日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年12月12日

子育て支援の意味

みなさん、こんばんは。

鮭延縄のシーズン到来で、イカ釣りの艤装解除と鮭延縄の準備を、例のごとく、突貫工事で進めました。
その後は、睡眠時間の極端な減少で、パソコンで文書作成する余裕は、ぜんぜんなし。
気になるニュースは、山ほどあったのに、それも忘れました。
でも、一つだけ、思い出しましたので、それ。

その前に、鮭の市場価格について。

鮭漁に着業した頃は、メスの価格がキロ当たり300円台、オスの大が200円台、小ピンが100円台(ピンとは、一番小さいもの)。
それが、豊漁になると、メスは200円台、オスの大が70円台、小ピンが40円台まで下がり、私たち漁師は、落胆しました。
それが、漁がなくなると、何と!メスが最初の価格の倍で、オスは、元通りに。
漁がなくなってから、こんなに高くなっても、どうなるものでもなく、ますます落胆。
ちなみに、先行して終漁した北海道の平均単価は、オスメス平均で、300円台をキープ。

ただでさえ岩手価格は安かったのだから、暴落した時の鮭で、加工屋さんたちは、かなり儲けたろうなあ。
後で、生産者に還元してくださいね。



さて、民主党の目玉政策である「子育て支援」が、いろいろと揺れていますが、支援策が発表されていても、盛り世代の60%は、「子供を持つ必要はない」そうです。

http://mainichi.jp/select/today/news/20091206k0000m040080000c.html(「毎日jp」)

政府が、「カネやるから、いっぱい子どもを作ってね」と言っているにもかかわらず、少子化は、止まりません。
本来、子どもをほしい人は、その子どものために、一生懸命、働き努力するものです。
国がカネをくれようが、くれまいが、そのことは、子どもを欲する本当の動機には、全く関係ありません。

子育て支援って、税金の無駄使いじゃないですか。
税効果、ぜんぜんなし。
これって、事業仕分けの対象だと思いませんか。

面白いのは、この記事を書いた山崎友記子さんの次の記述。



将来の人口推計やそれに基づく年金の給付水準なども見直しを迫られるだろう。
http://mainichi.jp/select/today/news/20091206k0000m040080000c.html



やっぱり、子育て支援は、「カネやるから、いっぱい子どもを作ってね。そうすれば、年金財源が確保できるのよ」ってことか。

いよいよ、子作りや子育ての目的が、「お国のため」、となってきた感じ。
だから、税金を投入する。
育てられた子どもたちは、「君たちには、これぐらいのカネを費やしたんだから、お国のために、働きなさいよ」と教育されるかもしれません。
今後の日本人は、政府のロボットにされる。
考えすぎ?

でも、本当に、「お国のため」、わが日本のためを考えるなら、少子化は正しい方向性なのに、と、いつも思う私であります。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 18:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは 他国から食料を輸入しなければ食えないのなら人口が多すぎるということですよね・・(農水省は一日ご飯軽く2杯、あとは芋で、ときどき魚、味噌汁、つけものという食事なら現在の人口でも必要カロリーはまかなえると言っていますね。戦争中の庶民の食事ですが・・この試算が合っているか怪しいですが、もしそうなら輸入をやめてみんながこの程度の食事にすればみんな健康になっていいかも。)
Posted by katsukoのブログ at 2011年02月06日 09:40
こんばんは。

食べ物は、まだ何とかなります。
しかし、燃料が・・・・。

もし、石油がなかったなら、恐らく、日本の山には、木が残っていなかったと思いますよ。
「イースター島の悲劇」になってしまいます。
Posted by T.Sasaki at 2011年02月11日 20:52
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