日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2016年08月31日

山本宮古市長は辞職すべき

みなさん、こんばんは。

今度の台風で、宮古市から久慈市まで、河川が氾濫して被害が大きくなりました。
特に強調したのは、宮古市の閉伊川からは、かなりの水があふれたらしいこと。
山本宮古市長は、この光景をどう見ているのでしょう。

このブログでも、たぶん、取り上げていると思いますが、いつものごとく、探すのが面倒くさい。
家の光回線のネットワーク環境が違うし、バッテリー環境も違うから、その点では、どうしても制限があります。
これが面倒くさい理由。
「エンジンをかけていればいいじゃないか」とお叱りを受けるかもしれないが、今朝など、循環水のこし器が詰まり、気がつくのが遅ければ、エンジンを焼いてしまうところだった。
エンジンを焼けば、それで、2000万近い損害になるから、叱るほうにも無理があると思う。
こんなことで・・・、バカくさい。

震災復興事業の宮古市の目玉商品は、閉伊川水門であり、これは宮古市民が反対したもの。
なぜ、市民が反対したか、というと、津波のパワーを河川で減衰させるべきとの主張からです。
閉伊川河川堤防をかさ上げし、上流へ津波をあげてやれば、津波は湾内で反射しないで減衰する。
そして、これは、過去の台風(カザリン、アイオン)で起きた閉伊川の洪水対策にもなる。
しかし、山本市長は、カネがかかるから、という理由で、一蹴したのです。
何度も反対する人を説得するために、説明会を何度も開催し、無駄なカネを使った。
工事中の水門が水流をさえぎり、市街地へ水があふれた、と言う人もいます。
あの水門は、史上最高の税金の無駄遣いとしか、言いようがありません。

私は、自分の生活再建のため、この市民運動には関わりませんでしたが、おそらく彼らの腹の中は、煮えくり返っていると思う。
市民の判断を尊重しなかった山本市長は、被害を受けた市街地が落ち着いたら、即刻、辞職すべきです。
これでも辞めないのなら、彼は日本人ではない。
恥を知らない、そして、メンツかり気にする中国人の首脳たちと同じだ(中国人のみなさん、ごめんなさ〜い)。

※事実誤認がありましたので、「閉伊川の水はあふれていなかった」を参照してください。
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2016年08月30日

幸運はみんなにくる

みなさん、こんにちは。

台風の日。
一昨日から明日まで休みの予定で4連休♪

盆過ぎ、八戸前沖に漁が出て、地元の人たちは助かった、と言っています。
私は、宮古にいたので遅れてしまい、1日だけ大漁に加わりました。
それでも、その後も100個以上獲れ、台風前まで怪しい天気予報の中、土曜日まで連続浜になりました。

今年は、北海道道東の昼いかも単発的で、船が集結すると、分け合って終わり、というパターンらしい。
岩手も1回だけ漁が出て、そのままへこみました。
大不漁の中、比較的安定しているのが、この八戸前沖。
これから年末まで、いくら水揚げできるかで、正月の小遣いの額が決まってきます。
ゼロなら、かわいそう。

この連休中、私は八戸港内のどこかに雲隠れし、「どこにいるんだ?」との電話から、来客で忙しい日々を送っています(というのはウソです。笑)。
昨日、「風呂に行かないか」という誘いに乗り、もちろん行き先は「しろがね温泉♪」。
気分よく湯から上がり、新聞に目を通していたら、いいものを読ませてもらいました。
錦織選手の記事です。

いつでも だれでも ラッキーはくる
そう思え

http://www.nikkansports.com/sports/photonews/photonews_nsInc_1701914-1.html

元記事は、これ↓

http://www.nikkansports.com/sports/news/1701914.html(「日刊スポーツ」)
でも、こっちのほうが読みやすいと思う。

だれにでも いつかは ラッキーがくる
そう思え

あいだみつを風が抜けてしまうのかな。
どっちでもいいけど、「そう思いましょう」。
posted by T.Sasaki at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

