日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年05月29日

国際機関の闇

ふたたび、こんにちは。

永世中立国スイスには、国際機関といわれるものがたくさんある。
ジュネーブだけでも、WTO(世界貿易機関)、ILO(世界労働機関)、WHO(世界保健機関)などたくさんあり、例のスポーツの金儲け機関IOC(国際オリンピック委員会)もスイスにある。
これらは、通常の社会組織とは違う。
少々の違法行為も容認され、結果責任を負うこともない。
ここで、オリンピックのゴタゴタを記す。

 東京の開催権では、すでに電通による買収が発覚している。長野冬季五輪(1998年)でも30億円以上の賄賂がIOCにばらまかれた。日本に限らず、毎回、開催地を巡って多額の賄賂が飛び交ってきたのは有名な話だ。
 たとえば国内のスポーツ大会で日本スポーツ協会の役員が開催地決定に便宜を図り、ゼネコンから賄賂をもらえば、当然、警察に逮捕されよう。では、まったく同じことをしてきたIOC役員をスイス当局が逮捕できるかといえば「できない」。ここが重要なのだ。
 IOCはスイスが作った組織ではない。しかもローザンヌにIOC本部設置で受け入れた際、「不逮捕特権」「治外法権」「免税特権」までも容認した。「独立国家IOC」として受け入れているのだ。
 これはフランスのリヨンに本部を置くFIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)も同様だ。オリンピック利権におけるIOC役員の逮捕権はIOCにあり、そしてIOCは、それを裁く司法(法律)や裁判所を内在させていない。五輪絡みの収賄で罪に問えるのは、驚くことに不労所得における脱税ぐらいなのだ。
 これらの特権は、戦争当事国や冷戦時代の東西陣営による政治的圧力から中立性を守って開催することを建前に容認されたが、それによってIOCやFIFAは「合法的な国際犯罪組織」となったのが実情だろう。
(中略)
 さらにいえば五輪やW杯でどれだけ莫大な利益を得ようと、IOCやFIFAに納税の義務もなければ事業報告を公開する必要すらなく、これで腐敗しないほうがおかしい。どんなに日本人が嫌がろうと、IOCが日本に莫大な負債を押しつけながら「開催しろ」と繰り返すのは、いわば当然なのである。
(「紙の爆弾」2021年6月号p96)


IOCは、犯罪組織だったのだ。
東京五輪をレガシーと言った東京都知事らや安倍首相らは、こういう犯罪的な組織であったのを知っていたのだろうか?
暴力団などの組織犯罪を否定する国家が、こんなものを誘致するなんて、異常なのである。
もし、彼らが知っていたというならば、とんでもない悪党だ。
税金のとんでもない浪費である。
今の国民感情で、この事実を認識したならば、「五輪など、さっさと出ていけ」となる。

最近の国際機関で、最も悪意のあるものは、WHO(世界保健機関)である。
やはりワクチン接種の大好きなビル・ゲイツが関わっている。

 何より問題なのは、腐敗に歯止めがかからないことだ。政治家や官僚、公的機関の腐敗と汚職は、国益をあまりにも損ねれば、社会問題として顕在化するが、国際機関には、そもそも「国益」が存在しない。しかも腐敗したところで当人たちは誰も困らないのだ。
 それを如実に証明したのがコロナ禍の「A級戦犯」テドロス・アダノムWHO事務局長である。テドロスはエチオピア保健大臣時代から中国とアメリカのビル・メリンダ財団の両方から賄賂を受けてきた。それゆえに当初は中国を徹底擁護するために安全だと叫び、途中からはワクチンビジネスで荒稼ぎを狙うビル・メリンダ財団の指示でコロナの恐怖を煽った。それに対してテドロスが国連司法当局から捜査されることもなければ、各国がペナルティとして供出金を出し渋ることもなかった。逆に、コロナパニックでWHOには莫大な金が流れ込み、ワクチン配布を通じて各国へ影響力を増した。テドロスはWHOの「中興の祖」といえるぐらいであろう。
(前掲書p98)


「ウイルスは存在しない!」を書いた崎谷医師は、彼のブログで、たまたま昨日タイミングよく、ビル・メリンダ財団の資金洗浄団体が、この件に関わっていると報告している。
恣意型コロナウイルスを誕生させた、と疑われている武漢のラボには、「エコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)」という組織から多額の資金と情報が与えられていた、ということで、これは、ビル・メリンダ財団の率いる国立衛生研究所(NIH)の資金洗浄されている組織であるそうだ。

https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12677172247.html(「ドクターヒロのリアル・サイエンス」)

このブログは、恣意型コロナ病で悩んでいる人には、必見である。
日本のマスコミでは、恣意型コロナ病騒動において、すべて、政府、専門家会議べったりの報道しかしない。
彼らに都合の悪い報道は、一切しない。
最近、その報道に、疑いを持つ人たちが、非常に増えているのだろう。
信用されなくなる、というのは、こうこうことだ。

まあ、とにかく、下記のリンクだけでも読んでください。
ただし、「新型コロナ病は、何ともない」と言っても、バカ扱いされるか、相手にされない。
しかたがないので、それじゃ、賢く生きましょう。
そして、恣意型コロナ病で倒れている人がいても、ちゃんと介抱してあげましょう。
大丈夫、普通の人は、たぶん。
それで感染したら、運が悪かった、でいいじゃないか。

https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12673834225.html
https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12674027017.html
https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12674409727.html
https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12675797564.html
https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12676774249.html

つい、脱線してしまったが、引用したコラム、西本頑司さんの「権力者たちのバトルロイヤル」の本題は、国際機関の集まっているスイスの権力者についてである。
その中で、「グレートリセット」という言葉ある。
ネット検索すれば、まあ、参考程度に出てくるが、これもスイスに本部を置くWEF(世界経済フォーラム)のダボス会議で取り上げられた言葉である。
筆者は、上述のような半ば犯罪組織的な国際機関に疑いの目を向けており、「ディープ・ステイト」の存在を疑い始めている。

「ディープ・ステイト」とは、西森マリーさんの書いた本の題名でもあるが、一般には、アメリカで表に出ない権力者集団を言うようだ(私は読んでないし、手に入らない。この絶版も不思議な現象)。
その権力者集団の罪の一つが、「子どもをいじめる世界」に登場するアメリカで発生しているたくさんの児童誘拐やエプスタイン事件、そして、恣意型コロナ病騒動にも関わっているとされる。

国際機関のニュースが配信される場合、何かしらの意図を読みらなければならない。
面倒くさい世の中だ。
こうなると、「そんなもの知らないほうが幸せだ」という人と「知らなければみんな不幸になる」という人の二極化が進むように感じる。


posted by T.Sasaki at 11:10| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恣意型コロナ病、その後

こんにちは。

今流行りの新型コロナ病、これ、本当に流行っているのか、少なくとも、新潟ではそうではない。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210528/1030016987.html(「NHK NEWS WEB」)

新潟市は、東北に諸都市に比べれば大都会だが、それでも、毎日1桁の新規感染者しか出ていない。
もし、普通コロナ病やインフルエンザなら、問題も何もない。
しかし、D親分の話では、佐渡から新潟へ行こうとすると、「帰って来るな!」と言われるから、行けないのだそうだ。
まるで、エボラ病みたいの感染現場みたいである。

暇な時にブックマークしておいたデータがある。
昨年の1月から9月まで、つまり、すでに、新型コロナ病が出現してから、肺炎の死亡者は1万人以上減少している。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG228660S1A220C2000000/(「日本経済新聞」)

一方、新型コロナ病の死者は、1500人とされている。
医療現場が、いかに必死で肺炎患者を助けようとしたのかがわかる。
新型コロナ以前だと、高齢患者が肺炎になると、看取って終わっていたのだから。(「新型コロナ病の結論」参照)

そして、料理の鉄人が亡くなった話があった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc610a6564aaefcd1e41853e0e2936b45d8570a2(「Yahoo!ニュース」)

医者の命の選別のことを書いているが、医者にすれば、昔からやってきたことで、今さら何を、という感じである。
以前なら看取って終わりの患者を、無理やり治そうとするから、医療現場に非常に負担がかかる。
防護服をつけて、一人の患者に対し、たくさんの医療スタッフを費やす。
これなら、医療崩壊してしまうのは当然だ。

テレビで、マスクをする場合としない場合、飛沫拡散の映像をよく見せられる。
濃い部分が消滅していく映像を見て、いつも不思議に思うのだが、濃い部分がなくなっても、飛沫はなくなるわけではない。
その飛沫は、しばらくは空気中を漂って、いずれ、落下するか、その辺にくっつくのだろう。
なくなるわけではない。
ここで、ちょっと古いリンクを示すが、卓見だと思う。
マスクに意味はない。

https://president.jp/articles/amp/36955(「プレジデントオンライン」)

私もマスクなどしたくないが、店にはいった時、他の人たちから白い目で見られるから、しかたなくする。
いつだったか、宮古市の有名飲食店で、年寄りに睨まれた。

この最後に、卵や牛乳、肉、魚、野菜、そして、睡眠が最も重要である、と結んでいる。
普通の健康法であり、したがって、普通の病気なのである。

題名に「恣意型コロナ病、その後」と書いたのは、「新型」を打ち間違ったら、「恣意型」と変換されたので、「お〜、確かに恣意型だ」と思い、恣意型コロナ病にした。
これからは、恣意型でいく(笑)。
posted by T.Sasaki at 10:53| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月28日

網揚げの手伝い

ふたたび、こんにちは。

先日、D親分のところへ遊びに行った。
行く途中の佐和田海水浴場。

佐和田海水浴場.JPG

真野湾の奥に位置し、はるか遠くが日本海の外洋。
この辺の倉庫などの壁は、みんな錆びている。
冬期間の北西の風で、潮風の影響だろう。
だからなのか、かわら屋根が非常に多い。
ここで、私のような貧乏人が乗せるトタン屋根だと、すぐに錆びてしまう。
かわら屋根が多い理由がわかった。

D親分に昼食をご馳走になり、そこへ親分の兄貴分のS丸さんも来た。
食事の終り頃、今からD親分が網を揚げてくる話になり、ところが、D親分に用事ができて、乗組員一人で網を揚げてくる、とか。
そこで、D親分とS兄貴が、私の顔を睨みはじめた。
怖くなって、「じゃあ、私が手伝いに行きますよ」と言ってしまった。

しかたなく見送ってくれたD親分。

見送るD親分.JPG

高千港赤灯台.JPG

ということで、D親分の船で、見習い手伝い、足手まとい。
乗組員は、まだ20代前半だが、非常にしっかりしていて、舵を取りながら器用に網を揚げる。
私は、ほとんど何もしなくていい。

「水を出して、その容器に差し込んで、魚を生かしなさい」

と命令され、

「はい」

やったのは、その程度。
所要時間30分くらいかな。

これが収穫であり、大きなヒラメは80pくらいあった。

活魚タンク.JPG

たくさんのお土産をいただき、帰りに畑野温泉に寄る。

佐渡に来て、何をやっているのか、わからなくなってきた(笑)。
一昨年の再来である。
posted by T.Sasaki at 10:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

普通の人間として必要なもの

こんにちは。

もうすでに、過去の話ではあるが、こんな事件が日本で起こったことは無視できない。
旭川事件である。
今年2月、中学2年生の女子生徒が行方不明になり、その1か月以上たった3月に、融けてきた積雪の中から発見された。
背景には、ひどいいじめがあったというもの。
いじめを受け転校はしたが、その後も精神的苦痛を引きずり、彼女は立ち直れなかった。
記事を読んでいて、涙が出てきた。
X中学校、Y中学校などが出てくるが、Y中学校がいじめの現場であり、転校後の学校がX中学校である。
葬儀の際、Y中学校の教員、関係者は、一人も出席しなかったという。
叩かれても叩かれても、出席するのが当たり前だろうに。

https://bunshun.jp/articles/-/44765(「文春オンライン」)

関わった教員(校長、教頭も含め)に、良識がない、というのが、最大の原因だと思う。
事後の検証の場においても、逃げる、隠す、といったことしかやらない。
とても、「先生」と呼べるような集団ではない。
文書やマニュアルのみを読み、それに従うことしか頭にない。
その文書やマニュアルに、何の疑問も持たない。
保身のことしか、考えることをしない。

最近、テレビで再登場した「ドラゴン桜」の阿部寛は、第何話かで、勉強の意義を語った(こういうドラマは、きっと日テレやフジではやらない)。
「バカな人間ほど、権力側の人間にとって、いいように扱うのが簡単だ」
「騙されないためにも勉強して、東大へ入れ!」
「東大は、物事がなぜそうなるのか、とか、そういうことを考える人間を要求している」
台詞おこしをしたわけではないので正確ではないが、こういう意味合いの言葉を言っている。

しかし、東大だけが、そういう要求をしているのではない。
権力に騙されないために、生き残るために、すでに、私たちは要求されているのである。
ところが、教員をはじめとする公務員は、この要求に鈍感である。
普通の思考ができない。


私は、東日本大震災の被災者であり、裁判にもなった石巻市大川小学校で起きた惨事に関し、「しかたがない」という立場であったが、「紙の爆弾」の記事を読んで、旭川事件と共通するものがある、と思わずにはいられない。

これは、野田正彰さんの書いた記事である(「紙の爆弾」5月号p78「大川小学校の検証を拒むもの」)。
要約すれば、大川小学校で生き残った遠藤先生という方の行動歴と市教育委員会での「聞き取り」調査が食い違っており、なぜ、これを隠すのか、という内容である。
この隠蔽には、河北新報も関わっている。
連載原稿を依頼されたのに、この件の原稿を送ったら、掲載を拒否された。

遠藤先生は、震災時、教頭に対し、「山に逃げますか」と暗に提案するが、教頭は回答しなかった。
これが不幸の原因である。
同じ石巻市にあった相川小学校では、裏山の神社に避難したが、大きな津波を見て、さらに、どんどん山を登り、ほぼ全員助かっている。
普通に考えれば、高い方へ高い方へ逃げる。
大川小学校の遠藤先生以外の教員たちには、そういう思考ができなかった。
このような普通の思考ができない人が、親分になると、大きな不幸が起こる。
さらに「あれが失敗だった」と認めない人がいて、その検証を拒んでいることもまた、ひどい話なのだ。

これで思い出したことがある。
いさだ漁業許可失効に関することである(「いさだ漁業許可の『失効に係る許可』、その後」参照。今は、県のほうも面倒くさくなったのか、失効した許可は、一切出さないことになった)。
あの時、県庁まで行って課長に詰め寄ったが、文書のみを見て、漁業者を見ていないことがわかった(たぶん、あの課長だけだと、良く解釈しておく)。
話にならない。
県民の窮状より、文書のほうが大事なのである。
上記事件を読んでいると、ああいう人が、たぶん、世の公務員にはたくさんいるんだろうなあ、と思わずにいられない。

文書の前に、自分の頭で良し悪しを考えれば、簡単にわかることなのだ。
普通に考え、普通に判断し、普通に行動する。



みんな、東大を目指せ!
(つまり、権力者や公務員たちに操られないように勉強しろ!ということ)
posted by T.Sasaki at 10:27| Comment(0) | 若い人への提言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月25日

今朝見てしまったサメ

5回目。

八戸では、新型コロナなど、関係ない。

舘鼻朝市.JPG

舘鼻漁港の朝市は、大盛況。
私も便乗して、その辺をウロウロした。

夜は夜で、行きつけの飲食店へ行った。
さすが八戸!
老人たちがたくさん来ていて、店は大繁盛だった。
びっくりした。
ここの年寄りは、元気がいい。

積んできたいさだの道具.JPG

いか釣り船に、なぜか、いさだの道具が積んであったが、途中寄った野牛港で、いさだかごや曳ロープをプレゼント。
お返しに、日本酒をたくさんプレゼントされ、むつ市へ飲みに引きずられていった(笑)。

そして、佐渡に来て、何にも獲っていない。
昨日、たった1尾のするめいかとホッケ1尾釣って、午前中に帰ってきた。
かわいそう。
それを見越して、いろいろな仕事を船に積んできたから、まあ、忙しかったが、あとはやることがなくなった。
今夜から時化模様で、もしかしたら、今月は沖に出れないかもしれない。

今朝は、怖いサメを見てしまった。

怖いサメ.JPG

仲買人に、「これ、何ザメ?」って聞いても、「知らない」と言われた。
たまに定置網に入るそうだ。
口に木の棒をくわえていた。
たぶん、危ないから、くわえさせたのだろう。

今の状況では、大不漁だった一昨年より、もっと大不漁の予感である。
posted by T.Sasaki at 13:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手元スイッチの増設

本日、4回目。

昨年暮れ、いか釣りの艤装のまま、鮭はえ縄をできるように、とも面舵側の側板、兼バックネットを作った。

手元スイッチ.JPG

乗り組員に相談したら、これをそのまま付けていこう、ということになったが、そこで、要求される。
いか釣り機の手元スイッチを増設してほしい、と。
彼は私に要求が多く、そのわりに、それを設備する際、あまり手伝わない。
ましてや、たまに無理な要求されたりすることもあり、そういう時は、「ダメ」の一言で終わる。
小型船の造作には、こっちのほうに年季が入っている(笑)。

しかし、今回は、まあ、彼の言うことも理解できるから、船尾のいか釣り機と2台分、増設した。

ところが、・・・・。
八戸で付けてもらったはいいが、手元スイッチの線が短すぎる。
ぶら下げる場所まで一直線でようやく届く状態。
純正品の半分よりは少し長いが、とにかく短い。
そこで、送ってもらって、結局、取り換え工事は、ワタシ。

あ〜、なぜ、私から、こんなに時間を奪うのだ!

フタを取りはずし、一応、間違いないように、写真でパチリ。

手元スイッチ2.JPG

側板といか釣り機の間に挟まりながらの作業は、窮屈だった。
こんなことばっかりやって、肝心の魚を獲らないんだから、私は間違っている。


posted by T.Sasaki at 13:18| Comment(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

200V陸電設備

みたび、こんにちは。

昨年、北海道へ行ったとき、200Vの陸電設備を使えなくて、船のバッテリーが消耗する場面があった。
そこで、現在の100V仕様の電気製品をそのまま使えるようにするため、200Vから100Vへ電圧を返還するトランスを設備した。

200-100トランス.JPG

このトランスは重くて、3kw仕様で、30kgくらいはある。
最近、陸電をとった場合の火事が多いような気がする。
中には、おもちゃみたいに非常に軽いトランスで電圧変換している人もいるが、それが原因かもしれない。
密閉するから、一応、冷却ファンを付けた。

フタの秘密.JPG

写真ではわかりにくいかもしれないが、天板を傾斜をつけて貼ってある。
天板を水平にすると、水滴がそのまま落下し、機器を腐食させる。
そこで、ある程度の傾斜をつければ、水滴は、天板を伝わって流れ落ち、機器に直接落ちない。
これは、数年前に設備したエアコン電源箱で実証済みである。

各地の200V陸電設備には、2種類のプラグがあり、それに対応できるように変換プラグも準備した。

200Vプラグ.JPG

この写真で変なのは、2本の線があることだろう。
以前、集魚灯に使った3.5スケア―(スクエアの略。㎟)の電線がたくさん余っているので、これを活用した。
ただ、プラグに2本入らないので、外皮を向いて通した。
あとは、スコッチ117のテープ(このテープはいい!)できれいにまいて、プラグの線の入り口にシリコンを詰め込んだ。

この設備では、畠山無線の社長及び従業員に、非常にお世話になり、感謝します。
posted by T.Sasaki at 12:09| Comment(0) | 漁船設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ケブラーロープ

ふたたび、こんにちは。

今度は、ケブラーロープ。
私がディンギーに乗っていた時代、高校だったか高校だったか忘れたが、その当時、ケブラーのシート(ヨットではメインシートとかジブシートとか、セールを操るロープをシートという)を使い始めた。
確か、1本1万円はしたと思う。
強度はワイヤー並みで、伸びない、という利点があった。

そして、いさだ漁期中、つり上げボンブのワイヤーの話になって、乗組員の一人は、ワイヤーの代わりに、ケブラーロープを使ったことがある、と。
そこで、いか釣りの長いほうの流しの張りロープを、ケブラーを使ったらどうか、という話になり、ほぼ「いい」という意見に固まる。
今まで、張りロープはハイクレーを使っていたが、どうしても伸びてきて、何度も結び直さなければならなかった。
そのため、ワイヤーを使っている人もいる。
しかし、そうなると、ワイヤーのほか、流しをたたむためのロープも必要になる。
そこで思いついたのが、ケブラーロープである。

ケブラー.JPG

これが送られてきたケブラーロープ。
八ツ打ちでも嫌なのに、十二打ち!
非常に甘い撚りで、端止めしてあるテープを取ると、バラバラと撚りがほごれる。
端を焼いても、溶けずに焦げるだけ。
だから、アイを作る場合、各ストランドの端をテープで止めるしかない。
あ〜、面倒くさい。

いつも手伝ってくれる定置網の乗組員に、十二打ちのさし方を教示してもらったら、八ツ打ちと同じ要領でいい、とのことで、チャレンジ。
最初に、左側から。

ケブラー2.JPG

次に、右側。
先ほどさしたストランドが、次にかぶさるように。

ケブラー3.JPG

出来上がりがこれ。

ケブラー4.JPG

ケブラー5.JPG

正解かどうかしらないが、とにかく面倒くさい。
八ツ打ちのようにリズムよくできないが、最後のほうにようやく慣れてきた。
が、次にやる時は、きっとまた悪いリズムで、「面倒くせえ」と文句を言いながら、さすに決まっている。

ケブラー6.JPG

東京製綱繊維ロープ製で、エースラインという製品。

https://www.fiber-tokyorope.jp/products/cat3/(「東京製綱繊維ロープ株式会社」)

私は12oを使ったが、強度はもっと細くても十分だろう。
ただ、乗組員が流しを起こす時、細いと手が痛くなる、というので、太くした。
高かった〜。

何度も問い合わせてくれたり、行ったり来たりしてくれたアサヤ宮古支店のN君には感謝します。

たった8台分のアイスプライス加工をするのに、丸一日かかった。
細い糸で端止めする手もあったが、超甘撚りのため、端止めはアイスプライスが確実だと思うので、結局、両端をやった。
そのため、長さが1mほど足りなくなり、高価なロープのため、涙が出てきた。
まあ、初めてのことなので、こんなものだろう。

posted by T.Sasaki at 11:28| Comment(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハイテクフィルム

こんにちは。

何をやっているんだか、貧乏暇なしで、ようやく、読書やパソコンをいじれる時間ができた。

それでは、ハイテク製品の紹介。

回っていない回転窓.JPG

これは、雨の中を走っている最中の回転窓を回していない状態。
水滴がたくさんついていて、視認性が悪い。

g.moth.JPG

これがハイテクフィルムを貼ったもの。
アサヤ宮古支店の口の上手なセールスが、勝手に貼っていった。
半信半疑だったが、性能はすごい!
ご覧のように、水滴がついているところが貼っていない部分で、水滴のついていないところが貼ってある部分。
この窓の内側には、紫外線をカットするフィルムを自分で貼ってあるが、それがなければ、もっとはっきり見えるだろう。
アサヤさんのセールスの話では、海で使う場合、まだ耐久性の自信がないそうだ。
これを開発したのが、ジオマティックというハイテク企業である。

https://www.geomatec.co.jp/

ハイテクフィルムの製品名が、「g.moth」。

https://www.geomatec.co.jp/products-and-solutions/optical-control/anti-reflection-and-anti-glare/gmoth/

親水フィルムかと思ったら、超撥水フィルムのようだ。

下北の友の所へ寄ったら、すでに貼っていた(この時に見せられたスマホ動画は、悪天候で海水をかぶっていて、それでも素晴らしい視認性を確保していた)。
どうやら、宮城工場製のようであり、東北一円をセールスしているらしい。

私たちは、視認性の悪い時、窓を開けて見ることが多い。
その場合、海水の水滴がブリッジ内に入ることがあるが、それにより、結果として、様々な機器が腐食する。
「g.moth」は、それを軽減する。

耐久性が実証されれば、素晴らしい製品であり、回転窓すら要らなくなる。
それにより、ますます視認性は向上するだろう。
posted by T.Sasaki at 10:20| Comment(0) | 漁船設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月10日

砂だらけ

ふたたび、こんばんは。

何週間か前、北風が異常に吹いた。
船でいろいろと仕事をしていたが、復興事業の土をもった山から、砂が飛んできて、目には入るし、口にも入る。
もう我慢ができなくなり、その日は仕事をやめた。
えりも岬の人たちの苦労がわかる。

翌日、船に来てみたら、船の上は、砂が積もっていた。
吹き溜まりは、5cmはあったと思う。

そして、今日、ほぼ、船の修繕作業は終わったので、板子の下も掃除した。
ご覧の通り。

デッキの砂.JPG

この砂は、もちろん、返すわけにもいかず、海に捨てた。
一斗缶で3つぐらいは捨てた。
海保に叱られるかもしれないが、しかし、海保の船に、砂が乗った場合、どうするのだろうか。
たぶん、同じことをするだろう。
そうだ、私を捕まえた岩鷲に聞いてみようかなあ(笑)。
県の監視船は気楽なものだ。
前の船があんなに立派な船でも、また新船を造るのだから、金銭感覚が狂っているとしか言いようがない。

こんなに砂だらけになったのは、今回で2回目。
1回目の時は、岸壁のすぐそばに砂山を作ったのだから、クレームの電話を入れたら、さすがにブルーシートを砂山にかぶせていた。
しかし、強風でシートがバタバタとなっていたから、結局のところ、効果があったのかなかったのか、よくわからない。

今回の砂山は、ある程度の距離があったから、しかたない部分もあるが、エンジンルームやブリッジの中にまで砂が入ってきて、家の掃除機を持ってきて砂を吸わせた。
全部吸わせるのに、2時間はかかった。
たぶん、掃除機の寿命は短くなっただろう。
県の土木は、迷惑料として、ビールの1ケースも持ってきてもいいようなものだが。
どうせ、岩鷲の新造船をみて分かるとおり、金銭感覚が狂っているのだから、ビール1ケースぐらい、安いものだろうに。

一番の心配は、燃料タンクに、軽い微小な砂が入っていること。
入っていれば、とんでもないこと。
燃料を全部抜いて、掃除しなければならない。
posted by T.Sasaki at 20:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする