日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2019年01月18日

復興事業による外来企業のゴミ問題

再び、こんばんは。

地元の市議会議員といえば、先日、彼にゴミ問題を提言しておいた。

復興事業による工事業者が、あちこちから来ていて、アパートや貸家に住んでいて人たちが少なからずいる。
他の市町村は知らないが、宮古市の不動産屋には、まだ、貸しアパートや貸家の貼り紙が一切ない。
それだけ、よそから来ている工事業者が、宮古市の人口を多くして、貢献している。
しかし、困ったことに、ゴミの分別がまるっきりダメだ。

私の近所のおばちゃんたちは、ゴミに厳しく(どこでもおばちゃんたちは厳しいと思う)、ゴミ回収者が私のゴミを置いていかないか、回収車が帰ったあと確認しに行く。
心の中は、緊張するのである(笑)。
私も鍛えられたためか、近年、ほぼ100%合格である。

旅先のゴミのルールに従うのは面倒なのかもしれないが、しかし、郷に入っては郷に従え、という言葉のとおり、ゴミもそうしてほしい。
が、何せ、工事業者の性別は、ほぼ男であるから、テキトーなのである。
燃やせるゴミに、平気で缶ビールの空き缶やびんをまぜて出す。
そうなると、ゴミ回収車は、それを置いていく。
犯人たちは、しらばっくれているのか、何日も放置しておく。
近所のおばさんたちは、たまりかねて、貼り紙をする。
苦情を聞いた自治会長は、ゴミルールの書いている紙を配布しに行く。
それでも、ずうずうしいのはいる。
彼は、きっと韓国人の血が濃いのではなかろうか(笑)。

そこで、私は、その自治会長兼市議会議員に提案した。
市のほうでは、復旧工事業者を把握しているはずだから、その会社に指導させるように徹底したほうがいい、と。
もし何か言い訳されたら、他の市議会議員に提案するつもりでいたが、彼は「わかった」と理解してくれたようだから、たぶん大丈夫だと思うが。

まさか、会社に逆らってまで、ゴミをテキトーに出す社員はいないだろう。
また、市の指導に従わない会社もいないだろう。

宮古市以外でも、このことをやってみてはどうか。
posted by T.Sasaki at 20:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市道は市役所職員が直す

こんばんは。

直った。
家の前の市道が、ようやく。

直った道路.JPG

2年以上前の台風にやられてから(「倉庫の屋根が・・・」)参照)、ほったらかしにされた市道をブツブツいいながら、自分で手直しした道路である(「これもオレの道路か」参照)。

工事は、一昨日から始めて、昨日の夕方までやっていた。
その工事業者は、何と!宮古市役所。
びっくりした。
なぜ、市でやっているのか話を聞いてみたら、こんな小さな仕事を、道路建設業者は、やらないそうだ。
しかたなく、市役所で重機などを設備して、自前でやっているらしい。
震災後の復旧事業があまりに多くて、こんな工事など、業者はやってられない、と。
だから、市の民業圧迫などという話はないようだ。
工事をしていた市の職員は、業者に頼むより、安くあがるとも言っていたから、節税にもなる。

なるほど、2年以上もほったらかしにされた理由が、ようやくわかった。
私は言ったことがないが、周りの人たちは、地元選出の市議会議員に「いつ直すんだ」と談判していたらしい。


posted by T.Sasaki at 19:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

すすめ、錦木!

再び、こんばんは。

今日の大相撲は、良かった。

一昨日は最悪。
横綱稀勢の里の敗戦は、異常と言えるほど、観客が静かであった。
まるで、ほとんどの観客が、稀勢の里を応援していたか、のようである。
横綱になる前は、負ければ、「あ〜、やっぱり相撲が正直すぎて、結局、下手くそなんた」とみんな思っただろうが、それでも、横綱になった。
しかし、やはり正直すぎる。
だから、なのか、日本人の共感を呼んだのかもしれない。

岩手の錦木も、正直すぎて、「もう少し頭を使えよな」と言いたくなる力士である。
しかし、今日の横綱との対戦では、その正直さが、非常にいい。
まるで、白鵬を何度も倒した稀勢の里を思い出させるようだ。
負けはしたが、次の白鵬との対戦が楽しみである。

白鵬は、ずるい。
自分のタイミングで立会いをしないと、相手を睨みつける。
貴乃花は言っていたじゃないか!
横綱は、どっしり受けて立つくらいの気持ちを持つべきだ、というようなことを。
だから、彼は嫌われるのである。

一方、錦木は、明らかに、横綱の立会いが早すぎても、申し訳なさそうに頭を下げていた。
錦木は、すでに、全国の日本人を味方につけた。

ふんぞり返って、威張っている人は、日本人には嫌われるのである。
posted by T.Sasaki at 20:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

預金保護の意味

こんばんは。

今日はテレビの話。

NHKあさドラ「まんぷく」を見て、預金保険制度の意味がわかった。
通常の金融機関で、元本1000万円までは全額保護される、というやつであるが、小口の預金を保護することによって、金融機関の突然の破綻をなくすためである。
これには、一石二鳥の効果があり、一つは、もちろん、私たちのような貧乏人の最低限の預金保護。
そして、もう一つは、「まんぷく」に出てくる池田信用組合のように、破綻の噂が出回ってしまった場合、預金者が殺到してお金を引き出すのを防ぐため。
金融機関にお金がなくなると、零細企業への貸し出しができなくなるから、それを防ぐためにあるのだ、と「まんぷく」を見て気付いた。
今さら遅いが、私と同じような頭脳の持ち主は、勉強になったと思う。

これを少し考えるなら、貧乏人は、大銀行に預金する必要はない。
むしろ、零細企業や中小企業を支える地方の金融機関に預けるべきである。
それで、地方をお金が循環するのだから。

私の父が、震災後、岩手銀行にカネを借りに行ったとき、思ったような利息で貸してくれなかった。
対応した銀行員は、ふんぞりかった素振りで貸し渋り。
短気な父は、その足で北日本銀行に行った。
そこでは、父の思った利息で貸してくれた。
それからは、岩手銀行に追加の預金をしなくなった。
もともとあった預金のみである(というと金持ちのように思われるが、津波被害立て直しのため、ほぼなくなった)
父は、今でも、岩手銀行を嫌いである。

岩手銀行を知らない人のために。
岩手県の地銀の中で、ダントツ大きな銀行であり、株価もとんでもなく高い。
次が北日本銀行で、3番目が東北銀行。
なぜか、岩手県に、東北を代表するような名前の銀行があって不思議に思うのだが、この下位の2行を応援してもいいと思う。

萬平さんは、まっすぐでいい。
彼は、台湾人であったが、それでも、生真面目な日本人のように見える。
死ぬまで、あのような気性でいたいものである。
posted by T.Sasaki at 20:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月16日

クジラと国際捕鯨委員会は、話が通じているのかしれない

さらに再び。

国際捕鯨委員会(IWC)から日本は脱退した。
いいことだ。
クジラは増えていると思う。
魚類資源の減少を考えるなら、増えすぎているくらいである。

これに対し、この行為を愚かだと言っている日本人もいる。

池田教授が一刀両断。いまさら国際捕鯨委員会を脱退する日本の愚(「まぐまぐニュース」)

国際捕鯨委員会を「最近では国際捕鯨禁止委員会と名付けた方がいいような機関になってきた。」と非難しているが、ダブルスタンダードであるとして、日本政府の対応をアホだとしているわけだ。
しかし、私たち漁業者からすれば、「大食漢のクジラの増えすぎは困るから、何とかしなければ」というほうが、ずっと説得力がある。
ダブルスタンダードは、政治屋たちの問題だ。

イルカとクジラでは、どっちが頭がいいのだろうか?
私は、定置網の親分から聞いたことがあるが、クジラが網に入ると、ちゃんと生きたまま逃がすそうである。
もちろん、クジラが網に入れば、魚は皆無である。
クジラはバカなのかもしれない(バカなクジラもいるのだ、という考えもある)。
せっかく人間が手間をかけて逃がしても、また同じクジラが網に入るのだそうだ。
魚がいないのに、また入るなんて!
クジラにも事情があるのだろうが、もし、同じことを人間がやったら、「お前、バカじゃないのか!」と怒られるだろう。

クジラに怒っても、伝わらない。

その仲間の国際捕鯨委員会に意見しても、伝わらない(笑)。
posted by T.Sasaki at 20:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

システムを作る楽しさ

再び。

それでも、あまりに暇なので、少し、倉庫で仕事をした。
本当は、こんな寒い時には、仕事をサボりたいのだが、とにかく、震災後、自分の考えていたことをやり終わり、ゆっくりしたい、というのが本音である。
いつもそう思っているが、海の温暖化で、獲れる魚種も変わってきているから、先のことを考えながら、道具作りをしている。
そうすると、結局、仕事はまた増えるのである(笑)。
その上、沿岸組合の職員みたいなこともやったりするから、余計に時間がなくなる。

昨年暮れの話だが、沖で、操舵機の油圧ホースにトラブルがあった船に、予備の油圧ホースを貸したら、お礼にビールをいただいた。
お礼に来たおばあさんから、「何が楽しくて仕事をしているの?」と聞かれた。
何のことだかわからなかったが、私の父が、そのおばあさんに「おれの息子は何が楽しみで仕事をしているんだか、さっぱりわからない」とこぼしていたそうだ。
よくもまあ、そんなことを言うものだと思った。
自分は、漁協の役員で用足しに行ってくるとか言って、自分の考え付いた仕事は途中でほっぽっていって、私に全部預けたくせに。
「オレから時間を奪ったのは、あんたじゃないのか!」と心の中でつぶやくのはいつものこと。

何が楽しみかって?

少なくとも、カネではないのはわかっているのだが、はて、何なのだろう?
このことは、友だちにも指摘されてからわかったことである。

システム作りなのだ、自分のやっていることは。

下積みの仕事からやらされてきているから、どの仕事も楽にできるように、と言う考えがいつもある。
「楽」とは、サボるという意味ではなく、「効率よく」という意味である。
仕事は結果がよくなければ、意味をなさない。
サボって良い結果がでるわけがない。
競争相手のある仕事だと、特にそうである。
すべての漁法で、効率よく仕事をできるように、作業環境をどんどん改善してきた。
仲間内でアイディアを言いあったり、相談したり。
おかげさまで、だいたい、自分の船は、完成に近づきつつある。
あと、もう少しである。

上述のおばあさんの話に戻るが、「システム作りが楽しい」とは言ったが、その後に、「その結果、たまたま大漁に結びついているんですよ」「そしてカネになっているだけ」と言ったら、納得して帰っていった。

実は、またまた上述の友だちも、私の倍くらい仕事をした人間であり、彼も、それに同意してしまった。
「オレもそうだったんだなあ」と。
彼にはちゃんとした奥さんがいたから、たまに私を馬鹿にして、「何が楽しくて生きているんだい?」と言っていたが、結論は、こうなってしまったのである。

システム作りは、思考実験と実行の繰り返しであるから、常に頭と体を使っている。
これが楽しいのである。



posted by T.Sasaki at 20:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女正月

こんばんは。

昨日は小正月で、今日はお寺に行ってくる日。
小さい頃、16日は、「地獄の釜のふたが開く日だから、仕事をするな」と教えられた。
「仕事をするな」とは、たぶん、漁師では、「魚を殺すな」という意味かもしれない。
だから、毎年16日には、仕事をしない。

さて、昨日の小正月のことであるが、夕方のニュース番組で、小正月の別名のクイズをやっていた。
「女正月」というのだそうだ。
調べてみると、元旦が「男正月」であり、それに対して、小正月を「女正月」にしたようだ。
会津地方では、ちゃんと女正月として、16日を休日にしている。
秋田県の鹿角では、月末まで女は仕事をしない、とか。
(以上、コトバンク「女正月」参照。)

私はこれに賛成だ。
一般に家事は女仕事であり、感謝の気持ちを伝えるためにも、16日は、男が家事をすべきだ。
私の場合、家事をしてくれる人もいないから、休みはないのではあるが(笑)。
posted by T.Sasaki at 19:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

オウムサリン事件の本

こんばんは。

先ほど、「サリン事件死刑囚 中川智正との対話」を読み終わった。
オウム真理教、及び、地下鉄サリン事件が起こった頃、私は、「噂の真相」誌を読んでいて、よくオウム真理教事件のことが話題になっていたのを記憶している。
しかし、はっきり言って、オウム真理教自体に興味がなかった。
学生時代の先輩たちに、すでに、「宗教団体には気をつけろ!」と洗脳されていたからだ(笑)。
だから、サリン事件などの概略を、この本を読んで初めてわかった。
“世界初”だらけであったのが理解できる。

