みなさん、こんばんは。
イサダ漁は、苦戦です。
今日は、ひどいもので、たったの27カゴ。
完璧な赤字操業。
もちろん、大漁する船もありますから、結局、自分が下手なんですね。
さて。
反核燃運動に関わっている私が、「六ヶ所ラプソディー」をあまり好きでない、というのは、少なからず知られている事実です。
宮古では、「豊かな三陸の海を守る会」が自主上映しましたし、宮古の映画館でも応援上映されています。
三味線の音がマッチしていて、全体的には良い出来栄えだとは思います。
しかし、ある一つの表現が、大嫌いなのです。
その表現とは?
映画の中盤で、セラフィールド地域の漁師さんが出てきて、ひどい汚染に苦しんだ当時の魚の様子を語りました。
遺伝子異常による、魚類奇形の話です。
その後すぐに、六ヶ所でも放射性廃液を海へ棄てることを、ナレーションしています。
この表現だと、六ヶ所核燃料再処理工場が稼動すれば、あたかも魚類奇形が頻発するかのようです。
これは、ちょっと、やりすぎだと思いますよ。
私は、この映画が宮古で上映される以前、「三陸の海を守る岩手の会」に、「放射性物質の投棄量が非常に違いすぎるセラフィールド(ウィーンズケル)と六ヶ所を単純比較できない」と意見したことがあります。
日本原燃が宮古にやってきて、抜き打ち的に説明会を開催した時、セラフィールドで棄てられた放射性物質量のグラフを見せられました。
そのグラフを後日取り寄せ、「三陸の海を守る岩手の会」の方々に検討してもらい、その異常な投棄量を始めて自覚しました。
本当に比較にならないほどだったのです。
ですから、その後、私は、セラフィールドと比較することをしていません。
以上の理由から、「六ヶ所ラプソディー」を好きではないし、その題名の付く、
「六ヶ所村ラプソディー」東日本サミットには、最初から参加するつもりはありませんでした。
ごめんなさい。
しかし、上述の表現部分は、誤解される可能性が大きすぎ、私としては、納得できないのです。
反核燃運動に水を差すようですが、でも、私のような人間が排除されずに市民運動に参加していることは、考えの違いに対し、その組織が寛容である証左。
このような寛容さを持ち合わせている組織には、いろんな人が参加してきます。
みんないい人たちですよ〜。
ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 20:14|
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反核燃料リサイクル運動
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