日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年10月10日

岩手日報にも責任があるかも

明日は、わが高浜地区のお祭りで、今日は、その前夜祭、とはいうものの、はっきり言えば、よみや(漢字がわからないけれど、日本語は“漢”字を使わなくてもいい)。
午後からは、うまいものの調達やその調理をしなければならないので、今のうちに書きます。



さて、おまわりさんたちの不正が、わが岩手では話のタネになっています。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091009_3(「岩手日報」)

記事中には、「職員による私的流用の有無は明らかにしなかった。」とありますが、正直に言えばいいのにねえ。

さて、「おまわりさんたちの罪」で書いた松橋忠光さんのことを、私は、今から12年前(私が33歳の時。若いですなあ)、岩手日報の日報論壇に投稿しようと原稿を送りましたが、ボツにされました。
今読めば、ヘタクソだなあ、と思わすにいられませんが、それでも、内容は、そんなに悪くない。
当時は、今みたいに電子メールなんてもので送ることができませんでしたら、原稿用紙を買って、それに書いて送りました。
そのコピーを転載!



 「わが罪はつねにわが前にあり」という本をご存知であろうか。元警視監松橋忠光氏の著書で、警察内部の問題を指摘し、未来の警察庁長官へあてた手紙でもある。中でも最大の問題点は二重帳簿方式による裏ガネ作りが巧妙に行われていることであり、それを「活動費」と称して分配し、互いの口封じの役割も兼ねているとしている。さらにこの裏ガネは「運営費」「協力費」などの名目で幹部に配られており、その中の一部が幹部警察官の転勤の際の餞別にあてられているという。
 この本が刊行されたのは1984年であり、今年の1月には「おまわりさんは税金トロボウ」というやはり警察の裏ガネを指摘した本が発売された。内容は裏ガネ疑惑を実際に裁判に持ち込み、警察が全面降伏した事実が書かれており、さらにその前段階の監査請求においての門前払いから監査委員が「不正を隠す防波堤」であると実証している。松橋氏の告発本から14年たった今も、警察の内部は反省なしに延々と不正が続いているのである。最近では熊本県警の裏ガネ事件が記憶に新しい。これらの警察体質は警察天下り先の日本交通管制技術の脱税事件をも生むことになる。
 本県の県警では不正のないことを願うが、残念ながら松橋氏の指摘では裏ガネ作りは中央から都道府県にわたる全警察組織において行われているという。そして警察は捜査のプロであると同時に反面教師的に隠匿のプロだともいう。
 全国で情報公開が進み、本県でも情報公開条例での公開対象が大幅に広げられる。目玉はわが国初の警察の情報公開である。どの程度公開できるのか詳細はわからないが、特に公金部分はすべて公開してほしい。よくプライバシーを理由に公開できないというが、裏ガネ作りに利用された人にとっては警察の不正の片棒を担がされたのと同様で、気分が悪いはずである。
 松橋氏は著書で警察のあるべき姿を論じており、それは警察法第1条、第2条の規定どおりの警察であるとしている。第3条ですべての警察職員はある宣誓書を提出することになっているという。第1条、第2条は興味のある方は調べて頂きたい。第3条の宣誓書の内容は次のとおりである。「私は、日本国憲法及び法律を忠実に擁護し、警察職務に優先してその規律に従うべきことを要求する団体又は組織に加入せず、何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず、良心のみに従い、不偏不党且つ公平中立に警察職務の遂行に当ることを固く誓います」。何か感動を覚える文章である。警察官は本来、崇高な職業であり、これは宣誓書の内容からもわかることであり、小学生の希望職業の上位に警察官が入っていることもうなずける。私たちが警察の不正を糾弾しなければならないことは何と悲しいことだろう。



私の投稿をボツにした岩手日報の論説委員は、「わが罪はつねにわが前にあり」を読んでみたのでしょうか。
私の文章が、当時、かなり未熟だったのは、認めます。
しかし、内容を読んで、松橋忠光さんの本を読んでみようという気持ちが起こったのか、起こらなかったのか。
もし、岩手日報紙が、警察会計に対し、ある程度の疑義を呈し、その結果、県議会で取り上げたならば、今、報道にあるような「職員による私的流用」の可能性は、なかったかもしれません。
あ〜、もったいない。

「岩手日報」さん、しっかりしてくださいよ。
posted by T.Sasaki at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | イイカゲンにしなさい! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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