日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年03月22日

無床化論議の歪み (高橋さんへの手紙 10)

みなさん、こんばんは。

今日は、次の漁の準備運動。
イカ釣りの電気竿から、ソケットを取り外しました。
今年から、集魚灯の最大電力変更となり、10トン未満の船は120kw以下、20トン未満10トン以上が160kw以下となります。
そのために、全部取り外し、竿にペンキを塗ろうと思っています。
今までは、小型船(20トン未満の船を小型船といいます)は、180kw以下だったのですが、近年の燃油高(二酸化炭素排出抑制もあるかもしれない)の影響で、全国的に光力削減に取り組んだものです。
しかし、みんなで決めたことを、守らない人がいるんですよね。
こっそり抜け駆け。
男らしくない!



高橋さんへの前回の手紙では、かなりボロクソに書いてしまいましたが、じゃあ今日は、最初にエールを送ります。
2月16日付日記で、「医療局の抜本改革もやらなければなりません。」と彼が書いているのは、その通りだと思います。
医療局の改革、頑張ってください。

3月19日付岩手日報夕刊の「日報論壇」には、沼崎節郎さんという方の投稿が採用されていて、題名は「知事の土下座に衝撃」。

土下座に是非については、私は関心がありませんが、内容がとにかく良かった。
この投稿には、全国的にみても非常に多くの県立病院を抱えている歴史的理由が書かれていて、その根は、「お互いの健康はお互いで守ろうではないか」という心意気にあったようです。
本来、「自分の健康は自分で守る」が基本であり、それが近隣の人たちと協力することで個人おのおのの利益となるから、「お互いの健康はお互いで守ろうではないか」となるのは自然のなりゆき。
また「お互いの健康はお互いで守ろうではないか」を言い換えれば、「地域住民の健康は、地域で守ろうではないか」となり、地域の自立を表すものです。
岩手の県立病院の根本的な思想は、自立主義であったのです。

それから、「県立病院の職員の給料は、民間病院に比べると高い。医師は県立病院の方が安い。」との指摘もあり、これも医療局改革の重要な要素になると思います。

この投稿が参考にした2冊の本。

「岩手県立病院の三十年の歩み」
「岩手県公立病院改革推進指針」



ここからは、再び辛口で。

今月7日には、次のニュースがありました。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090307_9(「岩手日報 Web News」)

しかし、大丈夫。
3月20日付の岩手日報朝刊によると、県が、県立病院勤務医を派遣することになり、無医村は回避されました。

無床化の問題よりも、無医村の問題のほうが、ずっと深刻です。
これ、県議会で話題にされたんでしょうか。

県議会議員は、県全体のことを考え、市議会議員、町議会議員、村議会議員は、当該自治体全体のことを考えることが、本来の役割です。
しかし、まだ、地域から選出した議員は、相変わらず、その地域への利益誘導ばっかり考えているようですね。

2月16日付日記に登場しているボンクラ議員のうち、誰か1人でも、「無床化して、その分の医師を普代村へ派遣しようではないか」という提言をした人がいたのでしょうか。
県全体のことを考えれば、普通の人は、そう考えます。

どうなんでしょう?
ボンクラ議員以外でも、こう提言した人はいたのでしょうか?

県議会議員の方々は、もうちょっと、県全体のことを考えましょうね。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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