日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年04月27日

電気自動車は、環境にやさしいのか?

みなさん、こんばんは。

一気に秋がきた感じの宮古です。
寒い。
寒いの大嫌い!



エコキュートと核発電」で、エコキュートや電気自動車が環境にやさいいのかどうかを疑いましたが、今日は、それについて、もう少し。

まず、エコキュートについて。

火力発電の熱効率は、発電時で40%超(2005年)。
そして、受電時、つまり、私たちの家まで届くまでに、損失する分が約5%で、火力発電の熱効率は、実質、約35%となります。

http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1036.html(「?を!にするエネルギー講座」)

通説では、エコキュートの効率は3倍だとされていますから、大体、100%超となります。
つまり、直接、火力を用いて、お湯を沸かすのと同等以上の能力があるのですから、エコキュート給湯は、環境にやさしい方法だと言えます。
そして、この電気を再生可能エネルギーや核エネルギー(もちろん核廃棄物を考えない上での話)で得た場合、エコキュートは、非常に優秀な給湯器となります(各種給湯器の効率は検索すればたくさん出てきますが、ここでは、ごく簡単に考えますので、その点はご容赦を)。

しかし、実生活での効率は、それほどでもないようですね。

http://www.csij.org/archives/2010/01/post_41.html(「市民科学研究室」)



電気自動車については、もう、結果は見え見えです。
再生可能エネルギーでの電力供給は、全く可能性ゼロ。
全世帯の家庭用電力ですら、現時点では無理なのですから。
となると、核エネルギー。
しかし、これも、夜間でさえも、火力発電にかなり頼っている状態です。
その火力で生産した電力で電気自動車を走らせるとなると、もう、「あなた、バカじゃないの?」と100%の人に言われます。
火力発電で用いる燃料を、エンジン内で直接燃焼させたほうが、ずっとずっと効率的。

そんなわけで、再生可能エネルギーが“余る”ような状態でのみ、電気自動車は、“環境にやさいい”乗り物になるのです。

「電気自動車=エコ」という考えは、誰が、ばら撒いたんだよ〜!

ではでは〜。

posted by T.Sasaki at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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