3回目。
例の新型コロナウイルス感染症対応の毒ワクチンを、常に話題にして申し訳ないがが、ワクチンそのものへの理解は、医師たちにも、あるのかないのか、わからないのだそうだ。
そこで、ワクチンに関して、知らない医師たちよりも、少し利口になるために引用していく(笑)。
ワクチンは、主に、生ワクチン、不活性化ワクチン、遺伝子組み換えワクチン(GMO vaccine)がある。
不活性化ワクチンには、基本的に、アルミニウムなどのアジュバントという毒が仕込まれている。
効果の薄いワクチンは、毒を打っているだけと言っていいい。
(※1)それでは、遺伝子組み換えワクチンである流行のmRNAワクチンについて。
ワクチン接種で起きるのは、影響を受けた細胞が、炎症ゴミ(mess)として認識され、炎症が進んでいく。
臨床試験がほとんど行われていない中、遺伝子組み換えであるからには、将来、それがどうなるか、まだ予測がつかず、影響が危惧されている。
(※2)さて、アジュバントを原因とする病気がある。
アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA,autoimmune/autoinflammatory syndrome induced by adjuvants)が、その一つ。
自己免疫反応が起こり、I型糖尿病、甲状腺炎や卵巣の機能低下など影響は多岐にわたる。
(※3)ワクチンによるメリットが、これらを上回るかは、運しだいなのだ。
ここで、自己免疫反応とは何なのか、と思わずにいられない。
特に、アレルギー疾患に悩む人たちには、大問題なのである。
バクテリアやウイルスは、人間の細胞とほとんど同じ分子構成をしている。
そのため、ゴミ処理をする際、間違って自分の細胞を炎症ゴミ(mess)と認識し、炎症を起こす。
(※4)だから、アレルギー疾患は、間違った認識による過剰反応ということになる。
実は、ワクチンに、防腐剤として水銀が含まれている。
(※5)びっくりした〜!
ワクチン接種による有害事象を否定されたりするが、その疫学的追跡調査というのは、ほとんどないらしい。
児童にワクチン接種はつきものだが、いろいろな弊害が起こっている。
(※6)やればいいのに!
最終的に、ワクチンの利用は、メリットとデメリットを考えて、ということ。
(※7)今まで発生しにくかった他の感染症や病気が、世界中で蔓延し始めている理由は、過剰なワクチン接種にあると言っていいだろう。
(※1)
ワクチンの種類は、大きく三つに分類できます。
・生ワクチン(live attenuated baccine:弱毒化生ワクチン)
・不活性化ワクチン(inactibated vaccine)
・GMワクチン
これ以外にもペプタイド、ナノ粒子などを使用したワクチンもありますが、いずれのワクチンにおいてもその基本原理は、「炎症という“病的”状態を人工的に作り出す」ことです。
(中略)
生ワクチンはやはり微生物そのものを使用しますから、ワクチン自体による感染の危険性があります。その感染リスクを減らすために病原体とされているウイルスやバクテリアを死滅させた不活性化ワクチン(inactibated vaccine)も使用されています。毎年接種しているインフルエンザワクチンは、この不活性化ワクチンです。この他、不活性化ワクチンには、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ(DPT-IPV)、日本脳炎、B型肝炎ワクチンがあります。
不活性化ワクチンは生ワクチンより安全性の面では上回りますが、不活性化ワクチン(死滅させた微生物)そのものだけでは接種しても炎症を引き起こすことができません(ゴミ〈debires〉として速やかに処理される)。
そこで登場するのがアジュバント(adjuvant)とよばれる免疫賦活剤です。不活性化した病原微生物の構成成分に炎症を引き起こす物質を足すという戦略です。ここで大切なことは、食細胞を炎症で活性化させることです。なぜなら、リンパ球の免疫記憶、あるいは食細胞の免疫記憶を作るにはまず食作用の活性化が必要だからです。
(「新・免疫革命」p97)
エンドトキシンをアジュバントとして使用すれば、食細胞を刺激して炎症を引き起こすことは確実なので、1950年代のワクチンに使用されていました。しかし、エンドトキシンは全身に炎症を引き起こすという重篤な副作用を伴ったために、アジュバントとしてエンドトキシンそのものを使用することはなくなりました。その後、エンドトキシンを人工的に改良して、炎症を引き起こす程度を軽くした(免疫原性を低下させた)物質が使用されるようになりました。
これらのエンドトキシン類似物質(monophosphoryl lipid A,glucopyranosyl lipid A)は、食細胞のToll様受容体に作用して炎症を引き起こします。現在、ワクチンで使用されているエンドトキシン以外のアジュバントには、水酸化アルミニウム(alum)、スクワレン乳液(MF59,AS03)などがあります。日本の不活性化ワクチンの大半にアルミニウムが入っています。
(中略)
広く用いられている不活性化ワクチンとは、病原微生物そのものの感染力(炎症を引き起こす力)はありませんが、そこに毒性の強い重金属などの物質をアジュバントとして添加することでゴミ(mess)を生命場にばらまいて人工的に炎症を引き起こす手段です。まさに「毒をもって毒を制す」アプローチです。
(前掲書p101)
(※2)
私たちの細胞のDNAやRNAはダイナミックに血液中を循環し、他の細胞に組み込まれています(DNA junping)。もし外からDNAやRNAを入れるとどうなるでしょうか?
これらの外から注入した遺伝子は注射した筋肉細胞だけでなく、実際はあらゆる細胞に組み込まれることになります。一度炎症が引き起こされると遺伝子を組み込まれた自分の細胞そのものがゴミ(mess)と認識されターゲットになります。詳しくは後述しますが、炎症が引き起こされて細胞が破裂すると、外から与えられた遺伝子以外の内容物に対してもゴミ(mess)と認識して炎症が引き起こされます。つまり自己免疫疾患になる可能性があるということです。
また、私たちの細胞の遺伝子に病原微生物の遺伝子が組み込まれると、正常の遺伝子の発現に狂いが生じる可能性も懸念されます。もちろん精子や卵子にも移行して次世代に引き継がれる可能性もあります。元々私たちの体内に存在する腸内微生物などにも外から与えられた遺伝子が取り込まれることで、体内微生物のバランスを崩す可能性も秘めています。
さらに、ウイルス粒子の構成成分を産生するDNAやRNAを組み込んだ物質(プラスミド)は耐熱性にも非常に優れていて分解されにくいことがわかっています。このような物質が環境中に放出された場合起こる生態系の攪乱も、長期的影響としては考慮に入れなけらばなりません。このようにGMワクチンは環境も含めた生態系を攪乱させる可能性があるのです。
(前掲書p115)
(※3)
アジュバントで起こる激しい自己免疫反応は、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPV)、ヒトB型肝炎ウイルスワクチン(HBV)、インフルエンザウイルスワクチン接種後に起こっていることが報告されています。その他、豊胸手術で使用される埋め込みシリコンやローション、化粧剤、充填剤に使用されるミネラルオイルもアジュバントとして自己免疫反応を引き起こします。ミネラルオイルは、命名からは想像し難いですが、原油を精製する過程で作られる石油であり、世界保健機構(WHO)が発がん性を認めている代物です。悲しいことにミネラルオイルは、動物のワクチンアジュバントとして実際に使用されています。
「アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA)」はMMRワクチンのような生ワクチンだけでなく、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)のような不活性化ワクチンによっても引き起こされます。HPVワクチンによる自己免疫疾患としてはI型糖尿病、甲状腺炎、クローン病、関節炎などの報告がありますが、特に卵巣(卵細胞)に対する炎症反応で卵巣の機能低下(第一次卵巣機能不全、primary ovarian failure 〈POF〉)が起こり、生理不順や不妊を引き起こすことは特筆すべき点です。
(前掲書p108)
アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA)がマクロファージ活性化症候群(MAS)といわれる理由も、過剰な食細胞の活性化によって引き起こされる炎症が制御不能になるからです。ワクチンが目的とする感染症への免疫記憶を得ることだけで終わるか、自己免疫反応を引き起こすかは、人工的に引き起こされた炎症を私たちの体がコントロールできるかどうかにかかっているのです。
(前掲書p110)
(※4)
バクテリアなどの炎症を引き起こすものと自分の体の成分の構造が似ている場合に交差反応(自己免疫反応)が起こりますが、この構造が似ていることを「分子擬態/分子相同性(Molecular mimicry,モレキュラー・ミミックリー)」といいます。
不活性化ワクチンのアジュバントも体内の細胞の構成成分と分子構成が似通っている場合があります。アジュバントへの炎症作用(アジュバントをゴミ(mess)と判断)が自分の組織にも及びます。つまりアジュバントと同じ構成をもつ自分の細胞成分がゴミ〈mess〉と認識されて炎症を引き起こすのです。
アジュバントだけでなく、リウマチ熱と同じくバクテリアやウイルスそのものの構造が自分の細胞成分と似ている場合にも、自己免疫反応が起こることが知られています。驚くことに、バクテリアのタンパク質(ヘプタペプタイド)のほぼ100%が、ウイルスのタンパク質(ペンタペプタイド)の90%が私たちの細胞と同じです。
バクテリアやウイルスはほとんど私たちの体の構成成分と似ているので、本来は感染によって炎症は起きないはずです。つまり、ほとんどは共生するのです。あるいは感染しても速やかに食細胞によってゴミ処理されるために炎症は起こりません。
しかし、インフルエンザウイルス感染のように実際の感染によって炎症が起こる場合があります(ほとんどは炎症は起こらない。これを不顕性感染という)。これは食細胞によるゴミ処理がうまくいかない場合や、過剰に食細胞が刺激される場合です。いずれも私たち側の糖のエネルギー代謝が低下している場合(=甲状腺機能低下)に通常では起こらない感染によっての炎症が引き起こされるのです。
炎症が生命場で引き起こされると、細胞が破裂死し細胞内成分が生命場に散らばります。問題は、このときに炎症の場に散らばったバクテリアやウイルスの構成成分がほとんど私たちの細胞成分と相似しているため、分子擬態/分子相同性(モレキュラー・ミミックリー)によってバクテリア、ウイルスの処理と同時に自分の細胞構成成分も処理されるようになる。つまり、自己免疫反応が起こることです。
(前掲書p111)
(※5)
ワクチンに添加されている重金属である水銀(チメロサール〈thimerosal,サイメラソゥ:エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム〉)は、ワクチンを開封後に細菌汚染から防止する目的として殺菌・防腐剤として添加されます。
しかし、水銀自体が炎症を引き起こすことは意図的に見逃されています。動物実験ではすでにチメロサール(エチル水銀)が炎症を引き起こし、自己免疫反応を起こすことが報告されています。チメロサールはミトコンドリアにダメージを与えるため、生命場の形態形成維持に重大な影響を与えます。
(前掲書p103)
多くの動物実験やメチル水銀によるヒトの水俣病の発生などを総合すると、チメロサール(エチル水銀)は容量依存で(接種する量が多くなるほど)神経障害を起こすことはかなり「黒」に近いといえるでしょう。
メチル水銀は水俣病(神経障害)の原因になった物質ですが、エチル水銀と同じ有機水銀で、ほぼ性質は同じです。メチル水銀などの有機水銀は細胞の小胞体にストレス(小胞体ストレス、ER stress)を与えます。小胞体ストレスは食細胞などの細胞内のアンテナ(この場合はインフラマソームという)を刺激して炎症反応をオンにします。
細胞の小胞体(ER,Endoplasmic reticulum)は、タンパク質の折りたたみを通じて、機能をもつタンパク質を作り出す重要な場所です。ここが水銀をはじめとした重金属でダメージを受けるために、異常タンパク質というゴミ(mess)が蓄積します。これが炎症を引き起こすことは容易に想像がつきます。
(前掲書p104)
無機水銀(塩化水銀)では、食細胞などのToll様受容体(endosomal TLR
)を介して炎症反応を引き起こし、B細胞の自己抗体の産生を引き起こす(自己免疫反応)ことが報告されています。さらに水銀などの重金属は、食細胞の食作用を止め、肥満細胞の脱顆粒(ヒスタミン、セロトニンやプロスタグランディンなどの炎症性物質)を放出させる作用もあり、生命場の形態形成維持を混乱させます。
(前掲書p106)
(※6)
6〜12歳の660名の米国の学童児においてワクチン接種グループとワクチン非接種グループを比較調査した研究が報告されています。以下にその驚くべき結果を紹介したいと思います。ワクチンを予防接種スケジュール通り接種した児童は、まったくワクチン接種していない児童よりも中耳炎、肺炎、アレルギー、発達障害(自閉症など)に罹る率が高いという結果でした。ワクチン非接種グループでは水疱瘡、百日咳の罹患率がワクチン接種グループより高かったようです。問題は以下です。
・ワクチン接種児童は、2倍の慢性病に罹っている。
・ワクチン接種児童は、4倍の学習障害、注意欠陥多動症、自閉症スペクトラム障害になっている。
・未熟児だったワクチン接種児童では、未熟児で非ワクチン接種児童よりも6倍の自閉症などの脳機能障害を患っている。
以前より、ワクチン接種した児童は非ワクチン接種児童よりも様々な慢性病を患っているという報告がありましたが、研究論文自体が撤回されたり、医学雑誌への論文掲載を拒否されたりしていました。今回の研究論文も最初の医学雑誌への論文掲載が撤回され、違う医学雑誌に掲載された経緯があります。
生ワクチンや不活性化ワクチンに含まれるアジュバントなどの炎症を引き起こす物質は慢性病のリスクを引き上げます。つまり、生ウイルスやアジュバントとよばれる炎症を引き起こすゴミは多ければ多いほど、炎症が拡大するのです。生ワクチン、不活性化ワクチンに微量に添加されている重金属などのアジュバントもワクチンの接種回数に比例して体内蓄積が増加していきます。
(前掲書p116)
(※7)
病原微生物の感染による影響が甚大な場合(生涯にわたってダメージが残る)は、ワクチンを接種することは、デメリットをメリットが上回ると考えます。たとえば、妊婦が風疹に罹ったときに、胎児に稀に心疾患や白内障などの障害を引き起こすことがあります。この場合、妊婦の時点で風疹ワクチンを接種するより、子どものときに接種しておいた方が安全でしょう。
しかし、一過性の感染で済むような多くの感染症では、生命場に炎症を引き起こすようなゴミ(mess)はデメリットが上回ります。特にエネルギー代謝が低下している場合は、炎症が拡大し制御不能になる(あるいは食作用が低下して形態形成維持ができない)ため、思いもよらない自己免疫反応・自己抗体の産生(自閉症、自己免疫疾患の発生)やガンの発生などの長期的影響を慎重に考慮しなけらばなりません。すべてはコンテキスト(生命場)依存です。
したがって、甲状腺機能が低下していることが明らかな人(現代人の大半)にむやみにワクチンを接種することは厳禁です。糖のエネルギー代謝が低下している人へのワクチンは必要最小限にすべきです。
(前掲書p119)2023年10月31日改稿
posted by T.Sasaki at 20:48|
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