日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2024年11月30日

兼平製麺

5回目。

中野製麺の工場の向かい側には、兼平製麺がある。
そこの工場の壁には、「純米麺」という表記があり、つまり、グルテンフリー、一般的な麺の素材である小麦粉を使っていない。
これは、小麦アレルギーの人に対して、同じような麺を食べてもらおうという取り組みだと思う。
中野製麺をたずねた時に、純米麺も試してみようと考え、買おうと思ったが、残念ながら買えなかった。
工場から出てきた人に、販売する事務所をたずねてみたが、わからないという。
それであきらめた。

帰ってきてからネットで調べたら、まずは、兼平製麺のWebサイトがあった。

https://kanehira.co.jp/

で、ここから通販で買える。
楽天市場だ。

私は、グルテンフリーの冷麺、じゃじゃ麺、純米麺、フォーの4つを試してみた。

グルテンフリー麺.JPG

最初は、なんと言っても冷麺。

純米冷麺.JPG

4分ぐらい炊いて、真っ白な麺。

純米冷麺2.JPG

具は何もない。
出来上がって食べてみたら、まあまあ、かな?
冷麺に関しては、中野製麺に軍配があがる。

次に、じゃじゃ麺。

純米じゃじゃ麺.JPG

じゃじゃ麺は、もともと麺自体が白いので、感覚的に普通のじゃじゃ麺。
コシもあり、美味しいと思う。
基本的に、じゃじゃ味噌を使えば、その辺のうどんでも代用できる。

純米じゃじゃ麺2.JPG

次が、単なる純米麺。

純米麺.JPG

醤油うどんの出汁みたいなスープで、その辺のうどん的感覚。

純米麺2.JPG

2つ目の玉は、もう余っていたじゃじゃ味噌で、じゃじゃ麺にした。
基本的にこれらの純米麺は、麺の太さが違うだけで、同じ成分だと思う。
だから、平麺と細麺を別に売ったりしている。
成分をみると、植物油を使っているようだ。
これには、少しがっかりした。

そして、フォー。

フォー.JPG

フォーは、初めて食べる。
スープの味が独特で、ベトナムからやってきたのだそうだ。

https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/02/post-8772.html(「オリーブオイルをひとまわし」)

まあ、可もなく不可もなく。

グルテンフリーということで、どれも健康食として朗報だと思う。
それに、何と言っても、原料が国産の米だから、応援しよう。

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若者の向上心を育てるために

4回目。

先日、20歳の若者が、父親同伴で面接に来た。
何の面接かというと、私の船に乗るためである。
年を聞いてびっくりしたが、乗組員に何度も逃げられているものだから、期待半分というところかな。
今の乗組員が4月で降りる予定なので、来年度から、という話をして、あとは本人がゴーサインを出すかどうかだ。
内陸で仕事をしているので、全くの素人であり、いか釣りももちろん初めてだから、最初は、1人で仕事をやるという気持ちを私は持っている。
このままでは、宮古のいか釣り船が絶滅していまうから、何とかしないと、という気持ちが強い。

何度もいなくなる若い乗組員に幻滅を感じて、しばらく若い人に目を向けていなかったが、本当のところ、若い人たちに向上心があるのか、それを私は疑っている。
しかし、日本総研主席研究員である藻谷浩介さんは、「日報総研」で、「若者や零細事業者つぶさぬ改革を」と題して、働き方改革で何とかやっていこう、と書いている。(※1)

働き方改革で、仕事に対する向上心ができるのかどうかは、たぶん怪しい。
実際に、人権先進国の欧米企業でさえ、日本のZ世代は使えない、と。
労働時間ではないのだ。

https://tabi-labo.com/310319/wtg-firing-gen-z(「TABILABO」)

使えないなんて言葉を使われたら、もう悲惨だ。

人材は、労働時間短縮では育たない。
たぶん、親たちが悪いのだと思う。
一つは、簡単にスマホを買ってあげて、スマホ中毒にすること。
親もスマホ中毒であること。
でも、どうやら、電子決済先進国の中国でも、同じことが起きているようだ。

https://jp.reuters.com/world/china/NUAQL4Y7SZK5JDJNJRUGCMP5QQ-2024-02-17/(「ロイター」)

それでも、中国は人口が非常に多い。
1億人がこの程度でも、他の人たちでカバーできる。
しかし日本は、1000万人がこうなったら、アメリカの麻薬中毒ではないが、スマホ中毒のゾンビの街になってしまい、各産業は危機に陥るだろう。

1冊の本を読んでいると、いろいろと副産物がたくさん出てくる。
警視庁科学捜査官」を締めるにあたって、最後のほうで、著者は次のように書いている。

 志を継ぐ者たちは、現場を大切にして欲しい。現場がその時々で何に困っているのかを常に把握し、共に考えていかなければならない。真の問題は現場にしかなく、最良の解決策は現場でしかみつけることができないのである。
 若いうちから全体像を見える人材を、育てて欲しい。自分の領域だけで精一杯になるのではなく、日本の捜査支援の将来像を描ける人を育てることが大切だ。
(「警視庁科学捜査官」p310)


私は、彼のこの言葉を、その辺のエラい人たち、つまり、議会議員や公務員の上部の人たちにも贈りたい。
特に議会議員などは、漁業の現場を知らない。
そして、こういう重要職に就いているくせに、全体像もみない。
今度の新入乗組員には、やっぱりそういう仕事に対する意識みたいなのから教えてみようかな。

警視庁科学捜査官」を著した服藤さんは、科捜研に入りたての頃、やる気満々であったが、先輩たちに「ぬるま湯」の良さを教えられ、幻滅を感じた。(※2)
このシーンは、プロジェクトXでもインタビューで放映されている。
もちろん、組織によって違うと思うが、税金で賄われている役所は、「ぬるま湯」にどっぷり漬かっていて、本当に「長いものには巻かれろ」的なのだと思う。
マスゴミ連中がテキトーに取材し、それが世に出れば、それに倣う習性もある。
冤罪の一部は、マスゴミの憶測報道に原因があるのが、その模範である。

服藤さんは、毒物化学が専門ではあったが、医学的知識も必要と感じて、東邦大学医学部の伊藤隆太教授にお世話になっている。
博士になりたい、と焦っている彼を、伊藤教授は、自らも指導者となるためには、人格も磨かなければならない、と諭した。
博士になるのが目的ではなく、それを世のために使うのだと。(※3)

彼は最後に、警察庁へ勤務した。
そして、伊藤教授に諭された、人を育てることを実践するにあたって、講習会や研修会をたくさんやった。
その中で、ある研修会に出席し、その講話に感動した。
警察の「人間国宝を作る」である。(※4)
これは、何も警察だけの話ではないと思う。
いろいろな職種に当てはまることだ。
「人間国宝を作る」という言葉に、若者の向上心を育てるヒントが隠されているような気がする。



(※1)
 いまどきのバイタリティある若者は、安定した大組織よりも、自分でチャレンジできる仕事を選んでいる。そうではない普通の若者に、つぶれずに安全運転してもらうためには、むしろ働き方改革を徹底した方が良さそうだ。労働時間制限というのは、うっとうしいが仕方がない点で、道路の速度制限のようなものではないか。
(「岩手日報」「日報総研」2024年11月18日付16面) 

(※2)
 当時の技術的レベルは決して高くなく、昭和30年代や40年代の技術をそのまま使っている先輩がたくさんいた。新しい知識や技術が確立されている分野もあったが、勉強して取り入れようとする意識や環境は、あまり整っていなかった。純粋な科学的議論になると曖昧な内容に終始し、先輩の機嫌が悪くなる場面に何回も遭遇した。
 仕事をしながら、学術的な勉強をする仕組みもなかった。自費で購入した学会誌を読むくらいで、外部の新しい技術や知識は吸収されない状況だった。
 そして肝心の仕事は、ほとんど教えてもらえなかった。
「それは財産。なんであんたに教えないといけないの」
「この分野はやめてね。僕の領域だから」
(中略)
可愛がってくれた大正生まれの大先輩からは、こう言われた。
「定年まで、ぬるま湯に漬かっていればいいんだ。捜査員からは先生、先生と呼ばれて、科捜研は最高だぞ」
 さらに別の先輩からも、忠告を受けた。
「長いものには巻かれろ、ということわざがあるだろ。入庁したときは、みんな服藤君みたいに疑問をもつんだよ。新しいことをやろうと思ったりするんだ。でもね、3年もすれば慣れてきて、そんなこと思わなくなるよ」
 5年経っても10年経っても、私にそのような慣れは起こらなかった。現場で汗まみれ泥まみれになって頑張っている刑事が大好きで、真実を解明するために自分の立場で何ができるか、常に最善を求めた。
(「警視庁科学捜査官」p71)

(※3)
「いいかい服藤君。世の中にはね、まだ解明されていないけれども、必ず社会のためになる研究テーマがたくさんあるんだよ。いろいろな論文や文献を精査しながらそれに気付いて、『これだ』と自分ひとりで見付けられること。それを解明するための方法、つまり実験計画を自分ひとりで組み立て、研究をコツコツやったら結果が出てくる。それを数学や統計学やいろいろな理論を使って解析し、整理する。
 ここから一番大事だ。その結果に関連する世界中の何百もの論文や文献を読み込んで考察し、世の中のためになることを論じて、結論を導き出す。学位とは、この始めから終わりまでを出来るようになったとき、『君はまだヨチヨチ歩きだけど、ひとりでやってみるか』といって授かる免許証のようなものだ。成人式のようなものなんだよ。
 いいかい服藤君。博士は、取ったら終わりではない。そこから始まるんだ。貰ったら、大きな大きな責任を負うんだよ」
「社会のためになることをひとつでも多く行なって、人のためになる成果を残していかなかければならない。そして、ひとりでも多くの社会のためになる若い人を、今度は君が自ら指導者となって育て導き、送り出していかなければならない。それには人格も大切だよ」
 何も言えなかった。そして、とても恥ずかしかった。人生の大切な「モノサシ」をこのときいただいたと感じている。
(前掲書p78) 

(※4)
 そうした中、平成26年の警察庁指定広域技能指導官全国研修会に出席し、金高次長の講話に接した。
「皆さんにお願いしたいことは、ひとつだけである。『技術と共に魂を、日本警察のできるだけ多くの職員に伝授していただきたい』ということである。現在、全国で131名の広域技能指導官がいる。全国警察職員29万3000人から考えると、非常に希少な比率だ。平成6年にこの制度ができたとき、私は理事官として制度作りに若干携わったが、当時の長官の発案であり、『警察における人間国宝を作る』という思想であった。
 皆さんは、どの分野でも日本の第一人者であり、超一流である。どうしたらなれるのだろうと思う。元々の素質だけでなく、大変な努力をされて来られたのだと思う。仕事に対するひた向きな情熱、厳しさ、真剣さ、強いものをお持ちなのだろう。それをいろいろな機会に、広域に全国に伝えてもらいたい。警察の仕事は、それが一番大事。29万人が同じ気持ちを持てば、すごい組織になる。〜中略〜
 どうか魂や精神を、技術と一緒に伝承して欲しい。皆さんの人生を語っていただければ、感ずるものがあるだろう」
(前掲書p299)




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警視庁科学捜査官

3回目。

地下鉄サリン事件のことを、「プロジェクトX」でやっていた。
オウムvs.科捜研」である。
番組の主役は、服藤(はらふじ)恵三さんという方だ。
科捜研といえば、沢口靖子の「科捜研の女」が有名であるが、日本の警察組織で、科捜研の実力を世に知らしめたのは彼であり、沢口靖子ではない。
地下鉄サリン事件を解決へ導いただけでなく、現在の捜査支援の構築も、服藤さんの功績である。

私は、番組の内容を文字起こししている方がいるかも?と思ってネット検索してみたら、彼は、自分の体験したことを本にしていた。
警視庁科学捜査官」という単行本であるが、2021年3月に文藝春秋社から出版され、今年10月に文庫化された。

捜査官たちの素晴らしさを持ち上げる部分が多々あるのには、少し辟易するが、一生懸命であるというのは伝わる。
人間的な部分にも、けっこう感動する。
そして、彼の実力というのは、本で書いてある内容からも推測できる。

彼は、日本で初めて、警察内部に捜査支援システムを作った人だ。
そのおかげで、調査など時間が短縮し、犯人の特定から摘発に貢献した。
しかし、現在の犯罪は、インターネットを利用したものが多くなり、システム自体の改良が必要になっている。
時間とともに科学技術は進歩し、犯罪者らは、それを利用する。
良心的な人間ばかりではないのである。
犯罪手法の進化に、警察がついていけない事態を彼は指摘している。(※1)
もうこなると、一般社会の人は、いかに騙されないか、犯罪にまきこまれないか、ということを自分で考えていかなければならない。
服藤さんが「警察や検察の組織内だけで対応できる時代は終わった(p310)」と言っているように、警察はもはや、犯罪解明のための、支援装置でしかなくなっている。
そう考えることにして、あまり頼らないほうがよい。
したがって、解決が遅いから「捜査手法が悪い」とか言う前に、なぜ、犯罪が起こるのか、ということを考え、防犯に重点をおく時代になっている。

この本では、服藤さんが科学捜査に関わった事件を載せているが、この中で、3つの事件が冤罪ではないか、と疑われており、実際に再審請求がなされている。
2つは、科学捜査によって出てきた証拠が正しいとしても、実際に有罪にされた人が行ったかどうかという点で、冤罪ではないか、ということ。
その一つ、「北陵クリニックにおける薬物使用連続殺人・殺人未遂事件」。
これは、仙台筋弛緩剤事件とも呼ばれる。
日本は巨大な逆断層の活断層地帯である」の最後のほうでリンクを示しているから、読んでほしい。
紙の爆弾」の今年の4月号の「シリーズ冤罪」でも取り扱っている。

もう一つは、「名張毒ぶどう酒事件」である。
これも、「紙の爆弾」の「シリーズ冤罪」で書いている。
2021年8月号である。
その他、同じ「紙の爆弾」岡本萬尋のコラム「ニュースノワール」で、2ヶ月にわたって書いている。
2022年5月号と6月号である。
これは、「眠る村」という映画にもなっている。

https://www.keiben-oasis.com/2744(「刑事弁護オアシス」)

最後の1つは、鑑定結果が、本当に正しいかどうか、という点が問題であり、誰もが知っている和歌山カレー事件である。
服藤さんは、和歌山カレー事件の鑑定の際、「SPring-8」という施設の利用を勧めている。(※2)
しかし、その鑑定結果を覆す人が出てきた。
裁判では、このことは無視され、棄却された。
その鑑定を行ったのは、東京理科大学応用化学科の中井泉教授(当時)と聖マリアンナ大学の山内博助教授(当時)であり、「それは違うだろ!」と覆したのが、京都大学大学院工学研究科の河井潤教授である。(※3)
これは「鑑定不正」という本にもなっている。

「SPring-8」で鑑定結果を出した教授らとそれは間違っている主張する教授らが対決して結論を出すべきであり、裁判では、これらの鑑定結果が正しいかどうかわからないのだから、鑑定結果を証拠として採用すべきではない。
科学はウソをつかないなら、真実はどちらかである。

https://shueisha.online/articles/-/85712(「集英社オンライン」)

和歌山カレー事件は、長男の手記『もう逃げない。〜いままで黙っていた「家族」のこと〜』という本も出版され、「Mommy」という映画も製作された。

https://note.com/itsuha_singlem/n/n78ec8eab7f9d(「note」)



(※1)
 ビッグ・データやAI、5G、IoT(Internet of Things)、ロボティクス、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった画像処理技術の総称であるXRなど、大きな技術革命が始まっている。犯罪者は必ず、これらの技術を組み合わせながら使ってくる。我々が気付かないところで、すでに重大な変化が起こっていると考えるべきだ。
 高速・大容量通信、4K・8Kなどの高精細映像やXRを活用した映像伝送、空間ホログラムなどの技術が進み、目の前に子供や孫にそっくりな3D画像が現れて本人の声で話し始めたら、おかしいと思って対応できる親族がどれほどいるだろうか。
 最先端に技術を駆使しながら、高度化し、高速で高性能で、解明困難な犯罪インフラの蔓延する時代が、すぐにそこに来ている。現実とバーチャルの混同が進み、何が真実かわからなくなり、多種多様な犯罪の形態や手法は、劇的に変わる。
 悲しいことに我々は、発生事後的にしかこれらに対応できない。
(「警視庁科学捜査官」p309)

(※2)
 検事への説明にも足を運んだ。和歌山地検の大谷晃大三席である。強く印象に残っているやり取りがある。
「SPring-8の使用についてどう思いますか。正直、迷ってるんです」と聞かれたので、「使いましょう」と私は即断で答えた。SPring-8は、兵庫県の播磨科学公園都市にある大型放射光施設。放射光というのは、強力な電磁波の一種だ。
「あの装置は、世界に3つしかないトップレベルのものです。原子が数粒あれば特定できます。公判対策も考えたら、取り入れたほうがいいと思いますよ」
 後に知るのだが、SPring-8の活用は米田壮和歌山県警本部長のアドバイスによるもの。捜査に使われるのは、このときが初めてだった。他の検査結果も踏まえて、じけんい使われた亜ヒ酸と、林真須美宅から採取した亜ヒ酸が同一であることが証明された。
(前掲書p122)

(※3)
東京理科大学応用科学科教授の中井泉氏と聖マリアンナ大学助教授(ともに当時)の山内博氏が、検察の依頼を受けて、世界最先端の科学分析装置「Spring-8」で鑑定、同資料のすべてのヒ素が「同一である」としたものだ
 鑑定後、二人は記者会見を行ない、「悪事は裁かれるという社会的正義を実現する」「科学の力を真相究明に役立てたかった」などと得意げに話しており、「まるでヒーローインタビューみたいだった」と記事に書かれていた。
 その山内・中井鑑定を覆す学者が出現した。真須美さんの再審請求を行う弁護団が、2009年、先の鑑定書の解説を依頼した、京都大学大学院工学研究科教授で、蛍光X線分析の第一人者でもある河井潤氏である。
 弁護団は13年、ヒ素鑑定に対する河井教授の反証を盛り込む「再審請求補充書」を、翌14年に河井教授によるヒ素の「鑑定書」を和歌山地裁に提出。しかし17年3月29日、和歌山地裁はこれを棄却、弁護団は大阪高裁に即時抗告した。
 その後の記者会見で、ヒ素の鑑定を行なった中井・山内両氏を相手取り、損害賠償を求める二つの民事訴訟を提起した。
(「紙の爆弾」2020年1月号p44)



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急性心臓死

ふたたび、こんにちは。

先日、地元で不幸があり、沖はどうせ漁もないから休みにして、火葬へ行ってきた。
そこで喪主の方から話を聞いたら、死因は、急性心臓死ということらしい。
初めて聞いたが、彼も初めて聞いたという。
当初は、心筋梗塞かと思ったらしいが、倒れた時に、頭や顔をかばった様子はなく、手も何も掴んだ様子もない。
手も開いたままで倒れ、苦しんだ様子もなかったことから、心筋梗塞とは区別をつけ、このような診断になったようだ。

ついでの話もある。
奥さんの意向で、親族以外にも骨を拾ってほしいということで、ほとんどの人が残り、火葬が終わるのを待っていた。
その時間に、いろんな話を聞く。

最近、この急性心臓死、というのが多いとか。
中には、食事中に箸を持ったまま、そのまま他界した人もいる。
これも急性心臓死だろう。
突然死ぬのは、誰にも迷惑がかからないから、理想的だと言う人もいたが、私とすれば、やっぱりがんの手遅れで、死ぬ前に準備をするほうがいいと思う(「ポックリという死に方は、難しいらしい」参照。)

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移民に関する考察

こんにちは。

一昨日の「人権や平等は本当にあるのか」で、移民に関して少し触れたが、そもそも移民は、なぜ発生するのか、といことを考えなければならない。

移民は、その国の政情不安や経済的要因によって起こるだろう。
戦争や内紛によって、避難民が発生し、それが移民にもなることもある。
したがって、移民を受けれる側とすれば、その国に対して、「もっと政治をしっかりやって移民を作るな」ということを言わなければならない。
そういうことを言わないで、「世界中で助けよう」などと言うから、受け入れ国は右傾化が始まるのである。
少なくとも、前回も触れたように、後から入ってきた人は、その地域のしきたりに馴染むべきだ。そうすれば、ヘイトも何も起きない。その国、その地域の人たちの生き方を学び、同化すればいい。
飽くまで先住民を大切にするということが前提だ。

ところが、アメリカの場合、他国を自分の国に都合のいいように作り変えようとする。
気に食わなければ、ウクライナのように、政権転覆をやる。
それが原因で紛争が起こるのは、歴史の示すところだ。
このようなことは、特にアメリカ民主党の常とう手段であり、アメリカは、すべての国の移民を受け入れるべきなのである。

世界じゅうの国々で、国民に不満がなくなれば、移民など発生しない。
したがって、人間の発明した人権などを守るつもりであるならば、政権転覆や権力争いの工作をするのではなく、国民の不満をなくすような施策を各国で行うようにすべきである。
方向性とすれば、まずこれをやるしかない。

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2024年11月28日

人権や平等は本当にあるのか

ふたたび、こんにちは。

最近、埼玉あたりで、クルド人などへのヘイト行動が行われていたのを、裁判所がそれをやめろ、と仮処分を出した。

https://times.abema.tv/articles/-/10152406(「ABEMA TIMES」)

本当のところ、クルド人が悪いことをしているのかどうかは、現地の人でないとわからないと思う。

アメリカのトランプは、前回政権の時から、反移民政策を実行しているが、実際に悪さをする連中が入ってきているようだ。
そうなると、ヘイト行動は起き、民意は反移民へと傾く。
これは、副島先生によれば、ややもすると、人種差別の思想へとつながることになる。
さらに、「人間は生まれながらに絶対平等だ」と唱えたルソーの思想の否定へとつながっていく。(※1)

日本の場合、数十万人程度の移民なら、日本文化が強固なため、大丈夫だという人もいる。

https://www.gunjix.com/entry/2024/11/21/192216(「ノーネクタイのMy Way」)

後から入ってきた人は、その地域のしきたりに馴染むべきだ。
そうすれば、ヘイトも何も起きない。
その国、その地域の人たちの生き方を学び、同化すればいい。
先住民を大事にする、ということを前提にするならば、人手不足が問題となっている日本では、移民は悪いことではない。

トランプ勢力の徹底抗戦でアメリカの国家分裂は進む」には、アメリカの情勢だけではなく、基本的な思想の枠組みや歴史まで書いてある。
これはもちろん、「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の延長であるが、このような積み重ねが、学問としての価値となる。
基礎的なことを知らないで、あれこれ書くものではない(私もその部類に入るけどね)。

「トランプ勢力の徹底抗戦でアメリカの国家分裂は進む」の第5章は、「キレイごとが嫌になったアメリカ人の本音」「人権、平等、人種差別、デモクラシーをめぐる大分裂」となっている。
ルソーらの人権思想が発明された時でさえ、「それは行き過ぎだろ」と忠告した人たちもいた。
対となる思想は、ベンサムの人定法である。
人権などというのは、本当にあるのか、と問いかけた人である。
現在の人権思想は、LGBTQや動物にまで応用されることになっているが、何事も行き過ぎた(急進的な)考えというのは良くない。
最後には、すべての動物や植物にまで、人権思想を注入される破目になる。

キレイごとといえば、平等思想である。
この世は、決して平等ではない。
ただ、法律の運用の場において、平等である、というだけのことである。(※2)
しかし、私は経験ずみなのだが、決して法運用の場でも平等ではない。
私を大したことでもない事案でとっつかまえておいて、検察庁へ送っていながら、2そう曳きトロールの違法行為(TAC違反)を無視した岩手県など、とんでもない不平等行為だ。
公の人間たちが、このようなことをするならば、何も法律を厳格に守る必要はない。
反省しなさい。

2そう曳きトロールのように、水産庁という後ろ盾に守られて、姑息な利益を得ようとする、このような方法の大がかなりなものが、ディープステイトなのだ。
彼らも、「世の中、人権と平等を大事にしなさい」とは言う。
しかし裏では、それを利用して自分たちの懐だけを肥やす。
ぜんぜん平等ではない。
そのディープステイトの手先になっていたのが、アメリカの民主党政権だったのである。
それに気づいたアメリカの民衆は怒り、トランプへの投票行動へとつながったのだ。

本当のところ、人権思想、平等思想の発明は、悪いことではない。
しかし、それを悪用する連中が出てくれば、「そんなもの(人権や平等思想)は本当か?」と疑う人間が増えてきて、否定され始めるのである。



(※1)
「もうこれ以上、移民は受け入れられない」とトランプ派は言っている。同じくヨーロッパの各国に生まれている反移民の正当も同じだ。
 この考えだと、人種平等思想をかなぐり捨て、人種差別を認めることになる。だから、ディープステイトが握っているメディアから、一様に極右政党と呼ばれている。ドイツのAfD(アー・エフ・デー)や、フランスのマリーヌ・ルペンの国民連合がそうだ。反移民を唱える政党が、ヨーロッパのどこの国でも第1党になりつつある。
 トランプ勢力は、「もうこれ以上、南の国境線からヒスパニックを入れるな。彼らの多くは犯罪者だ」と悲痛な声を上げている。そして、前述したCスティーヴン・ミラー Stephen Miller というトランプのスピーチライターをやった若い知識人が、トランプ側近で国境問題担当だ。思想家として反移民思想を唱えている。
 ミラーの思想が、現代世界の最重要な知識課題となっている。今回のトランプ革命の中心の思想だ。他にないのだ。それが、本書p67に載せた、新約聖書からの引用である「ゴグとマゴクの最終戦争」の思想だ。
 はっきり言う。これは「人種差別をしないB」を否定する思想だ。ここまで言い切らないとだめだ。私、副島隆彦が、ここで今の世界の思考(思想)の最先端は何なのかを、こうやって日本の知識層(読書人階級)に教えなければ済まないのだ。そのために、私はこの本を書いている。なかなかキツいことだ。
 さらに、人間はAの平等ではない、まで言う。人間は生まれながらに絶対平等だ、と強固に主張したジャン・ジャック・ルソーの思想を否定しなければ済まない。今、人類(人間)はここまで来た。
(「トランプ勢力の徹底抗戦でアメリカの国家分裂は進む」p214) 

(※2)
 本当は、このA平等(公平)思想は、「法のもとの平等」と言う。イークォール・アンダー・ザ・ラー equal under the law 法律のもとでの平等だ。
 法律上の取り扱いにおいてのみ、人間は平等だ、という意味である。実社会における法律上の取り扱いで、選挙はみんな1人1票とか、バス・電車に乗るときは1人220円払えば誰でも乗れるとか、道路はみんな自由に通れるとか、そういう平等はある。
 しかし実態としては、人間は平等ではない。高いオカネを払えれば、いい車両に乗れる。ここがものすごく大事なところだ。
 普段、政治問題を語るとき、人々はこのことをわざと無視する。この世は階級社会(クラス・ソサエティ。貧富の差がある社会)だ、ということをわざと見ないふりをして、話すことになっている。ディープステイト(特権階級)は、ここのところに隠れて生きている。今のアメリカ国内の動乱の根本のところにも、この問題が深く横たわっている。
(前掲書p194)



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クソ女 2

こんにちは。

クソ女」は弁護士であるというが、悪徳弁護士である。

https://www.sankei.com/article/20240830-6AR5CVKRM5KMBCH7OXLWU5UNWU/(「産経ニュース」)

浮気までなら、まだいい(本当はよくないんだろうけど。笑)。
しかし、税金をかすめ取ろうという考えを持つ人間からは、弁護士資格など剥奪すべきである。

アメリカでも、法曹界出身のクソ女が、能力もないのに大統領選挙に出て、惨敗した。
こいつは、自分の体を使って出世したため、能力はなかった。
それを知っているアメリカ人は彼女を軽蔑し、まだトランプのほうがいいと判断した。
ハリスは落選してよかった。
副島先生の予測したように当選していたら、アメリカ国内の分断は武力抗争へと発展することになっただろう。
それよりも、武力行使のない状態で、政府内部を改革したほうがいいに決まっている。
そして、ハリスと同類なのが、東京都の小池百合子知事なのだそうだ。(※1)
「緑のたぬき」というニックネームの通りだが、動物のたぬきのほうがまだマシかもしれない。

https://www.gunjix.com/entry/2017/10/19/104405(「ノーネクタイのMy Way」)

小池知事のほかにも、クソ女はたくさんいるらしい。
副島先生は、「膳場貴子、有働由美子、下重暁子たち」を名指して、ディープ・ステイトの手先としている。(※2)
アメリカ国内のメディアやハリウッド、音楽会、スポーツ界まで、ディープ・ステイト汚染は広がっていたのに、よくトランプ大統領は勝ったものだ。
日本のほぼすべてのメディアも、ディープ・ステイトの手先であったのは、アメリカメディアの垂れ流し報道を見ればわかる。
その広告塔として、上記3名が名指しされたが、もっともっとたくさんいるだろう。



(※1)
 カマラは、ジャマイカ黒人の父と、インド系の母の子で、1964年生まれ。カリフォルニア州で地区検察官(DA、デイストリクト・アトーネイ district attorney)になった。この頃から、カリフォルニア州の州議会議長、そして、のちにサンフランシスコ市長になった大物の黒人政治家のウィリー・ブラウンに取り入って愛人になった。
 そのおかげで、カマラは46歳で、州の司法長官(アトーネイ・ジェネラル)になった。女の体を使って這い上がった性悪女だ。自民党の実力政治家の間を渡り歩いた日本の小池百合子(1952年生まれ)と、全く同じだ。
 カマラは2016年にカリフォルニア州選出の上院議員になった。そして、2020年の巨大な不正選挙の後、バイデンの副大統領になった。この性悪女のカマラの経歴と私生活の醜聞を、カリフォルニア州の人たちは、よく知っている。とくに若い学生たちは、カマラを軽蔑している。
 それでも、それでも、この悪質な女が次のアメリカ合衆国の大統領になる。どんなにアメリカ国民から大ブーイングが起きても、極悪人の大富豪たち(ディープステイト)は、居直って押し通す。即ち、今のアメリカは、デモス(民衆)・クラティア(政体)が破壊された大富豪独裁、ディープステイト独裁だ。彼らは選挙で選ばれていない。陰に隠れた大富豪たちによる専制政体だ。この真実を私たちは見抜かないといけない。
 この事情は日本で7月7日にあった、東京都知事(トーキョー・メトロポリタン・ガヴァナー)選挙と同じだ。日本の小池百合子はカマラ・ハリスとそっくりだ。鉄面皮の阿婆擦れの小池百合子が、東京都民と日本国民から嫌われて、経歴詐称で蔑まされても、それでも居直り尽くして都知事に当選した。そのように、始めの始めから仕組まれて、仕掛けられている。
 この選挙でも違法投票マシーンが使われて不正選挙が行われた。この違法集票コンピュータを開発している企業は富士ソフトで、そこの「ムサシ」というソフトが、いつも使われている。これは、アメリカから30年前に持ち込まれた「アリストス・システム」を、日本用に改良したものだ。それとグローリー(札束などの勘定機メーカー)の得票集計機が使われる。
 今、この富士ソフトが総額6000億円で売り買いの合戦になっている。ベイン・キャピタルとKKR(ケイケイアール)という、名打てのハゲタカ乗っ取りファンドどうしの競争だ。
(「トランプ勢力の徹底抗戦でアメリカの国家分裂は進む」p74)

(※2)
 日本国内のディープステイトの手先たちは、テレビ・新聞を全部握って制圧している。週刊誌やネット記事までも、不正選挙はないことにして、触れないことにしている。NHKのアナウンサー上がりの膳場貴子、有働由美子、下重暁子たちエレガントで上品なおば様たちまでが、ここに含まれる。現代の大奥のお局様たちだ。彼女たちのアメリカのご友人方は、確実にディープステイトだ。
 彼女らが経営者たちの集まりの講演会とかでしゃべって回っていることが、アメリカのディープステイトの意思そのものだ。それは、アメリカのトランプ勢力のことを心底嫌う人たちであり、そのことが彼女らの表情によく表れている。
(前掲書p184) 



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2024年11月26日

精神科医の告白

6回目。

イジメといえばSNS、という傾向だけど、もっとすごいのが、昔あった。
精神障害者へのイジメである。

昔々、精神病患者は、身体的にもすごくイジメられた。
それで最近になって、旧優生保護法は違憲であり、被害者への賠償命令が下された。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240703/k10014499611000.html(「NHKニュース」)

不妊手術が問題となっているが、実は実は、もっとひどいことが行われてきた。
私はびっくりして、気持ち悪くなった。
「紙の爆弾」12月号のトップ記事「優生保護法をめぐるお祭り訴訟」である。
これを読んでしまったら、後の記事を読む気力が失せた。
精神病患者が「殺さないで下さい」と懇願しても、医師たちは殺してきたのだ。
そんな連中が、東京大学などの教授になっている。(※)

こんな調子だから、ワクチン打って、少々死んでも、体がおかしくなっても、大部分の医師たちは声を上げないのだと思う。
信頼できる医者は探すのは、大変そうだ。



(※)
 卒業後、札幌市立の静養院を訪れると、板張りの大部屋に置かれた木製の大机で患者たちが昼食をとっていた。その大半はロボトミーやロベクトミーされていた。
 ロボトミー手術は、電気ショックで意識を失わせたうえ、眼瞼の上から先の曲がったメス状のピックを差し込み扇状に動かし、前頭葉の周囲の動脈をずたずたに切断し壊死させる。脳には人間の血液の多くが流れ込む。その血管を開頭もせずに当てずっぽうに切り裂くことで、多くの人が亡くなっていった。ある病院では、術後数カ月の死亡率が3〜4割に達したという。ロベクトミーは開頭して前頭葉を切除する手術を指す。
「臺(うてな)実験」と呼ばれた、1950年頃に東京都立松沢病院で行われた人体実験がある。廣瀬貞雄がロボトミー手術をした患者から生検用の脳組織を切除した。それが学会で問題になると、主導した臺弘は、ロボトミーで大脳皮質を壊死させるのだから問題ないと、まるで廃物利用したかのように言ってのけた。臺はその後に東京大学、廣瀬は日本医科大学の教授となった。廣瀬は札幌医大の中川秀三教授とともに「日本のロボトミスト」と呼ばれる人物である。こんな人がこんな殺人医学で教授になり、その思想を医学生に伝承してきた。
 松沢病院に勤めていた吉田哲雄医師が、被害者のカルテを探し出し、記載内容を次のように発表した。
〈手術前、手術台にて「どれ位切るんですか、かんべんして下さいよ、脳味噌取るんでしょ、どれ位とるんですか、止めて下さいよ、馬鹿になるんでしょ、殺されてしまうんじゃないですか、殺さないで下さいよ、お願いします、家へ帰らせて下さい、先生、大丈夫ですか、本当に大丈夫でしょうか、死なないですか、先生、先生、本当に死なないでしょうか、先生、先生、先生・・・・」といった調子で執拗に情動的な訴えを繰返す。Grazieが全然ない。左側白質切載が終わると途端に自発的に口をきかなくなる。
 患者は約1週間後になくなった。「Grazie(グラチー)」とはドイツ語で「優美」という意味で、精神医学では人間としての精神の自然な流れを指す。殺人医師が殺す人を、死を覚悟する優美さがないとカルテに書く。
 同様の記録は三重県立高茶屋病院にも残っている。そこでは患者の8%が3週間以内に死んでいた。京都府立洛南病院でも1952年に7名中4名が死亡した。死ぬ可能性が高い手術をあえて行なえば、それは殺人である。
(「紙の爆弾」2024年12月号p6)



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女にモテる玉木代表

5回目。

上がったり下がったり、の激しい国民民主党の玉木雄一郎代表。
この人って、それほどの色男でもないのに、女の人にモテるんですね。
上手なのか。
羨ましい(笑)。

知らなかったが、高橋茉莉さんという方が9月9日に自殺していた。
どうやら、選挙で公認する、しないで、揉め、さらには、SNSでイジメられていた。
日本保守党の百田尚樹代表も加担していたといから、いい大人がこんなことに関わるよな、と言いたくなる。(※)
SNSは、権力者をいじめるツールというのはよくわかる。
しかし、1人の弱いものをいじめるツールとして使うなら、もうSNS禁止法でも作ったほうがいい。
最近のいじめは、SNSをよく使っているようだから。

「いずれにせよ、玉木氏と高橋さんの間に深い繋がりがあったのは事実。」とあるけれど、まあ、玉木代表が手を出したかどうかは不明。

https://smart-flash.jp/sociopolitics/305481/1/1/(「Smart FLASH」)

この高橋さんは、今まで付き合ったいて男と破局した頃、ちょうど選挙公認の取り消しに遭っている。
これって、関連あるような、ないような。

https://smart-flash.jp/sociopolitics/305299/1/1/(「Smart FLASH」)

で、最近の不倫報道で、その相手の元グラビアアイドルが国民民主党の候補者だったという話。

https://bunshun.jp/articles/-/75105(「文春オンライン」)

ん〜、次から次へと候補者にすると持ち上げ、ベッドにも誘うってことか。
じゃあ、先の高橋さんはもしかして、誘ったけど断られて、その腹いせに何か理由をつけて公認取り消し?と深読みしてしまう。

公認問題では、またまたトラブルが浮上。

https://smart-flash.jp/sociopolitics/318567/1/1/(「Smart FLASH」)

今度は、総務省や全国の知事を小馬鹿にした発言が、問題になる。

https://mainichi.jp/articles/20241126/k00/00m/010/060000c(「毎日新聞デジタル」)

103万円の壁を突き崩す国民民主党ということだったが、大丈夫かな。
注目されている人が、こんなにボロボロとスキャンダルが出てくるなんて、背後に何か策略があるのか、それとも、単に脇が甘いのか?
玉木代表自身の脇が甘いのなら、、国会議員やめて、ホストクラブに努めたほうがいいのではないか。

追記の関連リンク
批判的発信を続けたら国民民主党が記者排除
都合の悪い質問をさせない言論統制は、安倍元首相と同じ。
国民民主党は終わっている。



(※)
 国民民主党から今年4月の衆院東京15区補欠選挙で擁立予定だったところ、公示2カ月前に公認を取り消された元フリーアナウンサーの高橋茉莉氏が9月9日、都内の自宅マンションで、遺体で発見された。
 内定取り消しには玉木雄一郎代表が「看過できない法令違反があった」と説明するも、高橋氏は反論。「過去にラウンジ勤務だったことを理由に辞退するように迫られた」とSNSで明かし、生活保護を受けるほど金に困っていた時期に働いたことがあったと説明した。しかし、世間からは「生活保護を不正受給」との誤解に基づく批判が殺到する。
 訃報当日、玉木代表はSNSにコメントを投稿するもお悔やみの言葉はなく「メディアにお願いしたい。ぜひ、『WHO自殺報道ガイドライン』を踏まえた対応をして欲しい。一般人の自殺をことさら報じる意義があるのか」などと、「一般人」を強調。まるで彼女の自殺報道を牽制するかのようで、玉木代表はすぐに投稿を削除した。
 ミス慶應ファイナリストの高橋氏は、18年からアイドルグループ「Travis Japan」の川島如恵留と6年間交際も報じられた。それゆえ川島のファンも高橋氏への中傷に加わっていたとみられる。
 さらに、日本保守党の百田尚樹代表が自身の動画で高橋氏が泣きながら弁明する様子をモノマネして小馬鹿にしたため、百田氏に煽られての中傷もかなり集まっていた。
 最近の日本では成功者が一度でもつまづくと、政治家や愛国者を名乗る連中までもが、水に落ちた犬を打てとばかりにその本人を追い詰めることに余念がない。高橋氏が自殺したことへの反省もなく、また誰かが犠牲になるのではないか。
(「紙の爆弾」2024年12月号p34)



posted by T.Sasaki at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今回の立花孝志は、卑怯だ

4回目。

最近、何と言うか、SNSでの騒ぎがおかしな方向へ行っている感じがする。
立花孝志は何を見ているのか?」の時は、テレビ報道しか見ていなかったから、よくわからなかったが、彼のやり方は間違っている。
論点をずらした主張が、思慮のない人たちがSNSで拡大させ、斎藤知事を当選させたようなものだ。
郷原信郎弁護士の記事が、よくそれを捉えている。

自殺した元県民局長に庁内不倫の問題があったとしても、それは告発文書の信憑性とは関係がない。斎藤知事の問題を調査する百条委員会の場で持ち出すこと自体がおかしい。自殺した元県民局長の死者の名誉に対する配慮からも、そのような発言を取り上げないようにしたことは間違ってはいない。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7ef14f73514c88e1674105531b266107acb1c8b0(「Yahoo!ニュース」)

立花孝志は、元県民局長の不倫を隠している、ということを選挙戦で強調しただけで、やり方が卑怯だとしか言いようがない。
論点のすり替えである。
兵庫県民を誘導した責任は、非常に重い。
もう、SNSなんて、毒以外の何ものでもない。

と言われないように、SNSをちゃんと使ってね。
私はLINEでさえ、やる気ないから関係ないんで。


追記の関連リンク
こいつ、本当はおかしいヤツなのか!
「竹内元県議のタイホは私の間違いでした」 立花孝志氏が発言訂正・謝罪、過激路線は継続

それでもって、こいつも?
「十分なファクトチェックもせず拙速に発信してしまった」 東国原英夫、死去した元兵庫県議めぐる発言を謝罪

まあ、自分のやらかしたことに鈍感なんだな
追い詰められていた元兵庫県議の竹内英明さん 「でっち上げ」と発言した立花孝志氏は【報道特集】
posted by T.Sasaki at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする