日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2009年01月10日

頑張れ!子どもたち (こどもたちの教育と未来を考える 2)

みなさん、こんばんは。

昨日、沖に行ってきた疲れが出てしまい、挙句の果て、風邪までひく始末。
雪も積もらなかったので、午前中は寝ていたも同じ。
午後は、母の薬を取りに医者へ行き、「なあど」という地産地消を兼ねた「道の駅」から田老漁協の「とろろ昆布」を買ってきました。
ボクには日曜日がない分、天候の悪い今日が日曜日です。
さすがに荒れた天気でして、北東向きの宮古湾は、でかい波が入ってきています。
定置網や養殖施設の被害が心配です。

さて、昨日、増えすぎた人口が地球を食いつぶす、ということを書きました(「少子化対策は税金の無駄遣い」参照)。
できちゃった、生まれちゃった子どもにしてみれば、そりゃ、この現実を今までほったらかしにしてきた親や社会を咎めたくもなります。
でも、せっかく人間に生まれてきたんですから、「人間でなければ経験できないことをいっぱいやってやる」という気持ちで、日々生きていけばいいんじゃないでしょうか。

人間なんて、たいした生き物じゃありません。
他の生物と違うのは、「学問」ができること。
ボクは、そう考えています。
その学問で得られた真実や成果を無視しようとする人間がたくさんいます。
うんざりするくらい、たくさん。
ホントに本当に、人間って、たいした生き物じゃないんですよ。
そう考えれば楽ですから、思う存分一生懸命生きてください。
ボクの場合、どうせ死ぬんだから、がむしゃらに仕事して、パタっと死ぬ。
そんな考え方なので、帰ってくると、疲労がすごいです。
過労死とやらをまだ経験できそうにありませんが(笑)。

話が脱線しましたが、さてさて、生まれちゃった子どもはやがて成長してしまい、自分自身を養うために就職します。
岩手の場合、学校を終わって就職する場合、どっちみち市外就職、県外就職がほとんどです。
年金問題の尻拭いを国民にさせる手段の一つが、「産めよ作れよ」の少子化対策であり、子どもが増えるのはいいんですが、肝心の受け皿が、地域にはそれほどありません。
あるのは、ボクのやっている、そして、みんなが嫌いな漁業や農業。
やっぱり、石原知事が威張っているように、最後は東京しかないんでしょうか。

そんなことはどうでもいいんですが、この資本主義経済下で、企業の平均寿命って何年ぐらいなのか、みなさん知ってますか?
30年です。
どの本だったか、かなり昔読んだので、もう忘れました。
Web検索で、「企業の寿命」と打ち込んで調べてみてください。
30年説がほとんどです。
一方、就職してから年金生活に移行するまでの、勤労期間は、18歳から65歳まで働くとして、47年。
つまり、一人1回は、職を変える運命にあります。
データ的に最初からそうなんですよ。
だから、中年になってからの失業、そして、職探しは変なことでも何でもありません。
普通のことです。
こういうことをしっかり認識していないと、変な偏見を持ったり、また異常に擁護したり。
また、その当事者は、神経を尖らせ、悩み、極端になれば精神病になったりします。
そうならないように、子どものときから、親が「企業の平均寿命は30年だから、1回ぐらいは失業するんだよ」と教えておくべきです。

要点は、タフな子どもに育てること。



それから、人生設計ですね。
もう子どもの頃のころから、人生の設計図を描けるように訓練させておいたほうがいいと思います。

でも、実は、ちゃんとした親ならば、その訓練はすでにやっているんですね。
人生設計図の訓練は、小遣いの1ヶ月の金額を決め、それを上手に使わせること。
笑うかもしれませんが、これが人生設計の基礎です。
収入の範囲内で、どうお金を使うか。
これをマスターさせるのが、まず親の教育です。

ボクは漁師なので当てはまりませんが、一般サラリーマンの給料は、毎月変動があるわけではありません。
その限られた収入の中で、夫婦はどう使うか考え、蓄えを確保し、財を購入します。
将来、数年、数十年の収入がだいたい計算できますから、その範囲内でマイホーム購入計画などを練るわけです。
子どもの小遣いも同じで、ちまちま貯めれば、ちょっと高額なほしいものを買うことができます。

この世の中には、この人生設計の基礎訓練を受けてない大人がたくさんいます。
例えば、あのカード破産する人たち。
たぶん、子どもの頃、小遣いをテキトーにもらったり使ったりしたんでしょうね。
あ、そうか。
この訓練を受けていない人たちを相手に商売するのが、カード会社なのか。
なるほど、うまいものです。

ちなみに、タイトルを「頑張れ!子どもたち」にしましたが、これって、ちょっと前までテレビ朝日系で放送されていた「小児救命」というドラマの医師が言っていた言葉です。
主演女優はあまり好きじゃないんですが、でも、良いドラマでした。
現在の医療問題を扱ったもので、涙が出てきました。
ボクは涙もろいんです。

ではでは〜。

(副題の「こどもたちの教育と未来を考える」の1は、「少子化対策は税金の無駄遣い」ですが、なぜ、こんな副題を付けたかというと、ある市議会議員が、こどもの教育に対し中身のない話をするため、私がいろいろと言ったら、「私はこどもをちゃんと社会人にしました」という理屈で、「私のいうことを聞きなさい」といわんばかりの態度を示したからです。私にこどもがいないことへのあてつけですね。その市議会議員の作った任意団体の名前が、「こどもたちの教育と未来を考える会」なので、私も頑張って、こどもたちの教育と未来を考えました。笑)
posted by T.Sasaki at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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