みなさん、こんばんは。
今日は、何とか、水揚できました。
たったの90カゴ。
明日で切り上げるのか、月曜日までやるのか、ちょっとわかりませんが、仕方がないので、先輩たちに付き合います。
今日は、私の先生の1人、副島隆彦さんについて、ちょっと書きたいと思います。
その前に、「先生」という言葉について。
字の通り、「先を生きている」から、先生なのですが、もうちょっと付け足すならば、私たちの頭の中になかったものを与えてくれた人、それが、「先生」だと私は思っています。
だから、学校の先生も同様。
当然、親も先生、ということになります。
ダメな部分もありますが、まあ、そこは見ないことにしましょう。
副島先生というと、何となく、威張った人、という感じですが、それでも、すごい人です。
私自身、威張った人やすぐに怒る人は、大嫌い!
でも、それを上回る知識や考え方を教えてくれる人です。
今や、彼の著作は、弟子のものを含めると、本棚の一角を占め、26冊にもなります。
このことは、前にも書いたのですが、最近、「アメリカの言いなり」ということを、一般の人たちが口にするようになったのは、副島先生の「属国・日本論」という著書が、大元のきっかけです。
「ジャパン・ハンドラーズ」は、彼の弟子、中田安彦さんが書いたもので、名前の通り、日本を操る人々。
そういう人たちが、実際に存在するのです。
このことは、日本人として、知っておきたい事実ですね。
私の蔵書の中で、最も新しい彼の著書は、「副島隆彦の今こそ金を買う」です。
金(きん)の価値や買い方などを書いている本ですが、彼の著書では、あまり推薦できるものではありません。
でも、興味を引くところが、数ページだけあります。
金は、当然、各国政府も保有しています。
アメリカが8,134トン。
ドイツが3,417トン。
フランスが2,587トン。
イタリアが2,452トン。
スイスが1,134トン。
以上がベスト5。
日本は、第6位で、保有量は極端の落ちて、たったの765トン。
政府以外ではIMFが3,217トン。
ちなみに成長著しい中国は、600トン。
たぶん、このままでは、中国に抜かれるでしょう。
それは、次の記述から簡単に予測できます。
どうやらアメリカの忠実な属国である日本は、政府が金を買い増すことを禁止されているようなのである。その代わり米国債を買うように脅され、命じられている。このことは容易に想像がつく。
ところが、こんな情けない政府とは逆に、日本の民間部門(企業と個人)は、すでに5000トンぐらいは保有しているものと推測できる。ちなみにアメリカ国内には、民間の保有量と合わせて3万トンから4万トンあるようだ。
日本の経済力からいえば、1万5000トンを保有してもいいはずだ。日本人はもっと金を買うべきなのである。
(「副島隆彦の今こそ金を買う」p84)
政府がこのように情けないのですから、私たち個人が先読みして、しっかり資産防衛しなければいけませんね。
私は、副島先生の著書に出会う前から、田中貴金属工業に定額口座を持っています。
ちまちま小額で買い増しし、ちょっとした量になりました。
当時の金価格は、グラム1000円前後でしたが、今は、その3倍。
え?今売れって?
いや、資産防衛のために買っているのだから、こんなもので金儲けなどしません。
先生は、われわれ日本人のために、「資産防衛せよ」と言っているのです。
仮に、金に価値がなくなった場合、日本紙幣に価値がある、ということですから、日銭を稼いでいる分、生活には困らないのです。
そういう考えを持たないと、金融商品には手を出さないほうが、私はいいと思います。
この田中貴金属工業が定額口座をやっているというのは、昔、付き合っていた女が買っていた「エッセ」という家庭雑誌みたいなヤツに載っていたので、それで知りました。
勝手に切り取って(笑)、持って帰って契約しました(だからフラレタ?)。
でも、普通は、そのエッセの広告を読んだからって、買いませんよね。
行動を起こすのは、何事にも、きっかけというのがあるのです。
それは、「どうして郵貯がいけないの」という本に載っています。
引用します。
軍事用の国債は455億円に上り、地方への貸付金などわずか4.9%を除いて、ほぼ予算のすべてが戦争に充てられている。そしてその源となった預金こそ、「郵便貯金」なのである。収入全体の8割を占め、戦費とほぼ見合う額となっている。そのほか簡易保険・厚生年金・郵便年金を含めて、日本の侵略戦争を支えたのはこうした「預金」だったのである。
この預金は、その後、実質的には預金者に返されなかったに等しい。敗戦以降の混乱とインフレ、翌年2月に進められた新旧紙幣の交換と使用制限、これらによってわずか半年の間に預金は5分の1の価値に下がり、前後10年の間には300分の1となってしまった。
(「どうして郵貯がいけないの」p21)
現在、すぐに、こんなインフレになることはないでしょう。
しかし、みなさん、よく考えてください。
政府をはじめ、各都道府県、市町村で、これだけ巨額の債券を出していて、その代わりのカネは、いったいどこにあるのか?
世の中では、不景気でカネがないといいますが、本当は、どこかにあるのです。
大部分は、副島先生が暴いた、海外のグローバリストを操る世界の資産家たちのふところ。
いや、副島先生だけではなく、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授も、「世界を不幸にしたグローバリズム」で、その手口を暴いています。
弱そうなところから、カネをむしり取る。
むしり取ったカネは、タックスヘイブンへ隠す。
彼らは、売国奴。
そして、あるべきカネの一部は、地道に貯めている日本人のタンスの中にあります。
「タンスの中」というと大げさですが、銀行預金にしろ、どこにしろ、無駄遣いをしない旧来の日本人は、持っていると思います。
この円を持っている人たちが、円の信用を疑うようになって、一気に放出したり使ったりする瞬間が一番恐い。
この瞬間に、ハイパーインフレが起こると、私は思っています。
もちろん、政府が今後、政策を変え、財政健全化に務めるならば、たぶん、円の価値は持ちこたえるでしょう。
他国の、特にアメリカのほうが、よりひどいですから。
ところが、いつまでも、他国に乗せられたて、今の調子でやっていけば、最後は、日本だけが痛い目に遭うかもしれません。
円の価値が無くなったら、誰が一番困るのか?
それは、円を交換手段として使用している、日本に住んでいる日本人です。
だから、副島先生は、
政府をあまり信用するな。
賢い日本人なら、自己防衛せよ。
と言っているいるのです。
ちなみに、「どうして郵貯がいけないの」の代表編著者は、「田中ゆう」となっています。
これは、田中優さんですね。
おかげさまでした。
副島先生は、素直で正直な、昔からの日本人を愛している人です。
そんな日本人を騙そうとしている人(日本人を含め)を、言論でやっつけてやろうという態度なのです。
ちょっと調べてみないとわかりませんが、いつの頃からか、その熱気が本に注入され、読後は、自分の気持ちも熱くなるのを感じます。
と、先生を真面目に語ってしまいましたが、たまには、こんな読み物にも、みなさん、付き合ってください。
自分のためにもなると思いますよ。
ではでは〜。