私が岩手大学に在学中、ヨット部の先輩や学生寮の先輩たちから、「盛岡の街には、国際勝共連合(原理研ともいわれた)=統一教会がいるから、それには関わるな」ときつく言われた。
そのくせ、大学、というところは、全体的に左翼思想の巣窟である。
副島隆彦先生が、左翼からの転向を吐露していのと同様、私も当時、左翼思考であり、社会人になってからの読書で、右寄りに転向した。
それもリバータリアンということで、思想的には、超右翼であり、自己責任主義である。
副島先生のアメリカ政治思想の本のおかげで、世界的な政治の枠組みを理解できたのである。
しかし、いくら自己責任主義であっても、人間は、社会的動物だから、すべて自己責任で生きていけるわけがない。
したがって、どこまでが自己責任でやることであり、どこからが、みんなで負担すべきものなのか、それを考えながら生きていくのが肝要だ。
そこに宗教の入り込む余地は、私はないと思う。
そう考えるから、オウム信者や統一教会信者のことを私が理解できるわけがない。

副島先生の著書に触れたのは、30歳を過ぎたあたりだったと思うが、学生時代は、もちろん、アメリカ政治思想などという考えなど全くなかったが、宗教自体、まるっきり信じる要素が私にはなかった。
居酒屋で友だちや研究室の仲間たちと酒を飲んでいると、たまに、第三文明という創価学会系のサークルの人たちがいたりした。
暇なときは少し相手をしたが、布教のつもりだろうが、面白くないし、言い方がヘタクソだった。
そういう人が言い寄って来たため、私は運が良かったのかもしれない(笑)。

この本は、私のいとこが読んで平積みしてあったのを、借りてきて読んだものである。
昨年7月に出版された本だ。
いとこは、非常に頭がよく、盛岡一高から自治医大を経て、現在、岩手医大の先生みたいなのをやっていて、私の10倍くらいの読書家である。
しかし、頭がいいはずなのに、社会のことになると、私より低レベル。
そんなものだ。
彼女は、なぜか、私のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。
小さい頃に、遊んであげたから。
小さい頃に遊んであげると、みんな「お兄ちゃん」と呼ぶのだ。
妹の3人の子どもたちも、全部、「お兄ちゃん」。
何歳になったら、「おじさん」と呼ぶようになるのだろう。
挙句の果て、内陸にある温泉旅館で、私が20代の頃、そこの子どもたちと遊んであげたら、私を「○○にい」と呼ぶ。
そして、今でも、「○○にい」なのだ。
まあ、いいか。

話が脱線してしまったが、みんな、普通に日本人であり、オウム事件の死刑囚たちも、普通の日本人であったようだ。
著者のアンソニー・トゥーは、中川智正に親近感を覚えている。
人柄もよく、頭もいい。
オウム教団の化学兵器などを作った土谷正実も同様な印象だ。
著者は、人材的に惜しいような書き方をしているが、しかし、どの社会にも、人の良し悪しはある。
例えば、良い警察官がいるし、悪い警察官もいる。
良い医者もいるし、悪い医者もいる。
良い漁師もいるし、悪い漁師もいる。
そう考えれば、著者の思い入れは、あまり意味がないと思う。

読後の感想は、それぞれ立場が違えば、視点も違う。
アマゾンのレビューを読めば、だいたいどんなことが書かれてあるか、わかると思うので、そちらを参照したほうがいいと思う。
元オウム信者も書いているのには、少し驚いたが。

これらのレビューにも少し書かれてあることだが、中川智正の母親には、涙が出てくる。
1年に1回ぐらいは、面会に来ていたようだ。
レビューとは、違う文を引く。

2015年の日本の新聞に彼の母親のコメントが出ていたので、その内容を簡単に紹介する。
「死刑が執行されたら、迎えに行きます。連れて帰りたいからです。骨つぼは仏壇に置いておきます。私たちが死んだら遺骨を一緒にいれてもらいたい。長男なのに、生きているときは何もしてくれなかったんだから、あの世で世話してもらおうって」
(「サリン事件死刑囚 中川智正との対話」p124)


一方、土谷正実の母親は、会ってもくれなかった。
何となく、悲しく感じた。

日本映画に、「真昼の暗黒」というのがある。
年代もののモノクロ映画である。
冤罪の裁判を扱っていて、モデルとなったのが、昭和26年の八海事件。
最後に、グっとくる。
母親たちの息子に対する想いは、とても深い。
posted by T.Sasaki at 22:52| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

私は沿岸組合の職員か?

こんばんは。

懸案のいさだ漁業許可の件で、県庁まで行ってきた。
結果が出てから、手元にある文書を提示し、事の顛末を記すことにする。

帰ってきてから、「沿岸組合(岩手県沿岸漁業漁船組合)の職員が、本来やらなければならないことを、オレはやっているよな」と思ったら、どっと疲れが出た。
先輩たちにこの話をしたら、鼻で笑われた。
笑われたら、ますます疲れて、コップ1杯でかなり酔ってしまった。

盛岡に行ったついでに、昔の先輩、といっても、大学時代のアルバイト先の職人だが、10年ぶりくらいに会ってきた。
おみやげに、凍結した「幸せのさば」をプレゼントしたら、逆に、蜂蜜をプレゼントされた。
以前は、焼肉屋さんを経営していたが、怪我をしたのを機会に店をたたんで、養蜂業をやっている。
「悠々自適」の世界に入ったそうだ。
私も弟子入りしようかと思ったりもした。

50歳以上には新規許可をほぼ与えない、という県の方針では、一度、許可を失効させてしまえば、50歳以上の船主は、船をやめざるをえない事態に追い込まれる。
今回の件で、これが痛いほどわかった。
どの人間も、すべての許可を失効させてしまう事態が考えられる。
例を挙げて、水産振興課に説明してきたが、みんなにその可能性はあるのだ。
私も身近に迫っている問題があるから、本当に転職のことも考えるようになっている。

県が、許可の取扱方針を変えない限り、50歳以上だけではなく、30歳以上でも、許可を失効させれば、まず、その許可の復活は見込めない。
だから、岩手県内の小型船は、許可に関して、どんな手を使ってでも、実績を作ってほしい。
そうでないと、許可数は、どんどん減ることになる。
このことも、後ほど、文書を示して説明する。

posted by T.Sasaki at 18:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月08日

するめいかの厳しすぎる再生産

こんばんは。

少し暇だったので、昼食後、漁業情報サービスセンターに電話して、するめいかの産卵のことを聞いてみた。
これは、「スルメイカ資源の意見交換会」に端を発する。
会合が終わった後、私が変な発言をしたためか、後から呼び止められた。
会合の司会者であったが、その彼に、「聞きたいことはたくさんあった」と言ったら、「どうぞ、電話でもメールでもいいですから」と名刺を渡されたのである。

東シナ海の産卵場の環境変化について、一つの疑問点を問うた。
次がその結果。

するめいか産卵の好環境は、水温18から19度くらい(16度から19度くらいかも。手元に論文がないためにはっきりした回答はできなかったようだ)で、その水帯の幅が近年狭い範囲でしか形成されないのだという。
そのため、仮にするめいかが産卵しても、そのまま死んでしまうらしい。
その他もある。

するめいかの卵は、1mくらいもあり、つまり、自身よりも大きな卵を生む。
このことは、よく知られている(私でさえ知っている)。
比重は水よりも大きいから、海底に沈んでしまうのであるが、沈んでしまうと、壊れて死んでしまうのだそうだ。
つまり、湧昇流などが発生する海中を漂っていないと、するめいかは生まれない。
その辺のゴミに引っ掛かっても、卵が壊れてダメなのである。
だから、非常に条件が厳しいようだ。

したがって、資源を増やすには、親魚が多ければ多いほど、良い。
これは、理論上、彼らも認めざるを得ないのである。
TACの数値を下げて、親魚の生き延びる量を大きくすれば、資源は大きくなる。

岩手の2そう曳きの件は、彼らも、疑問であるそうだ。
先日の会合での発言は、最終的に、報告書という形で、水産庁に送られるらしい。
期待はしていないが、それでも、みんなで声を上げることは意義があるのではないか、と思う。
posted by T.Sasaki at 19:36| Comment(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする