日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2016年01月26日

酒のパワー

酒の力を借りて、再び。

沖から帰ってきて、疲れた状態で、台所に立つのは大変だと思う。
みなさんはどうかわかりませんが、私はやっぱり大変だ。
難しい旦那さんをもつ奥さんが、仕事から帰ってきて、ご飯を作るのは、ホント、大変ですよね。
女の人は、やっぱり凄い。

それでも私は、酒を少しは飲めるから幸せだと思う。
疲れていても、一杯やれば元気が出て、包丁を握ることができる。
その勢いで、キーボードに指がいく。
一生、こんな感じで過ごすのかどうか別にして、・・・、飲み過ぎなければ、大丈夫。
かな?

今度は、本当におやすみなさい。
posted by T.Sasaki at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まだらの活〆

再び、こんばんは。
寝ようと思いましたが、もうちょっと。

宮古産のまだらを、NHKのローカルニュースで取り上げていました。
沖で活〆している船もいるみたいです。
頭と尻尾を切って、血抜きしているんでしょう。

私がまだ乗りたての頃、たら縄であがった魚を瞬間的に麻痺させる方法をやりました。
頭のある部分に針金を刺すと、まだらはすぐに死にます。
そうすると、箱に詰めやすい。
しかし、あまり感心しなかった。
魚を箱から出すと、体がダラ〜ンとなって、何だか鮮度落ちしたみたいで。
それを見て、やめました。
血抜きはしなかった。
食べて比較してみればよかった。
そうだ、今度やってみようかなあ。

津波後、気仙沼のある魚屋さんに招待され、ある居酒屋さんに連れてってもらいました。
そこの板前さんが、正直なところを話してくれまた。
「まだらの活〆で、活〆していないまだらと違いがわかるのは、せいぜい数時間程度」。
1日経ったら、違いがわからない。
これには、招待してくれた魚屋さんも、ちょっとショックを受けていたみたい。

私自身、まだらの美味しさは、その時々の魚の栄養状態だと思う。
夏は、比較的美味しくないとは言われますが、美味しい時もあります。
もちろん、美味しくない時も多いけれど。
冬は安定して美味しい。
キクが好きな人は、絶対、冬でしょうけれど。

そういうわけで、まだらの活〆は、意味があるのかどうか、私にはわかりません。

ちなみに、するめいかの活〆をやっているところもあります。
ここで、私もやってみないわけがない。
やってみました。
結果は、イマイチ。
するめいかは、産地に来て、その場で食べるに限る。

個人的には、かつおにも言及。
かつおの活〆には、私は反対。
かつおから生臭さをとったら、かつおじゃない、と私は思う。
あの生臭さがなかったら、食べたいと思わない。
posted by T.Sasaki at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女の人は凄い、と思う

みなさん、こんばんは。

今日は、毛がにの初水揚げをやってきました。
まるっきりダメでした。
たら延縄は、自分自身獲れそうもないので(ほかの人は大漁ですけど、やっぱ自分は才能ないんですね)、切り上げて、「元もペースに戻ったんだ」ということにしています。
貧乏には慣れていますから。

カネのない時は、使わない。

これ、生きていくための鉄則です。

今日は帰ってきてから、船から布団を揚げたり、ブリッジの板敷きなどを撤去したり。
これからの商売は、かご漁、次いで、いさだ漁だから、ブリッジが汚くなるし、臭くなる。
その前に、水で流せる状態にしておかないと(津波の直前のブリッジ改造で、水で流せるようにしておいた)。
家に帰ってくれば帰ってきたで、漁の後片付けをやり、かご修理やご飯のおかず作り(というより、一杯のおかず。今日はたらの刺身、あら汁、どんこの塩焼きの下ごしらえなどなど)。
炊事、洗濯、掃除などをやっていると、ホント、女の人の凄さがわかります。

私は女の人より体力ないみたい。
寝ます。
posted by T.Sasaki at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月24日

非常に明るい材料

再び、こんばんは。

原油価格が下げ止まりしない、という報道されています。
私たち漁業者は、これには大喜び。
アメリカの利上げで、円安となり、これなら、日本の輸出産業にとってもいいはず。
エネルギーや原料が安価に入ってきて、日本製品も海外に売れますから。
ところが、金儲けのプロたちは、喜んでいないみたい。
株価も、正月から下がりっぱなし。
どうなっているんでしょう?

あ〜いう紙切れは、やっぱりカネにしか興味のない連中のためにあるんでしょうね。

原油価格が下がるからには、燃油価格もこれからどんどん下がっていきます。
油屋さんの話では、5月にはリッター40円を切るかも、とのことで、これで私は、日本海へ今年も行く決意をしました。
しかし、大きな懸案が・・・。

乗組員がいない。

リッター40円を切る水準というのは、私がいか釣りで舵を握った頃の話で、あの頃は、夜いか全盛の時代であり、それでも燃油代は気にならなかった。
今は、昼いか主流ですから、1日の燃油代は、1万円を切るようになります。
こうなると、船主、乗組員とも、当たり金が大きくなるのは確実。
もちろん、漁次第ですが、それでも、非常に明るい材料です。

(本当は、石油価格が下がるんだから、資材代も下がって当たり前。例えば、発砲スチロール製品、プラスチック製品、魚網、ロープ類、FRP材料など。船価も下がって当たり前。漁業経営にとって、石油価格下落は益となるはずだが、結果はどうなることやら。石油の2次製品が下がらないとなると、その理由は人件費転嫁であり、これは、ある意味、人間性の問題だと思う。オカの人間たちに情けはあるのか。私たち漁業者に未来はあるのか)
posted by T.Sasaki at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今秋の鮭は、きっと大漁だあ

みなさん、こんばんは。
お久しぶりです。

今日、大雪の予定で構えていたら、意外に降らず、せいぜい数センチ程度。
ほうきではく程度でした。
明日の準備をやり、今日は早く休みました。

昨年の話になりますが、秋鮭が大不漁だったことは、すでにその前年の河川遡上から予想できたことでした。

岩手県水産技術センターでは、秋サケ回帰情報というのを掲載しています。
平成26年度の秋サケ回帰情報No.1秋サケ回帰情報No.2秋サケ回帰情報No.3から、わが宮古市の津軽石川遡上は、3年魚が非常に厳しく、割合で0%に近く、すなわち、平成27年度の4年魚回帰は、望めない状況でした。
これは、隣の山田町織笠川でも同じです。
しかし、釜石市の片岸川だけ、他の2河川と違う遡上率を示しています。これはどういうことなのか?

今季回帰する予定の4年魚は、やっぱりダメだった。
平成27年度秋サケ回帰情報No.1秋サケ回帰情報No.2秋サケ回帰情報No.3から、それは、明瞭に出ており、特に、早期群において、4年魚の割合が異常といえるほど低い。ここでも、片岸川のデータは、他の2河川とかなり違っており、この際、無視します。
来年度、つまり今秋のサケは、逆に、昨秋の3年魚の割合が多かったので、私は、獲れると思います。

なぜ、津波翌年にちゃんと放流された稚魚が、親となって帰ってこなかったのか?

津波以前に、サケの回帰率は、稚魚放流時の海中の餌に影響される、という報告があったと思います。
それがきっと決め手。

津波後、沿岸には、驚くほど魚がいなかった、といいます。
つまり、稚魚が何か食べようとしても、なかなか餌にありつけない。
逆に、サケの稚魚が、他の魚の餌になった可能性があるのかもしれません。
例えば、津波後、異常なほど大漁なマダラの餌になったかも。

ここで、再び考えてみます。

秋サケ回帰情報No.3、つまり、12月11日から12月31日までの後期群のデータでは、どの河川でも、4年魚が多く、正常な割合を示している、と思います。
津波翌年の海中餌の状況は、後期群放流時に良くなったのではないでしょうか。
特に、津軽石川での遡上は、正月過ぎに1000尾超えの日が続いたとか。
きっと、海の中が正常に戻りつつある、と良く解釈しておきましょう。

そして、異常な片岸川の場合、その周辺は、他の2河川の海域より餌が豊富だった。
いや、違う。
大不漁で、絶対数が少ないのだから、割合だけで考えてはダメ。
津波2年後の稚魚放流時の環境が逆に悪かった、と考えるべきです。

でも、回帰の本質は、水質かな?

今秋は、海況さえ良ければ、きっと大漁ですよ。
posted by T.Sasaki at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月09日

「野郎」は残酷

みなさん、再び、こんばんは。

「野郎」という言葉をご存知でしょうか。

宮古近郊の漁師で、「野郎」といえば、オットセイのことを指します。
この野郎が、たら縄を揚げている最中、縄に食らいついてきたたらを奪って食べるのです。
食べ終わったら、再び、船に寄ってきて潜り、また奪って食べます。

たらが浮いてくる前に、ブクブクと泡が海の中から上がってきて、その次にたらが白く見えてきます。
「やったね。大きいのがきた」と思いきや、そのたらがどこかへ消え、周りを見回すと、野郎がたらの腹をくわえています。
野郎は、大きいたらばっかり奪っていきます。

その食べ方は、残酷!
腹を牙でガブリとやり、振り投げます。
ガブリとやったのを呑み込んだら、また振り投げたものに食らい付き、また振り投げます。
少しずつたらの形がなくなり、最後の後始末は、周囲にいる鳥たちの役目。

この世界は残酷なのです。(←確か、〔進撃の巨人」ミカサのセリフ)

人間の場合、こんな残酷な食べ方はしません。
綺麗に包丁でさばかないと、美味しくない。

ん〜、やっぱり食べるのだから、残酷なのかな。

でも、こんな残酷な世界で、「サメがかわいそう」とか、「イルカがかわいそう」とか、「クジラがかわいそう」とか、過剰な「かわいそう」は、百害あって一利なし。
過剰な「かわいそう」を言っている人たちは、なぜか、人間が飼って育てた家畜を平気で食べるんですよね。
私なら、そっちのほうがかわいそうだと思います(でも、食べます。笑)。
posted by T.Sasaki at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

箱のペンキ塗り

みなさん、こんばんは。

年末年始、十分に休暇をとったでしょうか?

私は、残念ながら、元旦にしかたなく休んだだけで、ずっと仕事をしています。
本当は、津波の後始末が終わったから、ゆっくり休もうと思っていたのに、するめいかの大不漁と鮭の大不漁に見舞われ、たら延縄の準備に追われている毎日です。
操業しながら準備しているのは、この三陸で私だけだと思います。

操業できているのは、20年以上前の道具を使っているから。
延縄ザル方式での投縄で、これには、非常に欠点があります。
それは、せっかく餌をつけた針から、餌が落ちやすい。
その点、箱方式は、餌がほぼ落ちない。

で、その箱の準備中。
200箱準備する予定ですが、ようやく60箱できました。
あと、ひゃくよんじゅう!

操業しながらなので、自分で作る時間がなく、大工さんに依頼しています。
これが出来上がり。

箱オモテ.JPG

これが裏側。

箱ウラ1.JPG

裏側には、すべり止めを付けます(本当は大工さんにつけてもらいたかったけど、被災地の大工さんたちは非常に忙しい)。

箱ウラ2.JPG

そして、ペンキ塗り。

完成箱.JPG

普通のハケでは捗らないので、ホーマックからローラーを買ってきてやっています。
やっぱりローラーのほうが捗る。
これに餌置きのトタンを据えれば完成。

この分だと、いさだの切り上げまで、ずっと休みなしの予定です。

あ〜あ、休みがほしい。
posted by T.Sasaki at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月02日

平成28年 新年のご挨拶

新年おめでとうございます。

今年の目玉は、トラックです。
震災後、ボロトラックに乗っていましたが、もう車検を通せない、という厳しいお言葉から、しかたなく買いました。
エコストップ付きの環境に配慮したトラックです(もちろん排ガスも東京都仕様)。
見かけたらお声を!

平成28年元旦

トラック.jpg



以上、今年の年賀状はネタ切れで、しかたなく、四葉マークのついたトラックを使いました。
この四葉マークも、傷を隠すためにしかたなく貼ったものです。
気の利いたステッカーでもあったら、教えてください。

とても忙しかった昨年の年末。
でも、そのおかげで、何とか、お正月ができました。

年末は、風邪の後、ちょっと体調を崩しました。
飲みすぎから、生まれて初めてお尻の穴が痛くなり、食欲もなくなり、世も終わりかと思いました。
沖にも行かなければならないし、「もうどうにでもなれ!」という気持ちで仕事をしていたら、すべて治った。
でも、もう深酒はしないようにします。
何でもほどほどに。

今年もよろしくお願いします。
posted by T.Sasaki at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする