みなさん、こんばんは。
一気に秋がきた感じの宮古です。
寒い。
寒いの大嫌い!
「
エコキュートと核発電」で、エコキュートや電気自動車が環境にやさいいのかどうかを疑いましたが、今日は、それについて、もう少し。
まず、エコキュートについて。
火力発電の熱効率は、発電時で40%超(2005年)。
そして、受電時、つまり、私たちの家まで届くまでに、損失する分が約5%で、火力発電の熱効率は、実質、約35%となります。
http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1036.html(「
?を!にするエネルギー講座」)
通説では、エコキュートの効率は3倍だとされていますから、大体、100%超となります。
つまり、直接、火力を用いて、お湯を沸かすのと同等以上の能力があるのですから、エコキュート給湯は、環境にやさしい方法だと言えます。
そして、この電気を再生可能エネルギーや核エネルギー(もちろん核廃棄物を考えない上での話)で得た場合、エコキュートは、非常に優秀な給湯器となります(各種給湯器の効率は検索すればたくさん出てきますが、ここでは、ごく簡単に考えますので、その点はご容赦を)。
しかし、実生活での効率は、それほどでもないようですね。
http://www.csij.org/archives/2010/01/post_41.html(「
市民科学研究室」)
電気自動車については、もう、結果は見え見えです。
再生可能エネルギーでの電力供給は、全く可能性ゼロ。
全世帯の家庭用電力ですら、現時点では無理なのですから。
となると、核エネルギー。
しかし、これも、夜間でさえも、火力発電にかなり頼っている状態です。
その火力で生産した電力で電気自動車を走らせるとなると、もう、「あなた、バカじゃないの?」と100%の人に言われます。
火力発電で用いる燃料を、エンジン内で直接燃焼させたほうが、ずっとずっと効率的。
そんなわけで、再生可能エネルギーが“余る”ような状態でのみ、電気自動車は、“環境にやさいい”乗り物になるのです。
「電気自動車=エコ」という考えは、誰が、ばら撒いたんだよ〜!
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 21:27|
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