青森県への提言

再び、こんばんは。

せっかくなので、六ヶ所核燃料再処理工場の話題をもう少し。

私は知らなかったのですが、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の会報紙「天恵の海167号によると、昨年8月2日に、再処理工場で、危ない事故があったようです。
それは、落雷。
自然をなめてかかるものではありません。
いろいろな測定計器類がパーになり、もし操業中だったら、とんでもない事故に発展した可能性があります。
とんでもない、とは、地球規模の事故(昨年同時期には八戸にいましたから、大事故なら私は死んでいた)。
福島原発の教訓と合わせて考えると、原子力事業の敵は、津波や落雷などの自然災害であり、それに対応できないヒューマンエラーが事故をますます深刻になる、という結論になります。

そこで、青森県に提言です。
これは昨日の飲み会でも言ってきたことですが、青森県は、核燃料リサイクル事業から撤退すべきです。
そうすると、青森県は、建前上、「この事業を途中でやめるとは何事か!」と怒りますが、この意味は、「青森県民の仕事がなくなるじゃないか!」ということです。
彼らだって、青森県にたくさん仕事があるならば、こんな事業など引き受けるわけがない。
とにかく、撤退するにしたって、仕事があればいい。

原発の廃炉ですら、かなりの年月がかかるんですから、再処理工場の廃棄事業は、もっとかかります。
つまり、ここで、国や電事連が、再処理事業から撤退しても、青森県から仕事はなくなりません。
延々と仕事は続きます。
日本の国が原発事業から撤退してからも、使用済み核燃料の廃棄問題は、ずっとず〜っと続きます。
だから、ハラハラヒヤヒヤの連続である核燃料再処理事業など、とっととやめて、核燃料を安定させながら、工場を解体し、失敗工場の資料館でも作って、世界の失敗例として、世界産業遺産にでも登録すれば、(比較的)安全、かつ、仕事もなくならないのです。

どっちみち再処理工場は破綻しているんだから、決断は早いほうがいい、と思いますけど。
(というように、青森県に促すような感じの戦略転換も、反対運動する人たちにも必要だと思います。)

ここからは余談です。
紹介した「天恵の海」の166号に、福島の「3.11甲状腺がん家族の会」がショックを受けている、ということが書かれてあります。
過剰診療、つまり、本来やらなくていいはずの手術を受けていたのではないか、という疑いについて、です。

がんについて、少し勉強したことのある人は、がんになっても、そのまま放置しておいてもいい場合がある、ということを知っています。
最近のエロ週刊誌「週刊現代」も、がんの診断を利用して、金儲けをする(つまり、切りたがる、あるいは、投薬したがる)医者が、この日本にたくさんいる、と報じています。
切っても治らないがんは、たくさんあり、そういうがんを切ったら最後、息を引き取るまで苦しむだけ。
医者を見抜くスキルを、患者が身につけなければならない時代なんですね。

そんなわけで、被害者である「3.11甲状腺がん家族の会」の心情は複雑だと思います。
放射線に対する過剰反応は、かえって、医者の過剰診療を促すことになりうる、ということを考えてしまう。

放射能潔癖症は、それを他人に押し付けないほうがいいみたいですね。
posted by T.Sasaki at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飲み会にだけ参加する私

みなさん、こんばんは。

セシウムを除去する薬」で、「豊かな三陸の海を守る会にも、・・・、ますます参加するのが億劫になります」と書いたにもかかわらず、何と!昨日、飲みに行ってきました。
その前日、事務局長の菅野さんと久しぶりに電話会談していたら、「明日役員会の後に、飲み会やるから来ないか?」と誘われ、つい・・・。
飲み会となると、急にノリがよくなるのです。
参加したのは、もちろん飲み会だけですが、みんな知っているメンバーだけで、快く歓迎してくれました。

飲み会中、やっぱり六ヶ所村の核燃料再処理工場の話が出て、あれはもう使えない欠陥工場だ、という意見で一致。
再処理事業は実現不可能であり、豊かな三陸の海を守る会の目的は、ほぼ達成される予想。
国や電事連が、再処理事業から撤退した時点で、この会は、めでたくお祝いをし、解散することになるのでしょう。

この会の発起当時の貴重な話も、田村会長が話していました。
六ヶ所再処理工場の話は、盛岡の永田先生が持ってこられたらしく、今も元気に活動中とか。
彼は、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」(略して「岩手の会」)の論理的支柱です。
当時は、「豊かな三陸の海を守る会」も略して「宮古の会」と呼ばれていて、盛岡と宮古の両輪で、日本原燃を相手にしていたのです。

