日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年09月30日

グラフの目盛りに騙されるな!

ふたたび、こんにちは。

今朝の新聞に、ワクチン薬害のことを書いた広告がはさまってきた。

ワクチン薬害広告.jpg

広告主は、「東北有志医師の会」。
グラフの説明で、ファイザー社の姑息な操作が指摘されている。
パッと見でわからないように、目盛りの単位を10の乗数にしている。
バカじゃねえの!
これが製薬会社がやることかね。

もう、私の周りでは、ワクチンを打つ人はいなくなったから、過去の話だと思っていたけれど、テレビや市役所までが、「ワクチンを打って!」とやっている。
確か、どこかのお医者さんが、ワクチンは危ないよ、と言っても、その病院でも、接種希望者が来るとか。
もう、笑うしかない。
身近なかかりつけ医よりも、大法螺吹きのマスコミや役人に洗脳されきっているというか、何というか。
私みたいに、ワクチン0回、ノーマスクでも、ピンピンしていて、挙句の果て、食道がん(逆流性食道炎)まで治ったような気がする。
ワクチン打ってたら、今頃、食道がんで死んでいたかも。

そんな中、「馬鹿丸出しというんだ、こういうのは」の福島雅典京大名誉教授らが、「一般社団法人ワクチン問題研究会」を設立したようです。
厚労省内で行われた記者会見の動画もあります。

https://jsvrc.jp/kaiken230907/(「一般社団法人ワクチン問題研究会」)

これでも、変わらない厚労省は、やっぱり外国のビッグファーマの犬ですな。
posted by T.Sasaki at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ワクチン薬害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

血糖値とはちみつ

こんにちは。

崎谷博正先生の書いた「糖尿病は砂糖で治す」という本は、題名から、「えっ?」と思わずにはいられない。
私は糖尿病でないから読む気にならないが、イギリスでは実際に、糖尿病患者に、糖質カットと砂糖を与える比較臨床実験が行われている。
結果は、砂糖を与えたほうが、良好となっている。(※1)
さらに、ロシアでも糖尿病の患者を完治させた事例がある。(※2)

糖尿病は、糖質カットでは治らない。
プーファ・フリーで、治る。
その理論が公開されている。

『「糖尿病は砂糖で治す」の本質〜俯瞰シリーズ』(「エーテルエネルギー学会」https://kosmotropic.com/

糖尿病の治療で、ハチミツは、食後の血糖値の上昇が低いので、最適な食品とされている。
グリセミック・インデックス(GI値)が低いからである。(※3)

血糖値を下げれば生命の危機となり、その他、低血糖は百害あって一利なし。
だから、糖質を摂り、体内のエネルギー代謝を高めるようにしなければならない。
一般に、GI値の低い食べものは消化が悪く、腸内の微生物増殖を増やすことになり、体内毒であるエンドトキシンの発生を促す。
体は、この毒を打ち消そうとするため、免疫力を奪われ、病気に罹りやすくなる。
したがって、GI値の高い食品は、有用なのである。(※4)

胃の中での消化作用にも、低血糖は悪影響を及ぼす。
低血糖だと、食べものは、すぐに胃から排出される。
逆に、脂質は、その排出速度を遅らせる。(※5)



(※1)
 1857年にイギリスのウィリアム・バッド(Wiliam Budd)医師は、「尿に砂糖がおりて体が衰弱してしんでいくのだから、砂糖を補ってあげればよい」という発想で、ある糖尿病の男性に1日約230gの砂糖(砂糖飴と糖蜜)を通常の食事に追加しました。
 この男性は入院当時18歳で、1日お通してずっと喉の渇きと空腹感を訴えていました(尿量もかなり多かった)。すでに筋肉はやせ衰えていて、何もできない状態だったようです。入院当初、当時での糖尿病治療食とされていた砂糖抜きの食事をトライさせましたが、尿量、尿糖は増すばかりで、さらに筋肉がやせ細っていきました。そこでバッド医師は、当時の砂糖を制限した糖尿病食から砂糖を補う食事へ変更したのです。
 バッド医師のアイデアは、先行してフランスで行われた厳密な臨床実験に基づいています。それは同じく尿に糖がおりて、やせ細った女性の治療報告でした。その女性に、完全に糖やデンプン質を抜いた食事を入院治療として行いました。しかし、尿からおりる糖は逆に増加し続けました。
 そして、この実験をした女性は2か月でこの食事にギブアップし中止になりました。砂糖のない食事は食欲を低下させるからです。(生命体は、ストレスを引き起こすような食事は本能的に拒否するようにできています。頭でなく内臓感覚で食べることが大切です)。そこで砂糖を入れた食事にすると、みるみる症状が改善したという症例報告がバッド医師の目にとまったのです。
 さて、バッド医師の砂糖を用いた治療の結果はどうなったのでしょうか?
 日々、この男性の症状が改善していくのを目の当たりにしましたが、約2か月で筋肉の痩せの改善だけでなく、尿糖まできれいに消失したのです。
 2か月後からはこの男性の希望で糖蜜をハチミツに変えるとさらに症状の劇的な改善が認められました。舌や皮膚はそれまで黒ずんで乾燥していたものが、きれいになくなり、よい肌ツヤに戻りました。咳もすっかりなくなり、胸部の痛みもひきました。そして何より体重が10kgも戻ったのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p159)

(※2)
 ロシアのダヴィドフ博士は、糖尿病患者の尿中の糖の量が、ハチミツによって減ったことに刺激され、6人の糖尿病患者を、ハチミツによって完治させたことを報告しました。
 また、アメリカの糖尿病研究者ジョスリン博士や慶応大学の五島教授も「糖尿病は、ハチミツでコントロール出来る」と発表しています。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p10)

(※3)
グリセミック・インデックス(The glycemic index[GI])は、炭水化物を含む食品を食後の血糖値の上昇程度で分類する指標で、1981年に提唱されたものです。速やかに血糖値が上がる食品ほど、グリセミック・インデックスが高くなります。グルコース(ブドウ糖)を50g摂取した場合の血糖上昇値を100とした場合の数値で表現します。GI値が高い食品の代表は、白(精製小麦)パン(76前後)、白米(79前後)、ポテト(90前後)などです。ちなみにハチミツ(マレーシア、オーストラリア産)のGI値、60〜65前後、ハチミツの主成分のフルクトース(果糖)は16です。フルクトースやハチミツは、この食後血糖値の上昇程度が低いために、糖尿病の治療に最適な物質なのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p187)

(※4)
血糖値が低下するのは、生命体の最大の危機です。それに対して、より速やかに血糖値を上げることが命を救うことになります。つまりグリセミック指数(GI)が高いほど、消化がよくて血糖値を速やかに回復させてくれるということです。そして、そして、それに対して細胞内に速く糖を補給するために、インシュリンが出ます。このインシュリンの反応(膵臓からの分泌)が速やかなほど、細胞内に速く補給することができるのです。
 つまり、グリセミック反応(GR)が高いほど、細胞の糖のエネルギー代謝を速やかに回復してくれるのです。グリセミック指数(GI)が低い食品は、一般に消化が悪く、抗栄養素といわれる栄養の吸収をブロックする物質や毒性物質を含んでいます。消化が悪いというのは、むしろ腸内微生物の増殖によるエンドトキシン発生によってダイレクトに新型コロナウイルス感染症などの感染症や糖尿病、自己免疫疾患、癌などの慢性病につながります。
 2021年の研究では、フルーツジュースなどのいわゆるGI値が高い糖質は、糖のエネルギー代謝の指標である甲状腺低下及び炎症の指標である、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を低下させて、甲状腺ホルモン(fT3、fT4)の値を高めたのです。GI値が高い糖質こそが、糖のエネルギー代謝(=甲状腺機能)を高めて、遺伝子ワクチンによる免疫抑制及び過剰な炎症を食い止めるのです。
(前掲書p189)

(※5)
血糖や細胞内の糖のエネルギー代謝をキープするために、低血糖では胃の排出速度を高め(早く血糖値を上げないとストレスホルモンが出る)、高血糖では胃の排出速度を緩めるという調整を行っているのです。胃では本来、十分に食べ物を攪拌したほうが良いのですが、血糖値が低下している場合には、十分に食べ物を攪拌せずに糖質を十二指腸に送り込むのです。したがって、私たちの血糖値(糖の需要)次第で、胃の排出時間をコントロールしているということです。
 消化管を動かすには甲状腺ホルモンが必須ですが、その甲状腺ホルモンも糖のエネルギー代謝依存です(低血糖では、エストロゲン、コルチゾールなどのストレスホルモンがダイレクトに甲状腺にダメージを及ぼす)。三大栄養素の中では、むしろ私たちの状態に関係なしに胃の内容排出時間を遅らせるのは脂質です。
(前掲書p187)
posted by T.Sasaki at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月29日

アメリカは、終わってる

ふたたび、こんばんは。

1ドルが149円まできた。
ドルが高く、円の信用が落ちているということか。
しかし、これは投機目的の売買であろう。
ドルは、すでに、見放され始めている。

http://takahata521.livedoor.blog/archives/21835164.html(「メモ・独り言のblog」)

アメリカでは、薬物や万引きが当たり前になりつつあるそうだ。

https://www.d-predict.com/?p=2520
https://www.d-predict.com/?p=2525(「2025年の世界」)

こんな国が、まともなわけがない。
記事の題名のとおり、アメリカは崩壊する。
このままでは、ドルなど紙くずになるだろう。

ようやく、アメリカの凋落を報道し始めたNHK。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/09/26/34645.html(「NHK国際ニュースナビ」)

すでに、まあ何て言うか、先進国とは思えませぬ。

https://nofia.net/?p=14374
https://nofia.net/?p=14386(「BrainDead World」)

管理者は、「nofia」さんって言うのかな?
面白い。
これ、どっちが勝つのかなあ?

https://nofia.net/?p=14376(「BrainDead World」)

きっとヘッジファンドだろうね。


posted by T.Sasaki at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

麻薬を使った戦争

こんばんは。

佐野眞一さんの「阿片王 満州の夜と霧」というノンフィクションを読んだ。
2005年に出版された本である。

これは、第二次世界大戦の前半、日本が建国して消滅した満州という国について記したものだ。
そこに深く関わった人物、里見甫(はじめ)とそれを取り巻く人たちの物語である。
佐野眞一さんが、書くに至った動機として「あとがき」に記しているが、なぜ、日本が高度経済成長を成し遂げることができたのか、その遠因は、満州にあるのではないか、という仮説を自分で立てていたからである。(※1)
その前段で、里見の息子の関する「故里見甫先生 遺児里見泰啓君後援会 奨学基金御寄附御願いの件」の文書を見つけた。
これに列記してあった発起人の顔ぶれが、異常であった。
本格的な取材は、これに端を発して始まった。
里見甫は、超のつく大物だったのである。

里見は、中国で阿片という麻薬を取引した日本人である。
阿片といえば、アヘン戦争であり、これを使って中国人を苦しめたのは、学校でも教える。(※2)
ところが、満州国建国から日中戦争に至るまで、日本人もアヘンを使って、中国人を苦しめている。
このことは、学校では教えない。
白人優越主義により、イギリス人たちは中国人をゴミのように扱ったのだが、日本人も真似をして、中国人をゴミのように扱った。(※3)

私は、過去、鈴木明さんの「南京大虐殺のまぼろし」という本を読んだことがあり、その続編、「新南京大虐殺のまぼろし」も読んだ(二つとも津波がどこかへ連れて行った)。
この中に、アヘンを日本軍が利用した話は、一つも書かれていなかったような気がする。
当時の中国社会、特に、上海社会は、人命を何とも思わない空気に包まれていた。(※4)
このような社会で、アヘンを使って、日本軍は戦争を行ったのだ。
そこに、「虐殺はなかった」というのは、明らかに無理があると思う。

里見は、アヘンの販売のみを扱い、アヘンの利益の管理は、日本の国家機関である興亜院が管理していた。
したがって、アヘンの莫大な利益で、日中戦争を戦うことができたのである。
国家機関が管理していた、といことは、当時の総理大臣以下、中国方面に関わった軍関係者は、すべて、アヘンのことを知っていた、と捉えていい。
そのメンバーが、上記、遺児奨学金の発起人たちである。
岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、佐藤栄作などなど。
で、昭和天皇はどうだったのか?の問うことができると思うが、天皇には、「アヘンを使ってはならぬ」という意志があったようだ。(※5)
日本軍は、中国の経済混乱も狙って、ニセ札も刷った。(※6)

何が大東亜共栄圏だ!
今でも、そんな都合のいい話をしている日本人がいるなんて、何と恥ずかしいことだろう。
麻薬で現地人を騙すなど、まともな人間のすることではない。



(※1)
 日本は、敗戦後十年足らずで高度経済成長の足がかりをつかんだ。それは、わが国がいち早くアメリカの核の傘の中に入って、軍事防衛問題をほとんど、アメリカという世界の警察国家にまかせっぱなしにし、経済分野に一意専心することができたからにほかならない。昭和25(1950)年に勃発した朝鮮戦争による特需景気は、その先駆けをなすものだった。
 だが、そうした側面もさることながら、日本の高度経済成長のグランドデザインは、かつての満州国を下敷きにしてなされたような気がする。時の総理大臣として、高度経済成長に向け号砲を打ったのは、将来の総理大臣を嘱望される安倍晋三の祖父の岸信介である。その岸が産業部次長として満州に赴任し、満州開発五ヵ年計画を立て満州国の経済政策の背骨をつくって、後に「満州国は私の作品」と述べたのはあまりに有名である。
 世界史的にも類をみない戦後の高度経済成長は、失われた満州を日本国内に取り戻す壮大な実験ではなかったか。そんな思いが私をきつくとらえていた。戦後高度成長の象徴である夢の超特急も合理的な集合住宅もアジア初の水洗式便所も、すべて満州ですでに実験済みだった。
(「阿片王 満州の夜と霧」p9)
 満州国の首都の新京には上下水道が整備され、東洋でははじめて水洗便所の敷設も新京からはじまった。大連には東洋一を誇る病院があり、市街地はアスファルトで舗装され、主だった住宅にはセントラルヒーティングが施された。主要都市のデパートには、日本内地でも入手できない高級舶来品があふれていた。
 前掲の『実録・満鉄調査部』に、日本と満州の生活レベルを比較している箇所がある。
〈満鉄の、たとえば付属病院にゆくと、給湯装置は完備していたし、医療器具は自動化された滅菌装置のトンネルからベルトで流れてくるのだった。
 満鉄本社には600台のタイプライターが唸りをあげ、電話はダイヤル即時通話であり、大豆の集荷数量・運送距離・運賃はIBMのパンチカードシステムで処理され、特急「あじあ号」は6輌編成で営業速度130キロをマークしていた〉
 満州国建国のプランナーは石原莞爾は、満州国を植民地化しようとするあらゆる勢力に猛烈に反対した。昭和12(1937)年の日中戦争勃発時、参謀本部作戦部長だった石原は、不拡大方針でことに臨んだ。石原が主唱する世界最終戦争の一方の主役たるべき東アジアブロックの形成が台無しになることを恐れたからである。
 そして、最後は満州国の日本からの独立を主張して軍部の不興を買い左遷された。もし石原の主張通りことが進めば、石原はいわば日本のジョージ・ワシントンとなり、東アジアの一画に、日・漢・朝・蒙・満の5族を中心とした東アジア諸民族が居住するアメリカ合衆国なみの多民族国家が誕生していた可能性がある。
(前掲書p105)

(※2)
 アヘンが中国で習慣的に吸飲されるようになったのは、17世紀はじめ、オランダの植民地だったジャワから明朝末期の中国南部にもたらせてからである。強い習慣性をもつアヘンは、一度体験すると忘れられない陶酔感があるところから、苦しい禁断症状をともなうにもかかわらず、たちまち中国全土に広がっていった。
 イギリスの東インド会社による中国へのアヘン輸出がこれに拍車をかけた。東インド会社が植民地インドのアヘンを中国に輸出し、中国はイギリスに茶や生糸を輸出し、イギリスはインドに綿製品を輸出するという、有名な三角貿易システムが完成するなかで、中国におけるアヘン需要は増加の一途をたどった。
(中略)
 清朝は増大する一方のイギリスからのアヘン流入に対抗するため、自国のケシの栽培を奨励するという一か八かの苦肉の政策をとった。これが裏目に出た。『東亜共榮圏建設と阿片對策』は、アヘン戦争の敗北によって清朝のアヘン輸入が強制的に増え、それが莫大な国家的損失をもたらした、と述べている。
〈支那が如何に地博物大にして富裕を誇ってゐたとしても、年々4700万両(現貨にして30億円)の銀がイギリスに吸飲せられてゐたとしたら、支那の滅亡は坐して待つのみであろう。支那が当時この銀流出に対抗し得る唯一の方法は、自國内に罌粟栽培を奨励してイギリスよりの輸入を防遏するより外に致し方がなかったのである。
 道光帝は浩嘆しながらも涙を呑んで此の手を打ったのである。その結果として支那は無制限の罌粟栽培と、停止する処を知らない阿片の氾濫に、拱手傍観するより外に術はなかったのである。
 支那が阿片戦争迠惹起して防遏しやうとした阿片嗜好の流行は、尚一層激しい勢で、全支に向って燎原の火のやうに燃え拡がって行ったが、直接の目的とした英国よりの阿片輸入は遂年激減して行く効果は明らかに現はれて來たのであった。歴代の清國政府は阿片禁断の方策を樹立しては取締に力を致して來たが、一旦之が習慣に染まった全国の癮者は、迚々強制し難いことは今も同じである〉
 ではこの当時、中国にはどれだけの数の阿片癮者がいたのか。『東亜共榮圏建設と阿片對策』の著者は、最低で見積もっても人口全体の3パーセントはあると推定した上で、次のように結語している。
〈4億5000万の総人口中1350万といふ数字が一應擧げ得られる。この癮者が1人平均30両を消費すると仮定して4億500万両である。生産地の自場消費等低廉な価格も考慮して平均1両10元としても、40億5000万元に当る。是が一縷の煙として消費せらるゝのかと考へれば慄然たる計数ではないか〉
その後、中国ではアヘン吸飲に対し厳格な禁圧措置が何度もとられ、違反者を公開で銃殺刑に処することまで行われた。だが、アヘンを撲滅するには程遠かった。その温床となったのは、国民党政府が樹立されてもなお地方に数多く残存する軍閥の存在だった。
 彼らにとってアヘンは貴重な収入源であり、配下の者たちの闘争心を煽る恰好の向精神薬だった。各地の軍閥はケシの栽培を争って奨励し、アヘン争奪がしばしば内戦の火種となった。軽量で高価なアヘンは、通貨と同等と見なされ、満州国が建国される前には、中国は再び世界最大のアヘン市場となっていた。
(前掲書p134)

(※3)
 満州帝国とは、アヘンの禁断症状と麻痺作用を巧みに操りながら築かれた、砂上の楼閣のような国家だといってもよかった。
 林郁の『新編・大河流れゆく』(ちくま文庫・1993年6月)のなかに、満州でアヘン工作に関わった元特務機関員の告白が紹介されている。
―私はアヘンを取り締まる一方で野放しにし、さらにスパイ工作にも使うという相反することを同時にくり返す現場にいて、これは支那民族の滅亡策だと思った。アヘンは性的興奮も一時つよめる。苦しい者は、生のあかしだと思って、飲んで性行為に溺れる。それで衰弱する。子どもは生まれなくなる。生まれても育ちにくい。それを承知でアヘンを使ったのは、相手を人間とみなかったからです・・・・。
 この元特務機関員は、「アヘンは苦を忘れ、一時的に活力を与えられるだけでなく、性の快楽に心身をひきずりこむから、金銭より特務の役に立ちました」とも述べている。
(前掲書p139)

(※4)
スパイどころか、上海は人の命がいちばん安く、アヘンがいちばん高いといわれていたように、人殺しさえ日常茶飯事のことだった。白昼テロに驚く者はなく、血しぶきの飛び散る殺害現場を目にしても、みな魚の目のような無感動なまなざしをくれるだけで通りすぎた。人心の荒廃と風俗の貧廃は、20世紀のバビロンというにふさわしかった。
 見せしめの処刑もあたりまえだった。ジョルジュ・バタイユの『エロスの涙』(森本和夫訳・現代思想社・1976年7月)のなかに、囚人を裸にして木の枷に縛りつけ、生きたまま、胸や下腹部をえぐりとって市中を引き回す中国の処刑の写真が紹介されている。それと同じことが、いやそれ以上に残酷なことが、日常的に行われた。農家で使用する大きな藁切り包丁をギロチンがわりに使った公開私刑さえ珍しくなかった。
(前掲書p197)

(※5)
 塩沢は、里見の晩年の秘書を自任していた伊達に、里見の死後、こんな秘話を明かしている。
 上海の宏済善堂は、軍が阿片取引に深入りするのを心配した昭和天皇が、しばしば「どうなっているのか?」と御下問になるので、里見にその旨を含ませ、軍の隠れミノとするため発足させた。
 塩沢は、阿片工作を密命した影佐を訪ね「阿片工作は陛下のご意志に背いているのだから、絶対外部に漏らさぬように」と釘を刺したという。
 戦後、天皇の戦争責任が占領軍の間で議論になったとき、天皇が好戦的でなかったことの証拠としてこの話がもちだされたという。
(前掲書p165)

(※6)
 ちなみに、岩畔は陸軍中野学校とならんで、神奈川県川崎に陸軍登戸研究所という秘密軍事組織もつくった。その登戸研究所について、岩畔本人が生前、次のような証言をしている。
〈登戸の研究所ではパスポートから偽造紙幣まで何でもつくった。中国ではドイツのザンメルという印刷機械で紙幣をつくっていたので、それと同じ機械をドイツにつくらせ船で日本に運んだ。中国の経済を混乱させるため大陸にバラまいたニセ札は、日本円で60億円は下らなかった。登戸でつくったものを大陸浪人を見つけちゃ渡して、大陸でバラまかせていた〉(「岩畔豪雄氏談話速記録」木戸日記研究会・日本近代史料研究会〈1977年6月〉)
(前掲書p35)

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2023年09月28日

肥満と闘え!

こんにちは。


肥満は、万病の元と言っていい。
さまざまな臓器に負担がかかるし、ダイエットする際にも、体内にいろいろな毒物が放出されるからだ。
したがって、免疫力も落ちる。

肥満の原因は、長らく糖質にあるとされているが、最大の原因は、食事による脂肪摂取にある。(※1)
糖質は、それほどの悪者ではなく、免疫力を維持する上で最も重要な栄養素である。
ただし、「ハチミツとコロナ病」で紹介したように、果糖ブドウ糖液糖という糖質は最悪である。
そして、人口甘味料も悪である。

https://mana-planet.com/artificialsweeteners-2020nov/((「manalog」)

砂糖を悪とし、人口甘味料を開発してきた連中に、みんな騙されてきたのだ。
砂糖は、悪い食品ではない!
砂糖だけで、3年間も生きた女性がいた。
他の栄養素だけで、3年間は生きられない。(※2)

フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)を含む食品は、穏やかにダイエットを促す。
特に、ハチミツは、優れた食品と言える。(※3)



(※1)
1930年代には、すでに糖尿病を引き起こす原因は食事中の脂肪であり、高炭水化物食や脂肪の少ない食事では糖尿病に予防的に作用することが報告されています。1970年代には、砂糖摂取量が多い男性は、より少ない男性よりも糖尿病になりにくいことが示されています。2003年には、閉経後の女性を対象とした臨床実験で、低脂肪(高炭水化物)で体重が著明に低下した結果が報告されています。また、単糖類及びニ糖類を総カロリーの85%まで高めた食事では、それらの45%の食事と比較して著明に空腹時血糖値およびインシュリン値の低下が認められました。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p160)
 ヒトの臨床実験でも、男性ではショ糖の摂取量が高いほど、ボディ・マス指数(body mass indices[BMI])が低下することが報告されています。その一方で女性では、脂肪摂取量の増加と体重増加の相関関係が認められています。そして肥満の原因である高脂肪でも砂糖を混ぜると、肥満につながらないことも分かっています。
 逆に糖質を制限したケトン食(低炭水化物・高脂肪食)では、ストレスホルモンであるコルチゾールが上昇します。コルチゾール上昇が肥満と関連していることは現代医学でも認めているところです。
(p166)

(※2)
2021年7月の臨床ダイジェストの臨床ニュース(m3.com,2021年7月9日)に大変興味深い臨床症例が報告されていました。「3年砂糖をなめるだけ―神経性やせ症女性の心停止の理由【研修最前線】」と題する症例報告です。
 この3年、砂糖を舐めるだけの食生活を送っていた40歳代前半の女性が、ショック状態で自治医科大学附属さいたま医療センターへ救急搬入されてきたもので、まもなく心停止で亡くなっています。これまで、神経性やせ症(2年前と3年前に敗血症性ショックを起こし救急搬送、挿管となった経験あり)および右大腿骨骨折(数ヶ月前)の既往があります。
 搬送時の所見では、記載の内容を見る限り、血圧低下以外には特に目立ったサインはありません。
 血液検査では、低血糖、アンモニア、肝臓酵素と乳酸の上昇と甲状腺機能の低下が認められたようです。心電図は正常だったようですが、心臓はポンプとして機能していないという所見が認められています(左室駆出率[EF]は20%程度)。
 この女性の場合、特に文中にことわりがないので、黒砂糖でなく、白砂糖を3年間舐めていたと思われます。砂糖が命綱であることを直感的に分かっていたのでしょう。しかし、白砂糖でもいずれ限界が訪れます。この心臓機能停止は何故起こったのでしょうか?
 この連載記事では見事にその回答を書いていましたが、これは典型的な「脚気(beriberi)」です。ビタミンB1不足による糖のエネルギー代謝ブロック(ピルビン酸脱水素酵素[PDH]のブロック)によって臓器が機能不全になる病態です。脳神経系と心臓に真っ先に症状が出現します。脚気は日露戦争で多くの日本兵士の命を奪いました。白砂糖は命の源泉ですが、精糖しているためにビタミン、ミネラル類がまったくありません。通常は、他の食品からビタミン、ミネラル類を摂取するために、糖質は白砂糖でもOKなのですが、白砂糖だけだといずれ脚気になります。
 これは白米でも同じことが起きます(白米はデンプン質なので、白砂糖ほどはもたない)。この記事では血算のデータが記載されていないので貧血がったかどうかを確認できませんが、ビタミンB12も動物性食品からしか摂取できないので、ビタミンB12欠乏性の貧血が起こっていたと思います。
 砂糖は、グルコースとフルクトースに分解されて、アミノ酸、脂肪、コレステロール、遺伝子などの構成成分と作ることができます。これが3年も持ち堪えられた主因です。砂糖はまさに命の源です。脂肪だけ、あるいはタンパク質だけでは、白砂糖のように3年間も持ち堪えられません。ビタミンやミネラルを含むハチミツ、フルーツや精製度の低いショ糖であれば、さらに長く持ち堪えられるでしょう。白砂糖だけで何年生きられるか?このような人体実験が倫理的にできないため、驚きの症例報告でした。
(p170)

(※3)
 細胞実験では、ハチミツによって脂肪細胞の脂肪滴(lipid droplet)のサイズが33.78%〜70.36%減少し、脂肪の蓄積が減少することが確かめられています。
 ヒトの臨床実験では、未加工のハチミツ(マルチフローラル)が使用されていますが、同じく体重減少、脂肪の減少が認められています。未加工の自然のハチミツのみならず、加工ハチミツでも体重減少が認められています。もちろん、これらのハチミツの体重減少効果は、脂肪の代謝から糖のエネルギー代謝に切り替わることで、基礎代謝が高まり、脂肪のデトックスが進むからです。糖のエネルギー代謝が高まることで起こる緩やかな体重減少では、主として体内の脂肪が徐々に減少していきます。またハチミツに含まれるフラクトオリゴ糖(fructo-oligosaccharides,グルコースにフルクトースが2〜4分子結合した糖質)は、細胞内の脂肪合成を抑える作用があるため、ハチミツの体重減少効果に寄与しているという興味深い研究も報告されています。このようにハチミツに代表される糖質(特に単糖類、ニ糖類)は、糖尿病、肥満などの慢性炎症で引き起こされるメタボリック・シンドロームの真の治療薬なのです。
(p166)
 白砂糖に含まれるグルコースだけでも、免疫(形態形成維持の一部)の要とされる胸腺のコルチゾールによる分解を防いで免疫抑制を解除します。さらに、グルコースにフルクトースが結合した白砂糖であれば、免疫抑制作用のあるストレスホルモンであるコルチゾールの分泌そのものを抑えます。2018年に報告されたヒトの臨床試験でも、砂糖水は75kmのサイクリングの後のコルチゾール上昇をバナナと同程度に抑えています。2018年および2019年に報告されたヒトの臨床試験では、砂糖は激しい運動後のリーキーガット(leaky gut,腸粘膜透過性亢進)およびエンドトキシン上昇を防ぐことが示されました。ハチミツでもエンドトキシンが抑えられることは前述した通りです。
 次に白砂糖に含まれるフルクトースについても見ましょう。まず、フルクトースは糖のエネルギー代謝の要であるピルビン酸脱水素酵素(PDH)を活性化して、グルコースやデンプン質よりも糖のエネルギー代謝を高めます。1日100g以下の白砂糖(1日の摂取総カロリーの10%以下)のフルクトース量(50g以下)では、空腹時血糖値やHbAIC(数ヶ月前の血糖値の指標)値を減少させることが分かっています。
 体重減少に関しては、2011年に報告された臨床試験において、フルクトース摂取量が50〜70g/日のグループは、20g/日以下の摂取量のグループと比較して、6週間後にはより多い脂肪量の減少(4.19kg vs 2.83kg)が認められています。
 もちろん、グルコースとフルクトースのコンビネーションであるショ糖のほうが、グルコース及びフルクトース単独より糖のエネルギー代謝を高めることは言うまでもありません。
(p172)
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2023年09月26日

新型コロナ病とはちみつ

3回目。

免疫について」シリーズを読んだ人は、健康を維持する上で、糖のエネルギー代謝の重要性を認識した思う。
免疫力の要となるのが、糖なのである。
これは、新型コロナ病にも、もちろん適用される。

糖のエネルギー代謝が低下した人は、すなわち、免疫抑制となる。(※1)
そうすると、新型コロナ病、通常コロナ病に感染しやすく、重症化しやすい。
つまり、糖のエネルギー代謝の正常な人は感染しにくく、たとえ感染しても重症化しにくい、ということだ。(※2)

糖のエネルギー代謝をブロックする食べものを摂取しないことや生活態度を改めることによって、感染症に対抗できる。
まずは、プーファを食べないこと。(※3)
過剰な鉄は摂取しないこと。(※4)
精神的ストレスも、糖のエネルギー代謝をブロックし、免疫抑制となる。(※5)

そして、流行りのワクチンも、免疫を獲得するどころか免疫抑制に働く。
ワクチンを打っても感染するのは、このためであり、おまけに他の感染症や病気にもなりやすい。
結局のところ、糖のエネルギー代謝を阻害するからである。(※6)
ワクチンのオマケは、接種者からのエクソソームに気をつけなければならないこと。
しかし、しっかりした免疫力を持っていれば、防御できる。(※7)

騙されてワクチンを打った人への朗報である。
それは、免疫を基本的に強化する食べものを摂取すればよい。
代表的なものが、ハチミツである。
ショ糖、フルーツも、健康を保つ食品である。(※8)
したがって、糖質カットしすぎて、低血糖というのも良くない。
基本的に低血糖は、血栓を引き起こす。(※9)
毒のコロナワクチンを打って、血栓ができて死んだ人は、プーファ過剰か、低血糖だったのだろう。

フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)が重要であるが、これらは、毒となる鉄イオンさえも無毒化し、体内毒であるエンドトキシンによる炎症もブロックする。(※10)
飲料として販売されているものの中の成分として、果糖ブドウ糖液糖があるが、これは毒物である。

https://mana-planet.com/hfcs-2020nov/(「manalog」)

ハチミツとビタミンB3、サイモクワイノンの同時摂取は、コロナ病に効果を発揮する。(※11)

(今回は以前と違って、※印を使い、引用文を末尾に記しました。専門的すぎるものは誰も読んでくれないので。笑。「免疫について」シリーズは、この方式に改めようと思っています。これは、みなさんの役に立つと思いますよ、ホント。)
(それから、以前、毒ワクチンで体がおかしくなった人にハチミツを1kgプレゼントしたのですが、本人曰く、効果があるのかわからないと。しかし、元気になって、タバコまで吸うようになりました。その後、入院して出てきません。タバコ毒で、体の免疫低下を招いたのだと思います。私たちの知らないうちに、体内の免疫機構は、一生懸命に毒と闘っているのですから、日常生活でいかに毒物に暴露されないかが、健康を維持する秘訣となるのがわかる事例だと思います。)



(※1)
免疫抑制とは、糖のエネルギー代謝低下によって、形態形成維持システムの中心となる白血球(食細胞)の食作用(ミトコンドリア機能)が廃絶し、「炎症ゴミ(生命場を破壊するゴミ)」が蓄積する状態を言います。免疫抑制状態では、食細胞が炎症ゴミを抱えても処理できず、過剰な炎症反応を引き起こします(食細胞死滅、炎症性サイトカインの放出)。
 食細胞が炎症ゴミを処理できない場合には、リンパ球も導入されます。その場合は、炎症がコントロールできずに慢性的なサイトカインストーム(全身の慢性炎症)へ発展することになります(急性炎症で死亡する例が、敗血症ショック)。これが感染症と呼ばれている病態やガン、神経変性疾患、自己免疫疾患の共通のベースにあります。免疫抑制状態では、当初は急性炎症が起こりませんが、最終的に中長期的に過剰な炎症を引き起こす結果に終わります。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p54)

(※2)
 今までのあらゆる感染症もそうでしたが、今回の新型コロナウイルス感染症と呼ばれている病態でも、罹患したとされる人や重症化する人たちの特徴は高齢者(特に男性)ということ以外にも、肥満、糖尿病、慢性腎不全、高血圧、心臓血管疾患、慢性呼吸器疾患などの持病を持つことでした。これらのリスク要因に共通しているのは、糖のエネルギー代謝の低下です。さらに、新型コロナウイルスと呼ばれている物質はダイレクトにミトコンドリア(電子伝達系複合体T)にダメージを与えて糖のエネルギー代謝を低下させます。
 これらの糖のエネルギー代謝低下による病態に対して、ハチミツはすでに効果があることが分かっています。また新型コロナ遺伝子ワクチンによる副作用が出やすい人の特徴として、体力の低下した高齢者(frail adults)や経済的困窮状態にあるという要因があることが観察研究によって報告されています。加齢や経済的苦境という基本的な生活環境の低下は、糖のエネルギー代謝の低下をもたらします。したがって、ハチミツのウイルス感染症なる病態やワクチンの副作用に対する効果は、あくまでも私たちの心身の糖のエネルギー代謝を高める作用によるものです。
(前掲書p44)

(※3)
実際にプーファは、新型コロナウイルス感染関連死を高める主要な要因です。新型コロナウイルス感染症の重症例で話題となった、激烈な全身の炎症を引き起こす「サイトカインストーム(cytokine storm syndrome[CSS,hypercytokinemia])」も、糖のエネルギー代謝のブロックによることが報告されています。
(前掲書p48)

(※4)
鉄過剰は、白血球の食作用をブロックして強力な免疫抑制作用をもたらすだけなく、敗血症ショックの原因であるエンドトキシンなどの毒物の産生を高めます。プーファは、オメガ3の強力な食作用ブロックおよびミトコンドリアのエネルギー代謝を阻害することで、鉄と同等の免疫抑制作用をもたらします。新型コロナウイルスもプーファや鉄と同様にミトコンドリアにダメージを与えて免疫抑制を引き起こします。
(前掲書p55)

(※5)
2021年の疫学的調査で、1560人(平均年齢15歳)の学生を対象にして、新型コロナウイルスの抗体の有無と「ロングコビット(Long-COVID19)」の関連が調べられています。その結果、抗体の有無にかかわらず、症状の出現に差はありませんでした。つまり、新型コロナに罹患していようが、いまいが「ロングコビット(Long-COVID19)」の症状が出現したということです。論文の結語でも触れられているように、この「ロングコビット(Long-COVID19)」は、実際は、長いパンデミック(フェイクパンデミック)騒動による、つまり各種の非人道的なロックダウン政策による子供の心身への悪影響(Long-Pandemic Syndrome)を反映しているに過ぎないということです。
 そのロングコビットは、「慢性疲労症候群(myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome[ME/CFS])」と同じミトコンドリアの糖のエネルギー代謝がブロックされた病態であることが報告されています。
(前掲書p52)

(※6)
 ワクチンは、遺伝子ワクチンでなくとも免疫抑制をもたらす成分(ホルムアルデヒド、重金属、ナノ粒子、ポリソルベートなど)が詰まっています。特に遺伝子ワクチンの主成分はナノ粒子です。ナノ粒子そのものが白血球(食細胞)の食作用をブロックあるいは過剰刺激することで、最終的に強い免疫抑制作用をもたらします。ナノ粒子のサイズが小さくなるほど、この免疫抑制の作用が強くなります。その一つの理由として、粒子サイズが小さくなることで、表面積が大きくなり、金属などがイオンとして流出しやすくなることが挙げられます。実際に鉄や銀などのナノ粒子は、致命的な炎症やアナフィラキシーショックを引き起こします。
(前掲書p63)

(※7)
 なんと遺伝子ワクチンを大量生産しているファイザー自身が臨床試験のプロトコールに「遺伝子ワクチン接種者に近づかないように」と記載しています。具体的には、ファイザーの新型コロナ遺伝子ワクチンを接種していない女性が、接種している女性の皮膚に直接触れる、あるいは近くで空気を吸うと、その女性が妊娠している場合には、
 ●流産
 ●早産
 ●赤ちゃんに母乳を与えることで赤ちゃんにダメージを及ぼす
 ●生まれた赤ちゃんに脳のダメージが起こる
ということが記載されています(プロトコールのp67の「8.3.5. Exposeure During Pregnancy or Breastfeeding,and Occupational Exposure」)
 さらに、「ファイザーの新型コロナ遺伝子ワクチンを接種していない男性が、接種している女性の皮膚に直接触れる、あるいは近くで空気を吸うと、その男性に感染する。そして、その男性が妻と性交渉を持つと、その妻が感染するので、子供をもうけないようにすべきである」と記載しています。製薬会社や研究者の一部が、ワクチン接種者からのエクソソーム(スパイクタンパク質や毒性のナノ粒子などを含む)が放出されることを知っていなければ、このような記載はあるはずがありません。
 これはワクチンのみならず、プーファ、エストロゲン、農薬や鉄剤などの毒性物質を慢性的に摂取している人にも同様のことが言えます。したがって、この場合の“感染”とは、病原体なるものがなくても、毒性物質によって炎症が引き起こされれば、細胞が破壊されて放出される細胞内成分(ダメージ関連分子パターン[damage-associated molecular patterns(DAMPs)])に暴露することでもドミノ倒しに炎症が起こり、“感染症の病態”(発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感、鼻水、咳など)になります。
 細胞内に入ってきた毒性物質の処理方法として、私たちの細胞はその一部をエクソソーム(exosome)という細胞外小胞として細胞外へ排出します。これが全身の血液を循環します。したがって、病態の人に近づいたり、密に接触したりすると、放出されたエクソソームに暴露するということです。ちなみに、新型コロナウイルスなる人工ウイルス感染に関しても、人工ウイルス(新型コロナのRNA)が含まれるエクソソームに暴露することで感染が成立します。遺伝子ワクチン接種者であっても、日常的に環境中のスパイクタンパク質などを含んだエクソソームに暴露することから、あらゆる病態に陥ることは避けられません。もちろん、こちらの糖のエネルギー代謝が回っていれば、これらの毒性物質を含んだエクソソームに暴露しても炎症を引き起こすことなく処理できます。
(前掲書p75)

(※8)
 新型コロナウイルスを含めたあらゆる感染症や遺伝子ワクチンの有害事象には、糖のエネルギー代謝を高めて免疫抑制を解除するしか近道はありません。フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)のコンビネーションであるハチミツやショ糖は、そのままで糖のエネルギー代謝を高めます。具体的には、糖のエネルギー代謝でミトコンドリアに入る関門となっているピルビン酸脱水素酵素(pyruvate dehydrogenase[PDH])があります。この酵素が働くことではじめて、糖から取り出した電子がミトコンドリアでエネルギー(ATP)と二酸化炭素に変換することが可能になります。フルクトース(果糖)は、このピルビン酸脱水素酵素(PDH)を活性化することで、糖のエネルギー代謝を促進するのです。
 グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、マウスの敗血症モデルで、糖のエネルギー代謝を回復させて、活性酸素種の発生を抑えることが報告されています。ウイルス感染と呼ばれている病態も糖のエネルギー代謝障害(特にミトコンドリアがターゲット)がその本態であり、糖のエネルギーを回復することがウイルス感染の根本的治療であることが示されています。逆にケトン食などの糖質制限食では、ミトコンドリアの機能不全が起こるため、糖のエネルギー代謝が低下します。
 さらに、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、臨床試験(健康人に静脈内投与)で糖のエネルギー代謝を高めて、脂肪のエネルギー代謝を低下させることが示されています。脂肪のエネルギー代謝は、あらゆる慢性病の病態を作ります。今回の新型コロナウイルス感染症のリスク要因で繰り返し論文掲載されているものは、肥満、糖尿病などのメタボリック・シンドロームの存在です。これらのメタボリック・シンドロームの根本的解決も糖のエネルギー代謝を回すハチミツ、ショ糖、フルーツなどの良質な糖質の摂取です。
(前掲書p104)
ハチミツやショ糖(いずれもフルクトース+グルコース)は、白血球の食作用を高めることやストレスホルモンを抑えることで、遺伝子ワクチンやあらゆる慢性病の病態の基礎となっている免疫抑制を解除する作用があるのです。
(前掲書p111)
遺伝子ワクチンに限らず、ワクチンには成分表示されていない物質も多く、また製造過程での異物混入もあるため、実際は何にアレルギー反応が起こっているかは知る由もありません。しかし、遺伝子ワクチンが毒性物質の塊である以上、何らかの排出症状の一つとして、アナフィラキシー反応が一定数起こることは避けられません。
 それ以外にも、私たち宿主側にもアレルギーやアナフィラキシーを引き起こす重要な問題があります。
それは、ズバリ低血糖です。低血糖は炎症を加速し、アレルギーやアナフィラキシーショックを誘発します。グルコースやフルクトースの投与による血糖値上昇自体がこのアレルギー反応を抑えるのです。さらに、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑えて過剰なアレルギー、炎症反応を鎮めます。2021年に報告されたストレスモデルのラットの実験では、高フルクトース食を与えると、ストレスによる炎症(TNF-αの抑制)だけでなく、肝臓の脂肪蓄積も抑える結果が出ています。
 また、プーファの脂質過酸化物は、アナフィラキシーを誘発・増強します。
(前掲書p123)

(※9)
 何より低血糖および炎症そのものが血栓を引き起こすことをほとんどの専門家がしりません。
実際に血糖値が急に100mg/dlを切ると心臓虚血発作が起こります。ハチミツなどの糖質によって糖のエネルギー代謝を高めると、二酸化炭素が大量に産生されます。その二酸化炭素は血栓傾向になった血管を拡張して循環を良くし、乳酸や炎症性物質の発生を抑えることで血栓の原因となる炎症を止めます。
(前掲書p129)

(※10)
 鉄の体内の蓄積は、思春期以降に男女とも高まります。男性では総じて女性よりも4.6倍程度の鉄の蓄積量があります。これが、男性が女性よりも寿命が短い最大の理由です。女性では、閉経までは生理の間に鉄を排出することができます。しかし、女性でも閉経以降は、鉄の蓄積量がアップします。高齢者では、女性でも新型コロナ遺伝子ワクチンの副作用が多いのも、この鉄の蓄積量が若い頃よりもアップしているからです。したがって、体内に蓄積する鉄が多い人ほど、この新型コロナ遺伝子ワクチンの致命的な副作用(血栓症や炎症、例えば脳血栓、心筋梗塞、心筋炎、膵炎など)に見舞われることになります。
 グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、鉄イオン(ferrous iron,Fe(
2+)と結合することで、炎症を抑え、神経変性炎症を予防することが分かっています。フルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)には、鉄のフェントン反応で生じたハイドロキシラジカル(プーファから猛毒のアルデヒドを発生させる)を消去する作用がありますが、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)はさらにその効果が高いことが認められています。この最大の感染症や慢性病の主因の一つである鉄は、体内でフリーの状態にすることほど危険なことはありません。フルクトース、グルコースのコンビネーションであるハチミツは、そのフリーの鉄をキレートし、かつ鉄とプーファによる脂質か酸化反応を抑えて感染症及びワクチンの副作用を軽減する作用があるのです。
(前掲書p115)
 エンドトキシン血症は、小腸内の腸粘膜にダメージが及び(リーキーガット、leaky gut)腸内のバクテリア(あるいはバクテリアから放出されるエンドトキシン)が血液中に入ること(bacterial translication)が主要な原因です。ハチミツには、このバクテリアが小腸から血液内に入るのを防ぐ効果があります。
 その他、糖のエネルギー代謝を回すビタミンB1、プレグネロロン、プロゲステロンなどもエンドトキシンによる炎症をブロックします。
(前掲書p118)
遺伝子ワクチンによる血栓症の一つの原因として、血小板活性化因子(platelet-activating factor[PAF])を誘導することが報告されています。ハチミツは、新型コロナウイルス感染や遺伝子ワクチンの血栓に対して、血小板活性化因子(PAF)をブロックすることで抗血栓作用を持ちます。ちなみに、アナフィラキシーに関与する肥満細胞などの脱顆粒でも血小板活性化因子(PAF)が放出されます。したがって、脱顆粒を抑える糖質は、同時に血栓形成を抑えるのです。
 鉄の過剰でも血栓傾向になります。鉄による炎症によって、血管内皮細胞に「組織因子(tissue factor[TF/CD142/coagulation factor V])という血液擬固系を促進するタンパク質が発現することが指摘されています。
 さらに、血液中のフリーの鉄は、パラフィブリン(parafibrin、血栓の主成分であるフィブリンと同じ成分)という難溶解性の物質を形成し、血管の壁に付着させて血栓の原因になります。そして、血液中のフリーの鉄は、ハイドロキシラジカルという最も反応性の高い活性酸素種を発生させることで、フィブリンという血栓の主成分を作り出します。ハチミツやショ糖などの糖質は、前述したように鉄をキレートし、鉄とプーファによる脂質過酸化反応を抑えることで、同時に血栓を予防します。
(前掲書p128)

(※11)
2021年の報告では、ミトコンドリアの電子伝達系の複合体Iの障害(スパイクタンパク質や脂質のエネルギー代謝で起こる)による活性酸素種過剰発生に対して、グルコースとビタミンB3(ナイアシノマイド)が有効であったことが報告されています。ビタミンB3はピルビン酸脱水素酵素を活性化して、糖のエネルギー代謝を回す物質です。
(前掲書p110)
 ハーブのブラッククミン(black cumin,Nigella sativa L.)の主成分であるサイモクワイノン(thymoquinone,チモキノン)は細胞の電子過剰による過剰な活性酸素発生から鉄によるプーファの脂質過酸化反応を防ぐ酸化物質で、ミトコンドリアの電子伝達系で電子のリレーに使用されています。ハチミツの主成分であるフルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)は、もちろん糖のエネルギー代謝を回す酸化物質です。このように酸化物質とは、本来糖質からの電子を細胞内からミトコンドリアでリレーしていくのに必須の電子受容体なのです。
 残念ながら、サイモクワイノンを現代医学では、その逆の抗酸化物質と誤解しています。抗酸化物質は、電子供与体(electron donor)という電子を与える性質を持っています。しかし、サイモクワイノンなどの酸化物質はその逆の電子受容体(electon donor)という電子を受け取る性質を持っています。ちなみに、現代医学および一般の健康ポップカルチャーでは、活性酸素種(ROS)、アルデヒド(プーファから形成される過酸化脂質)や重金属類を酸化物質と誤解しています。厳密には、活性酸素種、アルデヒドや重金属類は、強引に他の物質から電子を奪う(ekectron depriver)性質を持っているのであり、糖のエネルギー代謝における電子の受け渡しで電子を受け取る酸化物質とは異なるものです。強引にある分子から電子を奪う過程で、その物質は変性していきます。この変性した物質が炎症の火種(炎症ゴミ)になるのです。
 サイモクワイノンは、危険な細胞内電子を受け取って無毒化します。一つの電子を受け取るとセミクワイノン(semiquinone,セミキノン)となり、さらにもう一つの電子を受け取るとサイモハイドロクワイノン(thymohydroquinone,チモヒドロキノン)に変化します。抗酸化物質というのは、この電子で充満しているサイモハイドロクワイノンであり、これはサイモクワイノンの正反対の電子供与体となります。
 2020年4月30日〜7月29日まで、新型コロナウイルス感染症の中等〜重症者303人を対象にして、ハチミツとサイモクワイノンを含むブッラククミンのコンビネーションを投与したランダム化対照臨床試験(RCT)を行った結果が報告されています。
 ハチミツは体重1kgあたり1g/日、ブラッククミンは体重1kgあたり80mg/日を13日間にわたって投与しています。その結果、プラセボのグループと比較して、ハチミツ+ブラッククミン投与のグループでは、重症の感染症の死亡率が4倍低下しました。また、中等度〜重症の人に対して、ハチミツ+ブラッククミン投与のグループではプラセボのグループと比較して、2倍早く症状の軽減が認められています。また重症の人に対して、大幅に退院率を高める結果も出ています。このようにハチミツに糖のエネルギー代謝を高める酸化物質を加えると、より早く感染症と呼ばれる病態(免疫抑制状態)が改善するのです。
(前掲書p137)
posted by T.Sasaki at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原始的な手釣り用道具

ふたたび、こんにちは。

これ、先代の木船の時代の手釣り用前ローラー。

手釣り用前ローラー.JPG

木製だから、釘が腐って分解寸前。
どうせだから、寸法をとってFRPで。

手釣り用前ローラー2.JPG

するめいかの1箱の値段が、1万円もしたりする。
船を小さくして、LED照明で手釣りをする時代が来るかも?
posted by T.Sasaki at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

瓦礫留めのダムの完成

こんにちは。

台風19号の爪痕」の道路が埋まった事件から4年目で、「高浜の沢(2)」の瓦礫留めのダムが完成したようだ。

瓦礫をとめるダム.JPG

瓦礫をとめるダム2.JPG

瓦礫をとめるダム3.JPG

さらに上流にもう一つ。

瓦礫をとめるダム4.JPG

そこから降りてくる時、思った。
雪が降った時、ジャンプ台を作って遊ぼうかな、と。
それほど急な坂。

瓦礫をとめるダム5.JPG

次の洪水級大雨で、効果があるのかどうか試される。
台風19号の時は、流木や重い石が、信じられないほど流れてきた。

それほど広い分水嶺を持つ沢でもないのに、土石流が起きた。
広い範囲に分水嶺をもつ閉伊川流域で線状降水帯が発達したら、宮古市に市街地は、他地域の水害のようになるだろう。
低地に新設した宮古市役所の1階は、完全に水没する。
老人のために、宮古駅の近くに市役所を作ったらしいが、未来は、老人のためにあるのか?
そうではないだろう。
未来は、これからの人たちのためにあるのだ。
考えが悪い、としか言いようがない。
posted by T.Sasaki at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月25日

問答無用の削除

ふたたび、こんにちは。

以前に少し紹介させてもらったブログ「泣いて生まれてきたけれど」が、突然、削除された。

https://ameblo.jp/20220101/entry-12821262958.html(「木も見て森も見る」)

そして、アメーバブログは、電波芸者だというのがよくわかった(電波芸者については、「電波芸者」参照)。

http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/109.html(「阿修羅♪掲示板」)

反ワクチンの「ドクター・ヒロのリアル・サイエンス」も削除されないことを願うのみである。

それにしても、生後半年過ぎた乳幼児にも、毒ワクチンを打たせるとかやっていたが、大丈夫なのかね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221005/k10013849691000.html(「NHKニュース」)

厚労省も、打たせる親も、狂っているとしか言いようがない。
大人でさえ、ワクチン後遺症がひどい上、子どもたちもワクチンで弱っているというのに。

https://nofia.net/?p=13994
https://nofia.net/?p=14107
https://nofia.net/?p=14161
https://nofia.net/?p=14191
https://nofia.net/?p=14284(「BrainDead World」)

この中でも、釧路市議会は、意見している。
テレビや新聞で報道されることは、まずない。

https://nofia.net/?p=14030(「BrainDead World」)



posted by T.Sasaki at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ワクチン薬害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2そう曳きか、その他の漁業か?

こんにちは。

昼いかがダメなら夜いかを、と思って、昨夜操業してみたが、5個しか獲れなかった。
早帰り。
2そう曳きが獲ってきても、いか釣りなんて、毎年こんなものだ。

非力ないか釣り漁業」では、2そう曳きトロールの乱獲によって、小型いか釣り漁業が壊滅的になっていることについて記した。
いか釣り漁業だけでなく、たら延縄漁業も壊滅的である。
今年、宮古に水揚げされているまだらも、史上最低記録になりそうだ。
過去、非常に小さいまだらを水揚げしてきた2そう曳きトロールに、かなりの原因があるのは間違いない。
あんな小さい魚を水揚げしてきて、心が痛まなかったのだろうか。

と、このように、報道機関や水産機関が強烈に指摘していたら、彼らは、網に入った小さい魚を、海へ捨ててきただろう。
死んだ状態の魚を。
考えれば考えるほど、2そう曳きトロールという漁法は、史上最悪なのである。

彼らが操業すればするほど、日本の海は貧乏になり、他の漁船漁業は維持できなくなる。
逆に、彼らが操業をやめれば、日本の海は豊かになり、他の漁業はやがて復活する。
するめいかに限ってみれば、「非力ないか釣り漁業」にあるとおり、たくさんのするめいか親魚が生き残る。
そして、それらはやがて産卵し、次年度以降への資源増加へと向かう。

2そう曳きトロールにも、インドネシア人が乗り始めたと噂を聞く。
インドネシア人にあげる給料は、インドネシアへ送金され、日本からの資金流失を意味する(「インドネシア人労働者の良し悪し」に登場する“彼”に私が言ったことは、そういうことだ)。
2そう曳きトロールが日本の海を貧乏にしているのだから、魚の不足分は海外から調達しなければならない。
その調達資金も、海外へ流失することになる。
彼らが操業すればするほど、日本は貧乏になるのである。

2そう曳きトロールをやめさせるのがいいか、それとも、その他の小型船を潰すのがいいか、日本の海のためにどちらをとるかを考えたら、結論は見えている。