日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2020年12月21日

海も監視社会到来

ふたたび、こんばんは。

この忙しい期間に、ちょっとした問題に関わった。
いや、ちょっとした問題ではなく、いか釣り漁業者にとっては、大問題である(これは、いずれ書くことになる)。
まさか頼んであった監視カメラが、こんなに早く役に立つことになるとは思ってもみなかった。

現在工事中の閉伊川水門付近にある通称“川”と呼ばれる岸壁では、漁船につけた監視カメラが、すでに活躍しているそうだ。
今や、そういう時代なのか、と思ってしまう。
監視カメラといえば、都会の街中にある防犯カメラを思い浮かべるが、自宅や漁船に設置しなければならないほど、卑怯な人間が増えた、ということか。

宮古湾では、ワカメ泥棒がいる。
私のおじも被害者になり、すでに、磯鶏地区でも、被害者が続出しているという話である。
浮体式監視カメラも必要になってきた。

がんじがらめの監視社会の到来である。
posted by T.Sasaki at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FRP単板の積み方

こんばんは。
かなり間をおいた更新。
忙しかった〜。

さけ大不漁の昨年の反省から、いか釣りの艤装のまま、さけを獲るための方策を考えた。
船尾のいか釣り機械を降ろし、横には、風よけの囲いをつけた。
取舵側は、引き戸方式にし、いか釣り操業の時は戸を開けておき、さけ延縄の時は閉める。
面舵側は、バックネットをはずして、そこを囲ってバックネットも兼用させる。

さけのための工事.JPG

そして、前側には、ドアをつけた。
いか釣りをしている時に、ボンデンの旗が見えて、不思議に思った人もいると思うが、これは、佐渡のD親分から学んだことである。
彼のチャレンジ精神は、すごいと思う。

さけのための工事2.JPG

ほぼ完成だが、まだ細部にプラ貼りしなければならないところがあるが、寒いので、なかなか捗らない。

これらの材料となるFRP短板は、この船の生まれた造船所に作ってもらった。
3m×1mの、クロスを間に入れた3枚貼りの短板を6枚、と注文したら、3m×3mを2枚作り、それを切る予定だったらしいが、従業員が機転をきかして切らないでおいた。
1.5トンのトラックに、「こうやって載せて運べばいいんだ」と教えられた(笑)。

トラックに積んだ短板.JPG

しかし、帰ってきてからが大変だった。
一人で積み下ろす場合、いくら軽く作っても、やっぱり大きいと重い。
何より、手でつかむのが大変だった。

これを作っている間、前沖で、するめいかが釣れたから、工事中断は何度もあった。
とにかく寒いとFRPが固まりにくいので、翌日でも乾いていないことが多い。
イライラしっぱなしで、ストレスがたまる。

それで、さけはどうだったか?

初日は、もちろんゼロだった。
もう、ゼロが普通である。
何日か前、ようやく4尾獲った。
今朝もゼロ。
昨年は、全部で10尾しか獲らなかったから、こんなものだろう。
それでも、何とか、釣れてほしいと、いつも祈っている。
posted by T.Sasaki at 18:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする