日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2024年08月27日

今の力士は、ガチンコなのだろう

3回目。

ね、これって、過去の八百長のことをやんわり言っているんですよ。

https://hochi.news/articles/20240729-OHT1T51111.html?page=1(「スポーツ報知」)

注射とガチンコ」を証明したようなもの。
ガチンコだから、連続優勝ってのは、今や至難の業。
貴乃花が、注射力士をすべて敵に回しても勝ったんだから、そりゃ、凄い!
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市場前の2そう曳き

ふたたび、こんにちは。

昨年はトロール解禁前に、沖合いの調査を出来ずに悔しい思いをした(「調査できず」参照)が、今年は、盆過ぎから水揚げになった。

今朝の宮古港であるが、このとおり、超乱獲漁業の2そう曳きトロールは、準備が終わったようだ。
これから、するめいかを狙って網を曳く。

2そう曳きの市場.JPG

地元船の2そう曳きは、僚船どうし係船しているが、なぜか釜石船籍の2そう曳きは、1そうずつ係船している。
どうなってるの?

posted by T.Sasaki at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

川からのゴミの回収作業

こんにちは。

先日の大雨で、高浜港の中は、この通り。

川から流れ出たゴミ.JPG

この程度では、まだマシなほう。
20年以上前かな?
あまりに多量で、ぎっしり固まってしまった。
建設業にも応援してもらったが、最後は人海戦術しかなかった。
したがって今回も、ご老体たちが、手でゴミを拾い上げ、船外機で運ぶという単純労働。
大部分が陸揚げされ、もう少しだったが、みんな疲れたのか途中で切り上げ(7時から11時までかかった)。
最後のご苦労分として、ビール一缶とお茶が振る舞われる。
みなさん、ご苦労様。
汗びっしょり!

港を利用する人たちすべては、こういう奉仕活動に、積極的に参加すべきである。
特に、レジャー船たちは、船を係船しっぱなしで、作業の参加することは稀である。
嫌味を言いたくなる。

このゴミの粉が、エンジンの循環水のこし器を詰まらせたりすれば、大変なことになる。
エンジンの水温計は、あっという間に振り切りそうになり、警報がなる。
エンジンをすぐに止めるのだが、この間、海水ポンプのインペラは、空回りするから熱が発生し、シールがいかれ気味になる。
結果的に交換することになる。

私は、これを八戸港で経験した。
一度エンジンを止め、ちょっと経ってからエンジンをかけたら、排水口から水が出た。
出が悪かったが、それでも、水温計は瞬間的に下がる。
その後、シール部分のホースから水が落ちていて、帰ってきてシール交換した。

作業途中に、船外機のエンジンに水が上がらなくなり、リタイヤした船もあった。
最近では、漁船保険の詐欺まがいな事故を聞くが、このような奉仕活動では、保険金は、満額出すべきである。



posted by T.Sasaki at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月15日

自民党は変わらない

4回目。

岸田首相の勇退でも、自民党は変わらない。
それは、なぜか?
地方組織から、腐っているから。
私は党員になってみて、それが、すごくわかった。
クソ野郎が多い。

クソと言えば、「クソ女」!
彼女を推薦して選挙運動させられた岩手県の自民党員は、何なの?
みんなに、選挙時の交通費でも払い戻せ!

名越建郎さんの「秘密資金の戦後政治史」を読むと、自民党のたかり体質がわかる。
ロシアなどの東側陣営の脅威を煽り、一部の自民党議員が、アメリカに選挙資金をたかっていたのだ。
これじゃ、そのネタを逆に利用して、アメリカが日本からカネをむしりとるのは、簡単なことじゃないか!

現存する政党では、共産党も以前は、ロシアからカネをもらっていたし、社会党もそうだった。
アホばっか!
ただでカネをくれる人には、必ずウラがあると考えないのだろうか。

私が自民党員になった理由は、前にも書いているように、2そう曳きトロールをやめさせるためである。
しかし、地方組織が、まったくやる気なしで、挙句の果て、「クソ女」に投票させるのだから、どうにもならない。

ちょっと前から、「改正漁業法註解」という本を少し読んでいるが、この内容を岩手のトロール業界の人たちは、知っていただろうか。
私は知らなかったから、今、驚いている。
あのTAC違反の時、改正内容に反していたため、水産庁は、回答を回避した理由がわかった。
許可取り消し案件だったのだ。
条文を添えて、いろいろと書いてみようかなあ、と考えている。

本当は、どの政治家も、勉強をするのが嫌なのではないか、と私は疑っている。
特に、地方議員は。
posted by T.Sasaki at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東大教授どうしの喧嘩

3回目。

前回、農業問題を考えている鈴木宣弘教授のことを検索していたら、副産物がたくさん出てきた。
JAに寄稿しているくらいだから、たぶん、ちゃんとした人だろうと信用していたが、笑ってしまった。

まずは、彼の言説を真っ向から否定するサイトがある。

AFRI FACT

サイト内に、「Part1 遺伝子操作の2万年の歴史」というのがあり、その2に、次にように記述されていて、遺伝子操作を正当化している。

コロナワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンと呼ばれている。mRNAはDNAの情報を細胞に伝えてタンパク質を作らせるメッセンジャーの役割を持つ。そこで、コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質を作るmRNAを作成して、これを注射すると、体内でスパイクタンパク質が作られる。するとこれに対する抗体が増加して免疫が活性化し、コロナウイルスを攻撃するのである。
https://agrifact.jp/20000years-of-genetic-manipulation2-production-of-gmcrops-and-their-future/


この部分を読んで、「こりゃ、ダメだ」となってしまった。
ワクチンを打って、何が起こっているのか、何も検証していない。
これを書いているのが、東京大学の唐木英明名誉教授。
鈴木宣弘教授も、東京大学の教授であるから、「あらあら、喧嘩してるの?」と雑感。

そのほか、ファクトチェックサイトみたいなものがある。

「遺伝子組み換え食品の恐怖(鈴木宣弘氏)」⇒「フェイクニュース(レベル4)」〜SFSSが文藝春秋創刊100周年特集(2023年1月)をファクトチェック!〜(「食の安全と安心を科学する会」)

鈴木宣弘東大教授のフェイクを斬る! 「続・おいおい鈴木君」を特集〜農業経営者(「ウェルネスデイリーニュース」)

それでも、鈴木教授は、「もったいないことをしている」と残念がっている検証サイトもある。

https://foocom.net/column/shirai/10166/(「FOOCOM.NET

米国主導の農業・食糧政策に組み込まれることの問題点を主張できたはずと残念がっていた。」が、誤りの本質なら、先ほどの唐木英明名誉教授は、アメリカの手先か!ということになる。
鈴木教授の問題点は、専門外のことを十分に検証しないで書いているってことで、非常にもったいない。
まあ、どっちもどっちか。

気をつけなければならないことは、みつばちがこれら農薬で、一発で死ぬっていうこと。
これは厳然たる事実で、私もみつばち農家の家に行って、地面にたくさんのみつばちが落ちて死んでいるのを見てきている。
いろいろと読んでいると、農薬は使い方だって書いてあるが、まあ、結論は、まだ灰色っていうところかな。

雨風太陽」さん、勉強してくだされ!


posted by T.Sasaki at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雨風太陽に求めるもの

ふたたび。

日本をいじめる奴ら」で、少々、「雨風太陽」という会社に愚痴を書いたが、超小額株主として、一応、求めることを書いておく。

雨風太陽」は、「ポケットマルシェ」という生産者直結のネット通販事業を行なっている。
食べる通信」事業の延長みたいなものだろう、たぶん。
主に、地方の農業や漁業を助けるために、やったものだ。
そして、大手ネット通販事業の独占による弊害を阻止するため、という目的もあるかもしれない。
これは、「コモンズとミュニシパリズム」で紹介したアルゼンチンの例に通じるものがある(リンク先の※7を参照)。
ここまでは良い。
しかし、もっと突き進んでほしい。
生産者の選別化である。
どうせ赤字企業なのだから、農業の世界から、悪を追放してほしい。

今や、日本の農業は、化学肥料に頼りすぎている。(※1)
ひどいものだ。
化学肥料は、ほぼ100%輸入しているし、挙句の果て、種も輸入に依存している。
だから、これらに頼らない方向へ農家を導く事業を展開してほしい。
先ほどの注釈(※1)は、東京大学大学院教授である鈴木宣弘さんの指摘であり、JAのサイトにも、いろいろと寄稿している。
雨風太陽」は、鈴木宣弘教授の指摘を、真面目に考えるべきである。

https://www.jacom.or.jp/column/cat647/(「JAcom」)

外国企業による種子支配に対抗するため、各県で種子条例が制定されている。(※2)
一番最初に制定したのは新潟県であり、岩手県は、令和3年と後発だ。

http://www.rilg.or.jp/htdocs/img/reiki/004_seedlaw.htm(「一般財団法人 地方自治研究機構」)

雨風太陽」は、「自治体連携」も事業の一つとして掲げているのだから、まだ種子条例を制定していない自治体へ進言してもいいだろう。
さらに、日本農業の問題点を解決していくような方向性をもっと明確にすべきである。
例えば、遺伝子編集で栽培した作物の影響が、灰色的な商品は、「ポケットマルシェ」で扱わないとか。

遺伝子組換え作物(GMO)は、除草剤耐性などを持たせたものである。
これは、農薬使用量を減らすために作られたとは言うが、雑草も除草剤に耐性を持ち始め、実際には、農薬使用量は多くなった。
それに加え、除草剤耐性作物による健康被害も疑われるようになっている。
最悪なのは、モンサントというアグリビジネスの巨大企業が、健康に害があると知りながら、販売していたのだ。
最近は、子どもの発達障害に関与しているのではないか、薬剤耐性菌が蔓延する原因となっているのではないか、などの指摘がある。(※3)

雨風太陽」は、赤字なのだから、事業内容からみても慈善事業的性格が強い。
株を買った人たちも、高橋さんの心意気を評価してのことだろう。
したがって、株式上場よりは、寄付をたくさん募り、財団的な法人にすれば良かったと私は勝手に思ってしまう。
彼は、「都市と地方をかきまぜる」というチャラチャラしたものよりも、食糧をコモンズと捉え、岸本さんの紹介している「ミュニシパリズム」を実践していくほうがいいと思う(「コモンズとミュニシパリズム」参照)。



追記の関連リンク

[農家の特報班]薬剤まいても再発生 イネカメムシ防除難航



(※1)
小麦をはじめとする穀物・原油・化学肥料の原料価格などが高騰し、22年3月8日にはシカゴの小麦先物相場が08年の「世界食料危機」時の最高値を一度超えました。さらには中東で紛争が勃発して大変なことになってきています。
 加えて深刻なのは、コメ輸出で世界一位、麦輸出で二位のインドが、自国民防衛で農産物の輸出規制を始めたことです。同じ動きは世界中に広がっていて、輸出規制をした国々が30カ国ほど出てきています。
 このような中、慣行農法(化学肥料と農薬の使用を前提とした栽培方法)が99.4%を占めている日本の農業は、今まで通りやっていけるのか?まず穀物が手に入りません。畜産の餌が高騰し、酪農・畜産農家がバタバタ倒れています。化学肥料原料を日本はほぼ100%輸入に頼っています(リンとカリウムは100%、尿素は96%を輸入依存)しかも日本が最も依存していた中国は内需が増えて肥料を売らないと言い始めた。カリウムの輸入元であるロシアやベラルーシは戦争で日本の敵になった。輸入途絶が現実味を帯びてきたわけです。
 中国は有事に備えて今、14億人の人口が1年半食べられるだけの食料備蓄を目指しています。国内生産の増産だけでなく、世界中の穀物も買い占めている。対して日本の備蓄は、米を中心に1.5ヵ月〜2ヶ月程度です。
 米は減反、減反といわれ、今現在は800万トン弱しか生産していません。でも実は日本の田んぼを全部使えば1200万トン以上の米ができる。本来、それぐらいの生産力はあるのです。
 ならば増産して、政府の責任で備蓄米を増やせばいい。しかし、政府は「そんな金はない。無理だ」という。それは違う。米国から在庫処分でトマホークを買うために43兆円を費やす予算があるならば、まず国内で食料を生産できるようにして、備蓄を増やす。そのために何兆円か使うことの方が、命を守るために先にやるべきことではないでしょうか。
 種(たね)の問題も深刻です。日本の野菜の自給率は80%といわれていますが、その9割が海外の畑で種取りをしていて、コロナ・ショックでこれが止まりそうになって大騒ぎになった。種の輸入が止まったら、国内で種取りして植えればいいと言いますが、ほとんどの種はF1品種。つまり、種を取って植えても同じものはできません。
 食料は命の源ですが、その源は種です。その大事な種を循環させる仕組みをきちんと作らなければ、日本ももたない。日本の食料自給率を再計算すると、38%といわれる自給率に、肥料が止まったら慣行農法の収量は半分になり、自給率は22%に下がります。その上、種も止められたらどうなるのか?自給率は9.2%にまで落ち込みます。
 この数字は何を意味しているのか?化学肥料と種を海外に依存していくような農業ではもうだめだということです。そこで循環型の有機生産栽培。しかも種を自分だけで回していくという農業を広げていかないと、私たちの命が守れないということです。
(「紙の爆弾」2024年4月号p24)

(※2)
 日本では、2018年に安倍政権によって種子法が廃止された。種子を開発するには膨大な労力と時間がかかる。今後は、種子の安定的な生産と普及において「国が果たすべき役割」を放棄し、種子を守るための予算が付かないことになる。さらには、国内の品種がいずれ大企業の供給する品種に置き換わっていくと専門家は懸念する。
 これに対し、2018年12月、岐阜県議会が「種子条例」を制定すると報じられた。種子の安定供給に、国に代わって県が責任を持ち、市場任せにしないことを岐阜県は明確にしたことになる。埼玉県・新潟県・兵庫県・山形県も、種子法廃止と前後して、種子の安定供給を促す条例をすでに制定し、2022年6月時点で31道県が種子条例を制定している。
(「地域主権という希望」59)

(※3)
そもそも除草剤耐性を農作物にもたせても、枯れない雑草が出現して、むしろ除草剤の使用量は増加しているともいわれる。さらに、複数の除草剤や危険度の高い除草剤への耐性をもたせた遺伝子組換えが開発されたり、複数の除草剤を混ぜて散布されたりするようにもなった。空中散布も拡大されやすくなっている。
 河田氏も、以下のように説明する。
「1999年にモンサントの除草剤耐性大豆は収量が落ちるというレポートを出したC・ベンブルック博士は、2000年前後にはアメリカの全大豆の60%がGM大豆である一方で、除草剤使用料は増加したと述べています。
 博士がアメリカ農務省(USDA)の未発表の農薬統計を含むデータを解析したところ、98年度の農薬使用量は、在来種よりもラウンドアップ耐性大豆(RR大豆)のほうが11.4%も多く、アメリカ最大の大豆栽培を誇るアイオワ州を含む6つ州では30%も多かったのです。しかも、在来農法で最も農薬使用量の少ない農家と比較し、RR大豆農家で最も使用料の多い農家では34倍以上の農薬を散布していました。除草剤耐性雑草の出現で、さらに使用量は増大しています。
 ベンブルック博士によれば、モンサントもUSDAも比較法を意図的に誤ったデータを操作したりして、農薬使用量は減ると主張し続けてきたというのです」
(中略)
 では、GMOには農薬の使用量が減らないこと以外に、どのような問題があるのだろうか。
 まず、「次世代毒性の問題」があると、河田氏は説明する。
「ロシアでは、RR大豆を母親のラットに与え、通常の雄との間に産まれた子どもへの影響について研究しています。そして、通常の餌を与えたラットの子どもを含めた4種類の集団と比較する実験を3回ずつ重ねたのです。すると、RR大豆を与えた母親の子どもは、通常のこどもの体重の半分しかありませんでした」
 また、子ラットの3週間以内の死亡率も、大豆を使わない普通の飼料を与えたものが8.1%だったのに対し、通常の飼料にGM大豆を加えた与えたものは51.6%にも上った。
「イタリアでも、除草剤耐性作物を動物に食べさせたところ、4世代目には子どもが産まれなくなったという研究論文があります」
 河田氏はそのように言い添え、次の問題として、「摂取した個体自体への直接的な健康問題」を挙げた。
 遺伝子組換えは安全だと宣伝されているが、企業が行なった90日程度分の実験データしかなく、このデータの詳細について一般には公開されていない。また、アメリカでは、遺伝子組換え食品が出回るようになって以降、ガン・白血病・アレルギー、自閉症といった慢性疾患などが急増している。もちろん、一朝一夕にGMOの安全性が確認できるものではない。
 このうち病気の発症に関し、河田氏は以下のように説明する。
「12年のフランスには、除草剤耐性をもつGMトウモロコシの発がん性に関する研究もあります。その発表によると、GMトウモロコシを食べ続けたラットは半年を過ぎるとさまざまな病気を発症し、その後、体の25%もの大きさの乳がんを発症したのです。実験結果の写真を見て、私も驚きました。
 この実験に関する論文が雑誌に掲載されると、世界中のモンサント系の研究者が反発し、論文は一度、削除されています。ただし、その後、ヨーロッパの別の機関誌に再掲載されました」
 そして、世界保健機構(WHO)の専門機関、国際がん研究機関(IARC)は15年、ラウンドアップの主要成分であるグリホサートが5段階の発がん性分類リストの上から2番目、「おそらく発がん性がある」2Aカテゴリーに分類されると報告。
 これを機に、モンサントを相手取った除草剤の発がん性をめぐる損害賠償訴訟が相次ぐ。
 裁判記録を取り寄せた元農林水産大臣で弁護士の山田正彦氏の発言によれば、モンサントの内部機密資料も証拠として提出されており、モンサントは30年前からGMOががんを引き起こすことを認識していたという。
 モンサントは18年に2億9000万ドル、モンサントを買収したバイエルは19年に8000万ドル、24年に20億ドルあまりの支払いを命じられる。またバイエルは、12万5000件以上の訴訟の原告に和解金として100億ドルあまりを支払ってきた。
(中略)
 14年9月9日付の日本経済新聞の記事で、当時の日本モンサント広報部は「GMのトウモロコシは家畜のエサに、大豆はしょうゆやサラダ油として使われています」と説明している。
「最近では、GMOの摂取によって腸内細菌の中の善玉菌が死に、除草剤耐性である悪玉菌は増えることがわかってきました。この悪玉菌をつくる物質が腸から脳に流れ、脳の働きを阻害する。それにより、発達障害が起こるという論文が発表されています。」
 河田氏がこのように言い添えることの意味は、発達障害の原因がGMOである可能性がさらに高まったということだ。

 次に河田氏は、「抗生物質耐性菌の多発」という問題について訴える。
「02年にイギリスの『ネイチャー』に掲載された論文があります。実験として、除草剤耐性大豆でハンバーグを作り、人工肛門をもつ7名に食べさせ、彼らの便を採取しました。モンサントは食後10分程度で外来遺伝子は分解するので問題はないと主張してきたのに、この便に除草剤耐性菌が発見されたのです。
 GMもゲノム編集同様、遺伝子組換えができた細胞とできなかった細胞を区別するため、抗生物質耐性遺伝子や除草剤耐性遺伝子をマーカー遺伝子として使用します。GMOが腸内で分解される過程で、この抗生物質耐性遺伝子や除草剤耐性遺伝子が腸内細菌に取り込まれ、腸内細菌が抗生物質耐性や除草剤耐性になることが知られています。これは『遺伝子の水平伝達』と呼ばれるものです。また、害虫抵抗性トウモロコシには抗生物質耐性遺伝子が含まれており、これを食べると体内に抗生物質耐性菌ができます。
 そこで私は、家畜の糞を集め、ラウンドアップ耐性菌がいるかを調べました。すると北海道以外の広範囲、長野県の牛糞や岐阜県の鶏糞、茨木・愛知・滋賀・岐阜県の土壌から、除草剤耐性菌が検出されたのです」
 その後、国産や輸入の鶏肉の半数から、抗生物質が効かない薬剤耐性菌が検出されたことが報道された。これらを食べて薬剤耐性になった人のうち、免疫力が落ちた病人や高齢者を中心に、抗生物質による治療が難しくなることが危惧されることとなった。
 医学雑誌『ランセット』も、19年に世界で495万人が細菌の薬剤耐性に関連する感染症で死亡し、このうち127万人は薬剤耐性菌感染症が直接の原因で死亡したと伝えている。
 河田氏は、GMOを知らぬ間に摂取して薬剤耐性になるという問題の深刻さを、さらに強調する。
「アメリカ人の4人に1人は薬剤耐性菌をもっているともいわれています。日本の国立感染症研究所や国立国際医療研究センターが実施している薬剤耐性菌による死亡数の研究でも、19年、メチリシン耐性黄色ブドウ球菌とフルオロキノロン耐性大腸菌による死亡数は約8000名と推計されました。
 ただし、たとえば『ランセット』掲載のものでは23種の病原体および88件の病原体と薬剤の組み合わせについて評価しており、また輸入のトウモロコシのほとんどに抗生物質耐性遺伝子が入っているため、日本の死者も、もっと多いはずです」
(中略)
小麦は欧米などで主食であることから、世界中の反対を受け、モンサントは04年にGM小麦の開発を断念している。ところがその後、自生しているGM小麦が度々発見されている。
 また、小麦栽培については、収穫前にラウンドアップを前面散布して枯らす「プレハーベスト」と呼ばれる方法が北米では主流になり、日本でも17年、農水省によって輸入小麦のグリホサート残留基準値が緩和された。
 河田氏も、次のように説明する。
「遺伝子組換ではないはずのアメリカ産の小麦のほとんどから、ラウンドアップが検出されます。栽培時の空中散布の影響で、高濃度の除草剤が混入しているわけです。すると当然、食べた人の体内に除草剤が入り、それがやはり発達障害などの原因になっているのではないかといわれています」
(「紙の爆弾」2024年6月号p24「がんを引き起こし脳の働きを阻害する遺伝子組換え食品 これだけの危険」小林蓮実)

注釈文中の河田さんとは、河田昌東さんのことで、「遺伝子操作食品を考える中部の会」の代表である。



posted by T.Sasaki at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市販の冷麺あれこれ

こんにちは。

台風とお盆休みによる長期休暇は、まったく面白くない。
お盆のため、温泉にも行けない(笑)。
しかたがないので、市販の冷麺を食べ比べた。

びっくりしたのは、地元のラーメン製造会社が冷麺を作っていたことだ。

小笠原製麺所冷麺.JPG

しかし、ラーメンの麺を太くし、少々コシを強くした程度で、冷麺のコシになっていない。
むしろ、普通のラーメンにして、味噌味系が合うのではないか、と思ってしまう。

次に、ヤマトで出しているものを試した(いただいたもの)。

ヤマト戸田久冷麺.JPG

大量に出回っている戸田久との2ショット。
ん〜!
微妙。
私は固めの麺が好きなので、ちょっと炊く時間を短めにしたら、それでも、柔らかい感じがする。
もうちょっと!
実は、生協製のものも試したが、これに近い。

ぴょんぴょん舎でも出しているが、高価だ。
30年ぶりくらいに店舗で食べてみた(津志田)が、美味しいと思った。
が、次に行った時は、がっかりした。
日によって味が違う。
ので、買って食べる気にならない。

安定して美味しいのは、やはり盛楼閣だと思う。
そこで、市販品を出したら、すぐに買って試してみるだろう(笑)。
今のところ、市販品では、戸田久の味が安定していると思う。

posted by T.Sasaki at 16:13| Comment(2) | TrackBack(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月12日

日本をいじめる奴ら

本日4回目。

平和記念式典で長崎市がイスラエルを拒否したことで、イスラエルに肩を持つ国が、協力し合って長崎市をいじめている。
長崎市は、ごく普通の住民感情を表明したのに!
いじめるのが好きな国は、もう呼ばなくていい。

https://blog.goo.ne.jp/rakitarou/e/ea22cb9f3a2d7b153245b73c183948be(「rakitarouのきままな日常」)

イスラエルを呼んだ広島県知事も、イスラエル駐日大使の前で、次のように言った。
イスラエルの偉い人には、聞こえないかもしれない。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202408060000476.html(「日刊スポーツ」)(※)

珍しくNHKは、骨のある放送をしたらしい。
知事の説教の間、イスラエル駐日大使をずっと映し続けた。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202408060000475.html(「日刊スポーツ」)

ニュース検索すると、「日刊スポーツ」しか、こんな報道をしていない。
もちろん、バカを育てる岩手日報が、報道するわけもない。

日銀も袋叩きにされている。
まるで、株や為替の乱高下は、日銀のせいだ、みたいなことが言われている。
「植田ショック」というそうだ。

https://gendai.media/articles/-/135126?page=1&imp=0(「マネー現代」)

しかし、違うと思う。
諸外国に比べ、日銀の金利決定は、穏やかなほうだ。
たった0.25%上げることを、ようやくやっただけなのに。
アメリカなんて、ずっと上げ上げで、今度、下げ?で、EUも下げ?
日本の経済的地位は非常に下がり、もう日本は終わりなんてことも言われている。
その経済衰退国の中央銀行が、金利を少々上げたからと言って、こんなに影響が出るなんて、馬鹿げている。
いや、バカにされているのだ。
その原因は、「円キャリー」と言って、金利の低い円を借りて運用して儲けている連中、マネーゲームをしている連中が、ヒステリーを起こしたことにある。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024081000474&g=eco(「時事ドットコム」)

マネーゲームの中心のアメリカは、日本で報道されないだけで、副島先生が常日頃指摘しているように、非常にひどい状態にある。

https://nofia.net/?p=21862(「BrainDead World」)

アメリカ国債など、もうボロ国債で、紙くず同然だ。
そこで、農林中金は、思い切って見捨てた。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240618-OYT1T50176/(「讀賣新聞オンライン」)

苦し紛れなのか先見の明があるのか知らないが、価値あるうちに整理するのは、マシだと思う。

「植田ショック」を悪く報じるのは、悪辣なヘッジファンドの手先たちなのだ。
円高で原料安のほうが、物価は下がるし、一般庶民にとっては、生活が楽になる。
株価なんてものは、高かろうが安かろうが、一般庶民には関係ない。

株式市場は、企業の資金調達に便利だとは言うが、実際には、株式上場しない優良企業は、たくさんある。
株は、今や、投資に関わる大企業の金儲けの道具にすぎない。
1秒間に10億回の高頻度取引をするコンピュータに、プラスしてAI、そんなものと対決しても、生身の人間は負けるに決まっている。(※2)
それでも、日本政府は、NISAを推奨するのだから、どうにもならない。
NISAで投資するなら、配当をちゃんと保証できる企業の長期投資に限る。
株価の上下で、株売買など素人がやるべきでない。
私は訳あって、雨風太陽の支援のために株を買ってみた(「雨風太陽」参照)。
ついでに、いろいろと株価変動を見ているが、結論は、漁協の出資金と同じように、配当を期待して買ったほうがずっといい。

雨風太陽の高橋さんは、なぜ、こんなものに手を出したのか、私は理解できない。
配当金がつくわけでもないのに。
株価が下がったら、投資していただいた人たちに、申し訳ないと思わないだろうか。
生半可な気持ちで、株式上場などするべきではない。
何度も書くが、株式上場しなくても、優良企業は、優良なのである。
それでも、株に関して少しわかったのは、雨風太陽の株を買ったからであり、その点のみ、いいか!

政治的にしろ、経済的にしろ、悪意をもって日本を攻撃しているのが、最近、目に見えるようになってきた。
副島先生ではないが、騙されないように用心しないといけない。



(※)(一応、コピーしておきます)
9回目の8月6日を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊(みたま)に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠(まこと)を捧げます。そして、今なお、後遺症で苦しんでおられる被爆者や御遺族の方々に、心からお見舞いを申し上げます。

原爆投下というこの世に比類無い凄惨な歴史的事実が、私たちの心を深く突き刺すのは、「誰にも二度と同じ苦しみを味わってほしくない」という強い思いにかられた被爆者が、思い出したくもない地獄について絞り出す言葉があるからです。その被爆者を、79年を経た今、私たちはお一人、お一人と失っていき、その最後の言葉を次世代につなげるべく様々な取組を行っています。

先般、私は、数多の弥生人の遺骨が発掘されている鳥取県青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡を訪問する機会を得ました。そこでは、頭蓋骨や腰骨に突き刺さった矢尻など、当時の争いの生々しさを物語る多くの殺傷痕を目の当たりにし、必ずしも平穏ではなかった当時の暮らしに思いを巡らせました。

翻って現在も、世界中で戦争は続いています。強い者が勝つ。弱い者は踏みにじられる。現代では、矢尻や刀ではなく、男も女も子供も老人も銃弾で撃ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みる。それが弥生の過去から続いている現実です。

いわゆる現実主義者は、だからこそ、力には力を、と言う。核兵器には、核兵器を。しかし、そこでは、もう一つの現実は意図的に無視されています。人類が発明してかつて使われなかった兵器はない。禁止された化学兵器も引き続き使われている。核兵器も、それが存在する限り必ずいつか再び使われることになるでしょう。

私たちは、真の現実主義者にならなければなりません。核廃絶は遠くに掲げる理想ではないのです。今、必死に取り組まなければならない、人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。

にもかかわらず、核廃絶に向けた取組には、知的、人的、財政的資源など、あらゆる資源の投下が不十分です。片や、核兵器維持増強や戦略構築のために、昨年だけでも14兆円を超える資金が投資され、何万人ものコンサルタントや軍・行政関係者、また、科学者と技術者が投入されています。

現実を直視することのできる世界の皆さん、私たちが行うべきことは、核兵器廃絶を本当に実現するため、資源を思い切って投入することです。想像してください。核兵器維持増強の十分の一の1.4兆円や数千人の専門家を投入すれば、核廃絶も具体的に大きく前進するでしょう。

ある沖縄の研究者が、不注意で指の形が変わるほどの水ぶくれの火傷を負い、のたうちまわるような痛みに苦しみながら、放射線を浴びた人などの深い痛みを、自分の痛みと重ね合わせて本当に想像できていたか、と述べていました。誰だか分からないほど顔が火ぶくれしたり、目玉や腸が飛び出したままさまよったりした被爆者の痛みを、私たちは本当に自分の指のひどい火傷と重ね合わせることができているでしょうか。人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま、この痛みや苦しみを私たちに伝えようとしてきた被爆者を一人、また一人と失っていくことに、私は耐えられません。

「過ちは繰り返しませぬから」という誓いを、私たちは今一度思い起こすべきではないでしょうか。

令和6年8月6日 広島県知事 湯崎英彦 

(※2)
特に2008年のリーマンショック以降、1秒間に10億回の取引をするという高頻度取引(HFT。ハイ・フリークエンシー・トレンディング)が台頭し、また、各市場間をまたぐグローバル・トレーディングが普及した。このことで、世界中の金融市場は一層不安定になっている。
(「世界大恐慌が来ても絶対大丈夫な株200銘柄」p18)
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「電波芸者になるな!」と元アスリートが

3回目。

パリオリンピックが終わった。

オリンピックの女子ボクシングで、「女だ!男だ!」の言い争いがあった。
あまりにパンチ力が強く、恐怖を感じて自分の命を守るために、棄権したボクサーがいる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/344660(「東京新聞」)

その後、棄権した選手が謝罪したとか。

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35222355.html(「CNN co.jp」)

ボクシングは、人の頭部を殴ったり、腹部を殴ったりするものだ。
これが、スポーツなのかどうか?
そして、この競技を女性にやらせるのがいいのか?という疑問が湧いてくる。
そんなに他人を殴りたいのか?
さっぱりわからん。

柔道団体戦、最後のルーレットで、男子無差別級(90kg超級)が選択され、日本は負けた。
判定に不満も報じられるが、この無差別級に、大相撲の力士を出場させたらどうだろう、と思う。
大の里あたりに柔道着を着せて10日も訓練したら、金メダルくらい取れないだろうか、と。
あのくらい大きい力士なら、柔道着の襟をつかませて足を蹴れば、簡単に相手をひっくり返せそう、と素人考えが浮かぶ。

と、やはり少し熱中して考えるものがあるが、冷静になれば、彼らのほとんどは、「電波芸者」である。
先日、「アスリートの再就職先」でもこのことを書いたが、何と!元日本代表のラグビー選手である平尾剛さんが、海外の有名選手を持ち出して、「電波芸者になるな!」と書いている。

https://president.jp/articles/-/84607(「PRESIDENT Online」)

アスリートである前に、社会人なのだから、普段の生活の中で、「これはおかしい」と意見することは、当たり前のことなのだ。
こういう記事が、もっとたくさん出てくることを期待する。



posted by T.Sasaki at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地元にいても、旅歩き

ふたたび、こんにちは。

するめいか大不漁の中、宮古にいても旅歩き。
燃料代節約のために、近い港に入港し、陸送している。
ドライバーの時給1500円で、一応、最低賃金を上回った設定にしている。
重油代は、最終的に海外へ行ってしまうから、それよりも、そのカネを節約して、日本人の賃金にしたほうがいい。
国内でカネを循環させる、という考えだ。

山田湾オランダ島.JPG

山田湾は、静かで良い所。

釜石大観音.JPG

ありがたや、観音様。
釜石湾も、静か。

副島先生によると、仏教もキリスト信仰に影響を受けていて、観音様は、マリアではないか、との説。
「隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか?」という本によると、ブッタは、今のような仏教を望んではいなかった。
キリストもローマ・カトリックのようなものを望んでいなかったのと同じ構図であり、後の僧侶たちが、人々を騙して自分たちが食っていくために作ったものが、現代の宗教である。

釜石沖で操業中、さんま船が通っていった。

さんま船試運転.JPG

試運転だと思われるが、もう少し離れて通るか、電気を消してから通過してほしかった。
なぜか、通過してから電気を消して、釜石へ入っていった(笑)。

posted by T.Sasaki at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする