日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年03月18日

もうちょっと、何とかなんないかなあ (高橋さんへの手紙 9)

みなさん、こんばんは。

今日は、3番入港船でした!
また、まぐれ。

ところで、今朝の岩手日報では、次の記事が掲載されており、もうこれは悲鳴ですよね。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090318_3(「岩手日報 Web News」」)

新聞記事では、大船渡病院、宮古病院、中央病院、二戸病院、胆沢病院、磐井病院、軽米病院、釜石病院、南光病院の病院長たちの声を紹介しています。
いずれも、県議会の議員たちをボンクラ扱い(と私は表現します)。
すでに何ヶ月も前に、県立宮古病院の同級生から「先生たちは疲れきっている」と聞かされていましたから、何とかしてやったらいいのになあ、と思っていました。
ところが、「高橋さんへの手紙」シリーズや彼の日記「日々是好日」を読めばわかるとおり、県立病院の勤務医に、大きく立ちはだかる人たちが存在します。

どんな仕事も、働いてみないとその実情はわかりません。
しかし、勤務医たちの大変さは、病院に行って、見ているだけでわかります。
その大変さは、県議会議員が2、3日寝ずに仕事をするのとは、意味合いが全くが違います。
もう何年経つのか、産婦人科医が足りないという報道がありましたが、未だにそれは解決されていません。
産婦人科医を医師たちが敬遠する理由の一つは、訴訟が多いこと。
勤務医たちの疲労は、診断ミス、医療ミスを招く危険性が大きくなります。
こんなことは、テレビドラマでもやっている。
新たに訴訟のタネを増やすことになり、これじゃあ、ホント、誰だって休みたくなりますし、辞めるのも当然!

そうだ!
県立病院の勤務医たちは、いっそのこと、辞めて、楽になったほうがいい。
そうでもしないと、このボンクラ議員たちが、今、自分たちが何をやっているのかわかる。

合意形成?

高橋議員は、またまた、3月16日付日記で、「合意形成」という言葉を使って、まだゴネています。
いつまでゴネるんでしょう。
追随しているボンクラ議員たちも、いつまで?
こんなに環境が悪くなっているのに、いつまで?
半年も?

高橋議員は、県立病院の医師不足について、もう何年も前からわかっていたはず。
県の環境福祉委員会にいるんですから、知らないはずはありません。
今頃、「合意形成」などという言葉を持ち出すことには、腹がたちます。

この3月16日付日記を読んで、みなさん、何が書いてあるかわかります?
「資源配分」と「我慢配分」。
「利益配分」と「負担配分」。
何が書いてあるんだか、さっぱりわかりません。
こういうわかりにくい文章は書くものじゃない!

資源を配分する相手は人間であり、例えば、日本では、資源に対し人口が多すぎるから、誰もが我慢しなさい、というその我慢量の配分のことだと思いますけど(実際には加工貿易による利益おかげで資源が余っていますが)、これを県の医療に当てはめれば、医師という人的資源に対し、患者さんが多いため、みんなが我慢しなければならない、というその配分量ということです。
じゃあ、その我慢量の配分をどうやって決めるのか?

それは決めることができません。

はっきり断言します。

彼のように「合意形成」を強調する人間なら、なおさら“できません”。
我慢量の配分を「合意形成」できると思います?みなさん。
我慢量ですよ、我慢量。
他の配分でも、「多い少ない」の争いはあります。
ましてや、我慢量の配分。
必ず、争いが起こり、何も決まりません(良い例が核のゴミ。しかたがないから餌をぶら下げている)。
だから、こういう我慢量の配分は、非難覚悟の上で、対応する組織に委ね、そのルールを作っていかなければならない(核のゴミも、いずれは強制的にやるんでしょうね)。
私はそう考えます。

それから「利益配分」と「負担配分」を、なぜ対に使うのかわかりませんね。
「利益配分」は、そのまま「利益配分」です。
利益追求組織、いわば企業体が行うものです。
ところが「負担配分」というのは、何かしら事業を行う場合、原資が必要ですから、それを配分することだと思うんですけど。

もう一つ。
次の文章について。

「資源配分」の時代から「我慢配分」の時代へ、「利益配分」の時代から「負担配分」の時代へ。

これもおかしい。
昔から、「我慢配分」はありましたよ。
昔から、「負担配分」はありましたよ。
それを、高橋議員や住民が認識していなかっただけです。

でも、そんなものでしょう。

あれ?
そんなことは、本当はどうでもいい。

それよりも、イイカゲンにして、「努力したけれど、やっぱり医師たちは、想像よりひどい環境にあるようだ。ここで折れましょう」と住民たちに説明したら?と提言しておきます。



我慢量かあ。

花粉症の我慢量も大きい。

あ〜あ、この1ヶ月、憂鬱。

ではでは〜。
posted by T.Sasaki at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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