みなさん、こんばんは。
22日の毛がに祭りにあわせて、毛がにをたくさん獲ろうとしているらしく、珍しく船頭さまが頑張っています。
昨日も途中から風が吹き、今日は、早朝から北西の風がヒューヒュー。
いったん帰港し、7時に出直し。
それでも北西の風がヒューヒュー。
天気図を見ると、大して吹きそうにない天気図なのに。
海上気象は、こんなものです。
今日のうちに売るのはあきらめ、明日の朝売り。
そのために、暗くなるまで頑張ってきました。
明日から時化模様ですね。
面白いニュースが昨日あったようで、ダントツの話題は、酔っ払い記者会見!
あんなヨレヨレになったら、“普通”の大人なら、絶対に記者会見に出ない!
中川昭一代議士(まだ議員辞職しないのかな?もう議員生命は終わりだよ!)が、かなり“普通”ではないか、あるいは、やらせ?
と思いきや、いろいろと裏があるんですね。
中川昭一のヘロヘロ辞任に隠されたもの(「
反戦な家づくり」/)
さてと。
高橋さんへの手紙の続き。
困りました。
彼がこれほど、ものわかりの悪い人だったなんて。
続く日記を読んでいると、もう何かにとりつかれているようで。
2月16日付の日記は、もう惨憺たる内容。
要請書?
私なら恥ずかしくて恥ずかしくて、穴に入りたい。
え?
何が恥ずかしいって?
この人たちは、単純な計算もできないの!
まず、それは置いておきます。
最後の段落に次の文章があります。
医療局は「待っている時間はない」の一点張りですが、そもそも4月から計画案を断行したとして、果たして医師の退職に歯止めがかかるのか、甚だ疑問です。
確かにその通りですが、しかし、今の状態を続けて、合意形成にどれくらいの時間をかけるのでしょうか?
前回も書きましたが、スケジュールなしの県議会議員たちの凍結では、医療現場は現状のままであり、計画案を断行するよりも、もっと悪い。
まだ、それらの病院の入院施設を壊すと決まっているわけではないので、条件が良くなれば、再度、有床化に戻すことだってできます。
その後にも、いろいろ書いていますが、「ある医師」の話とは、高橋さんにとって都合のいい話かもしれません。
私の知っている「ある医師」は、病院長の中にも、医師の扱いの悪いのがいることも聞いています。
医師も人間ですから、性格の悪い医師も確実にいます。
医師同士、仲が悪い場合もあるだろうし、わがままな医師もいるでしょう。
病院長の中にも、そんな人がいても、不思議ではありません。
さらに、出身大学の派閥関係についても耳にしたことがあります。
高橋さんが引いている、「ある医師」の話だけが、すべてを言い表す真実というわけではないと思います。
いちいち書いてある内容に文句を書いても何にもならないので、ここで、本題の計算の話に戻します。
病院の一つの診療科、例えば、内科常勤医が、ある病院に2人いたとします。
この場合、病棟患者の夜間対応は、交替でできます。
これが1人辞めて、常勤医が1人になったら、さあ、大変!
例えば平日2人で100人の患者を診ているとすると、医師1人当たり50人の患者を受け持つわけですが、それが1人になったら、医師1人で100人?
素人が考えただけでもゾッとします。
夜間、病棟患者の容態が急変し、寝ているところをたたき起こされたら?
たぶん、その残った医師も、倒れるか、辞めるでしょう。
簡単な計算です。
誰でもわかる、小学生でもわかる、ものすごく単純な計算です。
こういうことをわかっているのか、それともわからないのか、高橋さんは、よくもぬけぬけと、「できるだけ両立できる道がないか探るのが知恵というものではないでしょうか。」と書いたものです。
すべての県立病院の内容を私が知る由もありませんが、先日、県立釜石病院のことが報道されていました。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090218_7(「
岩手日報」)
さらに、次の報道もありました。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090217_3(「
岩手日報」)
この記事の新聞版には、各県立病院の各診療科の医師不足数が書いてあります。
わが県立宮古病院には、循環器科の医師はいません。
不足数が4人になっています。
宮古病院の小児科科長は私の同級生であり、彼から、病院内で最も大変な(忙しい)診療科は、どこなのか聞いたら、それは循環器科だそうです。
外来診療、病棟診療だけでも忙しいのに、病院内すべての危篤患者が出ると、すぐに呼び出され、救急の危篤患者も同じく。
とにかく、何にでも呼び出されるのが、循環器科なのです。
今や、循環器科ゼロの宮古病院ですが、それでも存続しています。
このこともすでにご存知でしょうが、今や、宮古市内の開業医は、交代で、宮古病院の休日当直医を務めています。
宮古病院のかなりの外来患者も、市内の開業医へ“転院”させられており、それほど深刻な状況です。
そして、今朝の報道。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090219_2(「
岩手日報」)
これの新聞版には、熊坂宮古市長の宮古病院時代の話が載っています。
あの時代でさえ、倒れるくらい大変だったと。
高橋さんの日記17日付では、アンケート調査の話が書いてあり、「計画の延期と撤回を合わせると65.3%、計画通り実施は16.3%」となっています。
これは、高橋さんが、“作った”数字である、と私は断言します。
彼が、ヒステリックに「住民との合意形成」という言葉を乱発し、世論を形成した。
その結果、特に、彼のWebサイトを読んでいる人たちは、「無床化=悪」と思い始めたのです。
今日のNHK「
おばんですいわて」では、川井村江繋の
タイマグラ集落のことを放送していました。
川井診療所まで、結構時間がかかります。
ましてや、田老病院と揶揄される県立宮古病院までは、どれほど時間がかかるのか?
それとも遠野病院のほうが近いのか?
そんな山奥に住んでいる人たちにとって、今回の無床化反対のことなど、眼中にない。
彼らには、最初から無いものは“無い”。
無いものを要求しても、アホらしい。
このタイマグラに住んでいる山代陽子さんという方は、「
ダメな日本のトップたち」で紹介した「環境フェア」でパネラーを務めました。
彼女の代名詞は「ちょっと不便がちょうどいい」。
「ちょっと不便がちょうどいい」。
この言葉は、私の頭から離れません。
昨年の石油高騰で、日本人は思い知ったはず。
資源のない国の人間が、無いものねだりをしても、何も始まらないことを。
日本人は、「ちょっと不便がちょうどいい」民族なのです。
医療も同じ。
医師という資源がないのに、「地域を見捨てるのか?」という傲慢な言い分は、とても分別のある人間が言うことではありません。
ただの「無いものねだり」です。
私は、高橋さんを見損ないました。
「足るを知る社会」とは何ぞや?
そして、「県立病院改革における議会意思の尊重を求める要請書」に署名しているボンクラ議員たちも、見損ないました。
ボンクラ議員さんたち、ごめんなさ〜い。
忘れそうなので、名前、保存しておきま〜す。
ではでは〜。