その他、「宮古の会」の論理的支柱である岩間滋先生の話も、相変わらず、抜け目がなく、さらに、この「宮古の会」には、発足当時、実は、お膳たてをした黒幕いた、という目からウロコの話が続きます。。
その人は、何と!藤原埠頭埋め立て反対を、高校教員という立場で率先し、内陸の高校へと転勤させられた(つまり飛ばされた)経歴を持ち、そのような経験から、「宮古の会」の執行部の人選を、裏で糸を引いていた(ちょっと大げさに書いてますよ。そんなに黒くなりですから。笑)。
そのほかにも、船越賢太郎元宮古漁協組合長についても、非常に詳しいことを知っていた。
また、別の役員さんは、これも目からウロコで、鈴木元県漁連会長のしたことを、いろいろと知っている人であり、あとで詳しく聞いて、Webに残しておくのも一考かな、と私は思っています(この方は、山田湾のことも詳しいんですよ)

まあ、こういう会合の飲み会になると、いろいろな話が飛び出して、私としては、非常に面白い。
いや、誰でも面白いと思う。
時間があったら、たまには、年配の方の話を聞くのもいいものですよ。
posted by T.Sasaki at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月19日

セシウムを除去する薬

再び、こんばんは。

先日、ちょっとしたことで、高校ヨット部の後輩と久しぶりに電話会談しました。
もし、当事者がこれを見ていれば、今書くことから、その相手はバレるかな。

さて、今でも、極端な放射能潔癖症の人がいるみたいです。
自分の子どもに、この辺で獲れた魚を、絶対に食べさせないとか。
これだと、子どもだけでなく、周りの人間にもストレスたまります。
ストレスは、病気の元であり、老化も元です。
このストレスで、逆に寿命が縮まるかも。
魚、牛肉以外の肉、大豆製品などのたんぱく質を摂らないと、放射能にやられる前に、細胞が参ってしまいます。

私はもう、この類の話を聞きたくない。
すでに、六ヶ所村の再処理工場だって、ほぼ動かないのは、誰がみても決定しているようなもの。
欠陥工場は、年月が経過すればするほど、老朽化(腐る)する一方。
付き合うのがアホらしい。
豊かな三陸の海を守る会にも、ほとんど出席しなくなった私にとって、放射能潔癖症の話がわんさか出てくると、ますます参加するのが億劫になります。

無線オタク雑誌「ラジオライフ」数ヶ月分を一気読みしていたら、ラディオガルダーゼという薬が登場していました。
これには、セシウムの吸着作用があり、体外に除去できるようです。
放射能潔癖症の人たちは、ぜひ、飲んでください。

あ〜、バカらしい。
posted by T.Sasaki at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オリンピック放送を観て

みなさん、こんばんは。

今日は、高浜港内掃除の共同作業に参加してきました。
しがたって、沖はサボり。
案の定、大漁だったみたい。
怠けると、こういうことになるんですね。
宮古地区は、明日休漁日ですから、明後日。
ところが、波が高くなる予想で、たぶん、連休。
非常に長いお盆休みになりました。
盆前、頑張ったから、まあいいか。

オリンピックをテレビで見ていて(嫌でも何度も同じのを見せられる)、過去、私学のスポーツ振興に対する批判を書いたことに、自分ながら、矛盾を感じつつあります。
オリンピック選手や大リーグに行っているイチロー選手など、ほとんど私学出身です。
なるほど、感動を与える選手は、私学で鍛えなければ活躍できないのかもしれない。
この点、もらい泣きしてしまう自分が、私学を応援しないのは矛盾しています。

でも・・・。
これは、考え方が逆だと思う。
いくら私学出身で才能があっても、活躍しない人もいる。
いや、活躍しないほうが大多数でしょう。
だから、感動を与えるのは、その後の努力やその個人の持つ人間性、周囲に感化されて育った人間性、というものだと思います。
それを上手に(大げさに)メディアが取り上げるから、みんながそれを観るのであって、そのメディアも取り上げ方が下手だったら、誰も見ないし感動もしない。

人を感動させる物語は、たぶん、その辺に転がっている。
「感動を与える」とは、要するに、そういう人間がいて、それを伝えるものがあって、初めて成り立つもの。
今日、ぼんやりとオリンピック放送を観ていて、このことをわかった気がします。

ということで、私は、やっぱり、高校スポーツで、優秀な選手を集める私学を応援することはできません。
オリンピックの感動とやらも、大なり小なり、本当はその辺に転がっているだろうし、甲子園の感動も、実はその辺に転がっている。
それならば、優秀な選手たちを応援するより、普通の高校生たちのほうを、私は応援したい。

「そういう考え方だと日本のメダルは、絶対に増えない」と言われそうですが、私にすれば、今の若い人たちに、彼らの美談より、努力のほうを伝えてほしい。
体操の内村選手が、「努力」「頑張り」をヒーローインタビューで言っていたと思いますが、私はそっちのほうを強調すべきだと思います。
泥臭い頑張り。
確か、柔道やレスリングもそんなことを放送していたような気がする。

私たちの日常生活も、怠けているとそのツケは自分に来る。
オリンピックを観て、「自分も頑張らなくちゃ」と思うなら、○。
思わないなら、「お前、何のために生きているんだ?」と言われるかも。

久しぶりに、こんな強烈なはっきりした言葉を、八戸の人から聞いてきました。
もちろん、私が言われたわけではありませんよ〜。
posted by T.Sasaki at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

一人操業の時代

またまた、こんばんは。

今年は、乗組員のことで、いろいろありましたが、最近、思うところがあります。
これから、一人で船を動かすことを考えたほうがいいのかもしれない、と。
今まで、乗組員の所得を上げるためには、どう船を動かしたらいいか、考えてきました。
乗組員の所得を上げる、ということは、自分の所得も上がるわけですが、その歩合もどの程度が理想なのか、とか。
でも、これほど乗組員のことで苦労するとは思いませんでしたから、そんなことなど、考えなくてもいいみたい。

もし、一人で船を動かすとなると、できない漁業は、まずは、いさだ漁業。
その他は、たぶん、船上のシステムを変えれば、できないことはない。
例えば、たら延縄漁を一人でやってきた人もいますし、鮭延縄も一人乗りはたくさんいました。
かご漁業も一人でできます。

本当は、船外機船などと違って、9.7トン型の船は、一人は良くない。
船が大きすぎる。
しかし、世の中がこうなった以上、やるしかない。

八戸での昼いかで、一人操業したとき、自分の船で気がついたことがあります。
一点、安全面で、手すりが足りない、と感じました。
盆休みにそれを設計し、昨日、鉄工場で作ってもらって取り付け、今日、一緒に沖へ行ってもらったおじさんに聞いたら、「邪魔にはならない」という回答。
ということは、「いい」という回答です。

漁運丸は、もう一人操業の時代かな。
一人だと、夜昼操業の新潟へは行くつもりもないし、いさだ漁もやらなくていい。
何となく、気分が楽なような気がします。

しかし、そうは問屋がおろさない。
9.7トン型の船だと、絶対に払わないといけない経費というのが存在して、まずは、一番大きいのが漁船保険料およそ80万円、機械が壊れる分を見積もったり、その他小さいのが積もり積もって、1000万ぐらいかな?
一人操業だと天候悪いと休むから、操業日数が少なくなる分、いろいろな経費も少なくなり、厳密に計算してみないとわからない。
自分の給料を30万として、年間360万。
だから、年間1500万円の水揚げ目標でいいと思う。
2ヶ月休んで、1ヶ月150万を10ヶ月。
できそうな気もする。
もし、来年も乗組員が見つからないならば、チャレンジしてみようかな。
posted by T.Sasaki at 21:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

するめいかの規格

再び、こんばんは。

先日アルバイトで乗ってもらった八戸の乗組員は、いかの規格に厳しい人間でした。
いかの規格には、標準的なものとして、20尾入れ、25尾入れ、30尾入れ、40尾入れなどがあります。
これは、各県によって、サイズが違いますが、青森県と岩手県は同じです。

いかの物差し.JPG

写真の物差しは、宮古魚市場のものですが、青森県の物差しと同じです。
岩手県の各港は、ほぼ同じのはず。
いかの身の長さ、すなわち、頭と足を除いた部分の長さで、23cmから25cmの長さのいかが20尾入れ用のするめいかで、これを発砲スチロール箱に、20尾並べます。
25入尾れは、21cmから23cmまでで、30入れは、19cmから21cmまで。

新潟県の物差しでは、25尾入れより下のサイズは、これより1cm小さくなりますから、つまり、同じ25尾入れでも、小さい25尾入れとなり、こちらの差しの30尾入れが混ざることになります。

で、俗にいう「伸ばす」という言葉があります。
いかを引っ張って伸ばすのか、それとも、足を伸ばしていかを並べるのか、どちらを意味するのかわかりませんが、「伸ばして詰める」の意味は、いかを小さく詰めること。
つまり、25尾入れの箱に、30尾入れをごまかして入れたりすること。

なぜ、そんなことをするのか、というと、平均単価が上がり、なおかつ、箱数が上がるから。
単価は、20尾入れが高く、30尾、40尾と小さくなれば、どんどん安くなります。
規格間の単価差が1000円も違えば、とにかく大きないかを並べたほうが、非常にお得。
だから、「伸ばす」というのが流行るわけだ。
まじめにやるのがバカくさい。

でも、これをやりすぎると、暴落の原因になります。
日本全国の箱数が出すぎて、なおかつ、低品質のいか箱が出回るわけですから。
なぜ、低品質か、というと、小さいいかほど、鮮度落ちが早い。
それを大きなサイズとして並べられるわけだから、大きなサイズの割りに白くなっている、ということになります。

あちこちで、こんな現象を嫌でも見せられてきたものですから、宮古で昼いかをやっていくために、宮古のいか釣り船の仲間でいろいろと考えました。
そして、次のような文書を作り、入港船に配布しました(私は昨年度で会長を降りたから、あとは若い人たちの判断で)。

宮古入港船へのお願い

 宮古魚市場へ入港の皆様、水揚げありがとうございます。
 当市場への昼イカ水揚げは、昨年度まで、ほとんどが翌日朝売りでしたが、他市場での夕売りと比較し、価格差がほとんどなくなりました。これは、地元イカ釣り船、魚市場、仲買人の努力のおかげであります。今後の価格維持のため、宮古魚市場の規格を遵守するよう、お願いします。

 それから、無線機ワッチのお願いです。宮古入港船は、次の周波数のワッチをお願いします。

    27MHz帯1W無線27644(554ch)
または
    150MHz帯1W159.210

 地元イカ釣り船、トロール船、鮭延縄漁船との連絡する場合などに利用し、さらには、釜石漁業無線局の気象情報も聴取できますので、よろしくお願いします。

 もう一つ。
震災復旧工事、及び、閉伊川水門工事で、宮古湾内の係船場所が限られています。
宮古魚市場前の港内では、魚市場の指示にしたがって、仲良く係船してください。
特に、9月以降は、下閉伊地区の定置網漁船やトロール漁船、サンマ漁船などで混雑しますので、その点、注意してくださるようお願いします。


宮古魚市場とも話し合い、とにかく、規格や鮮度維持をしっかりやることにし、私など、「露骨に小さく詰めているいかは、買いたたいていいんだよ。そうでもしないと、品質がどんどん悪くなるから。意見言いたいなら、私まで言いに来るように言ってください」と。
こういう取り組みのおかげで、宮古のするめいかは、安定した相場で取引されています(と自画自賛。笑)。

宮古魚市場と久慈魚市場は、入札方式で単価が決定されますが、八戸魚市場や新潟魚市場では、せりで単価が決定されます。
せりは、仲買人が顔を見合って、競るわけですから、とんでもない単価がつくことがあります。
これが、せりの良さ。
しかし、一方で、仲買人同士の駆け引きから、品質の悪い魚まで高く買われたり、逆に品質の良い魚が安値で取引されたりします。
入札方式は、高い値の札を入れた人から、順に、自分の好きな魚を買うことができるので、品質の良いものは評価され、品質の悪いものは、買い叩かれます。

新潟魚市場のいかは、せりで取り引きされ、特に新潟の場合、仲買人同士の駆け引きが強いらしく、「伸ばす」ことに関して、非常に評価されません。
このため、以前は、中央市場からのクレームが多かったと聞きます。
強烈に「伸ばす」船は、40尾入れのいかを25尾入れに並べるんですから。
そのためか、新潟産と銘打った発砲スチロールを他県に持っていくと、嫌な顔をされたり、安くされたりしました。
それほど、新潟産のいか箱は不人気だったので、今は、新潟産と記された発泡スチロールは、製造をやめました。

新潟漁協の理事さんと一杯やった時、なぜ、新潟産のいかは、悪くいわれるのか、問われた時、以上のことを説明しました。
そして、それを解決する方法は、宮古や久慈で行われているような入札方式であること。
急に何でも変えることは良くないから、1週間に何度かやってみて、結果がよかったら、変えていく。市場の職員にも同じことを言ったことがありますが、変わらないみたいです。

考えてもみてほしい。
いかの生産者は、平均単価を追及し、箱数を多くすれば、水揚げ金額は多くなるのだから、「伸ばし」たほうがいいに決まっている。
売るほうはそれでいいかもしれないが、損をするのは、消費者。
暴落すれば、生産者も損をする。
それよりも、発砲スチロールには、品質の良いいかを並べ、余ったのは、まき網やトロールと競合関係にある加工用として水揚げするほうがいいと思う。
そして、この構造を仲買人が理解して値段をつけていかないと、どこまでも、いかの品質は悪くなる。
救われるのが、どこの港にも、ちゃんと規格を守ろうとするいか釣りの生産者がいること。
八戸にもいますし、比較的多いのが、岩手各港のいか釣り漁業者(だと思う)。
彼らが、浜値を維持していると言ってもいいかもしれない。

もう一つ救われることは、先日まで乗ってくれた乗組員みたいな人がいること。
彼は、「伸ばすと、心臓がキリキリしてくる」と言っていました。

でも、世の中、みんな思うようにはいかないんですよね。
posted by T.Sasaki at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

54歳でも金メダル!

みなさん、こんばんは。

今日、沖に行ってきましたが、波が高く、いかの魚探反応も見つけることができなかったので、あえなく退散でした。
せっかく歯医者に通う決心をしたのに、これではまた、旅に出ることになるのかなあ。

オリンピックと甲子園が、テレビ番組の視聴率を奪っているようですが、母校が活躍したセーリングに目が行きます。
インターハイの420級で、宮古高校男子が3位でした。
おめでとうございます。

第57回全国高等学校ヨット選手権・高校インターハイ2016成績(「BULKHEAD Magazine」)

優勝は大阪の清風高校で、2位が山口県の光高校です。
上位6校を見ると、公立高校が3校を占めていて、他のスポーツに比べると、まだ私学に占領されていない分、正常です。
例えば、甲子園の高校野球など、ベスト8は、みな私学。
甲子園は、私学のためにある、といっても言いすぎではありません。
メジャーなスポーツほど、私学は、宣伝のために力を入れる。
盛岡大附属高校も甲子園で勝ったりしていますが、岩手代表でも、他県から選手を集めているので、あまり応援する気になれません。
八戸の有名な光星高校も同じで、私のおばさんの近所にあるため、寄付のお願いが来るけれど、おばは、他所から来た選手ばっかりだから、という理由で、寄付を断るそうです。

セーリングの話題は、もちろん、オリンピックにもあります。
470級女子の日本チームが、現在6位。

吉田/吉岡、メダル獲得圏内で最終レース進出へ!リオ五輪セーリング9日目(「BULKHEAD Magazine」)

この記事の注目すべき発言があります。
ナクラ17級で、2度のペナルティを食らっても、金メダルを取ったという人。
彼の発言を引用します。

記者会見では現状のセーリング界へ対して次のように発言しました。「ナクラ17は、東京五輪が終わったら変更するべきだ。なぜなら、あまりにもお金が掛かるから。ナクラ17に若者が挑戦することはできないだろう。わたしたちは、まず、セーリングの将来を考え、お金のない若者でも挑戦できる艇種を選ぶべきだ」と、高騰する傾向にあるオリンピックに対して警鐘を鳴らしました。


この通り、普通の人なら、やはり、かかる費用のことを考えるのです。
以前書いた「高校ヨット部は、ディンギーメーカーの金づる?」に共通するものです。
この金メダリストは、癌を切り取り、しかも54歳という年齢。
何という逆境!
非常に励みになりますね。

それから、日本チームは5位になっていました。
抗議審問があって、順位繰上げとなり、銀メダルまでたったの4点差。

風弱く470級メダルレースは翌日へ延期。リオ五輪セーリング10日目
(「BULKHEAD Magazine」)

ついでだから、銀メダル獲ってください。
posted by T.Sasaki at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月17日

船乗りには、ゼリー状アロンアルファ

みなさん、こんばんは。

卓球の愛ちゃんは、相変わらず泣き虫ですね。
悔しくて涙を流すのは、ずっと同じで、それだけ意地がある証拠です。
でも、今日の涙は違うかな。
こっちまで、涙をもらいそうになりました。

相変わらず大不漁のするめいかですが、盆直前の2日間、宮古に水揚げしました。
それも、2日連続で3桁。
八戸で乗ってもらった乗組員には、お願いして宮古まで来てもらいました。
おかげさまで、お盆の小遣いを甥や姪に上げることができました。
ホント、助かった〜。

12日の夕方、少し早く入港して、八戸から彼の奥さんが久慈まで迎えに来てくれたので、そこまで送ってきました。
久しぶりに運転したせいか、緊張していたので眠くもなく、無事に船までたどり着き、そこで一杯。
一杯やり始めたら、その乗組員から電話が来て、無事を確認してくれました。

気分よくお盆に入り、今日まで休み。
ところが、昨日、不幸が・・・。
前歯が取れてカッコ悪い。
さっそく、歯医者に行き、くっつけてきました。

実は、八戸にいた時、今から10日ぐらい前かな?
今回取れた歯の隣が取れて、それも不幸なことに土曜日の沖合いにいた時。
八戸の人に相談したら、日曜日にやっている歯医者はない、とのことで、そこで登場するのが、瞬間接着剤アロンアルファ。
古いのがあったので、試しにキャップを取ってみたら、使えそう。
港に着いてから、取れた歯を洗い、歯を磨き、口の中をスーハーやって乾かし、取れた歯も乾かし、慎重に接着(ゼリー状のアロンアルファがベストだけれど、今回はサラサラ風アロンアルファ)。

成功!

そこで気分良くなり、しろがね温泉に行って、その帰りに、やまぶん(居酒屋さんか寿司屋さんかどっちか)。

今日行った歯医者さんはかかりつけ医なので、行く前に取れた歯(それも2本)も治療し始めました。
何と、今回新潟に行く直前に、ブリッジの歯が取れてしまい、時間がないので、新潟の歯医者さんで治療してもらうように先生に指示されていたのです。
その新潟では、いつもより早く八戸に回ったので、根の治療のみでストップとなり、それはそのまま放置していました。
もうどうにでもなれ、と思っていたら、ボロボロとこの有り様。
歯の噛みあわせとか、バランスがいろいろ悪くなると、周りの歯に余計な負荷がかかるのでしょう。
八戸の友だちには、電話で、たまには、歯の治療もまじめにやれよ、との厳しいお言葉をいただき、決心して通うことにします。

ところで、さし歯には、2種類あって、銀色のと白いの。
助手の女の人が、「どっちにします?」と聞かれ、白いのにしようとしました。
でも、よく聞くと、白いほうは、銀色に比べると割れやすいらしく、しかも高価。
私は、「硬い食べ物が好きだから、やっぱり安いほうにします」と言ったら、「そうですね」と笑われた。
でも、笑った顔は美人だったから、笑顔を見て、まあ、いいか。
女の人の笑顔は、武器だよな(笑)。

そんなわけで、歳ととってから歯で苦労しないように、若い人たちは、歯をケアしてください。
逆に歯医者さんに行きたい人は、歯を磨かないでください。
そして、船乗りには、ゼリー状アロンアルファが必需品です。
posted by T.Sasaki at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする