが素早いのはどういうわけだ?」を読んだだけで、スッキリしました。
「クロスオーナーシップ」についての記述もあり、これこそ、自由配信のインターネットじゃないと、出てこない代物です。
新聞やテレビで、検察裏ガネのことやクロスオーナーシップのことを、一言でも書いてあるのを、みなさん、見たことがあります?
ありませんよね。
だから、これらの告発は、大事なことです。

ちなみに、三井環さんの検察裏ガネ事件は、故「漁師のつぶやき保存版」でも書いているんですね。
ただの転載ですが。
「噂の真相」さん、ゴメンなさい!

http://milky.geocities.jp/umaimono_tabetai_hito/tubuyaki-uwasin2.html



さて、本題。

どういうわけか、「カリウム40とヨウ素129の対決!」に、いつまでもアクセスがあるんですね。
放射能のことを好きなんでしょう、きっと。
今日は、その期待に応えて。

ちょっと前に、「植物が語る放射線の表と裏」という本を読みまして、これまた、いろいろと勉強になりました。
放射線利用は、結構、日常的に使われているんですね。
特に、工業利用は、非常に多い。
私は、レントゲンや原発関係などが、ほとんどだと思っていました。

この本は、「植物が語る〜」ですから、もちろん、農業利用についての記述がほとんです。
「放射線」=「悪」という誤った先入観を持っている人もいると思うので、ここで、ちょっと、それを取り払いましょう!

まずは、食品照射。

目的は、殺菌、殺虫、萌芽防止。
食品照射の歴史は古く、1905年、X線照射で微生物の死滅が発見されました。
しかし、実際の利用は、1958年になってから。
ちなみに、アメリカの宇宙飛行士の食べ物は、放射線照射食品。
今や、照射技術のある国で広く利用されており、中でも、アメリカ、ウクライナ、中国、オランダ、フランスなどでは、多く利用されています。

放射線の照射で気がかりなのは、照射された食品の放射化です。
しかし、大丈夫!

放射線としてはガンマ線、X線、電子線が用いられている。これらの放射線を用いるかぎり、照射された食品が放射能をもつことはない。
(「植物が語る放射線の表と裏」p79)

わが日本では、北海道の士幌農協によるジャガイモ照射のみです。
何となく、もったいない気がします。

次が、害虫の不妊化。

確か、NHKの「プロジェクトX」でやっていたような気がします。
ウリミバエの日本列島上陸阻止作戦。
以前の防除法では、根絶は無理であり、放射線利用がなかったら、ウリミバエによる食害は甚大でした。

その方法とは?

不妊虫の生産!

男を放射線照射で不妊化し、それを大量生産する。
そして、野生種のメスが、不妊オスと交尾し、卵を産んでも、それは孵化しない。
これにより、日本に侵入したウリミバエは、絶滅しました。
この応用で、ミカンコミバエも絶滅。

と、いろいろあるわけで。

農業分野で、最も経済効果の大きいのが、突然変異育種。

IAEAおよびFAO(国際食糧農業機関)がまとめた世界における突然変異育種のデータベースによると、2007年現在で突然変異育種により育成された品種は2500を超えている。作物別では、約半分がイネ、コムギ、オオムギなどの穀類で、次に多いのが鑑賞植物である。国別では中国、インド、日本、ロシア、オランダ、ドイツ、米国、フランスの順である。使われた突然変異原は、9割以上が放射線であり、さらにその9割以上はガンマ線またはX線である。
(前掲書p82)

というわけで、核燃料リサイクルがダメな事業でも、放射線利用まで悪者にするのは、間違っていると思いませんか。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 反核燃料リサイクル運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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