ふたたび、こんにちは。
昨年もこのことを書いた(「
友だちの嘆き」参照)が、今日は、佐渡島の将来に対する要望である。
佐渡の地元船は、この規格をちゃんと守っている、というので、私の船も右にならって、ちゃんと並べた。
一方、県外船は、いつもいるわけではなく、代わる代わる入港してくる船もあるので、必ずしも規格通り、いかを並べているわけではない。
中には、故意に小さくならべ、大きな規格のするめいかをたくさん出して喜んでいる。
本人たちは無自覚かもしれないが、地元船が、佐渡産のいかをいいものとして売り出したい心境を考えると、私は、それを良いことだとは思わない。
八戸港の魚市場は、昨年までは、八戸みなと漁協市場と八戸魚市場の2つがあったが、八戸みなと漁協市場は撤退し、八戸魚市場だけになった。
そのため、規格指導をしっかりやるようになったそうだ。
以前は、指導すると、別のもう一つの市場へ鞍替えする船がいたりしたので、思い切った指導ができなかったが、今はそれができる、という強みがあるのだろう。
これにより、八戸魚市場のするめいかの値段は、良くなったように思う。
佐渡市場も、佐渡島の漁協連合体による経営なのだから、地元船が、「ちゃんと規格を守れ!」と指導してよい(「
するめいかの規格」にあるように文書を配る)。
もし、小規格化が進めば、安値安定が常態化してしまうかもしれない。
新潟魚市場が、残念ながら、そうなってしまった。
以前は、新潟の単価は、日本海でも高いほうだったが、今や、日本海で最低にランクするようになってしまった。
これは、仲買人にも責任の一端がある。
以前にも書いたことだが、良いいかも、悪いいかも、ほとんど同じ値段で買ったからだ。
良いいかと悪いいかの値開きをもっと極端にしないと、良心的な漁業者でない人は、どんどん小規格に並べていき、甚だしいのは、下氷が見えたり、それを隠すため、もう1匹並べたりと、いろいろとやり始める。
もうこうなると、詐欺師に近い。
これを防ぐためにも、佐渡地元船は、一致団結して、規格を遵守するよう、県外船に求めるべきである。
posted by T.Sasaki at 16:34|
Comment(0)
|
いか釣り漁業
|

|