日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年06月30日

西洋人は他を見下して支配したい

3回目。

副島先生の書いた「日本人が知らない真実の世界史」は、西洋人の卑しい戦略をズバリ指摘した本だ。
歴史の捏造、とまではいかなくても、隠している部分というものを見抜いている。
そこから、白人優越主義の根拠というのが、見えてくる。
世界中で起きている悪の根源である。

その副島先生でさえ、他の著作をたくさん勉強している。
それを包み隠さず引用して、私たちに教えてくれる。
非常にありがたいことだと思う。

この白人優越主義が、まぐろTACの異常な日本への要求へつながっているのではないか、と私は思うようになった。
こんなことに、いちいち日本人が従う必要はない。

それでは、副島先生の引用したベネディクト・アンダーソンという人の本も交えて、まずは、民族とか人種とか、そんなものは、あいまいなものだ、という指摘から。

 真実というのは、太陽が目の前で照っているのと同じように、明瞭なものなのだ。それを皆、見ようとしない。いろいろと騙されているからだ。
 ベネディクト・アンダーソンは、何を言いたかったか。
 それは、民族とか、国民とか、国民国家とか、人種とか言うが、どの民族も人種も、実際には長い歴史の中で混血して、混ざり合っている。大まかに、なんとなくしか民族の違いは区別がつかない。あとは言語と文化の違い程度だ。
 だから、「わが民族は、古い古い歴史のある優秀な民族だ」と、強がりを言う人々のほとんどはバカだということだ。
 本心は劣等感の裏返しだ。その理由は他の大きな国(帝国、覇権国)に支配され、服従させられたことへの恨みと反発から来ている。これがアンダーソンの主張だ。
 だから、「イマジンド・コミュニティ」であり、すべては幻想の共同体だ、ということだ。そして、このあと、ここで大宗教の果たす役割が、重要となる。
 たとえば、イスラム教徒は「クルアーン」という聖典をアラビア語で読むことで、アラブ人となる。
 このとき、アラブ人The Arabsが出来上がる。国の区別はどうでもいい。そして、イスラム教徒として、世界中で団結する。ここに強い「幻想の共同体」が成立する。
 これを「ウンマー・イスラミア(イスラム共同体)」と言う。「イスラム帝国」と言い換えてもいい。西は北アフリカの端のモロッコから、東はインドネシアまで、イスラム教(アラビア語)の幻想(想像)の共同体ができている、ということだ。
 そして、その次に「ユダヤ人は民族でも人種でもない。ユダヤ人とは、ユダヤ人の母親から生まれた者(母系社会だ)、あるいは、イスラエル移民法で認めるユダヤ教徒であることだ」となる。
 だが真実は、ユダヤ人とは、『旧約聖書』(モーセ5書)によって強く団結する民族優越思想(選民思想)を持つ者たちの、幻想の共同体なのである。
 EU(ヨーロッパ連合。本当はヨーロッパ同盟。EU東京代表部はそう主張した)とは、実はキリスト教圏(クリスチャン・ゾーン)である。ヨーロッパ人とはクリスチャンである白人たちの連合体である。
 この真実を、ヨーロッパ人たちは大っぴらには言いたがらない。人種・宗教差別だということがバレてしまうからだ。
(「日本人が知らない真実の世界史」p118)


日本でさえ、とにかく昔話を誇張し、単一民族だの、優秀だの、言う人たちがいる。
そんなものは、国民を洗脳したり、扇動したりするための道具なのである。

 同一民族とか、国民というコトバは、ベネディクト・アンダーソンによると、1820年代になって生まれた。そして、世界中で使われるようになったコトバである。それ以前にはなかったのだ、と彼が次のように説明した。

 またわたしは、このとき、新興国民がいかにして、なぜ、みずからを、ずっとむかしからあるもの(アンティーク)と想像するのか、これについて明快な説明をこれまでしていいことにも気づいた。「そしてこうしてみれば」多くの学問的著作においてマキアヴェリ的ペテン、あるいはブルジョワ的空想、あるいは冷厳な歴史的事実として登場することが、実はもっと奥深く、もっと興味深いものだということもわかってきた。
「むかしむかしからある」と考えることは、歴史のある時点における「新しさ」の必然的結果だったのだ。ナショナリズムという意識のあり方が、私が考えてきた、それまでとは根底的に変わってしまった。そういうあえて新しい意識のかたちを表現したものであるから、過去との断絶の自覚である。そして、自然に起きる古い意識の忘却。これがそれ自体の物語を創出するのだ。こうした角度から、1820年代以降に諸国で見られる国民主義思想に特徴的な、先祖返りの空想はその随伴現象だといえる。つまり、本当に重要なことは、1820年代以降の国民主義の「記憶」を意図的に近代的な伝記・自伝につくり変える構造調整だったのである。(ベネディクト・アンダーソン著『想像の共同体』p14〜15 一部、引用者が改訳)

アンダーソンは、ここで、「アンティーク」という言葉を使って、「自分の国は古い古い歴史のある、優等民族の国なのだ」と、どこの国も言いたいのだ、と解明している。そして、それは案外、新奇さ(ノヴェルティ)の裏返しだ、と。日本もまさしくこれだ。『日本書紀』と『古事記』を使って、今もこのハッタリ劇をやっている。
(前掲書p119)


映画「インディ・ジョーンズ」でさえ、私たち東洋人を見下したものなのだ。
本当は、このシリーズを好きだったし、基本的に、冒険活劇を私は大好きだ。
しかし、一気に嫌いになった(笑)。
徹底的に、副島先生によって論破されている。

 著しい成果を収めた帝国主義時代の学者として、ウイリアム・ジョーンズも挙げられる。ジョーンズは1783年9月にインドにやって来て、ベンガルの最高裁判所判事に就任した。彼はインドの驚くべき事物に目を見張り、すっかり魅了され、到着から半年もしないうちにアジア協会を設立した。この学術組織はアジア、とくにインドにおける文化、歴史、社会の研究に専心した。二年のうちにジョーンズはサンスクリットに関する研究結果を発表し、これが比較言語学という学問の先駆けとなった。(ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』下巻 p119)

このウィリアム・ジョーンズ博士こそは、映画『インディ(アナ)・ジョーンズ』Indiana Jones(1981年作。ハリソン・フォード主演)のモデルになったインドのサンスクリット語の研究者だ。
 シリーズ第2作の『魔宮の伝説』(1984年)では魔人の奴隷にされている、かわいそうなインドの子供たちを救い出すために、白人の美女とインド人少年に連れて正義の味方”のインディ・ジョーンズ博士が活躍する物語だ。
 魔宮の魔神(ブラーフマン)に仕える大神官(グランド・マジシャン)が最後のシーンで倒されて、子供たちが救い出される。この大神官が、日本でいえば、日本の天皇(ミカド・スメラギ)である。
 こうやって欧米人は自分たち植民地主義者(のちに帝国主義者になる)であることを露見させ、居直る。そして、厚かましくも、図々しく「迷信と迷妄の中で生きている蛮族・土人に文明の光をあげよう」という考えで動いている。これが今の学者・知識人であっても欧米人はみな同じだ。
 自分たち自身が、ユダヤ教やキリスト教という魔術、魔法を信じて、大神官(ローマ法王や、大祭司)に仕えているのだ、という自覚を今も持たない。白人優越感情(ホワイト・シュープレマシー White supremacy)で今も生きている。
(前掲書p134)


世界史には空白があって、本当はヨーロッパの国々の起源がよくわからない部分がある。
そこをうまく利用しているのが、ヨーロッパ人なのである。

 あの偉そうにしているヨーロッパの白人たちの国家の始まりは、その起源は、チュルク人(トルコ系。アジアの大草原を渡ってきた遊牧民)か、そうでなければ、スカンジナビア半島発祥のノルマン人(ヴァイキング)なのである。
 ドイツとフランスはフランク王国だから別だ。ところがイギリスとロシア、ポーランドもハンガリーも、西暦800年ぐらいに出来た国だ。その前は、ないのである。
 古代ローマ帝国が滅んで、ローマ人たちが、ぞろぞろ引きあげていったAD400年代からあとが、はっきりしない。
 このあと、400年間ぐらい、実はヨーロッパはよく分からないのだ。文献(史料)もあまりない。
(前掲書p86)


白人優越主義の根底は、意外にも、脆弱な論理しかない。

われらが大谷だって、その対象だったのだ。
その力で、白人優越主義を撃破してくれ!

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/268034(「東スポWEB」)



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アメリカを信じる日本は救われない

ふたたび、こんばんは。

9.11 は大掛かりなやらせだった」で、ヒトラーの大きな嘘のつき方理論を引用したが、アメリカはすでに、ヒトラー登場以前に、マスコミを使った情報操作で戦争を起こしている。

 1898年の米西戦争の引き金となったのは、メイン号事件(キューバのハバナ湾に停泊中の米海軍戦艦メインが爆破さらた)であった。実際にはアメリカ自らがメイン号を爆破するヤラセであったが、この「事件」に際して、アメリカの新聞王ハーストは「スペインの仕業だ。メインを思い出せ(Remember the Maine)というキャンペーンを張った。
 こうした報道によって各新聞は国民を煽っていく。当時アメリカでは、国民のほとんどが「戦争は良くない。平和のほうがいい」と思っていたので、何か事件を起こして国民に戦争を支持させる必要があったのだ。
 その結果、スペインと戦争を起こし、その植民地だったキューバ、プエリトルコ、フィリピン、グァムを奪い取った。
(「暴かれた9.11疑惑の真相」p182)


太平洋戦争の発端となる「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」(Remember Pearl Harbor)の前にも、リメンバーがあったというわけだ。
太平洋戦争を日本が起こしたのは、アメリカに追い詰められた結果だというのは、すでに明らかにされている(もちろん日本も悪い)が、この方法は、後にも採用されている。

 相手を追い詰めて戦争に引きずり込むというやり方は、最近でも'99年、アメリカを中心とするNATO軍によるユーゴスラビア(当時)空爆にも見られた。空爆に先立ち、フランスのランブイエでコソボ危機解決のための合意が図られたが、当時のユーゴのミロシェビッチ大統領が合意案を拒否したため、空爆が始まったとされている。
 しかし実際は、その合意案がユーゴ領土内でNATO軍の展開を無条件で認めるといった内容で、いわば治外法権をユーゴに迫るような内容だったのだ。ユーゴに限らず、どんな独立国も到底受け入れられないような条件だったのである。
(前掲書p184)


イラク戦争の前にあった湾岸戦争の仕掛けも、アメリカがやっている。

もともと、アメリカはフセイン政権と親密な関係にあった。'80年代、反米的なイランと戦争をしていたイラクに、莫大な軍事援助を行っていたのだ。ところが、'89年にCIAがクウェートと「イラクに戦争を起こさせ、弱体化させる」旨の秘密合意文書を交わしてから、情勢は一変する。クウェートは、イラクとの国境海面下で斜めにパイプを掘り、イラク領内の油田から石油の盗掘を始めた。イラクはこれに怒って軍事行動を起こしたのである。当時、アメリカのグラスピー大使は「イラクの軍事侵攻にアメリカは介入しない」とフセインに伝えていた。
 ところが、実際にイラクがクウェートに侵攻するや否や、アメリカは「これは侵略だ」と豹変し、湾岸戦争が勃発した。しかし、この戦争ではアメリカ(および多国籍軍)はフセイン政権を倒さなかった。フセインをそのままにしておけば、サウジアラビアやクウェートなどに軍隊を駐留しておく大義名分ができるからだ。
(前掲書p186)


その後、かの大量破壊兵器の有無によるアメリカのイラク攻撃は、ベンジャミン・フルフォードさんと副島先生の共著にある通りである。

これは有名な話であるが、9.11の主犯とされるアルカイダという組織も、アメリカが作っている。

 もともと、冷戦下の'80年代にアフガニスタンでソ連(当時)と戦うためCIA(米中央情報局)によって作他れた組織がアルカイダである。その中にティム・オスマンという人物がいたが、その人物こそが現在のオサマ・ビンラディンである。
 アメリカはオスマンに狂信的なイスラム原理主義を植えつけ、大規模な軍事支援を行ってきた。そのため、ビンラディン一族とブッシュ一族は関係を深めてきたのだ。
 湾岸戦争に、アメリカはイラクに対し経済制裁を始める。その結果、イラクは最大の外貨獲得手段である原油の輸出ができなくなり、代わりにサウジアラビアの輸出高が 倍増した。原油価格も高騰した。そのおかげでサウジアラビアの王室はもちろん、ビンラディンも大儲けしたのである。
(前掲書p188)


結局は、彼もアメリカの都合によって殺された。

これらアメリカの戦争ご都合主義を今や各国が認識し、サウジアラビアなど、ロシア側に付くのは、当たり前の話なのである。
もうアメリカは信用できないと。

https://nofia.net/?p=11299
https://nofia.net/?p=11923(「BrainDead World」)

属国根性しかない日本だけが、いつまでもアメリカにカネを巻き上げられる構造になっている。
与党、野党の政治家たちは、みんな知っている。
彼らは、恥ということを認識できないのである。
私たちとは違って、まともな神経をしていない。

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県のいか釣調査に意味はあるのか

こんばんは。

岩手県には、漁業調査やその他の観測をする北上丸というのがある。
先日、釜石尾崎で操業中、コンマ8マイルで、北上丸が集魚灯を点けた。
いか釣調査である。
この調査に、意味があるのか。

その数時間前には、三貫島のオカ側に電気を点けた。
前日、私ともう1隻の船が操業したところだ。
この調査にも、意味があるのか。

彼らが集魚灯を消して帰港する時、釜石漁業無線局に連絡したのだが、それに続いて、私は北上丸に声を掛けた。
「どういう考えで、このような調査をやっているのですか?」と。
非常に回答に困る質問だったろうが、しかし、彼らは、ちゃんとした目的というのを持ってやっているのではなく、ただ、やっているだけの調査なのである。
カネやエネルギーの無駄遣いである。
そのことを指摘して、「いか釣り漁業者と話をしながら、調査をしたらどうか」と提案しておいた。

県の水産部署というのは、アホばかりいるのではないか、と思う。
以前、いさだ漁業許可の失効に関する件で、県庁にいたM課長と話をしたが、あの時でさえ、水産振興課という部署の目的からして、失効した許可を出してもよさそうなものを、ずっと以前の文書を持ち出してごり押しされ、拒否された。
何を考えて水産行政を行っているのか、という疑問が、そのまま何年も変化しないままなのだ。
数年前、沖底のするめいかTACに関する違法操業に関する件も、本当のところ、県の共通理解になっているのかどうかさえ、怪しい。
あんなのは、県にとって、屈辱ではないのか。

このような大不漁の原因は、自然環境に由来するとはいうが、原因そのものは、資源不足を招いた水産行政である。
水産庁の施策に対して、県が何の意見も言えないのなら、少なくとも、漁業調査で役に立とう、という考えが全くない。
他船がいない所を調査し、「タネがありますよ」でいい。
税金で動いている船は、どうやって、その税金を還元できるか、考えて動かすべきである。
posted by T.Sasaki at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月28日

9.11 は大掛かりなやらせだった

こんにちは。

メモる 22」で、9.11テロの不具合を引用しているが、私は、アメリカのやらせだったのではないかといことを、それほど信用をしてはいなかった。
しかし、ベンジャミン・フルフォードさんの「暴かれた9.11疑惑の真相」を読んでから、これは大掛かりなウソであったと確信した。
ビルの鉄筋が、融けているほどだったそうだ。

 '06年2月10日、ジョーンズ博士は数百回のビル解体を経験したベテランの解体業者にインタビューした。彼はこう証言している。
「通常の火薬を使用した場合、建物を解体した現場から(崩壊したビルの破片から出てきたような)溶解した金属の塊が出てくるというのは見たことがない」
 つまり、発見された金属の融点(例えばクロムが摂氏1860度、マンガン1244度、鉄1535度など)を考えると、通常の火薬とは違った強力な火薬を使っている可能性が高い。
 また、ビルの解体には遠隔制御の発破装置が使われている。無人で爆破する場合、周到な準備が必要になる。
「支柱を数本破壊しただけでは、建物が倒壊することはない。例えば、片側だけ破壊する本数を増やした場合でも建物は非対称に崩れ落ち、残りの部分はそのまま建っている」
 世界貿易センタービルの崩壊映像のように、あんなに一気に崩れ落ちるためには、支柱を一気に破壊させないと無理だということだ。火災の影響で自然に崩れ落ちたなら、一気に崩れ落ちることは絶対になる。偶然の結果にしては、崩壊の様子があまりにも秩序立っているのだ。
(「暴かれた9.11疑惑の真相」p50)


9.11では、同時にあちこちで航空機によるテロが起こったとされるが、これが、どうも怪しい。
ただ、爆薬を爆発させ、「航空機が突っ込んだ」という報道を流しただけのようだ。

 それでは、93便の墜落現場だとされているところは、どうなっていたのか。機体全体が地上から9mの深さまで沈み、乗客・乗員の荷物が跡形もなく消えてしまうほどで、衝撃の大きさを物語っている。
 しかし、水平尾翼や翼といった残骸が全く見つかっていないことで、証人や犠牲者の身内、そして航空機事故の専門家の間にも戸惑いが広がっている。
 墜落現場の映像を見てみると、「痕跡」だといわれる場所は草に覆われ、さらに黒焦げになった「痕跡」の部分にさえ草が生えている。それから判断すると、公開されている映像は9.11よりもかなり前に撮られた可能性が高いと言わざるを得ない。そして、墜落現場には機体の残骸もなければ、ジェット燃料が燃えた形跡もない。
 FBIは後に、「赤いバンダナと、ハイジャック犯のパスポートが見つかった」と大々的に発表した。
 航空機の残骸も跡形をとどめないほどの衝撃のなか、なぜそのようなものが出てきたのだろうか?その発表のタイミングは、ザカリアス・ムサウイの公判時期('06年3月13日)を見計らったかのようだ。
 さらに、墜落現場のあるサマセット郡の検視官は「墜落現場に1滴の血もなかったことは謎だ」と証言している(「ワシントン・ポスト」紙)。
(前掲書p102)


テロは事前に知らされており、というより、テロを計画したのは、アメリカ自身だったのではないか。

 9.11以前に、テロが起こることを知っていた人も数多くいた。それはどんな人々なのか。まずはブッシュ大統領の片腕と言われるコンドリーザ・ライス国務長官だ。
 ライス大統領補佐官(当時)が8月6日付けで提出した大統領日報のタイトルは何と「ビンラディンが米国へ攻撃を決定」。大統領日報とは、大統領補佐官がその日に議論・検討すべき課題をまとめた毎日大統領に提出するものだ。しかも、ビンラディンが世界貿易センタービルを狙っていること、飛行機をハイジャックすることまで、この時点で書かれていた。
(前掲書p119)


実行犯とされる人たちの実名が公表されたが、なぜか、生きていた。
後から後から、「オレは生きている」と実行犯”とされた人たちが出てくるものだから、FBIなども訂正を余儀なくされている。
まったくアホだ。
みんなを騙したいなら、もっと用意周到にすればいいのに。
これもお笑いの域に達している。

大きなウソのつき方について、先輩がいた。
ヒトラーである。
みんなヒトラーに学んだのか(笑)。

 あのアドルフ・ヒトラーは著書『わが闘争』の中で次のように言っている。
「大きな嘘の中に、常にある真実が宿っている。なぜなら、国民の大多数は常に馬鹿で愚かしいからだ。国民は小さな嘘よりも大きな嘘にだまされやすいものだ。ほとんどの人は途方もなく大きな嘘をつこうなどとは考えない。そして、他人がいやしくも真実をねじ曲げるほど厚かましいとは考えない」
 9.11は、まさに「途方もなく大きな嘘」だったのだ。
(前掲書p207)


みんな騙されたんだね〜。
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2023年06月24日

迷い回って、観光ライク

3回目。

暇なので、夜いかをやりながら、県内めぐりをしている。
というより、どうしたらいいか迷っている、というのが真実。

ありがたや、海に向かって何か考えている観音様。

釜石の観音様.JPG

見たことがある人は、わかると思う。

山田のオランダ島.JPG

ここは静かな港で、いい所だ。
オランダ島と呼ばれる島で、昔々、オランダから船が来たためなのか、そういう名前で呼ばれている。
忘れられなくなり、もう一度、その船は来たそうだ。
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歯と配管の修理

こんばんは。

宮古に帰ってきて、まずは、差し歯の修理(笑)。
そして、外部の散水配管に穴がたったから、その修理もやる。

散水配管の穴.JPG

叩きながらペンキをはがしていったら、下側にはっきりした穴が。

散水配管の穴2.JPG

多めにサンダーをかけて、パテをもって、プラ貼って、できあがり。

散水配管の穴3.JPG

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2023年06月20日

各病気の本当の原因(免疫について 8)

4回目。

崎谷先生の「健康常識パラダイムシフトシリーズ」の本文中には、意外な病気の原因などが書かれてある。
ここを読むと、「お医者さん、ちゃんとしろよ」と言いたくなるだろう。

緑内障の原因は眼圧が高くなることにある、と言われていたが、その大元は炎症ゴミであり、プーファであった。(※1)
そして意外にも、危ない病原菌とされるものも常在菌も、その影響は、その人の健康状態に左右されるものであり、すなわち、コンテキスト依存である。(※2)
もっと意外なのは、結核が感染症ではなく、自己免疫疾患に分類される。(※3)

メタボリック炎症とは、メタボの人の体内で進行する炎症のことであり、脂肪分解(リポリシス)、すなわち、ダイエット時には特に炎症が進む。
急激なダイエットはしないほうがいいというのは、そのためである。
このメタ炎症は、インシュリン抵抗性により、さまざまな組織への糖の取り込みをブロックすることから始まる。
糖の取り込みをブロックされると、そこで脂肪を使い始めるが、困ったことに、活性酸素などの毒が過剰に発生し始め、炎症が加速する。(※4)
脳や心臓、血管、腸にまで、メタ炎症は影響を及ぼす。(※5)

鉄の摂取とストレスによって、休眠中のバクテリアやレトロウイルスは目覚め、プーファといっしょに炎症を引き起こす。
鉄の過剰摂取はやめて、ストレスフリーを目指せ!(※6)
再び、怒るな!悩むな!(笑)

虫歯は、口の中の病気である。
唾液中の重炭酸イオンがそれを防いでいる。
唾液が出にくくなっている人は虫歯になりやすい。
重炭酸イオンは、正常な糖のエネルギー代謝によってできる二酸化炭素が必要である。
したがって、糖質制限食は、唾液に影響を与え、
エストロゲン過剰でも、骨粗しょう症に関連して、虫歯になりやすくなる。
また、エンドトキシンとプーファ摂取の組み合わせでも歯は溶ける。
虫歯で発生するエンドトキシンは、全身炎症へと発展することもあるから、注意が必要となる。(※7)



(※1)
 欧米の眼科学会では、眼球の前部を循環している水(房水)がどこかで根詰まりを起こしてあふれかえるために、網膜(視神経)が圧迫されて失明するとしています。
 房水の流れを妨げるものは、排水路(シェレム管といいます)の狭窄・閉塞です。排水路の組織が癒着や線維化で変性することが原因ですが、それは炎症によって引き起こされます。つまり、眼圧が上がることも緑内障の発生と同じく炎症が先にあるということです。
 それでは原因のところの炎症がなぜ起きるのか?
炎症ゴミ(病的な炎症を引き起こすゴミ)が眼球組織にも溜まるからです。その炎症ゴミの最大の原因は、プーファ(オメガ3&6)でした。
(「慢性病は現代食から」p30)

(※2)
 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)はアトピー性皮膚炎のひとつの原因とされています。それに対して表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)は、健康人の皮膚の主要な常在菌とされています。つまり、コレステロールの悪玉、善玉と同じように、皮膚の悪玉菌として黄色ブドウ球菌、善玉菌として表皮ブドウ球菌とされているのです。
 しかし、黄色ブドウ球菌は健康の人の皮膚にもコロニー(colony:集団)を作りますが、皮膚炎を起こしません。一方、善玉であるはずの表皮ブドウ球菌は、ときに感染症を引き起こします。実際に表皮ブドウ球菌は、集中治療室の血流感染(bloodstream infection)の少なくとも22%の原因であり、新生児、特に未熟児の感染症による死亡の主要な原因になっています。
 消化性潰瘍、胃がんなどの原因として除菌が勧められているピロリ菌(Helycobacter pylori)も悪玉菌のように宣伝されています。ピロリ菌は、世界人口の約半数の胃に共生していますが、実際に潰瘍や胃がんを引き起こすのはほんの数パーセントにも及びません。そればかりか、ピロリ菌との共生によって結核や小児喘息に罹りにくくなります。
 ちなみに結核菌や同じ種属のらい病菌(鼠らい菌 Mycobacterium lepraemurium)は、感染したとしても一生のうちで発症するのはたった5〜10%程度に過ぎません。感染症も感染する微生物の問題ではなくて、その土壌(宿主側)の問題であることを示しています。感染も「コンテキスト依存」であるということです。
(前掲書p40)

(※3)
 そして極めつけは、ステロイドという免疫抑制物質を全身投与すると結核感染症が改善することです。純然たる感染症であれば、ステロイドの投与ほど危険なものはありません。感染症を悪化させるからです。結核感染でステロイドが有効なのは、とりもなおさず結核感染による結核症は自己免疫疾患であることを物語っています。
(前掲書p53)

(※4)
 後に詳述しますが、食べ物(特に高脂肪食)は必ずマクロファージなどの白血球を活性化します(「食後炎症(postprandial inflammation)」といいます)。これは脂肪酸(とりわけプーファ)そのものが、炎症ゴミとなって免疫系を刺激することが理由です。その上に、高脂肪食は腸内微生物のバランスを壊して、エンドトキシン(内毒素)を増やすことでも炎症を加速させていきます。
 高脂肪食は、インシュリン抵抗性(メタボリック・シンドローム)、慢性炎症、自己免疫反応を高めます。その一方でファスティングや飢餓状態では、免疫細胞が糖を利用できないために、ステロイドやオメガ3投与と同じ免疫抑制状態になります。つまり、感染症に罹りやすくなります。
(前掲書p65)
高脂肪食(高プーファ食)では、使用されない余剰分の脂肪、とくにプーファ(多価不飽和脂肪酸)は脂肪組織に蓄積し始めます。(飽和脂肪酸はエネルギー源としてプーファよりも優先的に使用されます)。
 プーファの蓄積する脂肪組織において、自動酸化されて形成されるアルデヒドがまず脂肪組織の糖運搬体(GLUT4)に結合します。これによって、糖運搬体の機能・構造が破壊されて、脂肪組織において糖を細胞内に入れることができなくなります。つまり、高プーファ食では脂肪組織が全身の他の臓器に先がけてインシュリン抵抗性になります。
 脂肪組織がインシュリン抵抗性になると、インシュリンのリポリシス抑制効果(アンチリポリシス)がなくなるため、遊離脂肪酸(プーファ)が脂肪組織からリポリシスによって大量に血液中に放出されます。
 この脂肪組織のリポリシスによって筋肉や肝臓など本来の場所ではないところ(異所性)に脂肪(プーファ)が蓄積します。このプーファの蓄積によって、筋肉・肝臓そして脳などの組織が次々とドミノ倒しのようにインシュリン抵抗性になっていきます。
 実際に脂肪組織の糖運搬体(GLUT4)をブロックすると、筋肉・肝臓がインシュリン抵抗性になります。そしてメタ炎症が全身に拡大していきます。まさに「病はリポリシスから」なのです。
(前掲書p74)
 メタ炎症で重要な組織の一つが筋肉です。なぜなら、筋肉は私たちの体の40%近くを構成する最大の器官であり、かつ食後のインシュリンによる細胞内への糖の取り込みの80%を占めているからです。
 食事中の脂肪組織に蓄積できない余剰の脂肪(spill over)や、脂肪組織からリポリシスの結果放出される遊離脂肪酸のいずれも筋肉内に取り込まれます。この状態が霜降り肉にみられる“サシ”という脂肪部分です。ほとんどの高級な牛肉はメタ炎症を起こした牛の肉です。
 これら脂肪酸は、筋肉内で中性脂肪やセラマイド(ceramid)・ダイアシルグリセロール(DAG)として蓄積されるか、脂肪のβ酸化によって消費されます。このいずれもが、ミトコンドリアにストレスを与えて、最終的に炎症・インシュリン抵抗性・細胞障害などを引き起こします。筋肉がインシュリン抵抗性(脂肪と同じく筋肉の糖運搬体にアルデヒドが結合する)となって糖を筋肉細胞内に取り入れることができなくなると、本格的に糖尿病に代表されるメタボリック・シンドロームになります。
(前掲書p76)
 脂肪組織のインシュリン抵抗性から始まり、リポリシスによって肝臓もインシュリン抵抗性になります。肝臓のインシュリン抵抗性は糖新生という代謝に切り替わるサインとなります。肝臓の糖新生とは、特に脳や赤血球などの細胞が、糖欠乏を起こしているときに脂肪やタンパク質を砕いて糖に変換する代謝のことを指します。
 肝臓はこの時、同時に脂肪(遊離脂肪酸)からケトン体を産生して、筋肉などに供給します。これは低血糖という緊急事態に対する一時的なバックアップシステムです。この状態が慢性化した状態はまさに肝臓のインシュリン抵抗性が続く状態を意味します。つまり、全身のメタ炎症が起こっているということです。
 さらに、ミトコンドリアのエネルギー産生場である内膜(カルジオリピン)に脂質過酸化が起きることで、非アルコール性脂肪肝障害(NAFLD:Nonalcoholic fatty liver disease)が起こります。これが時間経過とともに肝硬変・肝細胞がんに発展していくのです。
(前掲書p80)
 今まで高プーファ食によって細胞内にセラミド、ダイアシルグリセロールの蓄積、小胞体ストレス、活性酸素・窒素種の過剰産生などがインシュリンのシグナルをブロックするということをお伝えしてきました。しかし、これらの原因はすべてミトコンドリアにストレスを与えて活性酸素・窒素種(ROS,RON)の過剰産生を引き起こします。高プーファ食によって、プーファそのものが糖の代わりにミトコンドリアの燃料として使用されることだけでも、過剰な活性酸素・窒素種の産生を引き起こします。
 この過剰な活性酸素・窒素種は、細胞内にある鉄と反応してハイドロキラジカルという最も反応性の高い活性酸素種を産生します。そして、近傍にあるプーファと反応してアルデヒドを作ります。このアルデヒドが糖の運搬体(GLUT4)に結合して機能・構造を破壊することが、真のインシュリン抵抗性の原因なのです。
 鉄の貯蔵態としてフェリチンというタンパク質があります。このフェリチンが高い人(肥満女性)ほど、インシュリン抵抗性およびリポリシスが起こることが分かっています。鉄によって脂肪分解酵素(HSL)が誘導されて、直接リポリシスが引き起こされることが報告されています。
 しかし、それよりも重大な要因は、鉄とプーファの反応によってアルデヒドが発生し、そのアルデヒドによるインシュリン抵抗性によってリポリシスが起こることなのです。
(前掲書p96)

(※5)
オメガ6から形成されるアルデヒド4-HNEがインシュリン受容体基質(IRS)に結合してインシュリン・シグナルをブロックすることも分かっています。オメガ3から形成されるアルデヒド4-HHEも4-HNEと同じ作用をしますので、調べれば同じくインシュリン・シグナルをブロックすることが分かるでしょう。
プーファは、インシュリン抵抗性などのメタ炎症を引き起こして、心臓血管系にも甚大なダメージを与えます。心筋梗塞や動脈硬化の予防および根本治療は、やはりプーファ・フリーです。
(前掲書p89)
最近では、脳が他の臓器に先駆けて炎症を起こすことが示唆されています。高脂肪食を与えたラットでは、三日後の脳の視床下部(ホルモン・自律神経のセンター)に炎症・線維化が起こりましたが、その他の組織にはまだ炎症反応が認められなかったのです。
 その他、今までの研究では脳の視床下部(ホルモン・自律神経のセンター)ばかりでなく、前頭葉(思考の中枢)や他の重要な脳組織に炎症が起こることが報告されています。
 エンドトキシンによるメタ炎症によって脳にも炎症が波及し、脳に異常タンパク質が蓄積するパーキンソン病やアルツハイマー病を引き起こします。口腔内バクテリアの暴露によってアルツハイマー病と同じ脳の炎症が起こることが報告されていますが、これも口腔内バクテリアが血液中に入ってエンドトキシンやリポテイコ酸(いずれもバクテリアの細胞壁成分)などが、脳内で炎症を引き起こすからです。
(前掲書p119)
高脂肪食では腸粘膜細胞に接着・侵入する大腸菌(adherent-invasive Escherichia coli)が増加することが分かっています。この大腸菌の増殖によって腸内に炎症が起き、腸のバリア破壊によってリーキーガットを引き起こします。
(前掲書p122)

(※6)
健康な人でも血液内を調べると、血液1ml中に1000ものバクテリアが認められるのです。特に赤血球内に共生していますが、白血球内にも共生しています。さらに言うなら、バクテリアは健康人のどの組織にも増殖もせずにひっそりと共生しています。
(前掲書p128)
 通常は血液を循環しているバクテリアは休眠状態にありますが、ここにフリーの鉄があると活性化し、エンドトキシン(LPS)やリポテイコ酸(LTA)を放出し始めます。健康な人であれば、血液内にフリーの鉄はほとんど存在しません。したがって、休眠状態のバクテリアが目覚めることもありません。
 フリーの鉄は、休眠しているバクテリアを活性化する以外にも、特にプーファと反応して大量のアルデヒドという発ガン物質を作り出します。したがって、私たちは注意深く鉄を扱っています。常に鉄をフリーにしないように細胞内においてフェリチンというタンパク質が鉄を抱きかかえています。あるいは、フリーの鉄は細胞内でミトコンドリアのエネルギー代謝の中間物質であるクエン酸やアデノシン二リン酸(ADP)に結合しています。しかし、炎症や外傷などがあって細胞が破裂(死滅)すると、フェリチンなどの鉄結合物質が血液中に漏れ出す結果、フリーの鉄が放出されます。
 今度はフリーになった鉄はプーファと反応して細胞を破壊するアルデヒドを大量に産生させますから、細胞が死滅します(アポトーシス、フェロトーシス、ネクローシスなど鉄による細胞死滅は様々な形態がある)。そして、死滅した細胞からさらに血液中にフリーの鉄が放出されるという悪循環を招きます。
 また、鉄を欲しいバクテリアは、炎症時にはシデロフォー(siderophore)という鉄タンパク質を産生します。フリーの鉄の奪い合い合戦が始まるのです。そして、このシデロフォーという鉄結合タンパク質そのものが炎症性物質を産生させて炎症を加速させます。
 赤血球もグロビンというタンパク質で鉄(ヘム鉄)を結合させて鉄がフリーにならないようにしています。しかし、炎症時には赤血球も死滅(eryptosis)を起こし、赤血球内の鉄がフリーで血中に出ます。
 このような赤血球死滅(eryptosis)は、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチのような慢性病の特徴です。実際に健康な人の血液に炎症物質(インターロイキン8、IL-8)を加えると、慢性病と同じように赤血球は死滅します。このような赤血球死滅による血液中へのフリー鉄の放出でも、休眠状態のバクテリアを活性化し、エンドトキシン(LPS)、リポテイコ酸(LTA)を放出させて、さらに炎症を加速させます。
 ヘモクロマトーシス(hereditary haemochromatosis)や頻回輸血を受けるサラセミア(thalassaemias)などでは常に鉄過剰状態(血液中のフリーの鉄濃度が高い)ですので、非常に高い感染率を示します。輸血を受けると免疫機能が低下することが知られていましたが、これは鉄、休眠バクテリアやエンドトキシンなどの量が増えることが原因だったのです。
 一度高脂肪食などでメタ炎症が起こると、フリーの鉄を得た休眠バクテリアが蘇り、さらにエンドトキシンなどの強い炎症性物質を放出して炎症が慢性化、劇症化していくのです。
(前掲書p129)
 自分の遺伝子の一部(トランスポウゾン)は、全身に循環することで、遠隔臓器の組織の遺伝子に組み入れられて様々な機能を持つようになります。この血液中を動き回る遺伝子(トランスポウゾン)の中でも重要なものがヒト内因性レトロウイルス(HERVs:Human endogenous retroviruses)です。ヒトDNAの8%を形成しています。
 通常は休眠(転写されない=タンパク質として発現しない)していますが、エストロゲン様物質、喫煙、炎症性サイトカインなどのストレスがかかると覚醒(転写(発現))し、実際にウイルス粒子となります。
 休眠状態の内因性レトロウイルスの発現はガンなどの病的状態で高まります。内因性レトロウイルスの発現が高いほど予後も悪いことが報告されています。ガンだけでなく、多発性硬化症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患、発達障害、自閉症・統合失調症、エイズ脳症、多動症(ADHD)などでも内因性レトロウイルスが発現しています。
 筋委縮性側索硬化症(ALS)で亡くなったヒトの脳を調べると内因性レトロウイルスの濃度が高いことが分かっています。
 このように、私たちの遺伝子の一部となっているウイルス(内因性ウイルス)も、ストレスがかかると休眠状態が目覚めて様々な影響を与えるのです。
(前掲書p135)

(※7)
歯を溶かして虫歯の原因となる乳酸の作用を中和して虫歯を予防するのは、私たちの唾液です。唾液は乳酸を中和するバッファー(緩衝液)を担っているだけでなく、エナメル質の再石灰化(remineralization)作用や抗バクテリア作用を有するタンパク質も含んでいます。
 もちろん、唾液中の乳酸を中和するバッファーの主役は重炭酸イオンであり、これは糖のエネルギー代謝で産生させる二酸化炭素が元になっています。この唾液中の重炭酸イオンは、逆流性食道炎による食道粘膜損傷の主要な予防役も担っています。糖のエネルギー代謝の低下によって引き起こされるシェーグレン症候群(Sjogren's syndrome)では唾液腺に慢性炎症が起こるために唾液が出にくくなります。そのため、シェーグレン症候群では虫歯が多発します。
 この虫歯を予防する唾液分泌は、甲状腺機能やミトコンドリア機能、つまり糖のエネルギー代謝に依存しています。
 虫歯や歯周病には女性のほうがなりやすいことが知られています。この虫歯の性差にはエストロゲンというホルモンが関与しています。エストロゲンは、骨粗しょう症を引き起こしますが、歯ではいわゆる「loose teeth」(→下顎骨と歯根の隙間)となり、歯周病、虫歯も引き起こすからです。動物実験では、エストロゲンを産生する卵巣を除去すると虫歯の発生率が低下することが示されています。ピル(エストロゲン製剤)の服用によって歯周病になりやすいことも知られています。
閉経後に虫歯や骨粗しょう症になりやすいのは、閉経後にむしろ脂肪組織や皮膚を中心に全身の細胞からのエストロゲン産生が高まるからです。糖質とそのエネルギーから産生される保護ホルモンであるプレグネノロンには、骨を産生する能力があります。このプレグネノロン(一部はプロゲステロンに変換)は強い抗エストロゲン作用を持っています。
 その他に、虫歯に影響を与える因子として重要なものは、エンドトキシンです。痛みを伴う虫歯や壊死した歯根管にはエンドトキシンが存在することが示されています。また、痛みなどの症状を伴う虫歯にはよりエンドトキシン量が多いことが報告されています。
 腸内だけでなく、口腔内にもエンドトキシンを放出するグラム陰性菌が存在しています。ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)というバクテリアもその一つで、口腔内でもエンドトキシンを放出して虫歯や歯周病の原因となっています。
口腔内に発生したエンドトキシンも、リーキーガットと同じく、口腔粘膜の上皮を破壊して血液内に入って全身のエンドトキシン血症から慢性病を引き起こします。また、口腔内のポルフィロモナス・ジンジバリスは小腸内に移行して、リーキーガットから全身性のエンドトキシン血症も引き起こすことが分かっています。
虫歯や歯周病に伴うエンドトキシンによって、全身で炎症反応、特に一酸化窒素(nitric oxide[NO])発生やプーファの脂質過酸化反応が高まり、うつ病を引き起こすことが報告されています。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p151)
 エンドトキシンが虫歯や歯周病を引きこすのは、プーファの代謝産物であるエイコサノイド(プロスタグランディンE)が主要な働きをします。このプーファの代謝産物がなければ、エンドトキシンだけでは炎症によって歯を溶かすことはできませんでした。
(前掲書p157)
ケトン食などの糖質制限食は、骨組織を破壊して、骨粗しょう症を引き起こします。歯も糖質制限で弱まるということです。虫歯予防と治療にはプーファフリーと良質の糖質の摂取は欠かせないのです。
(前掲書p158)


2023年11月1日改稿
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ワクチンと自己免疫反応(免疫について 7)

3回目。

例の新型コロナウイルス感染症対応の毒ワクチンを、常に話題にして申し訳ないがが、ワクチンそのものへの理解は、医師たちにも、あるのかないのか、わからないのだそうだ。
そこで、ワクチンに関して、知らない医師たちよりも、少し利口になるために引用していく(笑)。

ワクチンは、主に、生ワクチン、不活性化ワクチン、遺伝子組み換えワクチン(GMO vaccine)がある。
不活性化ワクチンには、基本的に、アルミニウムなどのアジュバントという毒が仕込まれている。
効果の薄いワクチンは、毒を打っているだけと言っていいい。(※1)

それでは、遺伝子組み換えワクチンである流行のmRNAワクチンについて。
ワクチン接種で起きるのは、影響を受けた細胞が、炎症ゴミ(mess)として認識され、炎症が進んでいく。
臨床試験がほとんど行われていない中、遺伝子組み換えであるからには、将来、それがどうなるか、まだ予測がつかず、影響が危惧されている。(※2)

さて、アジュバントを原因とする病気がある。
アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA,autoimmune/autoinflammatory syndrome induced by adjuvants)が、その一つ。
自己免疫反応が起こり、I型糖尿病、甲状腺炎や卵巣の機能低下など影響は多岐にわたる。(※3)
ワクチンによるメリットが、これらを上回るかは、運しだいなのだ。

ここで、自己免疫反応とは何なのか、と思わずにいられない。
特に、アレルギー疾患に悩む人たちには、大問題なのである。
バクテリアやウイルスは、人間の細胞とほとんど同じ分子構成をしている。
そのため、ゴミ処理をする際、間違って自分の細胞を炎症ゴミ(mess)と認識し、炎症を起こす。(※4)
だから、アレルギー疾患は、間違った認識による過剰反応ということになる。

実は、ワクチンに、防腐剤として水銀が含まれている。(※5)
びっくりした〜!

ワクチン接種による有害事象を否定されたりするが、その疫学的追跡調査というのは、ほとんどないらしい。
児童にワクチン接種はつきものだが、いろいろな弊害が起こっている。(※6)
やればいいのに!

最終的に、ワクチンの利用は、メリットとデメリットを考えて、ということ。(※7)
今まで発生しにくかった他の感染症や病気が、世界中で蔓延し始めている理由は、過剰なワクチン接種にあると言っていいだろう。



(※1)
 ワクチンの種類は、大きく三つに分類できます。
  ・生ワクチン(live attenuated baccine:弱毒化生ワクチン)
  ・不活性化ワクチン(inactibated vaccine)
  ・GMワクチン
これ以外にもペプタイド、ナノ粒子などを使用したワクチンもありますが、いずれのワクチンにおいてもその基本原理は、「炎症という“病的”状態を人工的に作り出す」ことです。
(中略)
生ワクチンはやはり微生物そのものを使用しますから、ワクチン自体による感染の危険性があります。その感染リスクを減らすために病原体とされているウイルスやバクテリアを死滅させた不活性化ワクチン(inactibated vaccine)も使用されています。毎年接種しているインフルエンザワクチンは、この不活性化ワクチンです。この他、不活性化ワクチンには、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ(DPT-IPV)、日本脳炎、B型肝炎ワクチンがあります。
 不活性化ワクチンは生ワクチンより安全性の面では上回りますが、不活性化ワクチン(死滅させた微生物)そのものだけでは接種しても炎症を引き起こすことができません(ゴミ〈debires〉として速やかに処理される)。
 そこで登場するのがアジュバント(adjuvant)とよばれる免疫賦活剤です。不活性化した病原微生物の構成成分に炎症を引き起こす物質を足すという戦略です。ここで大切なことは、食細胞を炎症で活性化させることです。なぜなら、リンパ球の免疫記憶、あるいは食細胞の免疫記憶を作るにはまず食作用の活性化が必要だからです。
(「新・免疫革命」p97)
エンドトキシンをアジュバントとして使用すれば、食細胞を刺激して炎症を引き起こすことは確実なので、1950年代のワクチンに使用されていました。しかし、エンドトキシンは全身に炎症を引き起こすという重篤な副作用を伴ったために、アジュバントとしてエンドトキシンそのものを使用することはなくなりました。その後、エンドトキシンを人工的に改良して、炎症を引き起こす程度を軽くした(免疫原性を低下させた)物質が使用されるようになりました。
 これらのエンドトキシン類似物質(monophosphoryl lipid A,glucopyranosyl lipid A)は、食細胞のToll様受容体に作用して炎症を引き起こします。現在、ワクチンで使用されているエンドトキシン以外のアジュバントには、水酸化アルミニウム(alum)、スクワレン乳液(MF59,AS03)などがあります。日本の不活性化ワクチンの大半にアルミニウムが入っています。
(中略) 
 広く用いられている不活性化ワクチンとは、病原微生物そのものの感染力(炎症を引き起こす力)はありませんが、そこに毒性の強い重金属などの物質をアジュバントとして添加することでゴミ(mess)を生命場にばらまいて人工的に炎症を引き起こす手段です。まさに「毒をもって毒を制す」アプローチです。
(前掲書p101)

(※2)
私たちの細胞のDNAやRNAはダイナミックに血液中を循環し、他の細胞に組み込まれています(DNA junping)。もし外からDNAやRNAを入れるとどうなるでしょうか?
 これらの外から注入した遺伝子は注射した筋肉細胞だけでなく、実際はあらゆる細胞に組み込まれることになります。一度炎症が引き起こされると遺伝子を組み込まれた自分の細胞そのものがゴミ(mess)と認識されターゲットになります。詳しくは後述しますが、炎症が引き起こされて細胞が破裂すると、外から与えられた遺伝子以外の内容物に対してもゴミ(mess)と認識して炎症が引き起こされます。つまり自己免疫疾患になる可能性があるということです。
 また、私たちの細胞の遺伝子に病原微生物の遺伝子が組み込まれると、正常の遺伝子の発現に狂いが生じる可能性も懸念されます。もちろん精子や卵子にも移行して次世代に引き継がれる可能性もあります。元々私たちの体内に存在する腸内微生物などにも外から与えられた遺伝子が取り込まれることで、体内微生物のバランスを崩す可能性も秘めています。
 さらに、ウイルス粒子の構成成分を産生するDNAやRNAを組み込んだ物質(プラスミド)は耐熱性にも非常に優れていて分解されにくいことがわかっています。このような物質が環境中に放出された場合起こる生態系の攪乱も、長期的影響としては考慮に入れなけらばなりません。このようにGMワクチンは環境も含めた生態系を攪乱させる可能性があるのです。
(前掲書p115)

(※3)
アジュバントで起こる激しい自己免疫反応は、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPV)、ヒトB型肝炎ウイルスワクチン(HBV)、インフルエンザウイルスワクチン接種後に起こっていることが報告されています。その他、豊胸手術で使用される埋め込みシリコンやローション、化粧剤、充填剤に使用されるミネラルオイルもアジュバントとして自己免疫反応を引き起こします。ミネラルオイルは、命名からは想像し難いですが、原油を精製する過程で作られる石油であり、世界保健機構(WHO)が発がん性を認めている代物です。悲しいことにミネラルオイルは、動物のワクチンアジュバントとして実際に使用されています。
「アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA)」はMMRワクチンのような生ワクチンだけでなく、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)のような不活性化ワクチンによっても引き起こされます。HPVワクチンによる自己免疫疾患としてはI型糖尿病、甲状腺炎、クローン病、関節炎などの報告がありますが、特に卵巣(卵細胞)に対する炎症反応で卵巣の機能低下(第一次卵巣機能不全、primary ovarian failure 〈POF〉)が起こり、生理不順や不妊を引き起こすことは特筆すべき点です。
(前掲書p108)
 アジュバント誘発自己免疫症候群(ASIA)がマクロファージ活性化症候群(MAS)といわれる理由も、過剰な食細胞の活性化によって引き起こされる炎症が制御不能になるからです。ワクチンが目的とする感染症への免疫記憶を得ることだけで終わるか、自己免疫反応を引き起こすかは、人工的に引き起こされた炎症を私たちの体がコントロールできるかどうかにかかっているのです。
(前掲書p110)

(※4)
 バクテリアなどの炎症を引き起こすものと自分の体の成分の構造が似ている場合に交差反応(自己免疫反応)が起こりますが、この構造が似ていることを「分子擬態/分子相同性(Molecular mimicry,モレキュラー・ミミックリー)」といいます。 
 不活性化ワクチンのアジュバントも体内の細胞の構成成分と分子構成が似通っている場合があります。アジュバントへの炎症作用(アジュバントをゴミ(mess)と判断)が自分の組織にも及びます。つまりアジュバントと同じ構成をもつ自分の細胞成分がゴミ〈mess〉と認識されて炎症を引き起こすのです。
 アジュバントだけでなく、リウマチ熱と同じくバクテリアやウイルスそのものの構造が自分の細胞成分と似ている場合にも、自己免疫反応が起こることが知られています。驚くことに、バクテリアのタンパク質(ヘプタペプタイド)のほぼ100%が、ウイルスのタンパク質(ペンタペプタイド)の90%が私たちの細胞と同じです。
 バクテリアやウイルスはほとんど私たちの体の構成成分と似ているので、本来は感染によって炎症は起きないはずです。つまり、ほとんどは共生するのです。あるいは感染しても速やかに食細胞によってゴミ処理されるために炎症は起こりません。
 しかし、インフルエンザウイルス感染のように実際の感染によって炎症が起こる場合があります(ほとんどは炎症は起こらない。これを不顕性感染という)。これは食細胞によるゴミ処理がうまくいかない場合や、過剰に食細胞が刺激される場合です。いずれも私たち側の糖のエネルギー代謝が低下している場合(=甲状腺機能低下)に通常では起こらない感染によっての炎症が引き起こされるのです。
 炎症が生命場で引き起こされると、細胞が破裂死し細胞内成分が生命場に散らばります。問題は、このときに炎症の場に散らばったバクテリアやウイルスの構成成分がほとんど私たちの細胞成分と相似しているため、分子擬態/分子相同性(モレキュラー・ミミックリー)によってバクテリア、ウイルスの処理と同時に自分の細胞構成成分も処理されるようになる。つまり、自己免疫反応が起こることです。
(前掲書p111)

(※5)
ワクチンに添加されている重金属である水銀(チメロサール〈thimerosal,サイメラソゥ:エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム〉)は、ワクチンを開封後に細菌汚染から防止する目的として殺菌・防腐剤として添加されます。
 しかし、水銀自体が炎症を引き起こすことは意図的に見逃されています。動物実験ではすでにチメロサール(エチル水銀)が炎症を引き起こし、自己免疫反応を起こすことが報告されています。チメロサールはミトコンドリアにダメージを与えるため、生命場の形態形成維持に重大な影響を与えます。
(前掲書p103)
多くの動物実験やメチル水銀によるヒトの水俣病の発生などを総合すると、チメロサール(エチル水銀)は容量依存で(接種する量が多くなるほど)神経障害を起こすことはかなり「黒」に近いといえるでしょう。
 メチル水銀は水俣病(神経障害)の原因になった物質ですが、エチル水銀と同じ有機水銀で、ほぼ性質は同じです。メチル水銀などの有機水銀は細胞の小胞体にストレス(小胞体ストレス、ER stress)を与えます。小胞体ストレスは食細胞などの細胞内のアンテナ(この場合はインフラマソームという)を刺激して炎症反応をオンにします。
 細胞の小胞体(ER,Endoplasmic reticulum)は、タンパク質の折りたたみを通じて、機能をもつタンパク質を作り出す重要な場所です。ここが水銀をはじめとした重金属でダメージを受けるために、異常タンパク質というゴミ(mess)が蓄積します。これが炎症を引き起こすことは容易に想像がつきます。
(前掲書p104)
 無機水銀(塩化水銀)では、食細胞などのToll様受容体(endosomal TLR
)を介して炎症反応を引き起こし、B細胞の自己抗体の産生を引き起こす(自己免疫反応)ことが報告されています。さらに水銀などの重金属は、食細胞の食作用を止め、肥満細胞の脱顆粒(ヒスタミン、セロトニンやプロスタグランディンなどの炎症性物質)を放出させる作用もあり、生命場の形態形成維持を混乱させます。
(前掲書p106)

(※6)
6〜12歳の660名の米国の学童児においてワクチン接種グループとワクチン非接種グループを比較調査した研究が報告されています。以下にその驚くべき結果を紹介したいと思います。ワクチンを予防接種スケジュール通り接種した児童は、まったくワクチン接種していない児童よりも中耳炎、肺炎、アレルギー、発達障害(自閉症など)に罹る率が高いという結果でした。ワクチン非接種グループでは水疱瘡、百日咳の罹患率がワクチン接種グループより高かったようです。問題は以下です。
 ・ワクチン接種児童は、2倍の慢性病に罹っている。
 ・ワクチン接種児童は、4倍の学習障害、注意欠陥多動症、自閉症スペクトラム障害になっている。
 ・未熟児だったワクチン接種児童では、未熟児で非ワクチン接種児童よりも6倍の自閉症などの脳機能障害を患っている。
 以前より、ワクチン接種した児童は非ワクチン接種児童よりも様々な慢性病を患っているという報告がありましたが、研究論文自体が撤回されたり、医学雑誌への論文掲載を拒否されたりしていました。今回の研究論文も最初の医学雑誌への論文掲載が撤回され、違う医学雑誌に掲載された経緯があります。
 生ワクチンや不活性化ワクチンに含まれるアジュバントなどの炎症を引き起こす物質は慢性病のリスクを引き上げます。つまり、生ウイルスやアジュバントとよばれる炎症を引き起こすゴミは多ければ多いほど、炎症が拡大するのです。生ワクチン、不活性化ワクチンに微量に添加されている重金属などのアジュバントもワクチンの接種回数に比例して体内蓄積が増加していきます。
(前掲書p116)

(※7)
 病原微生物の感染による影響が甚大な場合(生涯にわたってダメージが残る)は、ワクチンを接種することは、デメリットをメリットが上回ると考えます。たとえば、妊婦が風疹に罹ったときに、胎児に稀に心疾患や白内障などの障害を引き起こすことがあります。この場合、妊婦の時点で風疹ワクチンを接種するより、子どものときに接種しておいた方が安全でしょう。
 しかし、一過性の感染で済むような多くの感染症では、生命場に炎症を引き起こすようなゴミ(mess)はデメリットが上回ります。特にエネルギー代謝が低下している場合は、炎症が拡大し制御不能になる(あるいは食作用が低下して形態形成維持ができない)ため、思いもよらない自己免疫反応・自己抗体の産生(自閉症、自己免疫疾患の発生)やガンの発生などの長期的影響を慎重に考慮しなけらばなりません。すべてはコンテキスト(生命場)依存です。
 したがって、甲状腺機能が低下していることが明らかな人(現代人の大半)にむやみにワクチンを接種することは厳禁です。糖のエネルギー代謝が低下している人へのワクチンは必要最小限にすべきです。
(前掲書p119)


2023年10月31日改稿
posted by T.Sasaki at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 免疫について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

感染しなかった私

ふたたび、こんばんは。

佐渡にいたときの話である。
私は、恣意型コロナ病に罹る直前の人と、2時間ばかり、車という密室状態の環境に一緒にいた。
昼飯も食った。
その後、彼から「感染した」と電話で報告があった。
びっくりしたが、最初の宿主は誰だったか、今でも不明である。

その後、私に関わった人も、彼に関わった人も、感染していない。
たぶん、感染の原因は、本人である。
彼は、私と違って忙しい人だし、神経も使う人のようだ(本当かな。笑)。
疲労が重なっていて、体力が弱っていたのだと思う。
もちろん、基本的に丈夫だから、すぐに治った。

恣意型コロナ病の初期、宮古市の知り合いで、感染した祖母を病院に連れて行くのに同乗した孫が、感染せずに済んだのを聞いて知っていた。
感染者と一緒にいても、感染しない、ということは、自分の免疫が正常であることの証拠である。

あんなに騒動したのは、いったい何だったのか!
まるで、不要なカネを動かすために(医者や製薬会社を潤すため?)、マスコミを使って恐怖を煽ったみたいだ。
アホらし!

posted by T.Sasaki at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

憲法よりも地位協定が上

こんばんは。

先日、広島でサミットが開催されたが、原爆投下について、アメリカ首脳が反省したことはない。
「原爆投下は、日本が悪かったから」という論理である。
「日本はいい実験場だった」とは、絶対に言わない。
基本的に、アジア人は、白人の国からは、差別されているのだ。

広島平和記念公園の原爆死没者慰霊碑には、次のように書かれているという。

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」

この「過ちは繰り返しませぬから」は誰が言うべきことなのか、が問題となっていて、以前、右翼がこれを攻撃している。
攻撃した右翼の気持ちがわからないではない。

 2005年7月26日に発生した慰霊碑の破損事件を憶えているだろうか。「過ちは」の部分がハンマーとノミで傷つけられた。広島県警に出頭した右翼団体の構成員とされる27歳の男は動機として、「過ちを犯したのはアメリカで、慰霊碑の文言が気に入らなかった」と語ったという。
 犯人が「右翼の若者」と報じられたため犯行動機に注目は集まらず、ただひたすら碑文の破壊は良くない、ということになった。行為は確かに褒められたことではないが、碑文は東京裁判で日本無罪論を主張したインド人判事パール博士も批判するところだ。彼はこう言った。
「『過ちは再び繰り返しませんから』とあるのは、無論日本人をさしているのは明らかだ。それがどんな過ちであるのか私は疑う。ここに祀ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、原爆を落としたのは日本人でないことは明瞭である。落とした者の手は、まだ清められていない。この過ちとはもしも前の戦争を指しているのなら、それも日本の責任ではない。その戦争の種は西洋諸国が問うように侵略のために起こしたものであることも明瞭である」
 なお、広島市は従来から、慰霊碑の「主語は『世界人類』であり、碑文は人類全体に対する警告・戒めである」(1970年、山田節夫元市長)との見解を示している。さてさて、はたしてこれは妥当性があるだろうか。原爆を投下したのが米国であることは間違いなく、無辜の市民を殺害することが国際法違反であることも間違いない。
 現在も日本が米国政府の統治のもとにあるゆえに、「原爆投下の罪」を問うことはタブーなのだ。これもまた、GHQが日本占領政策の一環として行った日本国民に対する再教育のたまものだろう。
(「紙の爆弾」2023年7月号p92)


日本はアメリカの属国であると、今や、みんなが認識していると思う。
その代表的な証拠が、日米合同委員会の存在である。
合同委員会の名前は、「メモる 19」に既出であるが、実際にこのことを書いている本を読んでみた。
吉田敏浩さんの書いた「日米合同委員会の研究」という本だ。
月に2回の割合で開かれる合同委員会は、アメリカ側の要求を日本に伝え、それを実行するものである。

 会合は、日本側が議長役の回は外務省で、アメリカ側代表が議長役の回はニューサンノー米軍センターの在日米軍司令部専用の会議室で開かれています。
(日米合同委員会の研究」p31)


ニューサンノー米軍センターというのは、通称、ニュー山王ホテルと呼ばれ、入り口にはピストルを持った警備員がいる。

日本では銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)により、銃砲の所持は警察や自衛隊など法令にもとづく職務以外では禁止されています。狩猟・競技などに必要な場合は都道府県公安委員会の許可が必要です。警備員という仕事ではもちろん銃の携帯はできません。とにかく厳しい銃規制が設けてあるのです。
 それなのに、なぜ米軍基地では日本人警備員が銃を携帯できるのでしょう。日本における米軍の法的地位を定めた日米地位協定に何か規定があるのでしょうか。
 いえ、決して地位協定に規定があるわけではありません。ただ、その背後には思いもよらぬ裏の仕組み、日米両政府の秘密の合意が存在しているのです。
(前掲書p17)


つまり、最初から、米軍の下に、日本がある、ということなのである。
この建物は、東京都港区南麻布4丁目にあるそうだ。
行って見るのもいいだろう。
私も、もし東京へ行くことがあったら、眺めてこようと思う。

日本には、一応、日本国憲法という最高法規がある。
これは、アメリカ様が作った憲法だから、独自の理論で、憲法を作り直そうという意見がある。
作り直すよりは、改正で行こう、というのが流行になりつつある。
一方、憲法の上を行くのが、地位協定である。
これも、アメリカ様が作ったもの。
これを体系的に眺めると、次のようになる。

「安保条約―地位協定(旧行政協定)―安保特例法・特別法」
の法的構造を「安保法体系」、
「憲法―一般の法律―命令(政令など)」
の法的構造を「憲法体系」と位置づける憲法学の理論があります。それは「二つの法体系」論といい、提唱したのは、憲法学者で名古屋大学法学部教授だった長谷川正安です。
(前掲書p203)


どちらもアメリカ様が作ったということから、これらの法律が施行された時点で、すでに日本はアメリカの属国を約束されていたと言えるだろう。
今までの経験的事実から、憲法体系よりも安保法体系のほうが、もちろん上であるのは証明されている。

日本に主権はない!
posted by T.Sasaki at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする